機動戦士ToLOVEるSEEDー猿山ケンイチの受難ー 作:SS好きのヨーソロー
「「「「どう言うことだ猿山ァ!!!!!!!」」」」
朝から元気ね、この子達。
そう、俺こと猿山ケンイチは今男子からすっごーい目線で見られている。
見て特にあそこのハゲ坊主。野球部なんだけど手にバット持ってたら確実に殺しそうな目をしている。どこぞの口先の奇術師みたいになってる。L5発症してんじゃねえか。
「どーどー、落ち着けお前ら。この子俺目的じゃない、な?」
「うん、そーだよ!リトを探しに来たんだ〜♪」
「結城のやつ!!妬ましいぞ!!」
「なんで猿山と距離近いんだよー!」
「えー、だってケンイチが私とリトを守ってくれたもん!ねー?」
「はいはい距離近い距離近い」
「お前も断罪じゃー!!!!!!!!」
「あぁもうクソッ!!
ララちゃん、リトはあっちの教室ッ!!
てのことで失礼!!」
仕方がないので逃げることにした。階段一気に飛び降りてダッシュで逃げて。
「待てこらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「追いかけてくるなこらァァァ!!!!!!」
なんでだろう、俺はこの立場じゃないと思うんだよね。誰か助けて
「えー、一緒に行こうよー!!」
「なんでララちゃんまで追いかけて来とるんだ貴様ァ!?」
思わずイザーク・ジュールさんみたいな話し方になってしまうが仕方がない。
ピンチだからね!!!!!!!!!
「おおおおおおおいリトォォォォォ!!!!!」
「猿山ぁぁぁ!!なんで俺ら追いかけられてんのおおおお!!!!!」
「お前はララちゃんの許嫁ムーブしてっからだろ!!
俺はなんでかわからぁぁぁぁぁぁん!!!!!」
「「「「「待てこら結城猿山その首置いていけええええええええ!!!!!!!!!」」」」
「「いやぁぁぁぁぁ!!!!死にたくなぁぁぁぁぁぁい!!!!!!!!!!」」
爆速逃避行、なぜか俺も巻き込まれている件について。
「あ、リト〜♪
なんで追いかけられてんのー?」
「多分お前のせいだよ!!うちの学校色々あるから!色々あるから!!」
「あぁもう面倒くさいなお前ら?!」
「ララ!なんでもいい!どっか逃げられないか!?」
「まっかせてー!」
「ちょ、待っ。俺を巻き込むなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
身体がワープしたと思ったら、なんか更衣室にいました。うん絶対そういうことだよね、これ。はいこれそういうやつだよね!?
「ッッッッ!?さ、猿山くんと結城君!?」
「えっ、ちょ・・・」
「はい終わった。人生終了の件」
「へ、へんたいっ!!!!!!!!」
ばちぃん!!ばちぃん!!とスッゲェ音が二連発。えぐいですよまったく。
いやふっつうにいってえんですけど!!!!
「マジでクソッタレすぎるぞ・・・・・・」
「さ、猿山くんまで。その子となにを・・・・・・」
「あー、違う違う。俺はそういう趣味はないっての」
すぐにウォッチを起動、素早く操作すると、俺の身体が制服を着用する。
そう、この腕時計は衣服の脱着もこちらで可能なのだ。
「とりあえずリト、男子トイレいっとけ。服持って行くから。
あと西蓮寺、今からちょっと変なもの見えるけど気にすんなよ。
モビルスーツ・アーマードスタンバイ。GAT-X207ブリッツ」
「えっ、猿山くん!?姿が・・・」
「後で詫びはするから。んじゃ、ミラージュ・コロイド起動っと」
カチッ、とミラコロを起動すると窓から飛び降りる。
西蓮寺は流石に意味不明な光景を見たことにより驚き。
そのうちにリトは脱出を完了させる。
俺は俺で透明化のままスラスターを噴きながら着地。
そのまま校舎に戻りリトの制服を回収し男子トイレに。
「おーい、リト。持ってきたぞ」
「あ、あぁ。悪いな・・・猿山、さっきの黒いやつって」
「あー、これか。これはGAT-X207ブリッツガンダム
前纏ったストライクガンダムってやつとは違うMSでこいつの特徴はさっきも見せたミラージュコロイドってやつのおかげで透明化することができる。
まあ物理的な透明は無理だから、簡単に言うと光学迷彩ってやつだな。
前言った物理無効化の装甲、フェイズシフト装甲も持ち合わせてるんだけどこの透明化の時はフェイズシフト装甲を展開できねえからちょっと癖があるんだけどな」
「やっぱ説明聞いてもさっぱりわかんねぇ・・・・・・」
「まあほらあれだ。かっこいいロボットスーツの力を手に入れた!って感じだよ。
・・・にっしてもお前、本当に災難だなぁ」
「本当にな。・・・くっそ、春菜ちゃんに嫌われたぁ・・・・・・」
「・・・おいリト、お前顔合わせずらいだろ。代わりに詫びの品買っといてやるから200円寄越せ」
