悪役令嬢のヒーローアカデミア   作:めめ師

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第二十二話です。私はミーチアちゃん大好きなので今後この子無双になっていく可能性が出てきてしまいました。対応策は考えます!


仮免取得 2次試験

A組のみんなが1次試験全員突破に喜ぶ中、公安の目良から放送が入った。

 

『えー100人の皆さん。これをご覧下さい。』

「フィールドだ。」「何だろうね。」

 

モニターには先程1次試験を行っていたフィールドが映し出されていた。

が、次の瞬間フィールド各地が瞬く間に爆破されて会場が崩れていく。控え室内に響く衝撃的にも実際に今、爆破されて崩れているのだろうことが予想できた。

 

(((((何故!?)))))

『次の試験でラストになります。みなさんはこれからこの被災現場でバイスタンダーとして救助演習を行ってもらいます!』

「「パイスライダー??」」

「現場に居合わせた人の事だよ。授業でやったでしょ。」

「一般市民を指す意味でも使われたりしますが...」

 

尚、最低すぎる聞き間違いをした2名には蛙水の舌ビンタと耳郎のイヤホン制裁が待っていた。

 

『ここでは一般市民としてではなく、仮免許を取得したものとしてどれだけ適切な救助を行えるか試させていただきます。』

「む、人がいる」「え...あぁ!?老人に子供!?危ねぇ何やってんだ!」

『彼らはあらゆる訓練において今、引っ張りだこの要救助者のプロ!

HELP US COMPANY、略してHUCの皆さんです。』

「要救助者のプロ!?」「色んな職業があるんだな...」「ヒーロー人気のこの時代に則した仕事だな。」

『傷病者に扮したHUCがフィールド全域にスタンバイ、皆さんにはこれから彼らの救出を行ってもらいます。

尚、今回は皆さんの救助活動をポイントで採点していき、演習終了時に基準値を超えていれば合格となります。十分後にはじめますのでトイレ等済ましておいて下さいね』

 

ミーチアは崩壊したフィールドの様子を見て、先日の神野区での大規模戦闘を思い出していた。

(これは恐らくあの戦場を模した試験。あの時わたくしの回復魔法でも間に合わず救えなかった方々も多くいました...今回は試験とはいえ、これは頑張らないと行けませんわね...)

 

休憩時間の間、瀬呂と峰田が話していた。

 

「なぁなぁすげーことあってさぁ、聞いてくれよ。」「Rは?」「18」「聞こう。」

「士傑のボディスーツの人いんじゃん、あの女の人。あの人がさぁ、素っ裸のまま緑谷と岩陰にいたんだよ!」

「「緑谷ぁ!!」」

 

峰田と上鳴が激高して緑谷に掴みかかった。

 

「何してたんだてめぇはァ!俺たちが大変な時にテメェはァ!?」「試験中だぞ!舐めてんのか人生を!」

「わ!やめて痛い何!?」

「とぼけんじゃねぇ!あの人と!お前は!何をして...」

 

そう言って峰田が件の女子を指さすとその女子は緑谷をじーっと見たあと小さく笑って緑谷に向かって手を振った。

 

「いい仲に進展したあと男女がこっそりかわす挨拶のやつをやってんじゃねーか!!」

「見損なったぜナンパテンパヤロー!!」

「あ、ああなるほど瀬呂くんか!違うよそういうんじゃないってば!個性の関係だよ!ていうか訳わかんなくてめちゃ怖かったんだよ!」

 

そこで士傑高校の生徒たちがこちらによってきていた。

 

「爆豪くんよ。」「あ?」

「肉倉...糸目の男が君のとこに来なかったか?」

「ああ...ノシた。」

「やはり...色々無礼を働いたと思う、気を悪くしただろう。あれは自分の価値基準を押し付ける節があってね。何かと有名な君を見て暴走してしまった。雄英とは良い関係を築いていきたい。すまなかったね。」

 

毛むくじゃらの士傑生の言葉に峰田が血涙を流しながら緑谷を見た。

 

「良い関係...?」「良い関係...とてもそんな感じではなかったけど...」

 

士傑生が離れようとした時、それを轟が止める。

 

「おい坊主の奴、俺なんかしたか?」

「いやァ申し訳ないッスけど、エンデヴァーの息子さん。俺はあんたらが嫌いだ。

あの時よりいくらか雰囲気変わったみたいスけどあんたの目は、エンデヴァーと同じッス」

「夜嵐どうした?」「何でもないっす!」

「じゃあネ」「あっはい」

 

士傑の件の女子に挨拶をされた緑谷は咄嗟に返すが、それが再度峰田、上鳴の逆鱗に触れた。

 

「あっはいじゃねぇんだよ」「この色狂いが...」

「だから違うってば!超怖いんだよあの人!」

「もうみっともないですわよ!試験前に何をなさっているのですか!」

 

その時、警報音とともにアナウンスが流れる。

 

『敵による大規模破壊が発生!規模は○○市全域、建物倒壊による傷病者多数!』

「演習のシナリオね。」「え、じゃあもう...」「始まりってことですわね。」

『道路の損壊が激しく救急先着隊の到着に著しい遅れ!到着するまでの救助活動はその場にいるヒーロー達が執り行う!1人でも多くの命を救い出すこと!スタート!!』

 

アナウンスと同時に1次試験の時のように控え室が展開され、受験生が一斉に駆け出す。そこにミーチアが声を張り上げた。

 

「皆様!救助した負傷者はここに連れてきてください!

