ライダーソウル持ち元ダークライダーの転生者ウマ娘は平和に暮らしたい 作:momo28
背景、前々世のお父さん、お母さん。
私は今、頭のおかしい速度で全力疾走してます。
いつ私は人を辞めたのでしょうか。
あ、前世か。
というか顔があばばばばばばばばばば!?!?
前がっ!!見えない!!!目がっ!開けない!!
「ブランク!目を開くんだ!!…まずい、曲がれるかこれ……!」
怖すぎいぃぃぃぃぃ!!!!
「っあ」
やべ、躓いた。
この速度は洒落にならんぞ!?
「間に合った!いけっ!即席クッション君!!」
ボフッという音と共にクッションが展開され、そこに顔面から突っ込む。
ちょっと痛い……
「おい大丈夫か!」
「大丈夫に見えますか……?」
「大丈夫そうやな」
「どこがですかぁ!」
大丈夫に見えるかっての!!
「まあまあ……ひとまず、そろそろお昼だから休憩にしましょうか」
たづなさん!ありがとうまじ天使だわ。
なんかもう輪っかと羽見えるもん。……死んでね?
◆
やあやあ、中庭をうろついてるブランクです。
色々あったけどテストは無事終了、ちなみに明日から転入扱いで入学、有事の際に渡された警備員用トランシーバーで連絡が来るそうです。
それとどうやらここの生徒になったからにはレース?というものに出る必要があるらしく、先ほどのテストはその適性とやらを調べるためのものだったらしい。競馬みたいですね。
やよいさんによると……
『一応言っておくがブランク、君の本業は学生だ。ここは中央だから大変なことも多いと思うが……今までの分、精一杯楽しんで過ごしなさい。………あと、一応今の君の親となる予定の者はこの私だ、何か困ったことがあったらすぐに頼りなさい。それと、周りの大人達にも君の事情は話してある、この学園は君の味方だ、安心するといい』
とのこと。
ちなみに適性としては全部のコースを走れるらしい、でも何かしら尖っているものがあるわけでもないから、器用貧乏みたいな感じかな?
まあこれから生徒と警備員を両立して過ごしてくわけだ、頑張らないと!
あとなんかさっきオグリさんがめちゃめちゃ食べててビビった。
というか通りすがるお姉さん方に会うたびに撫でられるのですが?俺そんな幼く見えるかい?
あれ?そういえば前世の感覚を覚えてるせいで何も思わなかったけど今結構身長低い?
「可愛い〜!アメいる?」
「ああいや私は……いや、いただきます」
アメ貰った、わーい。
「にしても広いなあ……」
中庭から移動して校内を歩きまわってるブランクです。
この学校いつ見ても馬鹿でかいな、もしかして結構いいところだったり?
……だとしたらここの警備員、絶対大変じゃん。
「ん、なんだこれ」
なんか廊下の隅に落ちてた。
んー?イチゴの形した錠前………あれこれロックシーd
カチャッ
【イチゴ!】
ファスナーを開く音が鳴り、中から変なやつ……インベスが出てきた。
うん、まあ…ね?
「まあ、戻せばいいだけだし」
錠前を戻そうとする。
「あっ」
………落とした。
なんだろう、何もうまくいかないの辞めてもらっていいですか?
「今日はマグロの解体ショーだぜ!!」
「待ちなさいゴルシ!!」
スコーン。
蹴られてどっか遠くまで飛んでっちゃった。
えぇ……?
『ガァッ!!』
「あっちょっと待って!?」
あんのコンチクショウ窓割って逃走しやがった!
やべえよ早く倒すか捕まえないと!!
「って、カードが……?」
またカードが光ってる………
もしかして、使えるカードが増えるのでは……?
【ファイズ!】
【オートバジン】
「うわっ!?」
急に何処からか現れたオートバイ……オートバジンがさっき割れた窓とは別の大窓をぶち破り登場する。
なんで?
