~遊星の時代 ネオ
時は遊星達、シグナー対ダークシグナー、ゴドウィンとの戦いが終わり、サテライトとネオ童実野シティが繋がる橋が完成して間もない頃、遊星は高台の上からネオ童実野シティを眺めていた。
遊星「・・・」
???「遊星」
???「また、あの夢を見たのか?」
遊星に声をかけたのはジャック・アトラスとクロウ・ホーガンだった。
ジャック「お前が
遊星「俺の親父の研究のせいで、一度、
ジャック「だか、ゼロリバースはお前のせいではない。赤ん坊だったお前に何ができたと言うんだ?」
クロウ「そうだ。それに、モーメントの暴走は不動博士じゃなく、ルドガーが原因だったんだ」
ゼロリバースとは17年前、ネオ童実野シティをモーメントで、統制しようとした際に、シティの中枢のモーメントが暴走して発生、激しい衝撃波によって町は崩壊、シティとサテライトの大地は分断し、多くの死傷者が出てしまった。死傷者はジャックの両親とクロウの両親も含まれている。遊星の父親である不動博士はその研究の責任者だった。
遊星「わかっているさ」
クロウ「ほらよ」
ブンッ
パシッ
クロウは遊星にヘルメットを投げ渡した。
ジャック「こんな時のためのデュエルだ」
クロウ「スカッとしようぜ!」
遊星「・・・ああ!」
~ネオ童実野シティ ハイウェイ~
ギュイイイン!
三人はD・ホイールに乗り、ネオ童実野シティのハイウェイでD・ホイールを運転し、走らせた。
遊星(俺がやっと取り戻したネオ童実野シティの平和、俺はどんな事があっても、この町を守ってみせる!)
ギュオオオン!
遊星「っ!?」
突然、白くて巨大なD・ホイールに乗り、顔に仮面を被った
長い金髪の男が現れた。
クロウ「何だ!?あのデケェD・ホイールは!?」
チカッチカッ
仮面の男はD・ホイールのライトを点滅させた。遊星達にデュエルを挑む合図を出しているようだ。
ジャック「俺達に勝負を挑むとは、いい度胸だ!」
遊星「このデュエル、俺にやらせてくれ!」
クロウ「ああ!任せるぜ遊星!」
音声『デュエルモード、ON』
遊星「ライディング・デュエル!アクセラレーション!」
遊星と仮面の男のデュエルが始まり、数ターンが経過した。
ズドォォォン!
遊星「くっ!」
クロウ「あの仮面野郎、攻撃を実体化させてやがる!」
ジャック「ヤツもアキと同じサイコデュエリストか!だが、ヤツのフィールドはがら空きだ!一気にケリをつけてしまえ!」
遊星はスターダスト・ドラゴンのカードを見る。
遊星「行くぞ、スターダスト・ドラゴン!俺はLV5のジャンク・ウォーリアーにLV3のジャンク・シンクロンをチューニング!」
仮面の男「来るか」
遊星「集いし願いが、新たに輝く星となる!光差す道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ、スターダスト・ドラゴン!」
スターダスト・ドラゴン『グオオオ!』
遊星はエースモンスターのスターダスト・ドラゴンを召喚した。
スターダスト・ドラゴン 攻撃力2500
マスクの男「それを待っていた」
バッ!
仮面の男は白紙のカードを取り出した。
遊星「何っ!?白紙のカードだと!?」
ギュオオオオ!
クロウ「何だ!?」
ジャック「まさか!?」
スターダスト・ドラゴン『グオオ!?』
ギュイイイン!
スターダスト・ドラゴンは白紙のカードに吸い込まれ、マスクの男が持っていた白紙のカードはスターダスト・ドラゴンのカードに変化した。
ジャック「バカな!?スターダスト・ドラゴンが!?」
クロウ「ヤツのカードに!?」
遊星「吸い込まれたというのか!?」
仮面の男は遊星の隣に移動し、並走する。
仮面の男「フフ、不動遊星、お前のスターダスト・ドラゴンは頂いていく。この時代と共に滅びるがいい」
遊星「何だと!?」
マスクの男「ハハハ!」
ギュオオオン!
