猛き炎 異世界にて最強   作:みかんの白い部分

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騎士団との模擬戦

チュンチュン…

 

鳥のさえずりと共に朝を知らせる教会の鐘が鳴り響き王国全体が始まる合図が広がっていく

 

ハンター「……鐘の音……朝か…」

 

ヒノエ「ふわぁ〜…おはようございます…」

 

ミノト「……ん……朝ですか…?」

 

ハンター「あぁ…鐘の音が聞こえる…どうやら朝の知らせは鐘が響くらしい」

 

ヒノエ「では、起きましょう♩」

 

 

 

着替え中……

 

ハンター「…この服装でいいのか…?(ユクモノシリーズ)」

 

ヒノエ「えぇ!似合っていますよ!さすが私たちの夫です!」

 

ミノト「太刀も似合っていますよ」

 

ハンター「それなら良かったが……お昼頃まで時間がある、街並みを見歩くとしよう」

 

ヒノエ「それなら鍛冶屋を見てみましょう、殿ような武器があるのか知りたいですし!」

 

ミノト「この世界の武器…ランスがあればいいのですが…」

 

 

 

 


 

鍛冶屋「ヤーナリ」

 

王国お墨付きの“最高鍛治職人“の称号を持つ“ヤーナリ・ミトルバス“が運営する大陸全体で規模が5本指に入る規模の鍛冶屋、最高鍛治職人の称号故に様々な国から弟子を迎え入れており厳しい修行に耐えられた者にはヤーナリ直々に鍛治を任される、その鍛冶屋には様々な防具や武器が揃っており、モンスターや魔獣の素材を持っていくと色々なものに変えてしまうまさに錬金術師のような腕前を持つ…しかし全ての武器や道具が高額であり一年の王国市民が稼ぐ一万ベルクを防具一つで超えてしまうのが玉に瑕だが魔獣の防具を着ることでその魔獣の属性を武器に付与することができたり魔獣の持つ特性であるスキルを利用することができダンジョン攻略が快適になることで様々なギルドや旅人から愛用されている

 

 

ハンター「ここがこの世界の鍛冶屋…かなりの規模だな…」

 

ミノト「ここには姉さまを守るのにぴったりの武器があればいいのですが…」

 

ハンター「ミノト…今は現金が無いのを忘れていないか…?」

 

ミノト「……はっ…!」

 

ヒノエ「あらら、ミノトったら♩」

 

 

ハンター「……それにしても……この防具は…どのようなスキルがついているのだ…?」

 

??「そのヴェルパイナ一式には『水属性付与』と『背水の陣』がつくぜ?お客さん?」

 

ハンター「?あなたは?」

 

ポルイ「あぁ、自己紹介が遅れたな?俺はポルイ・ベールナント…この鍛冶屋の運営者であり最高鍛治職人の称号を持つヤーナリ・ミトルバスの一番弟子の“ポルイ・アースデント“だ!よろしく頼むぜ?お客さん?」

 

ハンター「ポルイ…良い名だな…よろしく頼む」

 

ポルイ「こちらこそ、あんた達は?」

 

ハンター「私は、ナギ、流浪の旅人だ…」

 

ヒノエ「私はナギさんの婚約者のヒノエと申します!」

 

ミノト「同じく、ヒノエ姉さまの妹でナギさんの婚約者、ミノトと申します」

 

ポルイ「なんと!二人の婚約者を持つとは…あんたもモテモテだな!」

 

ハンター「モテモテ……とは何かは知らないが愛されてはいる」

 

ヒノエ「まぁ♩」

 

ポルイ「ハハハッ!で?あんたらはここの武器や防具を見にきたわけか!」

 

ハンター「概ねその通りだ…それにしても…様々な武器や防具があるな」

 

ポルイ「あぁ!俺らに掛かればなんでも武器と防具にして見せる…でもそれに見合った金をいただくがさらに金を積んでくれれば魔獣が持つスキルや特性をつけることができるぜ?」

 

ハンター「なるほど…このヴェルパイナーという魔獣は一体…?」

 

