悪役令嬢のヒーローアカデミア   作:めめ師

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第三十七話です。ここら辺原作読み返してるとヒーロー科忙しすぎて笑う。年末1日しか休みないとかまじかよ。年始早々にインターン開始とかまじかよ。


ヒーローインターン

それからみんな大晦日には帰省をして家で年末をゆっくりと過ごす。

みんなが盛り上がる年末のカウントダウン、それがゼロになるのに合わせてA組のL○NEグループが盛り上がりを見せていた。

 

【新年明けましておめでとう御座いますわ。今年もよろしくお願い致します。】

【あぁ、明けましておめでとう。今年もよろしく頼む。】

 

ミーチアは真っ先に送った常闇から速攻既読が付き返事が帰ってきたことで、待っててくれたのかなと気持ちを昂らせていた。

実際常闇も最初にミーチアに新年の挨拶を送ろうとし、内容を迷っていたところにミーチアから先に送られてきたのだった。

 

それからクラスのグループの方に挨拶を送ったが2人して遅れて且つ、同時に送ったことで芦戸から茶化された。

 

それから次の日の朝、ミーチアはミッドナイト先生の付き添いの下、再び雄英高校に戻っていく。

その道中、ミッドナイト先生からミーチアに質問が飛んだ。

 

「あれから常闇くんとはどう?どこまで行った?」

「うひぇ!?どうして知っているんですの!?」

「どうしても何も、告白現場見てたからね。とてもよかったわよ!!青春、感じさせてもらったわ!」

 

こっそり二人で出ていったためばれていないと思っていたミーチアにとっては衝撃の事実。雄英到着までミーチアは顔を真っ赤にして俯いたまま何もしゃべらなくなってしまうのだった。

なお、クラス全員に加え、B組の女子と相澤先生にも見られていたが、それを知るのはいつになるやら。

 

冬休みを満喫する暇もなく、ヒーロー科は公安の要請に従ってインターンにやってきていた。ミーチアはホークスからの指名により、元々ホークスの下でインターンをしていた常闇と一緒に福岡に来ていた。

 

「ここですわね、集合場所...」「あぁ、このあたりに出迎えがいると聞いているが...」

「あっ、いたいた!インターンだよね!ツクヨミくん久しぶり!早速、招いておいてなんだけど...実は今ホークスが立て込んでて留守にしてるんだよね...だから申し訳ないけど、今回は俺らサイドキック主軸にやっていくから!」

「そうなんですのね...わかりました。ミーチア・リダー、ヒーロー名ドロシーですわ。よろしくお願いしますわ。」

 

ミーチアの自己紹介にサイドキックはうんうんと頷く。

 

「知ってるよ~、体育祭でも大活躍だったし、神野でも見てる。君超強いんだよね!まさに即戦力って感じ!ツクヨミくんも強かったけど、それ以上なんでしょ!?」

「そうだな、ミーチアは俺たちA組全員の力を合わせても歯が立たないほどだ。」

「この間、わたくし負けたではありませんか。」

「だが、あれもまだ本気ではないのだろう?相澤先生もセーブしてると言っていただろう。」

「まぁ、そうではありますが...」

 

二人の会話にサイドキックが驚愕の表情を見せた。

 

「まじかよ!君らのクラスメイトっていうとあのエンデヴァーの息子とかいるんでしょ?こっちが思ってる以上に強いのね君、プロヒーローでも相手になる人のほうが少ないんじゃない?」

「さすがに買い被りですわ。特にホークスさんなんかは速度で相手を翻弄するタイプなんでしょう?そういう方には逆に手も足も出ませんわよ。」

 

そういうミーチアに常闇は「お前なら事前準備があれば勝ちそうな気がするがな。」とつぶやいた。

 

それからミーチアと常闇を主軸に連日パトロールに明け暮れた。その間、昨今の敵隆盛の背景もあり、敵の出現が何度もあったがそこにいたのはミーチア、苦戦等することもなく通報が入っては即制圧の日々を繰り返していた。

 

「ドロシーさん、君良いね!さすがにホークスほどではないけど、そこらのヒーローじゃかなわないほどに優秀だよ!俺らもホークスのサイドキックってのもあって即制圧には自信あったけどそれでも全然追いつけねぇ!」

「ありがとう存じますわ。...とはいいますが、わたくしやはり課題は速度だと思っているんですの。無詠唱でもある程度の魔術は使えますが、強力な魔法にはやはり術式を組むのに時間がかかるので、強力な敵には太刀打ちできない可能性がありますの。」

「そうはいってもなー...ツクヨミくんならともかく君は俺らじゃもう追いつけないレベルだからホークスに教えてもらうのが一番だと思うけど...ホークス居ないし...」

 

そこにとある人物の声が届いた。

 

