悪役令嬢のヒーローアカデミア   作:めめ師

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第三十話です。文化祭当日!バトル描写もそうだったけど、演奏とダンスとか描写もっとむずくね?


文化祭本番

文化祭本番の朝8:45分頃、皆で楽器やダンス衣装を準備して待機していた。

 

「緊張してきた〜!」

「明鏡止水、落ち着きましょう上鳴さん。」「明鏡止水」ソワッ

「つか爆豪Tシャツ着なよ、作ったんだから」

「ダンスの衣装もバッチシー!既製品に手を加えただけだけど...」「エロけりゃ良い!」

「緑谷いねぇな」「ロープを買いに行ったさ☆」「こんな時間まで何してんだあいつ。」「確かに☆」

「少し買い物に行くくらいで...はじめてのおつかいじゃ無いんですから...」

「お、ミーチア良いなそれ!あいつは今日からしばらくはじめてのおつかいだ!」

 

それから15分後、プレゼントマイクによる放送が入ってきた。

 

『Good Morning!!ヘイガイズ!準備はここまでいよいよだ!

今日は一日無礼講!学年学科は忘れてハシャげ!そんじゃ皆さんご唱和ください!

雄英文化祭!開催!!』

 

その放送を聞いた一部のA組生徒は不安を抱えていた。

 

「緑谷まだ戻ってねぇのか...始まっちまったぞ。」

「ハァ...はじめてのおつかいさんはわたくしが探しますわ。」「それもしかして気に入った?」

「俺先生に連絡入れとくわ。」

 

そう言ってミーチアは魔法陣を描き始めた。

どこにいるか検討もつかない為、魔法陣も相応に大規模な物になってしまい術式を組むのにおよそ10分程かかってしまったがミーチアが探知魔法を発動させる。

 

それによると緑谷はどうやらハウンドドッグ先生とエクトプラズム先生方と一緒にいた。そしてその側には1人の男性と背の低い少女?がいた。

(親子?迷子の案内?)

 

「何やら迷子の案内をしていた様子に見えますわね。とりあえず先生方と合流はできたようですのでとりあえずは安心...あっ!」「え、どしたん?」

「なんかエクトプラズム先生と校舎とは逆側に走っていきましたわ...もう、ほんとに何をやっているんですの...」

 

ミーチアは呆れて物も言えない様子だった。

それから数十分、緑谷の動向を探りながらミーチアは準備を進めていく。

その途中で相澤先生、通形、エリちゃんがやってきた。

 

「何?緑谷が?」

「買い出しひとつで何してんだアイツ!」

「先生方と合流できてはいますので戻ってこられるとは思いますが...迷子の案内をする時に荷物をその場に置いてきたらしいですわね。」「ほんとに何してんだアイツ...」

「エリちゃん、大丈夫ですわよ。はじm...緑谷さんはしっかりと間に合うように今走っておりますので。」「う、うん。」

((((今はじめてのおつかいって呼びそうになったな...))))

 

それから数十分、ようやく準備を終えた緑谷がもう始まるまで秒読みのステージに入ってきた。

ステージの方では相澤先生とプレゼントマイク先生(パトロールサボり中)が話していた。

 

「さて...どうかな」

「どうかなって!何が!?俺ちょー楽しみよ!」

「お前はどうでもいい、つかパトロール行けよ。」

「ちょっとだけ!ちょっとだけね!」

「他科や2、3年には最近の雄英に対する不平不満をA組に向けている輩もいる。楽しもうなんて気はなく品定めのために来てるって輩が。...直近でも寮の襲撃事件なんて起きてんだ。仕方の無いことではあるが...

