~十代の時代 ビル街~
遊星とアキは十代と明日香が結婚し、十代が二代目キング・オブ・デュエリストになること以外、自分達の時代で起きた事を説明した。その事を話さなかった理由は、この時代では十代と明日香はまだ結婚しておらず、十代はまだ二代目キング・オブ・デュエリストになっていないため、話してしまったら更に歴史が変わってしまう可能性があるからだ。
遊星「こうして俺達はこの時代にタイムスリップしたんです」
十代「白紙のカードで吸収・・・デュエルモンスターズのカードが消えるってのはそういう事か・・・ヨハンや翔のエースモンスターは同じ方法で奪われたんだろうな。俺のネオスまで吸収されなくてよかったよ」
明日香「しかも遊星君とアキちゃんが来てくれなかったら私達は仮面の男に殺されていたなんて・・・二人は私達の命の恩人ね」
十代「それにしてもタイムスリップか・・・」
明日香「十代?」
アキ「どうかしたんですか?」
十代「いや、アカデミアの卒業式の日に俺も過去にタイムスリップして遊戯さんとデュエルしたんだよ」
明日香「え!?」
アキ「遊戯さんって・・・」
遊星「初代キング・オブ・デュエリストの
十代「ああ」
アキ「明日香さん、本当なんですか!?」
明日香「私だって初めて知ったわよ!」
十代「言っても信じてもらえないだろ?やっぱり遊星達の時代でも遊戯さんは有名人なんだな」
アキ「はい、私達の時代のデュエル・アカデミアの歴史の教科書にも載っているんですよ!」
十代「凄いな。まあ、俺達もアカデミア時代の時、授業で遊戯さんの事を習ってたり、修学旅行も遊戯さんの故郷の
ヒソヒソ
遊星(アキ、童実野町って確か昔のネオ童実野シティの名前だよな?)
アキ(ええ、都市開発で名前が『ネオ童実野シティ』に変わったの)
十代「結果は俺の負けだったけどな。遊戯さんはめちゃくちゃ強かったよ」
明日香「デュエルキングとデュエルしたなんて羨ましいわ」
遊星(初代キング・オブ・デュエリストと二代目キング・オブ・デュエリストのデュエル・・・すごいデュエルだったんだろうな)
十代「俺も歴史の教科書に載ったりしてないかな?」
明日香「だったらプロの世界で活躍しなきゃね」
十代「わかってるって」
アキ(・・・十代さんも歴史の教科書に載ってることは秘密にしとかないと)
十代「けど、
明日香「そうね、過去が滅びてしまったら未来人である遊星君とアキちゃんだけじゃなく、仮面の男自身も消滅する可能性があるのに」
大徳寺『ハッキリ言って、自殺行為と同然ニャ』
アキ「言われてみれば確かに・・・」
遊星「自分自身が消えてもやらなければならない目的があるという事か・・・」
十代「だが理由がどうであれ、アイツに世界を消滅させる権利なんてないぜ」
遊星「十代さん、明日香さん、俺はスターダスト・ドラゴンを取り返さなければならない。ヤツを放っておけば俺達の町は・・・いや、俺達の町だけじゃない!歴史は狂い、世界は滅びてしまう!お二人の力を貸してください!」
アキ「私からもお願いします!」
明日香「ええ!もちろん!」
十代「こんな目に遭わせられて引き下がってられるかっての!」
遊星、アキ「「ありがとうございます!」」
十代「・・・って、どうやってヤツを探すんだ?」
明日香「状況的に考えて更に過去へ行ったんだろうけど、どの時代へ行ったのか・・・」
遊星「そうです、だからまた、どこかの歴史に歪みが生まれ、この時代の記録にも現れる筈です。」
十代「成る程、その歪んだ記録を見つければいいわけだ」
アキ「でも遊星、その記録をどうやって見つけるの?私達の場合はこの時代の記事を偶然見つけただけだし・・・」
遊星「それは・・・」
明日香「私に任せて」
明日香は鞄からタブレットを取り出し、操作する
明日香「万丈目グループのデータにアクセスすればそんな記事が見つかるハズよ」
十代「さすがオベリスク・ブルーの女王だな」
