機動戦士ToLOVEるSEEDー猿山ケンイチの受難ー 作:SS好きのヨーソロー
結城リトとララ・サタリン・デビルークとの喧嘩からの仲直り回を経て、しばらくの時間がたった。
世の中はすでに12月。いわゆる師走と呼ばれる季節で毎日があっという間に経過してしまう。
師走とは、もともと僧侶が各家を周り、慌しく走り回ることなどから由来が来ているそうだ。
現代として考えるならば、12月はイベントが盛りだくさんであり、予定が埋まる。また一年の締めくくりの時期であるからもう一年がたってしまったと感じるところからきているのではないだろうか。
確かにこの時期になるともう一年がたってしまったのかと考えてしまっている。
特に、俺はこのToLOVEるの世界に転生してきてからかなりの時間がたった。
リトやララちゃん、美柑ちゃんたちと絡んでいない一般的な時間も考慮すれば一年は長いともいうのにあっという間だと感じてしまうのは転生してからかなりハードなライフを送っているからだろうか。
まあ仕方がない。MSをまとうことができて基本守るために戦ってきてばっかりだったんだ。
そりゃこう思うのも無理はないと思いたいものだ。
しかしながら、纏う力もかなり慣れてきた。最近ではフェイズシフト装甲系列の機体を纏ってもぶっ倒れることはほとんどない。体力がついているのも理由の一つだろう。
まあザフト製MSを纏う理由はかっこいいからっていう単純な理由なのだが。今後はバクゥとかも纏ってみたい。
移動とかにはすごい便利そうだ。
え?ザウート?かっこいいはかっこいいけどキャタピラに一撃喰らっただけで横転してた姿が記憶に残っちまう。移動変形式MS砲台と考えたら悪くないんだろうけどさ???
バクゥの完成度が高すぎるよな、普通に。
陸の王者とかっていう異名が確かにその通りだなって思う、少なくともSEEDの世界であいつらを相手にはしたくない。
そんなこんなで振り返りをしつつ、俺は朝から優雅にコーヒーを飲んでいた。
今日は寒い朝にぴったりな少し甘めのカフェオレである。
心地よい感覚に浸りながらポストに入っていた手紙を改めて見る。
差出人は天条院沙姫。天条院グループのお嬢様だ。
内容としてはクリスマスパーティーを主催するため来ないかというもの。
定型文という感じなので恐らくは複数人数に充ててのものだろう。
嬉しい誤算といえば嬉しい誤算だ。うちの店の店長がまさかの気を遣ってクリスマス休みにしてくれたのだ。
彼女とか家族と過ごすでしょって?
気を遣ってもらってどうも。俺なんかにそういう予定があると思いますか???現実はクソなんですよ。現実は。
事実こんな状態だし、彼女なんてできるわけもないし。
基本一人で悲しく携帯の画面に推しを映してケーキ食べるのが俺なんだからよ・・・・・・
しかし、まさかの天条院先輩からのお誘いもあって暇はなくなりそうだ。
それと一つ確認したいことがあり、俺は手紙に記載している天条院先輩の電話番号に電話をかける。
『天条院です』
「急のご連絡すみません。猿山ケンイチです』
『猿山君ね、この前はとんだことをしてくれて・・・・・』
「その節はすみませんでした。耳が痛いですね。
連絡した要件なのですが、手紙を頂戴しまして、これは俺もうかがってよいということで?」
『ええ、歓迎いたしますわ、それにわたくしは・・・・・・・』
「ああ、ララちゃんかリトがいればかまいませんか」
『そういうこと。まああなたもいたほうがあの子たちを釣れそうだし』
さすがは天条院先輩だ。遠慮もない
「せめて取り繕ってください?まあ俺は面白いことには基本許容派ですが。
ああ、そうだった。先輩、以前ご迷惑をかけてしまったわび代わりと言っては何ですがよければ差し入れをしたいのです。
趣味で菓子類を作るのですが天条院先輩、九条先輩、藤崎先輩らの中で特にアレルギーといったものはありませんか?」
そう聞けば思わぬ質問だったのか少し反応が遅れていた
『え、ええ・・・・ないけどそんなもの気にしなくてよいのに』
「どうせリト経由で今後もご迷惑をおかけするだろうし、俺としては今後も天条院先輩らと親しくさせていただきたいのですよ」
その言葉に多少の下心・・・・・原作を知るが故の感情もなくはないが実際問題リトが迷惑をかけるであろうは百も承知ならばこちらからできる礼はしていたほうがよいだろう。あれだ。菓子折りを持ってきて謝るだとかあるだろ?それと同じ。
ならば用意しない理由もあるまい。