彼らの目にお遊戯同然に映らないといいんだが。」

 

それからステージの幕が上がる。いよいよステージが始まった。

 

「きたー!」「1年頑張れ〜」「ヤオヨロズー!!」

「どんなもんだあ?1年!」「ヤオヨロズー!ヤオヨロズー!ヤオヨロズー!!」

 

観客席からヤジも聞こえてくる。若干1名変なのもいるが。

 

「行くぞゴラアァァァ!!」

 

爆豪の大爆発を伴うドラムが演奏開始の合図。

 

「よろしくお願いしまああす!!」

 

耳郎の声が会場に響く。

演奏がスタートし最初の見せ場、緑谷と青山のダンスパートが始まる。どうやら朝イチのゴタゴタで緑谷は消耗していたようだが青山をしっかりと投げ上げて見事に成功させた。

 

「人間花火かよ!」

 

会場内には笑い声が響いた。どうやら好評なようだ。

 

そしてようやくサビに入る。それに合わせて障子が至る所に向けて峰田のもぎもぎを投げる。そして瀬呂のテープが体育館の上から流れてくる。それらを巻き込んで轟の氷が体育館内に大きな橋を複数架けた。

そしてミーチアも事前に体育館の床にデカデカと描いておいた魔法陣に魔力を流し、それが大きく光を放った。

 

「「「おおお!?」」」

 

それから体育館がドームかと思うほどに広がり、空にオーロラが架かった。

 

「「「すげえええ!!」」」

 

ダンス隊も轟の氷の橋に移動してそこでダンスを始める。麗日が蛙水の舌に吊られながら観客とハイタッチをし、観客を次々と浮かせていく。ミーチアは観客達が幻で広がったように見せた体育館の壁にぶつからないよう、観客同士がぶつからないように体育館全体に風を起こして観客の飛んでいく方向を制御した。

それから次々とそれぞれの見せ場がやってくる。

 

上鳴の空中で放電しながらのギター演奏。

葉隠の集めた光を反射しての発光ダンス。

飯田のロボットダンス(!?)。

峰田のハーレムパート。

 

そしてラスサビに入り、耳郎が気持ちが高ぶった様子でアドリブを入れ歌い出す。

それに合わせて会場内には青空が広がりオーロラは虹へと変わっていった。

会場のボルテージは最高潮、これまで何度も寮を訪問した際に一度も笑顔を見せなかったエリちゃんも無邪気な笑顔を見せて盛り上がってくれていた。

 

 

演奏は終わり、大歓声と拍手の中会場が暗転して皆がステージ袖にハケて行った。

 

「いやー最高だ、まだ踊りたいもん!」「ちゃんと好評だったようで良かったですわ。最初はどうなるか不安でしたが大成功ですわね!」

「おめーら余韻に浸るのはいいが先に片付けだぞ!この後B組の劇あんだから!」

 

こうしてA組の出し物は無事に終了し、片付けに入っていった。

 

「詰め込みすぎだろ!」「色々凄かったな!」「勢いに笑っちゃった。」

 

A組が片付けをしている間、B組の劇を見終わった観客たちが出てきて口々に感想を話していた。

それを片付けをしながら眺める上鳴が言った。

 

「B組の劇見たかったなー」「しゃあない片付けはちゃんとしないと。」

 

その横で緑谷がオールマイトに怒られていた。

 

「遅れたのはいい、電話に出なさい。」

「すみません...ケータイ持たずに出てました...急いでて」「着歴見たら驚くぞきっと」

「「怒られてやんの」」

「はじめてのおつかいですものね。しょうがないですわ。」「やっぱそれ気に入ったんだな。」「ミーチアちゃん俗っぽいの結構好きよね。」

 

そうこう話しているとハウンドドッグ先生に投げられた緑谷が飛んできた。そこに通形とエリちゃんもやってくる。

 

「よーうおつかれ!」

「最初は大きな音でこわくって、でもダンスでピョンピョンなってね!ピカって光ってね、ぶわって冷たくなってね、プカーってぐるぐる〜って光ってて、お空がキラキラ〜ってしてて、女の人の声がワーってなって私...わああって言っちゃった。」

 

それを聞いた緑谷が涙を拭きながら言う。

 