仮面の男はD・ホイールのスピードを上げた。
遊星「おい、待て!」
シュパァッ!
クロウ「消えた!?」
仮面の男はD・ホイールと共に白い光に包まれ、消えてしまった。
キキィッ!
三人はD・ホイールを停車させ、遊星はスターダスト・ドラゴンのカード見る。スターダスト・ドラゴンは奪われた
ため、スターダスト・ドラゴンのイラストが消えた状態になってしまった。
~ポッポタイム~
三人は自分達の拠点である、ポッポタイムへ帰宅した。
ジャック「一体、何が起きたんだ!?」
クロウ「あんな消え方、ハンパじゃないぜ!」
遊星「ヤツは俺の名前を知っていた・・・」
ジャック「最初からスターダストを狙っていたというのか」
ガチャッ
アキ「遊星!」
遊星「アキ、
遊星達の仲間である
ジャック「何の用だ?今はお前達の相手をしてる暇はないぞ!」
龍亜「何だよ!俺達は大スクープを発見したんだぜ!」
遊星「何を見つけたんだ?」
龍可「図書館でデュエルモンスターズの歴史を調べていたらコレが・・・」
ピッ
龍亜は記事のデータが入ってる端末を遊星に渡し、遊星は画面を開く。
クロウ「ん?随分、昔の記事だな」
それは銀髪の男性が、背の低い男子高校生にトロフィーを渡している写真が載っている記事だった。
ジャック「この男なら知っているぞ。インダストリアル・イリュージョン社の初代会長、ペガサス・J・クロフォード、デュエルモンスターズの生みの親だ。」
クロウ「一緒に写っている学生は?」
龍亜「クロウ、本気で言ってる!?」
龍可「歴史の教科書にも載っているのよ!」
アキ「
クロウ「し、仕方ねぇだろ!サテライト出身の俺は学校なんて通ってなかったんだ!」
ジャック「同じサテライト出身の俺や遊星でもわかるぞ」
クロウ「ぐっ!」
遊星「この人はデュエルモンスターズ史上最強と言われた最強の
クロウ「すげぇ!」
ジャック「一度はデュエルしてみたいものだ。ま、タイムスリップしない限り、不可能だがな」
遊星「これを見せに来たのか?」
アキ「違うの!次の記事を見て!」
ピッ
遊星はアキの言う通り、スクロールして次のページを開いた。
遊星「何っ!?」
その記事にはスターダスト・ドラゴンが建物を破壊し、そのせいで火災が起きている写真が写っていた。
遊星「スターダスト・ドラゴン!?」
ジャック「どうしてこの時代に!?」
龍亜「こっちが聞きたいよ!」
クロウ「何々?『突然、世界各地に出現したドラゴン達が
遊星「スターダスト・ドラゴンが過去へ・・・しかも、
アキ「こんなデタラメな歴史、初めて聞いたわ。そして下の方も見て!」
三人は記事の下の方を見ると、十代と明日香の顔写真が載っていた。
クロウ「うわ!この女の人、めちゃくちゃ美人だな!」
ジャック「確かにな」
龍可「もう!そうじゃないでしょ!」
クロウ「えっと、この二人がどうかしたのか?」
アキ「歴史の勉強しときなさいよ・・・」
遊星「男性は日本の元祖デュエル・アカデミアの英雄、二代目キング・オブ・デュエリストの
ジャック「フム、『プロデュエリストの遊城十代と交際相手の天上院明日香、謎の白いドラゴンに襲われ死亡した』と書いてあるな。」
クロウ「あれ?結婚してるなら苗字は同じハズだよな?」
アキ「そう!そこも変なの!この二人は結婚して夫婦になるハズなのに、結婚する前に死んだ事になってるのよ!」
クロウ「何だって!?」
ジャック「どうなってるんだ!?」
遊星「っ!」
遊星は何かに気付き、スターダスト・ドラゴンが写っている写真の下の方を拡大する。
遊星「さっきの仮面の男だ!」
クロウ「さっきまでデュエルしたヤツまで何でこの時代に!?」
遊星「仮面の男が『この時代』と言っていた意味・・・そうか!ヤツが乗っていたD・ホイールはタイムマシンなんだ!」
龍亜「え!?タイムマシン!?」
ジャック「過去へタイムスリップし、歴史を変えてるってことか!」
クロウ「だから突然、消えたんだ!」
龍可「遊星、現在の時代の技術でもタイムマシンを作ることは不可能よね?」
遊星「ああ、絶対とは言えないが、さすがに現在の時代の優秀な科学者でもタイムマシンを作るのは無理だろう」
ジャック「だとしたら、仮面の男は未来人ということになる」
クロウ「スターダスト・ドラゴンを吸収したあの白紙のカードも未来の技術で作られた物ってことか」
龍亜「未来では遊星は有名人なのかな?」
アキ「でしょうね。遊星はフォーチュン・カップで優勝し、キングになったから」
クロウ「だから遊星とスターダスト・ドラゴンの事を知ってたんだな」
ガチャッ!
