機動戦士ToLOVEるSEEDー猿山ケンイチの受難ー 作:SS好きのヨーソロー
寒空の下、ZGMF-X10Aフリーダムの近くには籾岡里紗、沢田未央、西連寺春菜が集まっていた。
経緯としては天条院家のクリスマスパーティに参加した際、いつも通りのToLOVEる展開があったのでフリーダムで出撃し籾岡たちのピンチを救ったところにある。
「・・・・・・籾岡」
「アンタ、それをしっかりと説明してくれるんでしょうね?」
籾岡の目、逃げられはしなさそうだった。
「・・・わかった。この力について、しっかり説明する。
けど、今日は疲れたしもう冷えるだろう?
明日、俺の家に来てくれ」
そうして俺は籾岡達の端末に住所の位置だけ送りその日は解散となった。
次の日、籾岡たちがくることになっていたので早く起きればシャワーを浴び、軽く清掃をする。
別に何かやましいものもないし、そう言うのを隠す必要もない。
え?ムラムラしたりするんじゃないかって?
いや、まぁ確かに思春期男子なんだけどな。ToLOVEるの世界が色々精神的に罪悪感多すぎてきついよなって。
まあ、あとそれを筋トレに向けているし発散はできている。
MSで鍛えた方が楽しかったりするからな。
しばらく部屋の清掃をして、終わるとチャイムが鳴った。
籾岡、沢田、西連寺の3人だ。
「あぁ、3人ともいらっしゃい。
外は寒かっただろう?何か淹れるよ」
ポットにお湯を入れ沸かせつつ、3人を歓迎した。
「へー??ここが猿山の部屋ねー???」
早速にやにや、という感じで部屋を物色する籾岡。こらこら女の子がそんな顔をするんじゃないの。
おいこら、ベッドとか捲るな。隠してねえよ
「ちぇっ、なーんだ。普通じゃん」
「普通で悪かったわね、世はネット時代よ」
「なるほど、パソコンか」
「はーい、リビング行くぞー」
「ぐえっ、はーなーせー」
とりあえず首根っこ掴んで離れます。やめなさいこら。
なんて一幕もありながら、リビングに3人がくる。
籾岡も言いにくい俺のことを察してくれたのだろう。ふざけて気を紛らわせてくれたのだ。
やれやれ、ありがたいことこの上ないな。
「・・・さて、説明するよ。
まず、俺はモビルスーツという力を神様ってやつから託された。
この腕時計・・・アーマード・ウォッチを使うことによってロボットを鎧のように纏うことができるんだ。
俺が君たちを護るために纏ったやつはZGMF-X10Aフリーダム。こいつだな」
そういうとSDサイズのフリーダムが俺の近くへとくる。
籾岡たちはあ、これってというような顔になっていた。
「・・・なんか、一気に非現実的な感じの話になったわね」
「あはは・・・私も最初は驚いたなぁ」
懐かしむような反応をする西連寺
「春菜は知ってたの?猿山がその、MS?を纏ってるの」
「うん。・・・私も最初は驚いたけどね。
結城君と一緒に色々な時に助けてくれてたみたい。
ほら、この前の盗撮騒ぎあったでしょ?