ポルイ「あぁ!そいつは南東の第6層魔獣の“流氷竜・ヴェルパイナーの素材をもとにした武器でな!奴の水属性が付与できたり、ヴェルパイナー専用特性の“背水の陣“が使えてな…重傷を負うとステータスがランダムで二つ上がるんだ…まぁハイリスクハイリターンのある防具って覚えればいいさ!」

 

ハンター「なるほど…」

 

ポルイ「だが……あんたらの防具……一体なんだ?見たことのねぇ素材に…質感…それにスキルもついてるな?」

 

ハンター「そうだな、4つのスキルがついている」

 

ポルイ「4つか…つまりは中級装備…ってところか…どんなスキルがついてんだ?」

 

ハンター「会心率が上がる“見切り“、回避時に攻撃を無効する“回避性能“、咆哮を無効化する“耳栓“、そして回復薬の効果が上がる“回復体力UP“が付いている」

 

ポルイ「前言撤退だ…上級防具だな?会心率に向上に攻撃と方向無効…回復薬の効果が上がる?………あんたらの作った防具は…師匠が作ったものか?」

 

ハンター「いや、私たち独自の技術で作られた装備だ、あいにくこの世界にはその技術ができる者が居るかどうかは分からないが」

 

ポルイ「………な〜るほどな…あんたら…レオが言ってた“バケモン“だな?」

 

ハンター「バケモン…?」

 

ポルイ「なんだってステータスが全てSのやつとSとAで埋まってる女性二人がいるって聞かされてな…あんたらだったのか…なら…その化け物じみた覇気と闘気を感じるのも無理もないな…」

 

ハンター「なるほど…噂が回るのはとても早いな、これも王国さながらか…」

 

ポルイ「いやただ単にジジババの井戸端会議の情報量がえげつないだけだ」

 

ミノト「……それはどの世界でも同じなのですね」

 

ポルイ「まぁ…それを聞いて“ギルドマスター“が黙っちゃいねぇと思うがな」

 

ヒノエ「ギルドマスターですか……一体どのような人物でしょうか?」

 

ポルイ「まぁ…大きくまとめると…いいやつだがめんどくさいって感じだ…まるで親の過保護のような感じだ…」

 

ハンター「……なるほど…(ウツシ教官のような感じか……)」

 

ミノト「では…そろそろギルドのところへ向かいましょうか?」

 

ヒノエ「そうしましょう、ではポルイさん、ありがとうございました」

 

ポルイ「あぁじゃあな!」

 


 

 

 

 

ガチャ……

 

ハンター「すまない…レオ殿の命令で正午に来る約束をしていたのだが」

 

受付スタッフ「あっ!ナギさんとヒノエさんとミノトさんでございますね?ギルドマスターがお呼びですので応接室にご案内させてもらいますね!」

 

ヒノエ「ありがとうございます♩」

 

ミノト「…一体…何の用でしょうか?」

 

スタッフ「私たち通常スタッフには何も伝えられておりませんので…」

 

ハンター「そうか…」

 

 

スタッフ「到着しました…ギルドマスター…例の3人を連れて参りました」

 

???「うむ…入ってくれたまえ」

 

ハンター「失礼する…」

 

部屋の中にはレオの姿と白髪に靡く髪を持ち赤色の眼でこちらを観察する女性の姿があった

 

ベリム「すみません…レオの報告を聞き私も一度会ってみたくここに呼ばせてもらいました、自己紹介を…ここのギルドマスターであり王国騎士団『フェンリル』の特攻隊長である“ベリム・ガーナデント“と言います、堅い言い方ではなく軽くベリムと言ってもらって構いません」

 

ハンター「あぁ丁寧にありがとう…ベリム殿」

 

ベリム「こちらこそきてもらって本当に助かります…ナギ殿とヒノエ殿、ミノト殿…では本題を説明させてもらいます」

 

ベリム「単刀直入に聞かせてもらおう……あなた方は…一体何者でしょうか…?」

 

ハンター「…ふむ…なるほど…」

 

ベリム「ギルドの権力を全て利用し様々な国の出生記録などを確認させてもらいましたが…あなた方の情報がまるで0です…まるで…“この世界の出身ではない“と思ってしまうほどです…」