わたくしが回復に当たりますわ!移動が困難な場合はわたくしに言ってください!すぐに参りますわ!」

「あの子神野の...そうか!分かった!頼んだぞ!」「了解だ!」

 

そうしてミーチアは共に残った八百万と一緒に一時的な救護所を作った。

 

それから数分、ミーチアは次々と運ばれてくる負傷者を治療しつつ、探知魔法を大規模に展開し並行して空に大規模回復魔法の術式を組んでいた。

 

「まだ山岳エリアの瓦礫の下に2人残っておりますわ!わたくしが運びますのでどなたか向かってください!場所はマーキングしておきますわ!」

「俺が行く!運んでくれ!」

「わかりましたわ!風よ!この方を運んでください!」

 

「おい、頼む来てくれ!こっちだ!負傷が酷くて運べない!」

「分かりました、参りますわ!八百万さん、ここは一時的に任せますわ!」

「えぇ、お気をつけて!」

 

「こっちのエリアはあと少しだ!あとは都市部エリア!向こうはガレキの倒壊が酷くてなかなか進んでないし負傷者もどこにいるかわからねぇ!あんま時間かけるとやべぇぞ!」

「一時的な場繋ぎですが、あのエリア全域に回復魔法をかけますわ!それと負傷者の位置にマーキングをしております!それを頼りに慎重にお願いしますわ!」

「助かる!」

「治癒の女神の祝福をここに!混沌の世を正すは其の息吹!秩序ありて世に賛美を現す至上の祝福である!!

ヒーリングブレス!」

 

その声と同時、未だ瓦礫が大量に残る都市部エリア全域に淡い光が差した。

それからミーチアが都市部エリアに向かおうとした瞬間、救護所の隣の壁が爆発した。

 

「市井の人々を守るため、ヒーローには複合的な動きが求められる。すなわち救護そして...

対敵。全て並行処理、出来るかな?」

『敵が姿を現し追撃を開始!現場のヒーロー候補生は敵を制圧しつつ、救助を続行してください。』

 

そこから出てきたのはギャングオルカとそのサイドキック達、チャートNo10のトップヒーローの1人であった。

それを見たミーチアは速攻足を止め敵を相手するべく、向かうのだった。

そして到着までの間、傑物高校の真堂が殿を努めようとするが、一瞬にしてギャングオルカに制圧されてしまった。

 

「この実力差で殿1人?舐められたものだな。」

「炎よ!蹴散らしなさい!」

 

ミーチアが敵全体に向けて炎を放ったが、ギャングオルカが広範囲の音波攻撃で一瞬にして消化してしまった。

そこに轟の氷結攻撃が届く。

 

「轟さん!ここは任せましたわ!わたくしは負傷者の移動を行います!」

「分かった。行ってこい」

 

そしてミーチアは轟に戦闘を任せて負傷者の避難に当たるのだった。

が、負傷者の避難を終えて探知魔法を発動させたミーチアは轟と夜嵐がギャングオルカの近くで倒れている様子だった。

 

「なっ!?あの二人がこの早さで負けたんですの!?さすがプロヒーローですわね...」

 

ミーチアが急いで戻るとそこには轟と夜嵐の連携プレイによって炎の渦に閉じ込められたギャングオルカがいた。

しかし、ギャングオルカはペットボトルを開け全身に水を被ると広範囲の音波攻撃で炎の渦を一瞬でかき消してしまうのだった。

 

「で、次は?」

「わたくしが相手ですわよ!大地よ!うねりなさい!」

 

ミーチアが大地を動かして轟と夜嵐を避難させつつギャングオルカに攻撃を加えようとした瞬間、試験会場全体にサイレンの音が響いた。

 

『えー只今を持ちまして、配置された全てのHUCが危険区域より救助されました。誠に勝手ではございますが、これにて仮免試験全工程終了となります!

集計の後にこの場で合否発表を行います。怪我をされた方は医務室へ...他の方々は着替えてしばし待機でお願いします。』

 

そのアナウンスで力を抜いたミーチアはそばに居るギャングオルカに声をかけた。

 

「ギャングオルカさんでしたわね。神野の際はありがとうございましたわ。

...轟さんをあの速度で制圧するとは、さすがプロヒーローですわね。夜嵐さんについても、とてもお強い方のはずですのに...」

「神野で助けられたのはこちらも同じこと。

...そしてそこの2人は...勝手に喧嘩を始めたから即制圧できたと言うだけの話。強い弱い以前の話だ。」

「え...」

 

ギャングオルカの言葉にミーチアは固まり、未だ起き上がれないらしい轟と夜嵐の方を見て呟いた。

 

