赤い釣り目に金髪のツインドリルで、いわゆるツンデレっぽいお嬢様っぽいのを想像してもらえると多分みんなのイメージは合ってます。
「今日のヒーロー基礎学だが...俺とオールマイト、そしてもう1人の3人で見ることになった。」
「はーい!何するんですか?」
「災害水難なんでもござれ人命救助訓練だ」
そう言って相澤先生がRESCUEと書かれた札を取り出す。その声に教室もざわつき出した。
「レスキュー...今回も大変そうだな」「ねー」「バカおめーこれこそヒーローの本分だぜ!?鳴るぜ!腕が!」「水難なら私の独壇場。ケロケロ」
「おいまだ途中」
相澤先生の言葉に教室内が一斉に静まる。このクラスもだいぶ慣れてきたのだ。
「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。訓練場は少し離れたところにあるからバスに乗っていく。以上、準備開始」
クラス全員が一斉に動き出す。このクラスもだいb(略)
コスチューム着用後、耳郎が話しかけてくる。
「そのローブ動きづらかったりしないの?体操服なんかと思ってた」
「特に問題はありませんわ。もし邪魔になったら最悪破きますわ。」
「だいぶ豪快だね...」
バスの前に皆で並ぶと、委員長に就任した飯田が前で指示を出していた。
「バスの席順でスムーズに行くよう番号順に二列で並ぼう!」
そうやって指示にしたがって入っていくミーチアたちだったが...
乗ってみると横に席が並ぶタイプのバスではなく、公共交通機関によくあるタイプのバスだった。
(あら空回り)
「こういうタイプだった!くそう!!」
「意味なかったなー」
最後に乗った飯田はバスの中を見て項垂れたのだった。それを見て芦戸が励ましとはとても言えない言葉をかける。
バスの中では蛙水と緑谷が話していた。
「私思ったことをなんでも言っちゃうの、緑谷ちゃん」
「あ、はい!蛙水さん!」
「梅雨ちゃんと呼んで。あなたの個性、オールマイトに似てる。」
「そそそそ、そうかな?いやでも僕はそのえー...」
何故か挙動不審になる緑谷をよそに切島が会話に入っていった。
「ちょっと待てよ梅雨ちゃん。オールマイトは怪我しねえぞ!似て非なるアレだぜ。しかし増強型のシンプルな個性はいいな!派手でできることも多い!
俺の硬化は対人じゃ強えけどいかんせん地味なんだよなー」
「僕はすごくかっこいいと思うよ。プロにも十分通用する個性だよ。」
「プロなー!しかしやっぱプロヒーローも人気商売みてえなとこあるぜ!?」
対面の席で青山と芦戸も話していた。
「僕のネビルレーザーは派手さも強さもプロ並み☆」
「でもお腹壊しちゃうのはヨクナイね!」
青山は表情はそのままだが明らかに不満そうな様子を見せた。
「派手で強えっつったらやっぱ轟と爆豪とミーチアだな」
「...わたくしもですか?」
ミーチアの疑問に隣に座っていた緑谷が答える。
「あたりまえだよ!ミーチアさんくらい多彩になんでもできるような個性はなかなかないからね!それに研究次第でいくらでも幅の増えていく個性なんて世界中を探してもほかに見つかるかどうかってレベルで、敵退治だけじゃなくて災害救助でも幅広く活躍できるだなんてトップヒーローレベルの...」
「緑谷ちゃんストップよ。ミーチアちゃんが引いてるわ」
「ハッ!ごめん...」
「い、いえ...ありがとう存じますわ...」(ものすごい早口でしたわね...わたくしの魔術をほめていただけるのは嬉しいのですが...)