「呼んだ?」

「え、ホークス!?戻ってきたんか。」

「空いた時間にちょっとだけね。せっかくインターンに来てくれたのに一回も会わないのは流石に悪いからさ。...さて、ドロシーちゃんだよね?俺ホークス!よろしくね。」

「えぇ、存じていますわ。ホークスさん、よろしくお願いしますわ」

「それじゃあさっきの話なんだけど、速度が課題なんでしょ?君の個性、まだ俺分かってないんだけどあのド派手な攻撃に準備が必要だからってことだよね。」

「えぇそうですわ。その場に合わせた魔法の術式を組むとなるとやはり戦闘が始まってから組むしかありませんので、どうしても時間がかかってしまって...」

「なるほどねー、多彩過ぎるがゆえにってことか。...じゃあ一つアドバイス、状況に対して完璧な回答を出すのはいいことなんだけど、必ずしも百点満点である必要はないんだよ。

特に多くのプロヒーローは君みたく多彩な個性を持ってるわけじゃないんだからさ。自分に取れる限られた選択の中で最適解を選んでるに過ぎない。つまり何が言いたいかっていうと、戦闘が始まる前から汎用的な魔法ってやつを準備しておけばいいんだよ。」

 

ホークスの言葉にミーチアはハッとなった。

たしかにミーチアはこれまでの戦闘の中で、相手に合わせてその場で術式を組んで対応してきた。その術式はいずれも相手に対する完璧なカウンター、だからこそ術式を組む前に相手の戦闘スタイルを探る時間が生まれていたのだ。

 

「なるほど...参考になりましたわ、ありがとうございますわ、ホークスさん!」

「ためになったなら何よりだよ。それじゃあ俺はツクヨミのほう言ってくるから、がんばってね!」

 

そういってホークスは目にもとまらぬ速度で飛んで行ってしまったのだった。

 

「...早すぎる男と呼ばれているのも納得ですわね。魔法で動体視力を強化していないと目で追えませんわ。」「えぇ君そういうこともできるの?そっちの方がびっくりだよ...」

 

一方、常闇の方では...

 

「ツクヨミ!次こっち、通報入ったよ!」

「了解した!すぐに向かおう!」

 

そう言って移動しようとする常闇のもとにホークスが飛んできた。

 

「その案件なら俺が道中終わらせたから行かなくていーよ」

「ホークス!戻ったのか。」

「ツクヨミ、久しぶり。さっきドロシーちゃんのとこにも行ってきたんだけど、彼女すごいね。ツクヨミも負けないように頑張らなきゃだ」

「そうだな。負けていられないな。...様々な意味で」

 

そう言って表情をやわらげた常闇にホークスはピーンときた。

 

「...もしかしてツクヨミ、ドロシーちゃんのこと好きなの?」

「その通りだな。というか、付き合っている。」

 

常闇の返答にホークスとサイドキックは驚き、声を上げた。

 

「マジで!?ツクヨミあの子と付き合ってたのか!良かったなぁ、頑張れよ!」

「それならなおのこと負けていられないね。応援してるよ、ツクヨミ」

「あぁ、壁は大きいが、超えて見せるさ」

 

そんな会話がされている頃、ミーチアはパトロール中も汎用性の高い魔法の術式をいくつか組みながら進んでいた。そんなミーチアのもとに敵が出たとの通報が届く。ミーチアはそこに飛んでいきながら拘束と回復の術式を完成させていく。

 

「止まりなさい!そこまでですわ!」

「あぁ!?邪魔すんな!ヒーローなんぞに用はねぇよ!」

「あなたになくともわたくしにはありますわよ」

 

そう言ってミーチアは敵に向けて拘束の魔法を発動させ敵を鎖で縛る。立て続けに周囲に転がる負傷者を風の魔術で動かしつつ回復させた。

捕まった敵はその場で大暴れし、鎖を剝がそうとするが鎖はその形を変えて相手を逃がさない。

だが敵は個性を発動させて指先から爪をミーチアに向けて飛ばした。ミーチアはとっさにバリアを張って防御して言う。

 

「やはり、事前に組んだ魔法だけで制圧というのはうまくいきませんわね。もっと最適化しなくては。」

「クソが!これ外せようっとうしい!」

 

ミーチアは叫ぶ敵を魔法で眠らせる。そこに遅れてやってきたサイドキックがミーチアに向けて言った。

 

「もう終わったのかよ!早すぎ!もはやホークスと一緒にいる感覚だわ!」

「あら、速すぎる男と比べていただけるとは光栄ですわ。ですがまだ粗削りですわね。最適な魔法をもっと研究しなくては。」

「もう十分すごいんだけどな...向上心があるのはいいことだ!うん!」

 

まるで自分に言い聞かせるように言うサイドキックをよそにミーチアはパトロールを再開するのだった。

 

