ライダーソウル持ち元ダークライダーの転生者ウマ娘は平和に暮らしたい 作:momo28
12月8日、一部文の編集を行いました。
誤字報告をしてくださった方、ありがとうございます。
「……これが『本当の』仮面ライダー、か」
様々な世界の様子が映し出され、消えて行き、切り替わる。
過ぎ去った歴史の中で、一人の男……阿波谷令はそう言った。
【オーマジオウ!】
目の前にいるのは黄金に輝く時の王者……オーマジオウことオーマフォームのジオウ。
そして両手では数えきれないほどの沢山の仮面ライダー達。
1号、クウガ、01……彼らを筆頭にほぼ全ての仮面ライダーがここにいる。
「良いだろう。受けてやるよ、その挑戦」
【スパイラル!】
【王蛇!シザース!ガイ!タイガ!インペラー!ベルデ!】
【サイガ!グレイブ!触鬼!コーカサス!ケタロス!】
【ガオウ!アーク!レイ!アビス!エターナル!】
【コア!ポセイドン!ゴーダ!ジュダ!イカロス!】
【ソーサラー!デューク!シグルド!邪武!】
【マルス!タイラント!セイヴァー!シルフィー!】
【魔蛇!4号!エボル!ブラッド!キルバス!ギンガ!】
【バールクス!ザモナス!ゾンジス!アバドン!ソロモン!】
【タッセル!オルテカ!ターボン!ブラーリ!ジャマトライダー!】
【ケケラ!ベロバ!グレア2!リガド!リガドΩ!エルド!】
【ドラド!カリエス!ゼイン!】
禍々しいオーラが令の体を包み、鎧となって現れる。
「これが最後だ……行くぞ!仮面ライダー!!」
◆
誰もいなくなり、ノイズが走っている空間で令は一人笑う。
「結局……このザマか……」
徐々にノイズが濃くなり、崩壊を始めた世界で令はただ何もせず死を待つのみだ。
そして、今までの人生を噛み締めるように振り返ーーーらなかった。
「はーー!つっかれた!!どうせ今は回想シーン的なアレなんだから喋ったって良いだろ!!てか痛え!!」
阿波谷令は、転生者であった。
とは言っても前世で何があったのかと聞かれれば特に何も無かったと答えるレベルである。
あくまで普通の家庭で生まれて、普通に人生を過ごし、その過程で特撮にハマり、最終的にはトラックに轢かれた数秒後に何故か降ってきたジェットエンジンに踏み潰され、勢いのまま突っ込んだ無人の家屋が倒壊しその人生を終えた。
………なんか思ったより濃かった。
「ま、これで終わり。仮面ライダー達は世界を守って、俺は倒されて消える。完璧だろ」
そして、仮面ライダーの世界にいわゆる『お祭り映画作品』のラスボスダークライダーとして転生し、悪逆の限りを尽くし、ライダー達に倒され、第二の人生と使命を全うした。
「今頃はエンディングってところか?まっ、俺には関係ないけど」
「……はー、消えるのを待つだけってのも案外暇なもんだな。……まあやることも無いけど」
何もすることがない、というよりやる気力がもうすでに尽きている。
目を閉じて暫くすると漸くこの世界の存在が薄まってくる。直感的にもう直ぐだろう。
「………ん?」
なにか気配を感じチラッと目を開けると、そこには黄金のスーツを纏ったディケイドみたいな奴がいた。
「????」
「あの……?レジェンドさん……ですよね?なんで無言で見つめてくるんですか?えもしかしてエンディングじゃないんですか?えまだなんか役割あった感じ??」
言葉を投げかけるも仮面ライダーレジェンドはうんともすんとも言わず令を見つめるだけである。
しかし、そうこうしている間にも世界の崩壊は進み、令の意識は薄くなって行く。
最後に見たのは仮面越しでも分かるほど満面の笑みでサムズアップしているレジェンドの姿であった。
◆
大きな草原が広がっている世界、その青空の下で馬を思わせる耳と尻尾がついた3人……3神が頭を抱えている。
「………なんてもんを連れて来やがった……」
「いや、こんなのどうこうしろと言われても………」
「……ディケイド、見ていますね?これは貴方の仕業でしょう?」
灰色のカーテンのようなものが現れ中からディケイドーー門矢士ーーが現れる。
「正確に言うと俺だけじゃないがな」
「いやそんなん関係無いですよ」
「そうか」
「そうかじゃない!そいや!!」
3神のうちの1柱が蹴りを放つがしれっと躱される。
士はその隙を利用してパシャっと写真を撮った。
「ほら、やるよ」
「いらないです!!」
「なんだよ、つれないな。まっ、あとは任せたぜ」
「あちょっとお!!」
ディケイドが灰色カーテンに入り姿を消す。
辺りは静寂に包まれた。
「……で、どうします?これ」
「これ呼ばわりは酷くない?まあ取り敢えずできるだけやってみよう」
そうして3神はそれぞれの作業に取り掛かる。
そして、魂の基礎が出来たところでとある問題が発覚する。
「あれ……?こいつ元が人だからウマソウル無くね……?」
「「あっ……」」
この問題をなんとかする為何時間も議論を重ね、最終的に一つの結論へと辿り着く。
「この人って元は仮面ライダー?って奴だったんですよね?だったらライダーさん達の想いをソウルにしてみませんか?」
「「そ れ だ」」
はっきりと言おう、彼女らは疲れていた。
◆
更に数時間後、完成した肉体と魂を見ながら1柱が言う。
「………これ別にあんな沢山の仮面ライダーの想いを詰め込まなくてもよかったのでは?」
「「言わないで」」
もう一度言おう、彼女らは疲れていたのだ。
「というか、一つのソウルに詰め込みすぎたせいで姿が安定してませんけど、というか名前すらメチャクチャじゃないですか!!どうしましょう!?」
「あー……そこらへん制御できるもの渡しとくか。まぁ……転生者特典ってことで」
「それでいいの……?」
◆
路地裏に一人のウマ娘が倒れている。
しかし、その路地裏が暗く、なおかつ物が沢山あるせいで通行人は誰も気づきそうにない。
「あれ……?俺……」
そのウマ娘が目を覚ます。
彼女の手には何枚かのカードが握られている。
そのうちの3枚には、
「マイティクウガ」
「デッドヒートドライブ」
「ドラゴナイトハンター」
と書かれていた。
「なんだよ……これ」
そのほかのカードは灰色で、何も書かれていなかった。
「というか………」
「ここどこおおお!!??」
ここから彼……彼女の、三度目の人生が始まる。
主人公が持っているカードで次に復活するのはどれ?(セイバー、リバイス、ギーツ、ガッチャードは未視聴のためまだ載りません)
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【ただのウマ娘】グランドアギト
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【戦いに対する迷い】リュウキブランク
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【疾走する本能】ファイズ
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【ライダーとしての資格】ラウズブレイド
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【変身音叉・音角】ヒビキ
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【世界を敵に回しても】カブトライダー
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【時をかける列車】ソードデンオー
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【解き放つ鎖】ウェイクアップキバ
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【破壊者】ディケイドジャーニー
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【最高のパートナー】サイクロンジョーカー
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【手を伸ばす理由】タトバオーズ
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【青春スイッチ】ベースステイツ
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【ショータイム】フレイムウィザード
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【戦国時代】オレンジアームズ
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【命燃やすぜ!】ゴーストタマシィ
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【勝利の法則】ラビットタンクビルド
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【新たな王】ライダータイムジオウ
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【01010101】ライジングホッパー
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【さよならじゃない】ポッピングミ
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【ミッション開始】フィジカムインパクト