悪役令嬢のヒーローアカデミア   作:めめ師

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第七話です。先の展開考えるの難しいね...ミーチア自身の設定とか節目ごとの展開とかは決まってるけど、それを出力仕切らない私のスペックが憎い...


雄英体育祭 開会

USJ襲撃事件が終わり、翌日は臨時休校となった。それから翌日。

 

「皆―!朝のHRが始まる席に付け―!!」

「ついてるよ。ついてねーのはおめーだけだ。」

 

その時教室の扉があき相澤先生が入ってくる。

 

「おはよう。」

「相澤先生!肘大丈夫なんですか?崩れたって聞いたんですけど!」

「俺の安否はどうでもいい。何よりまだ戦いは終わってねぇ」

「戦い?」「まさか...」「まだ敵がー!?」

 

相澤先生が眼光を鋭くして言った。

 

「雄英体育祭が迫ってる!」

「「「「くそ学校っぽいの来たああああ!!!」」」」

 

その言葉にクラスが一気に盛り上がった。

 

「待って待って!?敵に侵入されたばっかなのに大丈夫なんですか!?」

「逆に開催することで雄英の危機管理体制が盤石だと示す...って考えらしい。

警備は例年の五倍に強化するそうだ。何より雄英の体育祭は...最大のチャンス!

敵ごときで中止していい催しじゃねぇ」

 

相澤先生の言葉に峰田が反論する。

 

「いや、そこは中止しよう?」

「峰田君...雄英体育祭見たことないの!?」

「あるに決まってんだろ。そういうことじゃなくてよ...」

「...そういえばわたくし、見たことありませんわ。」

「「「「「ええ!?」」」」」

 

ミーチアがぼそっと言うとクラス中の視線が集まった。

 

「だ、だってわたくし家では自分の図書館にこもって魔術の研究ばっかりやっていましたので...」

(((((自分の図書館????)))))

 

相澤先生が雄英体育祭の説明を始める。

 

「ウチの体育祭は日本のビッグイベントの一つ!かつてはオリンピックがスポーツの祭典と呼ばれ全国が熱狂した。今は知っての通り規模も人口も縮小し形骸化した。

そして日本において今かつてのオリンピックに変わるのが雄英体育祭だ!」

「当然全国のトップヒーローも観ますのよ。スカウト目的でね!」

資格取得後(卒業後)はプロ事務所にサイドキック入りがセオリーだもんな。」

「そっから自立しそびれて万年サイドキックってのも多いんだよね。上鳴あんたそーなりそう。あほだし。」「クッ!」

「当然名のあるヒーロー事務所に入ったほうが経験値も話題性も高くなる。時間は有限。プロに見込まれればその場で将来が切り開けるわけ三回だ。

年に三回...計三回だけのチャンス、ヒーロー志すなら絶対に外せないイベントだ!

...わかったかミーチア。お前もちゃんと全力で挑めよ」

「わかりましたわ」

 

そして午前の授業が終わって昼休み。

「なんだかんだテンション上がるなおい!活躍して目立ちゃプロへのどでけぇ一歩を踏み出せる!」

「プロがスカウト目的で見るって言ってましたものね。どういう感じかは想像もつきませんが、普通の体育祭ではないのでしょう?」

「おうよ!学年全員で競い合ってトップを決めるっつー超熱いイベントだぜ!」

「クラス対抗とかではなく個人戦なんですのね。このクラスの皆さんと競い合うのもまた楽しそうですわ」

 

皆で話していると後ろから麗日の声が聞こえた。

 

「皆!!私!!頑張る!!」

 

麗日はいつになく燃えているようで、怖い顔をしながら右手のこぶしを天高くつき上げた。

 

「おおーーーけどどうした、キャラがフワフワしてんぞ!」「麗日さんがここまで熱くなるなんて...相当楽しみでしたのね...」

 

麗日に合わせてこぶしを上げながらみんなが言った。

その時八百万が思い出したようにミーチアに話しかけた。

 

「そういえばミーチアさん、USJで私たちを襲っていた敵を拘束してくれたのってミーチアさんですよね?