「逆に爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気出なそ」
その言葉に爆豪が怒って言い返す。
「んだとコラ!出すわ!」
「ホラ」
「この付き合いの浅さで既にクソを下水で煮込んだような性格って認識されるってすげぇよ」
「てめぇのボキャブラリーはなんだコラ!殺すぞ!」
「...そういう所を言われているのではなくて?」
「低俗な会話ですこと!」「でもこういうの好きだ私」「爆豪くん君本当口悪いな!」
会話が盛り上がっていると前の方から相澤先生の声がした。
「もう着くぞ、いい加減にしとけよ」
「「「「「ハイ!」」」」」
レスキュー訓練の訓練場の中に入ってみると、広場を囲うように壊れた市街地や土砂災害、小さな湖や山岳地帯の入り混じった場所だった。
「「「「すっげー!!USJかよ!?」」」」
「水難事故、土砂災害、火事...etc.
あらゆる事故や災害を想定し僕が作った演習場です。その名も...
(((((USJだった!)))))
そういって施設の説明をするのは宇宙服のようなコスチュームに身を包んだ先生だった。
「スペースヒーロー13号だ!災害救助で目覚ましい活躍をしている紳士的なヒーロー!」
「わー!私好きなの13号」
「13号、オールマイトは?ここで待ち合わせてるはずだが」
「先輩それが...通勤時に
「不合理の極みだなおい。仕方ない始めるか...」
13号先生がみんなの前に立つ。
「えー始める前にお小言を一つ二つ...三つ...四つ...」
(((((増える...)))))
「皆さんご存じだとは思いますが、僕の個性はブラックホール。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね」
ファンらしい麗日はものすごい勢いで首を縦に振っていた。
「ええ、しかし簡単に人を殺せる個性です。みんなの中にもそういう個性がいるでしょう。超人社会は個性の使用を資格制にすることで、一見成り立っているように見えます。しかし一歩間違えれば容易に人を殺せる行きすぎた個性を個々が持っていることを忘れないでください。
相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います。この授業では...心機一転!人命のために個性をどう活用するかを学んでいきましょう。君たちの力は人を傷付けるためにあるのではない、助けるためにあるのだと心得て帰ってくださいな。
以上、ご清聴ありがとうございました!」
「ステキー!」「ブラボー!ブラーボ―!」
皆が話に感動して声を上げる中、ミーチアはあることを考えていた。
(行きすぎた力...わたくしの魔術は明らかにそれに該当しますわ...それも理解さえしてしまえば、だれもが扱えるもの...前の世界では普遍的だったものがこの世界では異物だということをわたくしは自覚せねばなりませんね...むやみやたらに吹聴するべきではありませんわね。)
「そんじゃあまずは......?」
話を始めた相澤先生がふと後ろの広場のほうを振り向くと、声を張り上げる。
「一かたまりになって動くな!13号、生徒を守れ!」
その声にクラス全員が広場に広がる黒い靄とそこからぞろぞろと出てくる人たちを視認した。
「何だアリャ!?また入試ん時みたいなもう始まってんぞパターン?」
「動くなあれは、
「13号にイレイザーヘッドですか...先日いただいたカリキュラムではオールマイトもここにいるはずなのですが...」
「やはり先日のはクソ共の仕業だったか」
「どこだよ...せっかくこんなに大衆引き連れてきたのにさ。オールマイト...平和の象徴...いないなんて...
子供を殺せば来るのかな?」
「敵ンン!?バカだろ!?ヒーローの学校に入り込んでくるなんてあほすぎるぞ!」
「先生、侵入者用のセンサーは...」
「もちろんありますが...」
「現れたのはここだけか学校全体か...なんにせよセンサーが反応しねぇなら、向こうにそういうこと出来る
クラス全体が騒がしくなる中、相澤先生が冷静に指示を出す。
「13号避難開始!学校に連絡試せ!センサーの対策も頭にある敵だ。電波系のやつが妨害してる可能性もある。上鳴、お前も個性で連絡試せ。」「っス!」
「先生は!?一人で戦うんですか!?あの数じゃいくら個性を消すっていっても!イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ...正面戦闘は...」
「一芸だけじゃヒーローは務まらん、13号!任せたぞ!」
「少々お待ちください。わたくしの魔法をかけますわ。...筋力増強、頑強、バリアの3つですわ。バリアは強めの衝撃にしか反応しませんので、衝撃を伴わない攻撃にはご注意くださいな。」
ミーチアが相澤先生を止め、その背に手をかざして魔法をかけた。
「助かる」
そう言って相澤先生は広場に飛びだしていく。
敵が遠距離攻撃で迎撃しようとするが、個性が発動せずそのまま巻き付けられて二人、制圧した。
異形型の敵が前に出てくるがそれに対しても格闘戦を仕掛け、瞬く間に追加で二人制圧した。
「すごい...!多対一こそ先生の得意分野だったんだ。」
「分析してる場合じゃない!早く避難を!」
「させませんよ」
13号に率いられ、避難しようとした矢先、目の前に黒靄が広がった。
「初めまして。我々は敵連合。僭越ながら...この度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせていただいたのは、平和の象徴オールマイトに息絶えていただきたいと思ってのことでして。
本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるハズ...ですが、何か変更があったのでしょうか?