「......何をやっているんですの......」

 

それから制服に着替えて再び会場内に入るとステージと大きいモニターが設置されていた。ステージ上に立つ目良から放送が入る。

 

『皆さん長いことお疲れ様でした。これより発表を行いますが、その前に一言、採点方式についてです。我々ヒーロー公安委員会とHUCの皆さんによる2重の減点方式であなた方を見させてもらいました。

つまり...危機的状況でどれだけ間違いのない行動を取れたかを審査しています。とりあえず合格点の方は五十音順で名前が乗っています。今の言葉を踏まえた上でご確認ください。』

 

そうしてモニターに表示された合格者一覧にみんなの目が集中する。

そこにはしっかり、ミーチアの名前が書かれておりミーチアはひとまずホッとした。

そしてその後、クラスメイトの名前があるかどうかを探し始めた。多くの人の名前は見つかったが、爆豪と轟の名前は見つからなかった。

このふたりは試験に落ちてしまったのだった。

(爆豪さんはともかく、轟さんも落ちてしまうとは...まあ理由を聞けば当然のことではありますが...)

ミーチアが1人黙ったままの轟を見ると、そこに夜嵐が近づいていた。

 

「轟!

ごめん!!あんたが合格逃したのは俺のせいだ!俺の心の狭さの!ごめん!!」

「元々俺が撒いた種だし、よせよ。お前が直球でぶつけてきて、気づけたこともあるから。」

「轟、落ちたの?」「A組最強戦力の3分の2が落ちてんのかよ!」

「言動改めよ?言葉って大事よ。」「黙ってろ殺すぞ!」

「やっぱり爆豪さんは言葉遣いで落とされたのですね。」

「まあそうだろうなって感じだな。凄かったぜ!助けてくれって言う負傷者に"自分で助かれや!"だぜ?」「...普段通りですわね...」「うっせえぞテメェ!」

 

その時目良から再度放送が入る。

 

『えー全員ご確認いただけたでしょうか?続きましてプリントをお配りします。採点内容が詳しく記載されておりますので、しっかり目を通しておいてください。

ボーダーラインは50点、減点方式で採点しております。どの行動に何点引かれたか等下記にズラーっと並んでます。』

「61点、ギリギリ」「俺84!見てすごくね!?地味に優秀なのよね俺って。」「待ってヤオモモ94点!」

「ちょっ!ミーチア97点何だけど!」

「それ逆に何引かれたんだよ!」

「救護所に居たり、救助に向かったり、戦闘を行ったり、行動が一貫していない為その分の遅れが生じている。との事でしたわ。」

「えぇそれ逆に言えば全部できるってことじゃん!」

 

『合格した皆さんはこれから緊急時に限りヒーローと同等の権利を行使できる立場となります。すなわち敵との戦闘、事件、事故からの救助等...ヒーローの指示がなくとも君たちの判断で動けるようになります。

しかしそれは君たちの行動ひとつひとつにより大きな、社会的責任が生じるという事でもあります。

皆さんご存知の通り、オールマイトという偉大なヒーローが力尽きました。彼の存在は犯罪の抑制になるほど大きなモノでした。心のブレーキが消え去り、増長する者はこれから必ず現れる。均衡が崩れ、世の中が大きく変化していく中、いずれ皆さん若者が社会の中心となっていきます。

次はみなさんがヒーローとして規範となり抑制できるような存在とならなければなりません。今回はあくまで仮のヒーロー活動認可資格免許。半人前程度に考え各々の学舎でさらなる精進に励んで頂きたい!

そして...えー、不合格となってしまった方々、点数が満たなかったからとしょげてる暇はありません。君たちにもまだチャンスは残っています。3ヶ月の特別講習の後、個別テストで結果を出せば君たちにも仮免許を発行するつもりです。今、私が述べた"これから"に対応するにはより質の高いヒーローがなるべく多く欲しい。

一時は所謂落とす試験でしたが、選んだ100名はなるべく育てていきたいのです。

そういうわけで全員最後まで見ました。結果決して見込みがないわけではなくむしろ至らぬ点を修正すれば合格者以上に実力者になるものばかりです。

学業との並行でかなり忙しくなるとは思います。次回、4月の試験で再挑戦しても構いませんが...』

「当然!!」「お願いします!!」

 

こうして仮免試験が終了した。




こういうのでオリ主を書いてる人って大体自分の作品の主人公大好きになるんじゃない?私はなる。
ゲームとかも深堀れば深堀るほどにキャラを好きになっていくからなんかそういう質なだけかもしれんが。
今はA組みんな大好きだし、過去に敵側で作品書いてた時は敵連合のみんなが大好きになった。
やっぱそういう質なだけだわ

20話のアンケで恋愛相手次第って人多いね。
私のクソザコ恋愛脳だと常闇くらいしか浮かんでないんだけどどう?

ミーチアちゃんの恋愛相手常闇ってどう?

  • いいよ
  • ダメ
  • 他の人で(A組の相手いない人)
  • 他の人で(オリキャラ含むそれ以外で)
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