機動戦士ToLOVEるSEEDー猿山ケンイチの受難ー   作:SS好きのヨーソロー

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PHASE 8 あり得る誤解、宇宙への確認

 

 

 

夕飯を終え、美柑ちゃんをお風呂の方に行かせた俺こと猿山ケンイチは食器を洗っていた。

「猿山ってさ、料理普通に出来たんだな」

「おいおい、美柑ちゃんにも言われたぞそれ。そんなに俺が料理しているのは珍しいかい??」

お茶碗を食器用洗剤で洗いながら苦笑いをする。そりゃ確かにカップラーメン生活とか言ったけどもよ。

 

「カップラーメンって言ってたしなぁ・・・」

「まいにち3食カップラーメンってわけじゃ無いよ。流石にな?」

そりゃ確かにカップラーメン生活の時の方が多いが全く作れないわけではない。それにつくれたほうが長期休みの時はいいしな。あと普通に自分でうまいもんを作れた時の感動はそこそこでかい。

 

そうしばらく時間をかければ食器は全て洗い終える。あとはそれを水切りの台におけば終い。

キッチンにかけてある雑巾で手を拭けばリビングでまだかまだかと心待ちなララちゃんを見かけてつい笑ってしまう。

ララ・サタリン・デビルーク。デビルーク星の王妃の1番娘であり結城リトの婚約者(暫定)というなかなかに面白い経歴なのだが、今はただ楽しいことを待つ子供みたいな感じだ。

 

「ケンイチ終わったー??」

「あぁ、終わったとも。相変わらず君は元気だな」

そういうとララの発明品の一つ、ペケが声をかけた

「いやぁ、すみませんケンイチ殿、ララ様がわがままで・・・・・・」

そう苦笑いするペケに気にするなと答える。

「構わないよ。むしろ俺もゲームは好きだから良き友人になれそうだ

むしろ俺こそリトの婚約者様にグイグイと行きすぎていて詫びねばならない方だろう?」

「何をおっしゃいます、ケンイチ殿のおかげでララ様の無事が確保されたも同然ですからな!

しかし、リト殿とケンイチ殿ならケンイチ殿の方が良いと思ってしまいますが・・・」

「ちょっとペケ〜??」

「ひでえな!?いや否定できないけど!」

そういうペケだがそれは違う。

「それはちがうよペケ。俺は確かにMSってやつを鎧として纏えるけどリトはそれ以外のところで誰よりも優しいんだ。

だからリトを選んだララちゃんは見る目があったということだ。

俺は二人を護る守護者みたいな感じさ。

・・・まあ大層に言ったがカッコつけたいだけなんだがな」

なんて気さくに笑いながら答える

「・・・なんか、猿山ってさ。かっこいいよな、普通に」

「ははっ、お前には敵わんよ。

さ、やろうぜララちゃん!そのゲーム昔からリトと遊んでいたからな。懐かしいなぁ」

 

なんて言いながら、仲良くゲームをするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、朝早く起きた俺はやることがないので美柑ちゃんの料理の手伝いをしている。

「やっぱり猿山さん料理上手だね、とても綺麗にできてる」

「美柑ちゃんの味噌汁もいいな、美味い」

俺はだし巻きと焼き魚を担当している。それにしても朝から和食とは嬉しい物だ。

焼き魚で食べるご飯のうまいことといえばこの上ない。

米がすぐなくなる。

 

リトを起こせば顔を洗いに行かせて食事。

 

 

服も洗濯が終わっていてそれに着替えると美柑ちゃんから弁当箱を渡される

「はいこれ、猿山さんのも作ったから食べて」

「おー、弁当。こりゃ昼が楽しみだな」

というわけで学校へと向かうのだった。

 

クラスからは誤解を受けている状態、あんまり気乗りしないリトだが黒板を見ると西蓮寺と同じ日直担当の日だった。

クラスメートのうち組み合わせの割合はかなり低確率だ。だって何十分の一の確率なのだからかなりラッキーだ。

 

しかし横のリトを見ると絶望と希望が混ざった顔になっていた。

「・・・よかったな、というべきか運がなかったなというべきか。どっちだ??」

「どっちもだなぁ、この場合」

かわいそうに、元気を出してくれたまえマイベストフレンド。

 

黒板消しの時も西蓮寺が残りやるというし、移動教室の鍵を取りにダッシュするし、まあ明らかに避けている様子なのは見て取れる

 

 

「なぁ猿山ぁぁぁ〜〜〜〜・・・俺どうしたらいいんだよぉ・・・・・・・・・」

昼食の時間、お互いに弁当をつつきながらそんなことを言われる俺こと猿山ケンイチ

 