 

ハンター「………(……なるほど…ベリム殿はとても勘が良い…それにベリム殿から放たれている闘気……まだ未熟だが鍛えれば素晴らしいハンターになれる…流石、王国騎士団の隊長というわけか…)」

 

レオ「勝手に調べてしまい申し訳ありません……でも…もし…もし聞かせてもらえれば…こちらとしても安心ができるのです…」

 

ヒノエ「では…話しましょうか?」

 

ハンター「!?!?」

 

ミノト「ね、姉さま!?」

 

ヒノエ「ここで嘘をつくよりかは素直に話したほうが信頼を得れますし、それにこの世界に害を持ってきたわけではありませんでしょう?」

 

ハンター「た、確かにその通りだが…いや…うむ…」

 

ミノト「そ、そうですね…嘘をついたりしても私たちには利益も何もないわけですし…」

 

ヒノエ「では♩私から話させてもらいます♩」

 

ヒノエ「私たち3人組はこの世界とは別の世界からやってきました!」

 

ベリム「………?????」

 

レオ「えっと……本当に…別の世界から……?」

 

ハンター「混乱しているところ申し訳ないが…この本を見てくれ」

 

ベリム&レオ「この本は……?」

 

ハンター「私が今までに戦ってきたモンスターの詳細などが書かれている“ハンターノート“だ」

 

ハンター「この本にはそれぞれのモンスターの特徴、弱点、肉質、有利な属性や操る属性が書かれている」

 

ベリム「な、こんな詳細に描かれている研究所は見たことがない…!」

 

レオ「しかも肉質や弱点への攻撃が数値化されている!?」

 

ベリム「それに…見た目が似ているモンスターでもナギ殿の世界と違う……ほ、本当に…別の世界から…?」

 

ヒノエ「はい……で…この話は信じてもらえないかもしれませんが……この世界に来たきっかけが…私たちが生涯を終えた瞬間に並行世界を観測する“ピルマ“という神とこの世界の最高神である“ミレバ“という女神によって…この世界に来た…と言う訳です…」

 

ベリム「…………えぇ………?」

 

レオ「ま、全くもって…意味が分かりません……」

 

ヒノエ「で、ですよね……すみません…」

 

ベリム「ですが…嘘をついてはいないのは分かりました…説明していただき本当にありがとうございます!」

 

レオ「不明だったのが説明してもらったおかげで不安も取り除けました、私たちの無理に付き合って本当に助かりました!」

 

ミノト「いえ、信頼してくださりありがとうございます…」

 

ハンター「ヒノエの案がとても良かった訳だな…」

 

ヒノエ「良かったです♩」

 

 

 

 

 

ベリム「そして…あなた方を呼ばせてもらったのはもう一つ理由がありまして…ステータスが全てSの旅人とSとAのステータスを持つ姉妹が現れたと王国全体で話題となりまして…その…ぜひ、私と一騎打ちをさせてあなた方の実力を見せてもらいたいのです!!!」

 

 

 

 

 

ハンター&ヒノエ&ミノト「えぇ?

 

 

 

 

 


 

現在地_騎士訓練場_

 

 

ハンター「なるほど…では…実際に戦って私たちのステータスの証明と同時に実力を確かめたい…それで一騎打ちと……」

 

ベリム「はい!受けてくださり本当にありがとうございます!」

 

ハンター「で…どの様な対戦形式なのだろうか…?」

 

ベリム「はい、対戦形式としては自身が愛用する武器種を持ち、相手に攻撃を与え3本を奪えば勝利となっております!」

 

ヒノエ「なるほど……例えば弓もあるのですね?」

 

ベリム「はい!ですが本物の弓矢などは危険なため矢の先端に柔らかい物質をつけているので怪我をすることもありませんので全力できてもらっても構いません!」

 

ミノト「なるほど……では…私たち3人を相手にするのはベリムさんのみですか?」

 

ベリム「いいえ、私の部下の二人がもうすぐ来るのでヒノエさんとミノトさんにはその二人に戦ってもらいます!」

 

ヒノエ「分かりました、では…そのお二人は今どこに…?」

 