「楽しんでくれてよかった。」

「よかねぇんだよ!遅刻の次はサボりか!運べや!」「ああごめん持つ!持つ!」

「ミーチアちゃんもだよ!ホッコリしてないで運んで!」

「ちゃんと魔法で運んでますわよ。」「手でもね!」

そこに体育館から出てくる観客たちから声がかけられた。

 

「A組!」「オツー、楽しませてもらったよー」

「わぁ!やったあアザス!!」

 

その中にはA組に対して不平不満をぶつけようと考えていた者たちの姿もあった。

 

「...ごめん!」「こき下ろす気で見てた!」

「言わなくていいのに...」

「先生が言ってたストレスを感じてる人だったんかなぁ、だったら飯田、通じたってことだなぁ!」

「うむ!しかし!理由はどうあれ、見てくれたからこそ。見てない人もいるハズだ、今日で終わらせず気持ちを...」

 

そこに観客から声が上がる。

 

「いいんじゃない?君らがどう言う思いで企画したか聞いてるし。」

「俺達には伝わった。今度は俺らからそいつらに...本当に楽しかったもん。君らの想いは見た人から伝播していくさ。」

「嬉しいねぇ」「ご厚意痛み入ります!」「スカッとしねぇ...見なかったやつ炙り出して連れてこい!」「いいやめろ!やめろもう!」

「早く氷全部!片付け!済ませようや!」

「あ!ワリィ!さっきからカリカリだな峰田」

「早くしねぇと!ミスコンいい席取られるぞ!!」

 

それからみんなで片付けを終え、ミスコン会場に来ていた。

 

『華麗なドレスを割いての演舞!強さと美しさの共存、素晴らしいパフォーマンスです!』

「おぉ〜拳藤綺麗だね。」「個性なしの身体能力でアレとは...すごいですわ!」

 

『3年サポート科、ミスコン女王!高い技術で顔面力をアピール!圧巻のパフォーマンス!』

「これは...どう評価するのが適切なんですの?」「安心しろ、俺ら誰もわかんねぇよ。」

 

『幻想的な空の舞い!その世界観に引き込まれました!』

「とても素敵ですわね...」「先輩キレー...」

 

それからミスコンのパフォーマンスと投票が終わり、A組の面々は自然と仲がいいグループで集まって色々とまわるような空気になっていた。

 

「常闇さん、ご一緒にどうですか?」

「いいだろう、共に回るか」

 

ミーチアは常闇を誘って色んなところを回っていた。

 

まずは心霊迷宮、1-Cが開催する企画だった。

おどろおどろしい雰囲気の通路に御札が貼られていたり、蜘蛛の巣が張り巡らされておりかなりそれっぽい雰囲気が出ていた。

 

「かなり雰囲気出ておりますわね。」

「闇の狂宴...」「それ好きですわね」

 

通路を進みながら雑談をしていると天井が急に空いてそこから心操が顔を出した。

 

「ばぁ!」

「うぉ!」「お久しぶりですわね。お元気してますか?」

「...そんな冷静にされると自信なくすんだが...」

「あら、失礼しましたわ。こういう雰囲気は慣れているんですの。」

 

それから心霊迷宮を出て次の場所へ向かう途中、常闇が気になったことを聞いていた。

 

「ああいう心霊系は慣れているのか?」

「ええ、以前はスケルトンやアンデッドといった死霊系の魔物が出没する地域に居たこともありますので。」

(え!?そういう個性だよね!?)(何そこ怖っ!!)

 

道行く生徒を怖がらせてしまっていた。

 

その後は焼きそばやクレープを食べながら残りの時間を常闇と一緒に過ごしていた。

ちなみにその後ろをずっと着けているふたつの影があったのだが、ふたりは気づく様子はなかった。




もはや隠すことを忘れている様子のミーチアちゃん...
君の話、A組以外ほぼ知らんからね?
なんかしれっと魔術教習会とか開こうとしてたけど、人の個性なんか使えるわけねーって言われるのがオチだからね?

ミーチアちゃんのいた世界の設定とかって出して欲しい?

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