遊星「オベリスク・ブルーの女王?」
十代「ああ、俺達の母校のデュエル・アカデミアには上から順に『オベリスク・ブルー』、『ラー・イエロー』、『オシリス・レッド』の三つランクに分けられてて、明日香は一番上のオベリスク・ブルーの女子ナンバー1だったんだ」
遊星「だから『オベリスク・ブルーの女王』か・・・」
アキ「明日香さんって凄いんですね」
明日香「昔の話よ」
アキ「十代さんはどうだったんですか?」
十代「お・・・俺は・・・」
明日香「十代は実技はトップクラスだったんだけど、筆記が全然ダメだったのよ。しかもワースト1位」
十代「否定できないのが辛い・・・」
アキ「はは・・・」
遊星(二代目キングにも弱点があったんだな)
明日香「見つけたわ!」
アキ「え!?もうですか!?」
十代「さすが明日香だ!」
遊星「明日香さん、ヤツはどの時代に!?」
明日香「えっと・・・そ、そんな!?」
明日香はタブレットに映し出された記事を見て驚愕した。
アキ「明日香さん?」
遊星「どうしたんですか!?」
明日香「皆、これを見て!今から14年前の記事!」
明日香はタブレットに映っている記事を十代達に見せる
十代「そんなバカな!?」
その記事の内容は『インダストリアル・イリュージョン社のペガサス会長が死去、童実野町で開催されたデュエル大会に謎のドラゴンが数体が現れてビル等を破壊し、破壊されたビルの瓦礫の下敷きとなり、死亡』と書かれていた。
遊星「ペガサス会長が死んだ!?」
明日香「この時代にペガサス会長が死んだなんて絶対にありえないわ!」
十代「ああ!今日、俺のプロのデビュー戦にゲストとしてペガサス会長が来てたんだぞ!」
アキ「まさか、仮面の男の目的って・・・」
十代「もしかして!」
十代は嫌な予感がし、ネオスのカードを確認する。
スゥー
遊星「なっ!?」
十代「ネオスが!?」
ネオスのカードはネオスのイラストが消えてしまった状態になった。
遊星「アキのブラック・ローズ・ドラゴンは!?」
十代「明日香のカードはどうだ!?」
アキと明日香も自分のカードを確認する。
アキ「私のブラック・ローズ・ドラゴンも消えてる!」
明日香「私のサイバー・プリマとサイバー・チュチュも!」
そして遊星もカードを確認する。
遊星「俺のジャンク・ウォーリアーまで消えてる・・・間違いない、仮面の男の目的は・・・」
遊星、アキ、十代、明日香「「「「デュエルモンスターズの消滅!」」」」
十代「その為にタイムスリップし、デュエルの生みの親であるペガサス会長を殺したのか!」
ゴゴゴゴ!
十代「な、何だ!?」
明日香「十代、アレ!」
ズガァァン!ズドォォン!
十代達の周りのビルが突然、次々と倒壊していき、黒い塵と化していく。
アキ「私達の時代と同じ現象が起きてる!」
十代「これが二人が言っていた事か!」
遊星「十代さん!明日香さん!急ぎましょう!」
アキ「仮面の男を阻止しないと!」
明日香「ええ!」
十代「ああ!って遊星のD・ホイールは4人も乗れるのか!?」
遊星「さ、さすがに無理です・・・」
明日香「十代!あのバイク、使えない!?」
明日香が指を差した先には一台のバイクがあった。
十代「でかした!貸してもらおう!」
十代はバイクに乗り、エンジンをかけてみる。
ブオオン!
十代「よし、使える!明日香、後ろに!」
明日香「ええ!」
明日香はバイクのシート後ろに乗って十代に掴まり、遊星とアキはD ・ホイールに乗る。
十代「遊星!アキ!準備はOKだ!」
明日香「私達のデュエルを・・・いえ、世界を守りましょう!」
アキ「遊星!」
遊星「ああ!赤き竜よ!俺達を14年前に!」
赤き竜『クオオオ!』
ピカァ!
赤き竜が出現し、4人は赤い光に包まれた。
バシュンッ!
そして遊星、アキ、十代、明日香は消え、14年前に向かった。
ギャバン・インフィニティってぶっちゃけギャバンのスーパー戦隊バージョンですよね