 

ベリム「えっと……『遅れました!!!すみません!!!!!』あ、来ました」

 

 

 

 

ヴィル「フェンリル騎士団一番隊副隊長!“ヴィル・ローズ“です!」

 

ジル「同じく、フェンリル騎士団二番隊隊長“ジル・カース“と申します、以後お見知り置きを…」

 

ハンター「ヴィル殿、ジル殿、宜しく頼む」

 

ヴィル「あ!噂の新人ギルドメンバーさん達ですね!」

 

ジル「おいヴィル!ナギさん達が困っているだろう…すみません…こいつは熱血でいいやつなのですが…猪のように猪突猛進な所があって…」

 

ハンター「いえ…慣れているので大丈夫だ…」

 

ヒノエ「むしろヴィルさんよりも熱血な人が身近にいたので慣れてますので」

 

ミノト「えぇ、ご心配はいりません」

 

ジル「な、なんとヴィルよりも熱血な人がいるとは……」

 

ベリム「では、お二方も揃ったところで早速模擬戦を始めましょう…!」

 

ヴィル「はい!ではヒノエさん!対戦宜しくおねがいします!」

 

ヒノエ「はい♩お互い全力で行きましょうね!」

 

ジル「宜しくお願いします、ミノト殿」

 

ミノト「はい、遠慮は無用ですジルさん」

 

ベリム「では第一回戦はヒノエさんとヴィルの対決ですね」

 

ヴィル「では!行きましょうヒノエさん!」

 

ヒノエ「えぇ、お願いしますよ?」

 

 

 


 

ヴィルは元々、王国騎士内でも1、2を争う大剣使い、幼少期からもその大剣捌きは現れており木を一刀両断で切ってしまうほど、子供とはいえない剛腕をつけていた…それもあり周りからは“暴君の大剣“と呼ばれており騎士団に入ってからも能力を最大限使い、一番隊隊長と成り上がった…

そんなヴィレは遠距離を使う敵に対しては『近づいてしまえばこちらのもの』という思想を持っておりその思想を実行できる俊敏さと技量を持ち合わせていた…しかし

ヴィルとヒノエの戦闘が始まりヴィルは大剣で地を蹴りながらヒノエとの距離を詰めていくがヒノエは軽々と攻撃を避けながら一瞬にして矢の雨を降らし近接に持ち込ませないヒノエの技にヴィルが防戦一方となっている

 

ヴィル「うぉぉぉぉぉ!」

 

ヒノエ「まぁ…すごいです!」

 

ヴィル「な、何と言う矢の多さ…!」

 

ヒノエはヴィルの振るう大剣をまるで蝶のように回避し決定的な隙を見つけ空からの弓矢と振り絞った音速を超えるような速度の矢にヴィルは苦戦していた…

 

ヴィル「っ!危ねぇ…弾丸のような矢と上からの矢の雨…そして自身の直接攻撃…三位一体のような攻撃か…!」

 

ベリム「す、すごい…あのヴィレが防戦一方になるとは…それにしてもヒノエさんは一体どうやってあのような矢の雨を…?」

 

ミノト「…?あれが普通ではないでしょうか…?」

 

ジル「あのような雨を降らすことが普通なわけがないですよ」

 

ハンター「そうなのか…てっきり誰でもできると思っていたが…」

 

ベリム「あれが戦闘中にできるのは“九竜の和弓“ぐらいですよ……その人でもヒノエさんに勝てるかどうかですが……」

 

コツン…

 

ベリム「そこまで!勝者ヒノエ!」

 

ヴィレ「あぁ…負けてしまいました!」

 

ヒノエ「剣筋も素晴らしいものでした、ありがとうございます!」

 

ヴィレ「はぁ…はぁ…いえ…ありがとうございました…まさかヒノエさんがこんなにも強いとは…汗もかかずに…最小限の動きで最大限の攻撃をすることに驚いてしまいました…」

 

ヒノエ「お褒めの言葉、とっても嬉しいです♩」

 

ベリム「その…ヒノエさんは一体どのような訓練を積めば…そのような弓捌きが?」

 