「なんでお前まで窓壊すの?まあいいや、あいつの追跡お願い」
【バトルモード】
オートバジンは人型に変形すると、スクランブルローターを展開し空中を浮遊する。
そのまま校舎の壁を粉々に打ち砕き追跡を開始した。
「ねえ待って俺連れてって?ねえ?………行っちゃった」
【サイクロンジョーカー!】
【リボルギャリー】
「ううぇえ!?びっくりした!!使えるようになったのさっきのカードだけじゃないんかい!!」
文句を垂れていると、大型特殊装甲車リボルギャリーが校舎の床をドラム部分を高速回転させドリルのようにすることでぶち破って登場する。
「ねえなんなの?一回はこの校舎破壊する決まりでもあるの?」
そのままオートバジンが開けた穴とは反対方向にバックし突き破った後インベスを追跡し始める。
「どこ行くねーん!ww」
【ポッピングミ!】
【ブルキャンバギー】
「まだあったんだ!多いね!!」
やたらとカラフルなグルグルキャンディの乗り物、ブルキャンバギーが天井を破壊し落下してくる。
「さっさと終わらせようか!もう疲れた!!」
その後、出てきたインベスはオートバジンの掃射とブルキャンバギーのガドロップから発射された弾丸に擦り潰された後、リボルギャリーに引き潰され撃破された。
この時の様子は色々な生徒に撮影こそされてはいたが、ブランクの姿はよく映っていなかったため疑いがこちらに向くことはなかった。
ちなみに、突如現れた3台の自律走行の乗り物と校舎内の異常な被害にやよいさん達は頭を抱えていた。
◆
次の日。
「昨日は色々とおかしかった……」
手に持つ新たな3枚のカードを見つめながら独りごちる。
思い出すのはテンションがどこかおかしくなった自分とどこかおかしいとしか思えない召喚された乗り物達。
あの流れはもはや打ち合わせとかしてただろ。
「ブランクさん、準備はできた?」
教師の方が話しかけてくる。
そろそろか。
「わかりました、では行きましょうか」
教室に入ると、一斉に視線を浴びる。
まあ転入ってだけで珍しいのに、見た目もあれだからね。
今着ているのはただの制服ではない。
なんと警備員であることを示す普通のとはデザインの異なる制服。
胸のポケットにはトランシーバーが入っており、それらしくピシッと整えられた警護服は正直男心をくすぐられた。
教壇に立ち、周りを少し見渡した後、軽く息を吸い自己紹介をする。
「転入してきました、ブランクヒストリアルです。これからよろしくお願いします」
「皆さん、ブランクさんと仲良くしてあげてくださいね?……では、あの席で」
先生に指定された席に座ると、隣にいた子が小声で話しかけてくる。
「ねえねえ、私、アナザーロードって言うの。これからよろしくね!」
「うん、よろしく」
いい子だ………(チョロい)
ちなみにその後の授業前の時間に周りを囲まれ色々と質問責めにあった。
暑いよお…狭いよお…こわいよお……小生、人に囲まれるのはあまり慣れていないであります!
◆
授業がつまんねえ………
何が楽しくてもう一回中学の分野をやらんといけんのだ!
そんなことを考えていると、ピピピと耳元から音がした。
【やあ、聞こえるかい?ブランク君?】
「ん?」
タキオンさん!どうしたんですか?
あ、これはタキオンさん製通信機ね、なんか貰ったトランシーバーが使えなくてさ。
なんでだろ?
◆
Side:学園組
「にしても、よかったのですか?本当に警備員にしてしまって……」
「心配無用ッ!!ブランクに持たせてあるトランシーバーは偽物だ!本当に何かあったところでブランクに連絡はいかないから、何があっても基本的にブランクは気づかない。ブランクに危険が及ぶ心配はないのだ!!まあ言ってしまえばごっこみたいなものだ!!」
「本当に大丈夫でしょうか……?」
◆
Side:ブランク
んで、結局どうしたんだろ?