俺は荷物をまとめて早々と調達に赴くのだった。
時は当日、天条院先輩御用達の別荘にて。
俺はリトと一緒に会場へと来ていた。
「にしてもまさか天条院先輩がこういうのに招待してくれるとは思わなかったよな~」
「まあな、でもただ飯なんだ。いいじゃないか」
言い方が悪いが実際そうだろう?高校一年ともなると当然腹なんて空く。食べ盛りだっての。
しかも俺もリトもMSでの戦闘をする立場だ。こんなのは下手な運動よりも体力を消費するからな、腹は減る。
あと普通に天条院先輩のところの飯とか不味いわけがない。
俺は天条院先輩らを見かけると席を外す。
「天条院先輩!」
「あら、猿山君。しっかりきたのね」
「ええ、遠慮なく腹を空かせてきましたよ。九条先輩、藤崎先輩もお疲れ様です」
「ああ、君か。沙姫様がお呼びになられたのならば言うこともない。ゆっくりしていくといいさ」
「こんにちは、猿山君」
二人とも挨拶自体はしてくれる。
以前のリトと俺の不手際もあったが、完全に毛嫌いとかではないみたいだ。ありがたい話だな。
「早速天条院先輩にお伝えした通り茶菓子を用意しました。といっても本当に簡単なクッキーですがね」
「ほお・・・・よくできているな」
ということでその場でタッパーを振って一枚自分で食べる
「ではまずお二人からどうぞ召し上がってください」
にこりと微笑み差し出した俺。俺の真意に気が付いたのか九条先輩からの評価は悪くなかった。
「うむ。先ず自身で毒見の後私たちに味見をさせるとは感心だ。結城リトとともに問題児だと思ってはいたがなんだ、しっかりしているじゃないか。
・・・・ん、おいしいな」
「ええ、本当ですね。・・・・落ち着く味です。では沙姫さまも」
「ええ、いただきます。
あら、本当に行けるじゃない。これ店のものではなくて?」
「ええ、趣味でお菓子つくりもしていまして。僭越ながら俺の作成物ですよ。
このタッパーが天条院先輩ら用のものです。
天条院先輩、もう一つタッパーがあって、これを皆で食べれるようにおいてもよろしいですか?」
「もちろんですわ、しかし待ちなさい。せっかくこんなものがあるならばこれにふさわしい紅茶も必要よ。準備させるわ」
「えぇ、わざわざありがとうございます。あと恐れ入ります。結城リト、彼は少々運のない男でして。しかし悪い奴ではありませんよ。俺とリトならばあいつのほうが断然信用できる。胸を張ってそう言えるでしょう」
ニコリと微笑みながらそう述べる。
ということで天条院先輩のご厚意でなんと紅茶もご用意いただけるようだった。
差し入れのつもりが世話になってしまったがここはお世話になってしまおう。
あとわざわざ容器も変えてくれたようだ。彼女曰く美しいものには相応しい器がいるとやらなんとやら。
準備したクッキーは意外にもクラスメートらにも好評だったそうな。ありがたい限りだ。
パーティーの料理を楽しみつつ、時間が経過する。
天条院先輩らは当初の目的であるクリスマスプレゼントをかけた催しを始めていた。
なるほど確かにこういうイベントごとがあれば盛り上がりも間違いないだろう。
俺は離れたところで念のため腕時計の設定をしておく。
アーマード・ウォッチ、これがあればMSの装着もできる。さすがに天条院先輩のことだから本当に死亡トラップを仕掛けているとは思いたくもないがここはラブコメ&コメディの世界だからこそ結構シャレにならない危険がはびこっててもおかしくはない。
その時は俺のMSの力の使い時だ。
フェイズシフト装甲でさえあれば攻撃を少しは軽減できる。
落下ダメージなんかも多少は軽減できるだろうよ。
天条院先輩がルールを説明し実際にゲームが開催される。
それと同時にSDサイズのジンを複数機召喚し配属する
「作戦とすれば生徒たちの無事の確保だ。命の危機にかかわるようなことがあれば各機臨機応変に動けよ」
ということで六機ほど召喚し偵察に行かせる。
俺もそろぼちと動くとしよう。
「っとぉ!?天条院先輩!流石にこれはトラップとして危なすぎますでしょうがァ!?」
おい今目の前を斧が降りたぞ!デカい斧がありだぞ!?
そんな展開コナンとキッドで挑んだあの回くらいしか思いつかないが!?
あの回、当然のようにキッドがコナンを避けさせようと掴まえてたのとても尊いよな。
とか言っている暇はない、身体を捻って回避させる。
しばらくするとトラップの起動音と女の子の声がする。
これは籾岡に沢田、西連寺か!!あの音、おそらくは落下トラップか!?