ヒノエ「えぇっと……使い続けていればこのような動きになっておりまして…」

 

ハンター「ヒノエは生まれながらの天才気質でなんでもすぐに極めてしまう…ある意味ヒノエの訓練は当てにはならない」

 

ヒノエ「そ、そんな?!」

 

ミノト「えぇ、姉さまは

 

ジル「ではミノト殿、ヴィルの失態を晴らさせて見せますので…全力で行かせてもらいます!」

 

ミノト「では、お手柔らかに…」

 

 

 


ジルは元々は王族の家系で生まれ、裕福な環境で育ち、人を守る心があるとても優しく生真面目出あった…ベリムはその生真面目さを評価し訓練をさせ、今では騎士団の二番隊長を勤めるほどの実力を兼ね備えた、実力者となった、ジルは双剣使いで何と最大の武器は何と言っても手数の多さ、その多種多様な技の多さでさまざまなモンスターを狩ってきたしかし…

 

 

ミノト「はぁぁぁ!」

 

ジル「な…なんという風圧……まさに暴風…!」

 

ミノトは双剣の多種多様な技にも対応し双剣の弱点である火力の低さに目をつけ“ジャストガード“による攻撃の受け流し、さらには“シールドタックル“による押し返しにより火力面でも技量面でも苦戦をしているジル

 

ベリム「…ヒノエさんの時もそうでしたが…ミノトさんもとてつもない技量…あなたの里は…一体何なのですか…?」

 

ヒノエ「私たちの里は“百竜夜行“といいモンスターの大群による里の襲撃が当たり前でした……百竜夜行は“とあるモンスター“が引き起こしていた暴風から逃げていただけでしたが…それでも五十年前にとてつもない被害を被り、里の全員も戦えるようにしなくては自分たちの身を守れなかったので…自然と身についていたとしか…でもミノトは努力一筋であのように流れるような技を身に付けたのですよ?」

 

ヴィル「……戦闘民族か何かですか?」

 

ハンター&ヒノエ「え?」

 

ベリム「ヴィル!!!!!」

 

ゴン!!!!

 

ヴィル「す、すみません〜!」

 

ベリム「こんの大馬鹿がすみません…!」

 

ヒノエ「い、いえ…大丈夫ですよ…何も気にしていないので…」

 

ハンター「私も気にしていないから謝る必要はないが…」

 

ベリム「いいえ…せっかく来て貰い模擬戦もさせてもらった人たちに失礼なことを言ったので…!」

 

ハンター「あぁ…そ、そうか……」

 

ヒノエ「それよりも二人の戦闘を見ましょう?」

 

ベリム「えぇ……ジルはミノトさんのランスに押されているようです……それにしても…ミノトさんのランス…見慣れない技ばかりです…何か…糸を使った動きをしていますが…あれもあなた方の里の技術ですか…?」

 

ハンター「あぁ、あれは“鉄蟲糸技“と言い私たちの“翔蟲“を使った技で里のハンターでもあり私の師匠でもある“ウツシ教官“が発明した技です」

 

ヴィル「なるほど…!一度会ってみたいですね!」

 

 

ダン!

 

 

 

 

ランスの強烈な一突きによりジルの双剣が弾き飛ばされ尻餅をつくと負けを認めたかのように清々しい顔をしていた

 

ジル「完敗です、ミノト殿…さすがとしか言いようがありません」

 

ミノト「いえ、そちらこそ素晴らしい動きでした、感銘です」

 

ベリム「そこまで!勝者ミノト!」

 

ヒノエ「流石ですよ、ミノト!」

 

ミノト「いえ…姉さまに比べればまだまだです」

 

ヴィル「負けちゃったね〜ジル〜」

 

ジル「完敗ですね…素晴らしい反応技術や技に驚きです…まさに達人ですね…」

 

 

 

ベリム「さて…ナギ殿…私にも一戦お願いしてもよろしいか?」

 

ハンター「もちろんだ、他の二人だけやって私たちがやるのは不自然だからな、全力でいかせてもらう…!」

 

ベリム「こちらこそです!」

 

 


 

ジル「では、第三戦…ベリム隊長対ナギ殿……はじめ!」

 