「ふむ・・・ことごとく避けられているなぁ」

「だよなぁ・・・・・・うぅ、春菜ちゃんに嫌われた・・・ッ!!」

やれやれ、仕方がない。ここは一つアドバイスをしてみよう

「・・・なぁリト。例えばいやな話になるが西蓮寺が例えば他の人を好きになったとしよう。

えっと・・・俺、はダメだな。俺が気持ち悪くなる。あ、西蓮寺が嫌いとかじゃ無いからな

例えば弄光先輩・・・とかはモテているようだし。まあ彼と付き合うとすれば、弄光先輩を妬みはすれど、西蓮寺に悪感情を抱くか?」

「そ、そりゃ・・・春菜ちゃんが選んだなら」

「そう、そこだ。そこなんだよリト。君だってそう思うならあの優しい西蓮寺が同じようなことを思うのは自明の理だろう?」

「・・・そ、そーかな」

「そうだとも。君は君で持つ少し自信を持てよな・・・」

やれやれ、と苦笑いをする。

「・・・さんきゅ、なんか少し気が楽になったよ」

「そりゃ何よりだ、・・・にしてもやっぱ美柑ちゃんの飯はうまいな」

もっきゅもっきゅ、と弁当を食いながらそんな感想を抱く。昼から美味いもんを食えて幸せである。

「・・・なんか誤解招きそうだけどな」

「おいバカ変なこと言うのはやめろ????普通に飯がうまいだけだからな??」

こちらとしては普通に飯を食べてるだけである。そう、普通。

 

まあ、放課後進展があることを願っておこう。彼ならきっといいことになるだろうさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで、放課後にリトに弁当箱を預けていた俺は家に帰り地下に降りて機体を呼び出していた。

 

ストライクガンダムに追加のブースターを取り付けた

ストライクブースターだ。

まあ正しくはストライクルージュのカラーをストライクに合わせたというだけだが。

そう、大気圏突入用の装備ストライクブースターだ。

 

ストライクに搭乗し垂直カタパルトから放たれたストライクブースターは超超高速で宇宙へと飛び立つのであった。

ぐぐ、ぐぐぐぐっ!!!と身体がブレる。

そりゃそうだろう。脚部に取り付けた大型のブースターは元々戦艦や航空機用のジェットエンジンだ。それを機体に無理やり装着したのがストライクブースター状態なのだから。そりゃそうなる。

大気圏を突入するためにフェイズシフトを展開。

 

俺の身体はかなり熱くなっていた。

 

「ははっ、この感覚は何度も体験はしたくねえなぁ」

まだ直接体のフェイズシフト装甲だからこそ実機よりも防護性、強度などは高いがそれでも熱いものは熱い。

実体に纏う鎧だからこそ耐熱も力が入ってはいる。いわゆる俺の体力次第、というわけなんだが実際にはMSよりかはサイズも小さい分大気圏突破までの時間も長い。正直にいうとかなりしんどいなこれは。

 

キラくんはなぜこれを問題なく突破できたのだろうか。

 

途中、謎の所属不明機が大気圏突入したけど流石に原作ブレイクすぎるので撃破は見送りました。

流石にね、ガチンコ宇宙戦になるから。

 

そう言うことでレーダーで宇宙船発見。おそらくザスティンのものなので交信を試みる。

 

「こちらGAT-X105ストライク。応答願う!こちらGAT-X105ストライク!」

 

 

 

 

「隊長!所属不明機こちらに向かってきます!」

「あれはストライクだったか?ならばケンイチ殿・・・?」

「通信キャッチ!ストライクと名乗りながらこちらに応答願っています!」

「私が出よう!

 

こちらデビルーク王室親衛隊隊長ザスティン!ストライク、ケンイチ殿だな!」

「良かった、ザスティン殿!緊急で確認したいことがある、貴官らの宇宙船に停泊させて欲しい!」

「了解した!ルート337、射角40!こちらのガイドビーコンに従ってくれ!」

 

しばらくするとガイドビーコンがきたのでブースターを取り外し、ストライクガンダムで着艦したのだった。

 

「ケンイチ殿!驚きましたぞ、まさか貴殿からこちらに向かってくるとは・・・」

「いや申し訳ない。ザスティン殿に話したいことがあって・・・」

「はて、どうされました?」

「おたくのララ・サタリン・デビルーク嬢。

あの子、狙われていますね?」

 

さぁ、イレギュラーな会議を始めようか。

 

 

 

 

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