「え、お前が?」
「ちょうど俺の機体のことも説明しときたいんだよ。・・・だから、な?」
「・・・おう」
と言うことでこいつから金をもらい、ジュースと菓子を購買で買うのだった。
「西蓮寺、ちょっといいか?」
「さ、猿山くん・・・・・・どうしたの?」
「さっきの俺とリトの件でちょっと話したいことがあってな、時間もらえるか?」
「う、うん。いいよ・・・」
と言うわけで場所を変えて屋上。
「・・・の前に、これ。俺とリトから。さっきは事故とはいえ不快にさせちまったな」
ということで、購買で買った菓子とジュースを渡す。
「え!?あ、うん・・・ありがと」
「さっきのピンク髪の子はララ、と言う子だ。
西蓮寺が夜に見かけた子と同じだな。
・・・あんま信じにくいとは思うが、あの子どうやら宇宙から来た別の生命体なんだとよ。」
「う、宇宙人!?」
「そう、宇宙人。俺も綺麗な見た目でちょっと困惑したけどな。
んで、あいつの国ではあいつお見合いがしつこく入ってたらしくてなぁ、それで嫌気を感じて家出したんだとよ」
「え、えぇ??宇宙人なのにスケール小さくない??」
「あっはは、俺も確かに聞いた時まじかよ!ってなったけどな。
聞いた感じ、彼女はその国の王女的な立ち位置らしい。いわゆる後継とかそういう話だな。
それでお父様から色々持ち出されてるらしいがそれが嫌で脱出。
その時に彼女がワープして避難したのがたまたま結城リトの家の浴槽だと。
一応ララちゃんに聞いたのだが、ワープは基本的に場所選べないらしいわ。
・・・ピンポイントでリトんちの風呂ってすげえよな」
「う、うん・・・猿山くんはさ、なんでそれを教えてくれるの?」
「ん?あぁ・・・いや、気になるだろうなぁって。実際間違っちゃないだろ?」
「えっ!?そ、それは・・・///」
「俺は西蓮寺でもリトでもないからな。何も偉そうなことは言わないが、もしリトに親しみを覚えてんならまた今度、話す機会があったりそういうタイミングを見かけたら声かけてやってくれ。
あいつ、中学の頃からの同級生だってことで西蓮寺と話したいとは言ってたんだけど、見ての通りシャイの極みだからな・・・・・・」
「ふふっ、そうだね。そうしてみる
ありがとう猿山くん、少し心軽くなったよ」
「いいってことよ。
あ、そうそう。さっき俺が纏ってたのはMSっていうロボットスーツなんだ。実際に戦うこともできるから、もしなんか危険があれば言ってくれたら飛んでくるぜ」
「うん、わかった。・・・また、よろしくね」
「おうよ。
あ、でも西蓮寺。もしもリトに何かしら思うことがあるなら勇気出して口に出してみろ。・・・あいつはシャイだが無闇に敵意をばら撒く奴でもない。言葉にしないと伝わらないこともあるからな」
んじゃ、またどこかで。と微笑みその場から離れる。
・・・ま、これで西蓮寺とリトが被った時に少しくらいは会話が盛り上がるだろうよ。
ちなみに、夜にリトから呼び出しがあってララと話すから来て欲しいとのこと。
「俺もか?いやもちろん行くことは構わないんだけど」
『うん・・・一応お前、戦える力があるだろ?なんか頼っちゃってごめんだけどさ』
「気にするなよリト、俺とお前の仲じゃないか。
わかった、すぐに準備するよ」
そういうとすぐに準備をし、外に出る。
河川敷にいくと案の定いつも通りの格好の2人がいた。
・・・リトはリトで相変わらずの格好なのな。
「やっほ、ケンイチも来たんだー!」
「あぁ。ほら、あのMSってロボットの力を持ってるからな、万が一の時のためだよ
一応君らの話は聞くだけにしておくから安心してくれ」
「猿山・・・・・・」
「お前とララちゃんのことだしな。
リト、改めて言っておくぞ。言葉にはしっかりと出して伝えろ。
なあなあにするのは互いを苦しめるだけだからな」
そう言いながらその辺に座る俺。
SEED系の名言がこうもぴったりに合うものか、とは驚いたものだ。
以心伝心とか、そう言う言葉があるが基本的に言葉を出さなければ伝わらないものなのである。
しばらく、リトとララちゃんで話し合いをしていると騎士の名を持つザスティンという男が現れた。
ザスティン曰く、こちらも王の命令ゆえに下手に動けないだとか。あとやはりリトに対して敵意はある。
まあ、それはそうだ。
デビルークの立場になればお見合い相手すっ飛ばしてのこんな惑星の人間、だもんなぁ。
「結城リト、覚悟ぉっ!!」
「リト!!危ない!!!!!!!!!!」
それとこれとは別として。
友人に手を出されたら不愉快になるのも分かっていただこうか。
来る斬撃。
それに対するのは光の粒子。
ビームサーベル。
「貴様はっ・・・・・・!!!!」
「俺は、結城リトの親友だ。
彼の為ならば、俺が彼の騎士にでもなってご覧入れよう」
その名は、まさしくガンダム