悪役令嬢のヒーローアカデミア   作:めめ師

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第四話です。A組の話書いてるとみんな登場させるの難しいね。どうしても影薄い子出来ちゃう


学級委員長決め

ヒーロー基礎学が終わって放課後...

ミーチアはクラスメイトと教室に残って反省会をしていた。そうこう話しているうちに教室に緑谷が戻ってくる

 

「おお緑谷来た!お疲れ!!

いや何喋ってるか分かんなかったけどアツかったぜオメー!」

「よく避けたよー!」

「1戦目であんな試合を見せられたら私達も気合いが入っちゃったわ」

 

緑谷の周りにみんなが押しかけて口々に言う。

 

「俺ぁ切島鋭児郎!今、みんなで訓練の反省会してたんだ!」「私芦戸三奈!よく避けたよー!」「蛙吹梅雨よ。梅雨ちゃんと呼んで。」

 

ミーチアは少し離れたところから別のグループで話していた。

 

「騒々しい...」

「良いではありませんか。学生らしくて」

「麗日今度飯行かね?何好きなん?」

「おもち...」

「机は腰掛けじゃないぞ!今すぐやめよう!」

「ブレないな飯田くん!」

 

麗日がその一団から離れ、緑谷の元へ向かっていった。

クラスメイトのひとり、上鳴電気がミーチアに向き直る。

 

「しかしミーチアの個性万能でいいよな!先生好評の時に常闇の補助してたって言ってたけど何してたん?」

「筋力増強、頑強、バリアの魔法をかけていましたわ」

「そんな色々出来んの!?最強じゃん!」

「たしかにあの時何とも言えない万能感があったな。」

「ミーチアの個性ってなんなん?」

 

 

自分の好きな魔術を褒められてミーチアもつい得意げになってしまう。

そこに緑谷の元へ向かっていた一団も戻ってくる。

 

「そうそう気になってた!地面に変な模様書いてたよね!」

「わたくしの個性は【魔術】ですわ。独自のロジックで構成される魔術や魔法を扱いますの」

「魔術と魔法ってどう違うん?」

「魔術は自然現象の再現を行いますわ。水流や風は魔術ですわね。魔法では自然に関しない現象を起こしますわ。筋力増強や回復がこちらですわ。」

「なんでもできるじゃん!すげぇつえぇ個性だな!」

 

そこに蛙水が疑問を投げかける。

 

「地面に模様を書いていたり、呟いていたりするのは何かしら?」

「模様の方は魔法陣ですわ、魔法は術式が複雑ですのでああやって補助をしますの。なくても発動はできますが、あれば断然楽になりますので。

呟いてるのは詠唱ですわね。魔術の術式発動の補助で言霊として術式を組んでいるのですわ。魔法陣よりも簡単ですので、こっちを使っていますわ。」

 

その言葉に数人の男子が呻き声を上げ、常闇は一層目を輝かせていた。

 

「他にもいろいろ出来そうね。」

「ええ、やろうと思えばそれ用の術式を組めば理論上なんでもできますわ。」

「そういうのって自分で編み出したの!?」

「そうですわね。まとめた魔術書なんかもありますのよ。」

 

実際にはミーチアが生み出したわけでは無いものがほとんどだが、それを言っても信じてもらえない。これまたそういう設定なのである。

 

「え!?ちょっと見せて!」

「良いですわよ。」

 

そう言ってミーチアが手をかざすとそこに1冊の分厚い本が現れた。

 

「すげぇ!魔法っぽい!」

「ぽいのではなく魔法なのですわ。これ1冊に個性把握テストで使っていた風魔術の使い方がまとめてありますわ。」

 

そう言って広げるが、魔術用語・魔術文字まみれの本の内容を理解できるものがいるはずもなかった。

 

「え、これ1冊で風のやつなん?じゃあ他にも大量にあるってこと?」

「魔法なんかは場合によってはひとつに何十冊もの本を使ったりしますわね。その分強力だったり便利だったりしますが。」

 

その言葉にみんなは苦虫を噛み潰したような顔になる。若干1名はずっと目を輝かせているが。

 

 

 

次の日、登校すると校門の前はマスコミで溢れかえっていた。ミーチアはそれを避けられず捕まってしまう。

 

「オールマイトの授業はどんな感じでした!?」

「そうですわね...先日戦闘訓練を行いましたが、ヒーローとしての根幹、状況に応じた対応などを学ばせていただきましたわ。」

 

ひとつのインタビューに答えてしまったが最後他からも答えてくれる人と認識されてしまい、その後に相澤先生が助けに来るまでずっと捕まってしまうミーチアなのであった。

 

「あーいうのは雑にあしらっとけ、1個対応しただけでもキリが無くなる。」

「身に染みましたわ...」

 

教室で準備をしていると相澤先生が入ってきてホームルームが始まる。

 

「昨日の戦闘訓練おつかれ。Vと成績見させてもらった。

爆豪、お前もうガキみてえな真似するな。能力あるんだから。」

「...わかってる」

「で、緑谷はまた腕ぶっ壊して一件落着か。個性の制御、いつまでも出来ないから仕方ないじゃ通させねえぞ。俺は同じことを言うのが嫌いだ。それさえクリアすればやれることは多い、焦れよ緑谷。」

「っはい!」

 

「さて、ホームルームの本題だ。急で悪いが今日は君らに...」(((((なんだ...?また臨時テスト...!?)))))