 

 

それから数日後、冬休みが終わって学校に戻ってきて最初のヒーロー基礎学の授業でインターンの成果発表の場が設けられた。

 

雄英の広いグラウンドの奥から大量のロボットが走ってくる。

それを青山がへそから出したレーザーを横薙ぎに振り払いロボットを複数切りつけた。

 

「ネビルセーバー☆」「新技!良いなぁソードだ!」

 

葉隠がそのレーザに近づいて自身の体にレーザーを通して捻じ曲げてロボットに飛ばす。

 

「曲げたぁ」「みててキモチィーな!」

「光の屈折をグイっと出来ちゃうんです!」

 

尚も突っ込んでくるロボットに対し芦戸が粘度の高い酸を全身にまとって立ちふさがり、ロボットを一瞬にして溶かし切ってしまった。

 

「粘性マックス、アシッドマン!!

...こーんな」「感じでーす」

「素晴らしい!皆拍手だ!芦戸少女たちは具足ヒーローヨロイムシャの下でインターンだったな!」

「攻防一体の策が多くて、ついていくためにコンボや新技を開発しました!」

「よし、この調子で各々インターンの経過を見せてくれ!」

 

尾白、インターン先ライオンヒーローシシド

「手数と先読みの力!」

 

耳郎&障子、鯱ヒーローギャングオルカ

「「索敵強化中!」」

 

上鳴&瀬呂&峰田、峰山ヒーローMt.レディ(チームラーカーズ)

「「「最短効率チームプレイ!」」」

 

飯田、ノーマルヒーローマニュアル

「物腰!」

 

口田、洗濯ヒーローウォッシュ

「円滑なコミュニケーション」

 

常闇&ミーチア、ウィングヒーローホークス

「総合力向上!」「最速制圧と事前準備ですわ!」

 

切島、BMIヒーローファットガム

「いかに早く戦意喪失させるかや!」(なんか関西弁になってますわ...)

 

麗日&蛙水、ドラグーンヒーローリューキュウ

「「決定力!」」

 

八百万、魔法ヒーローマジェスティック

「予測と効率!」

 

爆豪&緑谷&轟、フレイムヒーローエンデヴァー

「底上げ」「スピード」「経験値!」

 

皆の成果発表が終わった時、オールマイトがみんなに向けて言う。

 

「皆しっかり揉まれたようだね。録画しといたから相澤くんには渡しておくよ!引き続きインターン頑張ってくれ!更なる、向上を...」

 

 

それから放課後になって...

 

「では、インターン意見交換会兼、始業一発気合入魂鍋パだぜ!!会を始めようー!」

「「「「「いえーーーい!!!」」」」」

 

みんなで複数の鍋を囲んで新年パーティーをやっていた。

 

「クゥー!寒い日は鍋に限るよなぁ〜!!」

「暖かくなったらもうウチら2年生だね。」「あっという間ね。」「怒涛だった。」「思い返すと色々ありましたわねぇ...」

「後輩できちゃうねぇ!」「ヒーロー科部活無理だから、あんま絡みないんじゃね?」「有望なやつ来ちゃうなぁ...や〜だ〜!!」

「君たち、まだ約3ヶ月残ってるぞ!期末が控えていることも忘れずに!」

「やめろ飯田、鍋が不味くなる!」「味は変わんねぇぞ。」「おまっ、それもう天然とかじゃなくね!?」

「皮肉でしょ、期末慌ててんの?って。」「高度!!」

 

峰田のツッコミにみんなが笑い声を上げていた。

 

「俺は味方だぞ峰田〜」「期末が近づいてきたらまたみんなで勉強会をいたしましょう。またわたくしの部屋を開けますわ。」

「また爆発しない...???」

 

不安そうな声をあげる芦戸に周りのみんなが(((((爆発!?)))))と内心驚いていた。

 

「研究していなければ爆発することはありませんわよ。...研究 、しましょうか?」

「いや、やんなくて良いよ!うん!」「そうそう!勉強会だからさ!ミーチアも教えてよ!」「そっそうですわ!今回は人数も多いでしょうし、ミーチアさんも一緒にいかがです?」

 

爆発のことを知っている3人が慌てる様子にミーチアが笑いながら言った。

 

「ふふふ...ご安心ください。ちゃんと皆さんと勉強会に参加しますわよ。」




せっかく付き合い始めたんだからもっと二人のことを描写したかったんだけどヒーロー科忙しすぎて無理だったぜ。
最初は初詣とか書いてたんだけど原作読み進めたらなんか緑谷年始早々に雄英戻っててハァ!?って勝手にキレながら消しました(泣)

ミーチアちゃんのいた世界の設定とかって出して欲しい?

  • 欲しい(ストーリー上で)
  • 欲しい(ストーリーとは別で)
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