あの時はありがとうございました。」

 

八百万に続いて山岳ゾーンに飛ばされていたクラスメイトが集まってきた。

 

「あ、そうそう!あん時上鳴が人質に取られてマジでやばかったんだよ。人質に取られてんのに上鳴ウェイったまんまで...ブフッ!」

「笑うなよ!俺マジで死ぬかと思ったんだから!」

「いえ、お礼には及びませんわ。困ってる友達を助けただけですので。」

 

そして放課後――

 

「うおぉぉぉ...何事だぁ!?」

 

教室の前に他のクラスの人たちが詰めかけており、廊下に出られなくなっていた。

 

「出れねーじゃん、何しに来たんだよ。」

「敵情視察だろザコ。敵の襲撃を耐え抜いた連中だもんな。体育祭の前に見ときてぇんだろ。

意味ねぇからどけモブ共」

「知らない人のこととりあえずモブっていうのやめなよ!」

 

人混みの奥から一人の男が前に出てきながら言う。

 

「どんなもんかと見に来たがずいぶん偉そうだなぁ。ヒーロー科に在籍するやつはみんなこんななのかい?

こういうの見ちゃうとちょっと幻滅するなぁ。

普通科とか他の科ってヒーロー科落ちたから入ったってやつ結構いるんだ。知ってた?

体育祭のリザルトによっちゃヒーロー科への編入も検討してくれるんだって。その逆もまた然りらしいよ...

敵情視察?少なくとも俺は調子乗ってっと足元ごっそり掬っちゃうぞっつー...宣戦布告しに来たつもり。」

「隣のB組のもんだけどよう!敵と戦ったっつうから話聞こうと思ってただがよぅ!えらく調子づいちゃってんなオイ!本番で恥ずかしい事なっぞ!」

 

普通科、Bの生徒に言われ黙る爆豪をクラスのみんなが見守るが...何も言わず他科の生徒を生徒を押しのけ出ていこうとする。

 

「待てコラどうしてくれんだ!おめーのせいでヘイト集まりまくってんじゃねぇか!」

「...関係ねぇよ」

「はあーーーー!?」

「上に上がりゃ、関係ねぇ」

 

「くっ...シンプルで男らしいじゃねぇか...」

「上か...一理ある。」

「本当に一理あります?」

「騙されんな!無駄に敵増やしただけだぞ!」

 

 

 

 

それからミーチアは家に帰った時、浮島院長から声をかけられた。

 

「ミーちゃん、体育祭そろそろだよね?応援してるから!頑張ってね!」

「ミーねぇ!絶対優勝してね!皆で見るから!」

「ありがとうね。わたくしも頑張りますわ」

 

そう言ってミーチアは自室に籠って研究に勤しむのだった。

 

「体育祭。個人戦ですものね。クラスの皆対策の魔法でも開発いたしましょう。」

 

 

 

それから2週間、雄英体育祭本番当日。

相澤先生の言う通り今年の雄英体育祭は例年より警備が厳しくなっていた。

 

校門前で入場審査を待つマスコミの姿が多くあった。

 

「入場審査長いねぇ...」

「敵の襲撃受けてっからな。厳重にすんのは仕方ねぇさ。今年に限っちゃ開催に批判的な声も上がってる。」

「物議を醸すイコール数字を取れるよ!今年の目玉はやっぱ1-A組ね!」

 

別の場所では警備の依頼を受けたプロヒーローもいる。

 

「ラストチャンスにかける熱と経験値からなる戦略等で例年メインは3年ステージだけど、今年に限っちゃ1年ステージ大注目だな」

「我らもスカウトに勤しみたいところだが。」

「警備依頼が来た以上仕方ねぇよ」

「なんか全国からプロヒーロー呼んだらしいですね。」

 

一方その頃、1-Aクラス控え室にて。

 

「みんな準備は出来てるか!?もうすぐ入場だ!」

「コスチューム来たかったなー」

「公平を期すため着用不可なんだよ。」

 

控え室の端で緊張したように手に人と書いて飲み込んでいる緑谷に轟が話しかける。

 