あれも猿山くん達が防いだんだよ」
西連寺がアビスガンダムを纏った時の時のことを語っている。
それを聞いてため息を吐いた2人に思わず謝った
「すまなかった。確かに水着を見られたくなかったとは思うんだが、カメラじゃなくて爆発物の可能性も捨てきれなくてな・・・」
「あぁ、違うちがう。
あんたが自己評価が終わってるって話。・・・どーせ、自分は怪しいから疑われるとか思ってたでしょ」
「しかも、結城をそれに巻き込みたくないから、ってことだよねー」
籾岡も沢田も、当然のようにすらすら答えている。
「・・・・・・そんなに俺、わかりやすいか?」
3人とも大きく頷いていた。解せぬ
「はぁ・・・・・・ねぇ、猿山。あんたがその変わった力を持ってるってのはわかったわ。
そんで、前に結城とレンくんといたときのこと。その時もあんたがその力を使ったってのは理解できる。
・・・ならせめて、無茶をするのだけは控えなさいよ
あんた、その力が全くリスク無しで使えるわけじゃないんでしょ」
その発言を受けて俺はつい目を逸らした。
実際その通りだ。
この力は機体のエネルギー換算を自身の体力によって置き換えて使っている。
確かに攻撃をしたり、機体を動かしたり。そうするたびに体力は激しく消耗してしまう。
「あぁ・・・俺のこの力は、体力を消費して使う力だからな。
鍛えればその分強くもなるんだ」
「・・・じゃあ、さ。
せめて、少しは休みなさいよ
あたしは、あんたに倒れて欲しいわけじゃない。あんたがどう思ってるか知らないけど、心配してるの」
「うん、私も里紗に同意かな。猿山くんが結城くんや私たちのために頑張ってくれてるのもわかってる。
けど、私たちが猿山くんを心配してるのも忘れないで欲しいな」
「そーそー、あんたがいないとイジる相手いないしー??」
籾岡、西連寺、沢田。
3人がまっすぐに意見を伝えてくれている。
俺は・・・・・・このキャラは、どこかの軸で汚してしまうというのに。
「・・・ありがとう、3人とも。
俺は、この力は皆を守る為に使いたいと思ってる。
だから、何かあったら言ってくれ。絶対に守ってみせるから」
力強く、そう伝えると三人は少し照れたように頷いた。
「あぁ、そうそう。実は俺も使えるんだよ」
そう言いながら、俺の玄関から入ってくるのは結城リト。俺の親友でプレゼントしたアーマード・ウォッチ二号機を持つ男だ
「結城!?え。なんで猿山んちに入れてるの??」
「それはねー、このアイテムのおかげなんだ!」
一緒にいたララがドアノブを指差す。
「おうちワープくん!これは場所を登録すると腕時計つけてる人がそこに移動できるの!だからリトがケンイチの家に行けるし、ケンイチもリトの家に行けるんだ〜!」
「えぇ??なにそれ、なんでもありじゃんララちぃ・・・」
「猿山と結城、ほんと仲良いね・・・」
「まぁな、中学の時からの親友だから」
照れくさそうに、しかしとても嬉しそうに頷くリトについこちらも照れてしまう。
「で、結城もその力が使えて猿山とガチりすぎたって????」
「うん・・・あれほんと、すっごく怖かった」
思い出したララちゃんが涙を浮かべていた。
「ら、ララさんが泣くほど!?」
「一体なにしたの猿山・・・」
ということで、俺VSリト
イージスVSストライクの激戦を映像にして映し出す。
そこには、本当に閃光の刻のキラ・ヤマトVSアスラン・ザラの激戦のような光景が映っていた。
『リィィィィィィトォォォォォォォォォッッッッ!!!!!』
『ケンイチィィィィィィィィィィィィィッッッッ!!!!!』
お互いボロボロになりながら、イージスの自爆により両方大破した映像を映すと全員が涙目になっていた。
「・・・だめ、だよ。そんなの・・・2人がそんな・・・!!」
「ほんと、あんた何してんのよ・・・」
「・・・こわい、な」
3人には刺激が強すぎたらしい。
「当たり前だよ!私もケンイチとリトが本当に死にそうで怖かったんだもん・・・!!」
「まぁ、あれはやりすぎたよな・・・」
「おう、あれは確かに・・・妹のガチ泣きは堪えるよな」
この日、ヒロインたちはリトを気にかけるのは当然のこと、ケンイチも気にかけねばならないという考えになったとかどうとか。
「ここが地球・・・彩南町。
待っていなさい、結城リト
そして、猿山ケンイチ・・・・・・」
黄金の髪が風に靡く。
少女は、ターゲットを求めこの地に降り立っていた。
次回、ついにあの子が登場・・・!?
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