 

開始の合図が言い放たれた瞬間にベリムは片手剣で攻める、彼女の最大の武器は剣と盾の応用だ

盾を投げ、相手が弾き落とした隙に片方の剣で攻める、まさに倒すことだけに特化した戦術だがハンターは太刀を構え“見切り切り“に備える…一つ…二つ…盾がハンターに当たる瞬間に勢いよく抜き盾を弾き落としながらベリムの片手剣を流れるように受ける

 

 

ベリム「なっ……なるほど…流石と言ったところか…!」

 

ベリムが後ろに下がり距離をとりながらハンターの様子を伺う、彼女には相手の筋でモンスターを例えて戦闘に挑む…しかし彼女が見ているのは人ではなくモンスターそのもののような威圧、これほどまでに強い相手を見たことがない彼女は内心では怯え・警戒・興奮が有った、これほどまでの強者を相手にしても彼女は楽しそうにしていた

 

太刀と片手剣がぶつかり合う音が周囲に響き渡り一太刀一太刀の筋をハンターは観察していた

呼吸の乱れによる体力低下、振るう時には盾の持つ腕がガラ空きになる、そう言った一つ一つの隙を観察しハンターは隙を見つけた

 

ハンター「………そこだ……」

 

キン……

 

まさに一瞬、瞬く暇もなくハンターはベリムの真後ろで太刀を構え頸に剣先を当てていた

 

ベリム「……見事です…ナギ殿……あなたと一戦を交えて、とっても嬉しいです…!」

 

ハンター「私も、久々の相手に少し興奮してしまった、ありがとう」

 

 

ジル「勝者!ナギ!」

 

 


模擬戦終了後は再びギルドに戻ったベリムとナギ達

 

 

 

ベリム「今日は私たちに付き合ってくださり、ありがとうございました!」

 

レオ「貴方達の強さはこの目でしっかりと見届けました、お見事です」

 

ハンター「ありがとう、そう言ってくれるととても嬉しい…」

 

ヒノエ「いつか、またしたいですね、ミノト?」

 

ミノト「えぇいつかまた…きっと」

 

ベリム「その……貴方たちは明日からはどこへ…?」

 

ハンター「南の国、瑞穂国に向かおうと思っている、しかし…現金がなく馬車には乗れなくてな」

 

レオ「なるほど…ではこちらをどうぞ、私達からの気持ちです」

 

そういいレオは重みのある麻袋と3枚の証明書をハンターの手に渡した

 

ハンター「…?これは?」

 

レオ「これはですね、明日の朝一番の馬車の料金に加え、食料や宿に泊まるための料金を入れた6000ベルクと様々な国に通行料無しで通過できる“王国切符“です」

 

ベリム「あぁ、貴方達が使ってくれるのなら私たちも渡した甲斐があるものです、存分に使ってください」

 

ハンター「いいのか…?!」

 

ヒノエ「まぁ…こんなに…」

 

ミノト「お二方、本当にありがとうございます…!」

 

ベリム「いえ、特訓にも付き合っていただいて何よりです!また会ったときはもう一度対戦願います!」

 

ハンター「あぁ、勿論だいつでも…引き受けるとする」

 

ヒノエ「私もいつかヴィルさんともう一戦したいです!」

 

ミノト「わ、私は…遠慮しておきます…」

 

ヒノエ「あら、そんなこと言わないで、楽しかったでしょ?」

 

ミノト「そ、そうですが…少し疲れました…」

 

ハンター「ミノトは屋外にはあまり行かなかったからな…運動不足だな…」

 

ミノト「ナギさん!?」

 

ヒノエ「ミノトも運動しなきゃダメよ?」

 

ミノト「は、はい…(´・ω・)」

 

ベリル「ふふ…仲が大変よろしいのですね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンター「では、またいつか会いましょう」

 

ヒノエ「またいつか〜!」

 

ミノト「お達者で!」

 

ベリム&レオ「そちらこそ!良い旅を!」

 

 

 

 

 

 

 

 

貴方はヒノエとミノトどっち派ですか?

  • ヒノエ
  • ミノト
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