まあ...それとは関係なく、私の役目はこれ。」
(オールマイト先生を殺すのが目的...そういうことの出来る個性を持ったものが居るということですわね。わたくしも別で備えておきましょう。)
目の前の敵を包む靄が広がろうとする瞬間、爆豪と切島が敵に襲い掛かった。
「その前に俺たちにやられることは考えてなかったか!?」
しかし一瞬にして広がった靄が晴れたとき、敵は何事もなく出てきた。
「危ない危ない...そう...生徒といえど優秀な金の卵。」
「ダメだどきなさい!二人とも!」
13号が叫ぶがすでに遅かった。クラス全員を広がった靄が包み込んだのだった。
靄が晴れた瞬間、ミーチアは土砂ゾーンにいた。目の前には、敵が複数。ミーチアが魔術を使おうと構えた時、一瞬にして、あたりが氷に包まれた。
「子供一人に情けねぇな。しっかりしろよ、大人だろ?」
「轟さん...さすがですわね」
「お前もここだったか、もう終わったぞ。俺はこいつらに聞きたいことがある。お前はほかに救援に行ってやれ」
「了解しましたわ」
ミーチアはその場にしゃがみこんで、魔法陣を描き始める。
「...何してんだ?」
「皆様がどこにいらっしゃるかわかりませんので、やみくもに探すよりこれで救援の必要そうなところを探したほうが早いですわ。」
「そうか」
轟が敵に対して尋問を始めるのをよそに、完成した魔法陣に魔力を流し込む。
そこで確認できたのは皆戦っているか、もしくは隠れていること、敵に対して多くは劣勢ながらも撃破を重ねていることだった。
(これなら大丈夫そうですわね...なら、相澤先生の元へ)
―ミーチアが状況を確認している最中、轟が敵に尋問をする。
「散らして殺すっつってたが、言っちゃ悪いがあんたらどう見ても個性を持て余した輩以上には見受けられねぇ。」
「こいつ...移動してきた途端に...本当にガキかよ...いっててて」
「なあ、このままじゃあんたらじわじわと体が壊死していくわけなんだが...俺もヒーロー志望。そんなひでぇことはなるべく避けてぇ。
あのオールマイトをやれるっつう根拠...策ってなんだ?」
「...広場にいるでかくて黒いやつ...あいつがオールマイトに匹敵するパワーを持ってるって言ってた。それと黒霧さんと死柄木さんで協力するらしい...クッソ、いてぇ!早く助けてくれ!」
「黒霧ってのはモヤのやつだろうな。死柄木ってのは?」
「身体中に手を着けてる人だよ!」
そこまで聞いたところでミーチアから声がかかる。
「轟さん、わたくしは相澤先生の救援へ行ってまいりますわ」
「ああ、黒くてでかいやつと靄のやつ、手だらけのやつに注意しろ。そいつらがオールマイト殺しの実行犯らしい。」
「...わかりましたわ。風よ、わたくしと共に行きましょう。」
そういってミーチアは風魔術で広場まで飛んで行った。
次でようやくまともに戦えるかな?魔法の威力とくとご覧あれ!
説明してませんでしたが、A組20人です!砂藤くんごめん!君いないんだ!