「緑谷」

「轟くん...何?」

「客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う。

...お前、オールマイトに目ぇかけられてるよな?別にそこを詮索するつもりはねぇが...お前には勝つぞ」

 

突然の宣戦布告にクラス中の視線が集まった。

 

「おぉ!?クラス最強が宣戦布告!?」

「急に喧嘩腰でどうした!?直前にやめろって...」

「仲良しごっこじゃねぇんだ。何だっていいだろ。」

 

轟の近くにいた切島が轟を止めようと声をかけるが、聞く耳を持たなかった。

対して宣戦布告を受けた緑谷は俯いて数秒沈黙した後、覚悟を決めたように言った。

 

「轟くんが何を思って僕に勝つって言ってんのか...はわかんないけど、そりゃ君の方が上だよ。実力なんて大半の人に敵わないと思う、客観的に見ても...」

「緑谷もそーゆーネガティブなこと言わねぇ方が...」

「でも...!

みんな...他の科人も本気でトップを狙ってるんだ...僕だって遅れをとる訳には行かないんだ。

僕も本気で、取りに行く!」

「...おお」

(青春というものですわね...)

 

精神年齢が周りよりも上(正確には前世18+今世11年)のミーチアは自分には関係無いという風に横から眺めていた。

それから少しして、1年ステージの入場が始まった。

 

『雄英体育祭!ヒーローの卵たちが我こそはとシノギを削る年に1度の大バトル!

どうせてめーらアレだろコイツらだろ!?敵の襲撃を受けたにもかかわらず鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!

ヒーロー科!1年!A組だろおぉぉ!?』

「わぁぁぁ...人がすんごい...」

「多人数に見られる中で最大限のパフォーマンスを発揮できるか...これもまたヒーローとしての素養をみにつける一環なんだな。」

「本当にここまで多くの人に見られるのですね...(王国主催のパーティーでもここまで人が集まったことなんてありませんし...本当にすごいですわね、雄英体育祭)」

「めっちゃ持ち上げられてんな...なんか緊張すんな...」

「しねぇわただただアガるわ!」

 

『B組に続いて普通科C・D・E組!サポート科F・G・E組も来たぞー!そして経営科...』

 

全クラスの入場後、ミッドナイト先生が前に立つ。

 

「選手宣誓!」

 

その声とともに手に持ったムチを振るいピシャアンと気持ちのいい音を出す。

 

「18禁なのに高校に居ていいのか?」「いい」

「静かにしなさい!選手代表!1-A組、爆豪勝己!」

 

爆豪が手をポケットに入れたまま気だるそうに言う。

 

「せんせー。俺が1位になる。」

「絶対やると思った!」

 

明らかに挑発と取れる宣誓内容に他のクラスから一気にブーイングが飛んだ。

 

「調子乗んなよA組オラァ!」「ヘドロヤロー!」「なぜ品位を貶めるようなことをするんだ!」

 

対して爆豪は首を掻っ切るジェスチャーをしながら「せめて跳ねの良い踏み台になってくれ」とさらにその場をヒートアップさせるようなことを言っていた。

 

ブーイングの収まらないうちにミッドナイト先生が進行を進める。

 

「さーてそれじゃあ早速第1種目行きましょう!」

「雄英ってなんでも早速だね。」

「いわゆる予選よ!毎年ここで多くの者が涙を飲むわ!

さて、運命の第1種目!今年は...コレ!」

 

ミッドナイトが指さすモニターには障害物競走と書かれていた。

 

「計11クラスでの総当たりレースよ!コースはスタジアムの外周約4キロ!わが校は自由さが売り文句コースさえ守れば何をしたって構わないわ!

さあさあ位置に付きまくりなさい!」

 

11クラス全員がスタート地点に着いた後、スタートの合図が鳴った。

 

『スターーーーーート!!!』

 

今、雄英体育祭が始まった。




ミーチアちゃんの設定はこんな感じで(自分の図書館発言)少しずつ開示していく予定です。どっかで一気に進むタイミングとかはあるかもしれんが...原作を参考にしなくても書ききれるくらいエミュが上手ければなーと常々思うのです。
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