『どうやら、私が学園中に放っていたドローンが侵入者を捉えたようだ、対応に行って欲しい』
何やってんだあんた。
ちなみに現在カードの力のことを知っているのはタキオンさんだけなので、ちょっと協力してもらってる感じだ。
先生に警備員としての事情は説明してあるので、軽く会釈をした後教室を出る。
「さて、と。貴方達だね、侵入者っていうのは」
指定されたポイントに向かうと、そこには二人の男がいた。
「……お嬢ちゃん、ここの生徒かい?……あ〜、どうしよ、アイツ以外に危害は加えたくないんだけど?」
「とは言っても、これで警察とか呼ばれたらもっとめんどくさくなるな……すまねえが、ちょっと眠っててくれや」
二人の男は首の変な模様のようなもの挿入用コネクタに取り出した見たことのないガイアメモリを入れる。
「(ガイアメモリ?見たことのない……少なくとも原作に出てきてはいないやつか)」
【スリープ!】
【エレキテル!】
一人は二つの大きな角ともこもことした毛皮で覆われた羊のようなドーパントに、もう一人はアンテナのようなものがついた箱頭のドーパントに変身した。
「怖がることはない、殺すつもりはないし、一瞬だからね」
「でもお前それ下手したら数年は昏倒するやつだろ」
「いいんだよ別に……はあっ!!」
「これだからお前は……おらっ!!」
スリープドーパントから謎のガスのようなものが発射され、エレキテルドーパントのアンテナから手加減された電撃が発射される。
それを目視しながら口を押さえて回避し、スリープドーパントに蹴りを繰り出す。
「おっと!?………」
続いてエレキテルドーパントにタックルをかまし、足を払って転ばせた。
「くそっ………調子に乗りやがって!このガキがぁ!!」
スリープドーパントが振りかぶった拳を避け、殴り飛ばしながら言う。
「私はっ、ガキなんかじゃない。ここの警備員だよ」
カードを取り出し、掲げる。
【ソウルライド!】
【アクセルファイズ!!】
「………また変わってるうぅぅぅぅ!?!?」
空っぽの器に魂が満たされる。
髪型は銀髪に赤い線の入ったボブカットになり、黒のピーコートにデニムを着、大きなバッグを手に持っている。
記憶が流れこむ。
一人旅をしていた時に出会った少女。
その少女に押し付けられたベルト。
クリーニング屋の男の家に住み始めた時の記憶。
始まってしまったオルフェノクと人類の戦い。
『俺は戦う!一人のウマ娘として!ファイズとして!』
【Complete】
体に赤いラインと模様が浮かび上がり、赤い線の入ったライダースーツの上に銀のアウターをかけた勝負服が出現する。
アウターを脱ぎ捨てると、腕の装置のタイマーが動き出した。
【Start up】
「10秒だ、それで終わりにする!」
「なんだ、てめえ……!?姿が……!?」
「ちっ!こいつも違法アイテム持ってんのかよ!?……まあいい、ぶっ潰しt」
人の目で捉えられないほどの速度で辺りを走り回り、ドーパント達にエクシードチャージした必殺技(手加減)
を叩き込んでいく。
「あがっ!?み、見えなぁぁ!?」
「ゴフッ………当たらねえ!!」
【3…2…1…】
【Time out】
「「ぐああああああああ!?」」
ボンッ!っと大きな音を立てて爆散し、砕けたガイアメモリが辺りに散らばる。
姿が元に戻っていく。
「……おっと、動ける」
大丈夫だよね?力加減間違えてないよね??
……生きてるみたい、よかった……
後は………
『おっと、警察は呼んでおいた。君はそろそろ授業に戻った方がいいんじゃないか?』
『……ふむ………』
「なんです?」
『なんでもないよ。それじゃ、また何かあったら連絡s『タキオンさん』カフェ!?どうしてここに……待て!授業をサボったことは謝るからまってえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!』
ブツッ。
ドローンからの通話が切れた。
…………何も、聞かなかったことにしよう。
【アクセルファイズを失いました】
◆
それから数日後。
夕方のアルバイト(許可あり)を終え、帰路についている途中やよいさんから連絡が来た。
『提案ッ!!福引で温泉宿のチケットが当たったんだ!どうか一緒に行ってくれないだろうか?』
俺はそれに承諾のメッセージを送る。
そういえば、どこの温泉なのだろう?
『気になるか?ふっふっふ……聞いて驚くなよ……なんと、風都だ!』
「えっ」
風都、ビルが溶け人が死ぬのが日常的に発生する魔境。
しかもなんと裏世界まである。
えっこの世界に風都あるの???