走り出し、ドアを開けるとそこにいたのは床になんとか掴まり落下を耐えている籾岡だった。
「猿山・・・!ふんぬううう・・・!!」
流石に女子2人ともなれば耐えられんだろう、そろそろ限界なのか指の力がなくなっていく。
「・・・・・・だめ、もう力が」
そのまま落下する3人。
「チッ!!緊急時だ、やってみるしかない!!
ZGMF-X10Aフリーダム!アーマードスタンバイ!!」
そうして俺は、ニュートロンジャマーキャンセラー。通称NJC搭載MS、フリーダムに変身し彼女らに向かう。
「籾岡、沢田、西連寺!しっかり掴まれよ!!」
空中でなんとか3人を掴まえた俺はストライクの5倍のエネルギーを持つ動力を生かし、メインスラスターを噴き初回出撃時のような跳躍飛びを可能とさせる。
加速し落とし穴から出て彼女らを座らせると声をかけた。
「3人とも、よく耐えたな。怪我はないかい?」
3人の方を向くとフリーダムの姿を解除する。疲労はぐっ、ときたがまだ問題なく体も動かせるレベルだ。
「猿、山・・・・・・?」
「なに、その姿・・・・・・」
「・・・・・・あー」
西連寺だけが苦笑いしている。
確かにこれは籾岡達の前では内緒にしていた。がしかし、そういうわけにもいかなかったのだ。
「西連寺、2人を頼む!あとでしっかりと説明するから!
すぐにいかないといけないんだ!」
そういうともう一度フリーダムに変身し飛び立つ。
障害物はMA-M20 ルプスビームライフルで撃ち抜き、壁はMA-M01 ラケルタビームサーベルで斬りさばく。
MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲で窓を突き破ればすぐにウィンドバインダーで加速、トラップを無効化していく。
「プレゼントはララちゃんがおおかた集めているだろうし、俺はトラップ無効化に尽力するか・・・!!」
『ケンイチ!そっちどうなってるんだよ!?MS纏ってるっぽいけど!』
腕時計に連絡が来る。
腕時計同士に通信が来るように設定をしていたからだ。
「あぁ、色々あってな!プレゼント類は任せる!
籾岡達にもこの姿がバレたんだけど、流石にバレすぎるのも面倒だ!」
ただでさえこの姿は色々特殊ゆえ、バレすぎるのも後々が問題だと思っている。
『そ、そりゃそうだろうけど・・・』
「故にお前の方の援護にいけない!大丈夫だな!?」
『問題ない!こっちは最悪イージスがあるから変形でもすれば脱出できるはずだろうし!』
「OK!!」
リトの方には天条院先輩が赴いてはいるが、原作通りなら問題ないだろう。
しばらくすると、自分の機体のロックオンセンサーがアラートを鳴らす。
「高エネルギー反応・・・?
そうかッ!あの子の発明品だな!?」
確か原作では天条院先輩らの持っていた銃を改造していたはずだ。
つまり・・・・・・ッ!!
「チッ!流石にあの光を受ける余裕はないッ!!」
身体を横に逸らすと、光の渦が壁を溶かす勢いで撃ち放たれていた。
ここからこの別荘は崩落するわけだが、ヒロイン達の避難、そして落下物から守らねばならない。
「さあて、機体相手じゃないから全て手動になるがッ!!」
光の穴に乗じて、暗闇を駆け抜ければ上空で翼を展開する。
「ターゲット確認マルチロック、退避確認完了。
ハイマットフルバースト!当たれぇぇぇぇッ!!」
ウイングバインダーを展開、放射状に展開し姿勢制御を行うと、M100 バラエーナプラズマ収束ビーム砲とMMI-M15 クスィフィアスレール砲を使用。
上記のMA-M20 ルプスビームライフルとMMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲を全門展開し合計七門射撃。
崩れゆく瓦礫と砲撃の中、赤い機体が高速で駆け抜ける。
あれはGAT-X303イージスの巡行形態モードだ。
リトの脱出も確認できた、ならば俺のやるべき目的も終わりだ。
「待って、猿山。その機体について説明してもらおうか」
そこには、どう言うことだという顔をする籾岡と沢田、そして苦笑いする西連寺の姿があったのだった。
今作のヒロインは誰が良いですか
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1.結城美柑
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2.ヤミ
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3.古手川唯
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4.他ヒロイン(コメント欄で受付)
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5.ハーレム
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6.ヒロイン?ナニソレオイシイノ?
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ex.結城リト(腐