「学級委員長を決めてもらう。」

「「「「「学校っぽいの来たーー!!」」」」」

 

その声にクラス中が一気に盛り上がり皆が挙手しながら声をあげる。

 

「委員長!やりたいですそれ俺!」「リーダー!やるやるー!」「うちもやりたいス」「オイラのマニフェストは女子全員膝上30cm!!」「僕のためにあるやつ☆」「俺にやらせろ!」

 

ミーチアは特段やりたいとも思わないため(やりたい人がいないならやるが)挙手はしなかった。みんなの声の勢いが増していく中、一際大きな声が待ったをかける。

 

「静粛にしたまえ!

他を牽引する責任重大な仕事だぞ!やりたい者がやれるモノではないだろう!周囲からの信頼あってこそ務まる聖務。民主主義に則り真のリーダーをみんなで決めるというのなら...

これは投票で決めるべき議案!」

「そびえ立ってんじゃねーか!何故発案した!」

 

飯田の右手は天へ真っ直ぐ伸びていた。

 

「日も浅いのに信頼もクソもないわ飯田ちゃん」

「そんなんみんな自分に入れらあ!」

「だからこそ複数票をとったものこそが、真に相応しい人間という事にならないか!?

どうでしょうか先生!!」

「時間内に決めりゃなんでもいいよ」

 

そう言って相澤先生はモゾモゾと寝袋に入っていった。

(さすがに適当すぎるのでは?)

 

投票結果...

 

「僕3票ーーー!?」

 

緑谷が3票を獲得し委員長に、八百万が2票で副委員長になったのだった。

 

「なんでデクに...!誰が...!」「まーおめぇに入れるよかわかるけどよ。」

「1票!?誰が俺に入れてくれたんだ!?」「他に入れたのね...」「お前もやりたがってたのに...何がしたいんだよ...」(飯田さんに入れたのはわたくしですが...まあ言わなくてもいいでしょう。)

 

午後の授業が終わって昼休み。ミーチアは教室で弁当を食べていた。

 

「ミーチアちゃんも弁当なのね。一緒にいいかしら?」

「ええもちろん。そういう蛙水さんも弁当ですのね。」

「梅雨ちゃんって呼んで。うちは私が弟たちの弁当を作るついでだからよ。」

「あら、自分で作っているのですね。凄いですわ。」

 

そうこう話していると、突如警報が鳴り響いた。

 

『セキュリティ3が突破されました生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難してください。』

「あら...これは...」

「避難した方が良さそうね。行きましょうミーチアちゃん。」

「お待ちください、今廊下は他のクラスの生徒で溢れかえっていますわ。今行っても混乱するだけ。ましてや1年生はまだ避難訓練も経験していないんですのよ?」

「確かにそうね...それでもご飯を食べ続けるのは違うと思うのだけれど...」

「相澤先生もよく仰っているでしょう。合理的ということですわ。」

 

その後落ち着いてから避難を開始しようとすると敵の襲撃などではなくマスコミだったということが判明した。マスコミは警察が到着してすぐ撤退して行った。

 

午後の最初は学級委員長以外の委員決めとなった。

 

「ほら委員長始めて。」

「でっではほかの委員決めを取り行って参ります...けど、その前にいいですか!

委員長は...やっぱり飯田くんがいいと思います!あんな風にかっこよく人をまとめられるんだ。僕は...飯田くんがやるのが正しいと思うよ。」

 

それを皮切りにみんなが話し出す。

 

「あ、良いんじゃね!飯田食堂で超活躍してたし!

緑谷でも別にいいけどさ!」

「非常口の標識みてえになってたよな。」

(非常口の標識?気になりますわね...)

「なんでもいいから早く進めろ...時間がもったいない。」

 

飯田が立ち上がって声をあげる

 

「委員長の指名ならば仕方あるまい!」

「任せたぜ非常口!」「非常口飯田!しっかりやれよー!」

 

こうして無事学級委員長決めが終わった。

教卓の前で八百万が納得の行かなそうな顔で「私の立場は...???」とこぼしていたが。




ちょい短いですけど、次回からUSJ行くので許して。許してくれてありがとう。
ミーチアちゃん前世ではクラスのまとめ役やってましたが、他の人がやりたいなら全然譲ります。
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