ダンまちの世界に転生したら不死鳥になってしまった件   作:ヒキニックニク

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 闇派閥が襲いかかってきたので覇気を纏って肉弾戦をくりひろげる。

10人ぐらいいた闇派閥も残るは4人になっていた。

 

「流石に能力使わないでこの人数相手にすんのはキツイなぁ」

 

俺がどれだけ不死鳥の能力に頼っていたのかがわかる。

ゼファー先生も言ってたなぁ。能力に頼り切るなって。

ザルドとアルフィア相手に肉弾戦していたがそれは一対一でやっていたので複数の相手をするのはなれていない。

 

「クソッ!何なんだこのガキは!!」

 

「距離を取って魔法と魔剣をぶちこめ!!」

 

おっとそいつは勘弁してもらいたい。

流石に魔法と魔剣は能力なしじゃ防げない。

俺は距離を取って魔法の準備をしているやつめがけて足をふる。

 

「嵐脚!」

 

ザンッ!

 

「ぎゃああぁぁ!!」

 

「なんでいきなり斬撃が!!?」

 

「ひっひるむな!魔剣を使え!!」

 

「剃!」

 

魔剣をかまえたやつに一気に近づき殴り飛ばして魔剣を回収していく。

 

「後はお前だけだぜ?」

 

指示を出していた男が最後に残った。

 

「チキショウ!こうなったら道連れだあああ!!」

 

男がそう言って上着を脱ぐと男の体には赤い魔石みたいなものが大量に巻き付けられていた。

あれは確か火炎石!

1つでも相当な規模の爆発を起こすものをあんなに!!

 

「アハハハッ!死ねぇ!!」

 

クソがっ!!迷ってる暇はねぇ!!俺は男を掴んで月歩で空に上る。

 

「チッ、大勢は殺せなかったがお前だけでも殺せればいいか。じゃあなクソガキ」

 

そう言って男は空中で俺にしがみついて爆発した。

 

ドッカーーーーーーンッ!!!

 

爆風で人々は飛ばされ建物の窓も割れ砂埃が舞う。

砂埃で周りが見えなくなったのは好都合である。

俺は不死鳥の能力で吹き飛んだ部分を再生していく。

いやぁ流石に最後の爆発は答えたわ。

もう疲れて一歩も動きたくない。

俺は地面に大の字で寝転んで誰か来るのを待っていた。

 

「大丈夫!?」

 

そう言って近づいてきたのは赤い髪をポニーテールに結んだかわいい少女、アストレアファミリア団長アリーゼ・ローヴェル。

俺の推しキャラがいた!!!

 

「はっはい!大丈夫です!!」

 

そう言って体を起こそうと思ったが服が破れて背中が丸見えになっていることに気づき起き上がるのをやめた。

 

「ん?どうかしたの?やっぱりどこか怪我をしてるの?」

 

起き上がろうとしない俺を心配してくれるアリーゼ。

 

「いや、怪我はしてないけど服が破れてしまって背中の恩恵が丸見えになってしまってるんです。主神には誰にも見せてはいけないって言われてるので起き上がれないんです」

 

嘘ではない。

俺の主神はゼウスなので恩恵の形がゼウスファミリアのエンブレムになっている。

なので見られてしまうと大変面倒くさい事になってしまうのだ。

 

「大丈夫よ!!何を見ても私は言いふらしたりしないわ!!」

 

うん。確かにアリーゼはそんなことしないってわかってるんだけどねぇ。

今は他の目があるからなぁ。

 

「主神との約束は守りたいです」

 

「あなたいい子ね!約束を守るのは大事なことよ!でもずっとそのままってわけにはいかないしどうしましょう」

 

うーんと悩んでいるアリーゼの元に黒髪の少女がやってきた。

 

「団長様、何を悩んでいるのですか?」

 

「あら輝夜。そっちは終わったの?」

 

ゴジョウノ・輝夜さんだあああああ!!

アリーゼの次に推していた人が今目の前に!!!