カーリー「はぁ、はぁ、ジャック!大変!」
女性記者のカーリー・
ジャック「カーリー、どうした?そんなに息を切らして」
カーリー「町が・・・ネオ童実野シティが消滅しようとしてるの!」
ジャック「何だと!?」
クロウ「消滅だって!?」
遊星「外へ出よう!」
遊星達は外に出て、町の様子を見た。まだ昼なのに空は夜のように暗くなり、更に建物が次々と黒い塵となり、消滅していく光景だった。
ゴオオオオ
パラパラ
市民『うわああ!』
龍可「な・・・何アレ?」
龍亜「お・・・俺達の町が!」
アキ「消えていく・・・」
カーリー「どうなってるの!?ジャック!」
ジャック「あくまで仮説だが、仮面の男がスターダスト・ドラゴンを使って歴史を変えてしまった影響で滅びようとしてるんだろう」
クロウ「それってネオ童実野シティどころか世界全体の問題じゃねぇか!」
遊星「俺達の町が・・・いや、世界が崩れていく・・・仮面の男を止めないと!」
龍可「止めるって、どうやって過去に行くの!?」
龍亜「タイムマシンなんて無いじゃん!」
キィィン
すると遊星、ジャック、クロウ、アキ、龍可の右腕に付いている赤き竜の痣か光りだした。
遊星「っ!?」
ジャック「これは!」
クロウ「赤き竜!?」
そして赤き竜の痣が一つになり。遊星の背中に、赤き竜の紋章が浮かんだ。そして遊星のD・ホイールに赤いオーラ
が纏った。
アキ「赤き竜が遊星に力を!?」
龍可「そうか!赤き竜が過去へ連れていってくれるのね!」
龍亜「赤き竜ってそんな力まであんの!?」
遊星「よし!」
キィィン!
遊星はD・ホイールに乗り、エンジンをかける。
遊星「俺はヤツを追ってスターダストを取り戻す!」
アキ「待って、遊星!私も連れてって!仮面の男がサイコデュエリストなら私の力が必要よ!」
遊星「しかし危険だ!アキ達は安全な場所に・・・」
クロウ「何言ってんだ、世界が崩壊しようとしてんだぜ?」
ジャック「安全な場所なんて無いぞ。アキの言う通り、間違いなく同じサイコデュエリストであるアキの力が必要だ」
龍亜「そうだよ!戦力は多いほうがいいよ!」
龍可「世界を救う為にも!」
遊星「わかった・・・アキ、力を貸してくれ!」
アキ「ええ!」
アキはD・ホイールのシートの後ろ側に乗り.遊星に掴まる。
カーリー「頑張ってね!二人とも!」
クロウ「町の人達の救助は任せろ!」
ジャック「さっさとヤツを倒してこい!」
龍亜「遊星!アキ姉ちゃん!絶対帰ってきてね!」
龍可「約束よ!」
遊星「もちろんだ!行くぞ、アキ!」
アキ「ええ!スターダストを取り戻しましょう!」
ギュオオオン!
遊星はハイウェイに向かって走り出し、猛スピードでハイウェイを走ると、赤き竜が出現した。
赤き竜『クオオオオ!』
遊星「赤き竜よ!俺達をスターダスト・ドラゴンのところへ導いてくれ!」
シュパァッ!
遊星とアキは赤い光に包まれて消えた。こうして二人は過去へ向かった。
時間かかった