◆
後日、俺は電車に揺られ風都へ移動していた。
「おおっ!見てくれみんな!あれがかの有名な風都タワー!」
「うわーすっごい………ところで、私ここにいていいんでしょうか?」
そう言っているのは何時ぞやにお世話になったアグネスデジタルさん。
最近重度のウマ娘オタクということを知って驚愕したことは記憶に新しい。
というかまあ、わた……俺が連れて来たかったから連れて来ただけなんだけど……
「うぐっ、ウマ娘ちゃんに呼ばれるなんて……!なんたる幸せ……!!!………ところでトレーナーさん、何をそんなに見てるんです?」
そうそう、今回はデジタルさんの他にもデジタルさんのトレーナーさんが付いて来ている。
何か雑誌のようなものを読んでいるみたい?
「ん?ああ、すまない、集中しすぎてたみたいだ」
「疑問ッ!その雑誌に載っている『黒と緑のスーツ男』はまさか……仮面ライダーか?」
は?
「そうなんですよ!どうやら最近また目撃されたみたいで!かっこいいなあ……!できればでいいから会えるといいなぁ!!」
「仮面ライダーに関しては流石の私も知っていますよ!確か、風都の平和を守る正義のヒーロー、でしたよね?あれ?でも赤いやつもいませんでしたっけ?」
え、なに?
この世界俺以外の仮面ライダーいるの?
◆
人外魔境、風都。
風都風花町一丁目二番地二号かもめビリヤード場二階にある鳴海探偵事務所では、変わらないいつもの風景が広がっている。
いや………
『いた』の方が正しいだろうか。
「ふあぁ………おはよう……あれ?ときめはどうしたんだ?」
「ときめちゃんなら、買い出しに行ってくれたわよ。朝から偉いわね〜、あ な た と 違 っ て」
「うるさいな………ん?」
「どうした、翔太郎」
「いやなんか……照井が見えるんだが……気のせいか?」
「気のせいじゃないわよ、今日は何か用があるらしいから、一緒に来たの」
現在、この探偵事務所には三人の人間がいる。
……正確に言うとあと一人と買い出しに行った者が一人いるが。
さて、この隠し切れないポンコツ感漂うハーフボイルド、半熟卵の雰囲気を纏う男——左 翔太郎はソファに座り、照井の要件を聞き始める。
「んで、一体なんの用なんだ?ただのドーパントくらいならそっちでも十分楽勝だろ?」
「いや、確かにドーパントが関係するかもしれないが……」
照井は腕時計を見ると、翔太郎に向き直る。
「そろそろ依頼人が来る時間だ」
「はあ?」
コンコン、とドアをノックする音が聞こえる。
「来たみたいだな」
「全く……なんだってんだ……どうぞー!」
ギィ……と小さく音を立てて扉が開く。
そこにいたのは、一人の少女だった。
「………お嬢ちゃん、ここは探検とかで来るようなところじゃないぜ?」
「キミ、お母さんとお父さんは?迷子?」
「二人とも……この方は今回の依頼者、中央トレセン学園理事長の秋川やよいさんだ」
「え」
「は」
目を白黒させる二人。
しばらく瞬きした後、互いに顔を見合わせ………
「「ええええええぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?」」
鳴海探偵事務所に二人の絶叫が響いた。
主人公が持っているカードで次に復活するのはどれ?(セイバー、リバイス、ギーツ、ガッチャードは未視聴のためまだ載りません)
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【ただのウマ娘】グランドアギト
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【戦いに対する迷い】リュウキブランク
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【疾走する本能】ファイズ
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【ライダーとしての資格】ラウズブレイド
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【変身音叉・音角】ヒビキ
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【世界を敵に回しても】カブトライダー
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【時をかける列車】ソードデンオー
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【解き放つ鎖】ウェイクアップキバ
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【破壊者】ディケイドジャーニー
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【最高のパートナー】サイクロンジョーカー
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【手を伸ばす理由】タトバオーズ
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【青春スイッチ】ベースステイツ
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【ショータイム】フレイムウィザード
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【戦国時代】オレンジアームズ
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【命燃やすぜ!】ゴーストタマシィ
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【勝利の法則】ラビットタンクビルド
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【新たな王】ライダータイムジオウ
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【01010101】ライジングホッパー
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【さよならじゃない】ポッピングミ
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【ミッション開始】フィジカムインパクト