 

「ええ。こっちは終わりました。それで?そこに倒れている子供はなんですか?」

 

「この子は主神との約束をちゃんと守るいい子よ!」

 

「意味がわかりません。少年、説明していただけますか?」

 

俺は輝夜さんにアリーゼにしたのと同じ事を言った。

 

「確かに貴方様の言っていることは正しいですが怪しくもあります」

 

輝夜さんの言っていることにも一理ある。

こんな頑なに背中を見せないのは怪しいと思われても仕方ない。

 

「もしよろしければどこのファミリアか教えてもらえますか?」

 

「ロキファミリアです」

 

「「ッ!?」」

 

俺の答えに2人は驚いていた。

 

「あの主神との約束を守るとは!」

 

「あなたホントにいい子ね!!」

 

ロキは他の人からどんなふうに思われているんだろうか。

 

「アリーゼ、輝夜」

 

「お前ら何サボってんだよ!」

 

俺がロキについて考えていると金髪エルフとピンク色の髪をした子供がやってきた。

あれは!リューさんとライラさんではないか!!

リューさん髪長い!かわいい!!!

ライラさん小さい!俺よりは大きいけど。

 

「サボってないわよ!この子をどうするか考えてたの!」

 

「この少年がどうかしたのですか?」

 

「この子は主神との約束を守って背中の恩恵を見られないようにしているようです」

 

リューさんの疑問に輝夜さんが答えてくれた。

 

「そう!ホントにいい子なの!」

 

「なるほど。主神との約束を守るとは貴方はいいヒューマンのようだ」

 

「でもずっとこのままってわけにはいかねぇだろ。背中が見られなかけりゃ良いんだったらリオンのマントか輝夜が羽織ってるの貸してやれよ」

 

「そうね!リオン、輝夜お願いできる?」

 

「私が貸しましょう。この潔癖ポンコツ妖精にはできませんからねぇ」

 

「取り消せ輝夜!私はポンコツではない!!」

 

リューさんと輝夜さんの言い争いが始まってしまった。

いやぁ生で見られて最高です!!

アリーゼさんは笑顔で見守り、ライラはため息をついて呆れていた。

ああ、スマホがあったらこの光景を動画に収めたい!!

 

「おい、いい加減にしろよ!さっさとこの子に羽織かマント貸してホームに送り届けんぞ!」

 

「だそうですよ?ポンコツではないのでしたら早くマントを貸して差し上げては?」

 

「いいだろう。少年、このマントをはおりなさい」

 

そう言ってリューさんはマントを貸してくれたので背中の恩恵が見えないようにはおる。

肩にはおると引きずってしまうと思い頭からはおるがそれでも少し引きずってしまっていた。

 

「貸していただきありがとうございます」

 

「いえ、私は当然のことしただけです」

 

「でもエルフの方は潔癖だとリベリアが言っていたので」

 

「リヴェリア様を知っているのですか?」

 

「はい。俺はロキファミリアなのでリヴェリアに色々と教わっているのです」

 

「そうですか。あの御方の教えは素晴らしいものです。しっかりと学んでください」

 

「はい」

 

「さっ準備もできたしこの子をロキファミリアに送るわよ!」

 

アリーゼがそう言ってみんなで歩き出したが、俺はマントを踏んでしまい転びそうになってしまう。

 

「危ない!!」

 

転びそうになった俺を支えてくれたのはリューさんだった。

きっとこの後俺はリューさんに私に触れるな!って言われながら殴られてしまうと思い目を瞑るが一向に殴られない。

不思議に思い目を開けるとリューさんは驚いた顔をしていた。

いや、驚いてるのはこっちなんだけど!

 

「あなたは一体。この気配は精霊?いや違う」

 

ヤバい!リューさんがなんか感じ取ってる!!

どうしようか考えているとアリーゼさんが驚いていた。

 

「リオン!あなた触ってなんともないの!?」

 

「えっええ。なんともありません」

 

リューさんの答えに輝夜もライラも驚いた。

 

「リオンにも春が来たのね!!ぜったいに逃してはダメよ!」

 

「アッアリーゼ!!何を言ってるんですか!!」

 

「だってリオンに触って大丈夫な男の人なんてめったにいないんだがらこの子を逃したらいつ結婚できるかわからないわよ?」

 

なんて騒ぎながらロキファミリアのホームに歩いていく。

アリーゼさんのおかげで有耶無耶になったがまさか触れただけで不死鳥の気配を悟られるとは思わなかった。

これは帰ったらロキと相談しなくてはいけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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