ダンまちの世界に転生したら不死鳥になってしまった件 作:ヒキニックニク
さて、アルフィアとザルドを治すことになったが、今の俺のLVで治せるかわからない。
試しにザルドに魔法をかけることになった。
「準備ができたらいつでもやってくれ」
そう言いながら椅子に座ってどっしり構えてるザルド。
あまり期待していないように見える。
それもそうだろう。医神が見ても治る見込みはないって言われたんだから俺の魔法なんか期待しないよね。
俺はザルドの肩に手を置いて集中して魔法を発動させる。
「不死なる鳥の炎よ彼の者を蝕む厄災を燃やし尽くし彼の者にやすらぎを与えたまえ」
詠唱を終えるとザルドが青い炎に包まれる。
その様子をベル君はおろおろしながら見ていたのはかわいかった。
しばらくして炎が消えたのでザルドにどうか聞いてみた。
「どんな感じですか?」
「呪いで腐ったところは再生しだが呪い自体は治ってえぇな」
「やっぱり俺の今のLVじゃこの程度が限界ですね」
「じゃったらLVを上げればよいではないか」
パンがなければケーキを食べればいいじゃない?みたいな感じでゼウスが言ってきた。
「ダンジョンもないのにそんな簡単にランクアップできませんよ」
「心配無用じゃ!ここにはLV7が二人もおるんじゃ。二人に相手してもらえばランクアップなぞすぐじゃよ」
たしかにゼウスの言う通りザルドとアルフィアに相手してもらえばダンジョンに潜るより経験値が多く貰えるだろう。
「俺は構わないぜ?お前を強くすればこの呪いともおさらばできるしな」
「私もかまわん。暇つぶしぐらいにはなるだろう」
そうして始まった
再生するからって二人とも手加減なしでくるもんだから耐久値爆上がりです!!。
さすがLV7だよ。見聞色の覇気全開で先読みしても避けられないし、不死鳥になって空にいっても魔法で落とされ、武装色の覇気で攻撃しても全く効かない。
そんな絶望的な訓練だがしっかりと経験値は溜まっていく。
しかし偉業を達成しないとランクアップできない。
ステータスは偉業を達成すればランクアップできるところまできている。
なんとかしてザルドかアルフィアに決定打をあたえればランクアップできる。
そこで俺が思いついたのが『六式』である。
全て出来るようになりたいが、今は『剃』と『月歩』を習得する。
訓練を初めて2ケ月がたった。
今日はザルドと一騎打ちの日だ。
相変わらずばかすかと切られては再生を繰り返していたが、間合いをとりある作戦を仕掛ける。
右手に炎を集めてザルドに向かいはなつ。
「
ザルドは余裕で大剣で防ぐがこれはあくまでザルドの視界を塞ぐための囮。
俺は最近習得した『剃』でザルドの背後に周り、足を不死鳥化させて俺が大好きなマルコの技をはなつ。
「
「ぐぉっ!」
作戦は成功して見事ザルドに一撃をくらわすことができた。
訓練が終わった後、ゼウスにステータスの更新をしてもらった
オオトリ・ケンジ LV 1(ランクアップ可)
力:S1172
耐久:SS1563
器用:S1008
俊敏:S1146
魔力:SS1693
覇気:S
再生:S
魔法
<不死鳥の炎>
・治癒魔法
怪我、呪い、病を焼き尽くし治す炎。
治す規模と範囲はLVに依存
【不死なる鳥の炎よ彼の者を蝕む厄災を燃やし尽くし彼の者にやすらぎを与えたまえ】
スキル
<覇気>
・武装色の覇気
体や武器に纏わせて攻撃力を上げる
・見聞色の覇気
周囲を感知する 数秒先の未来が見える
<トリトリの実幻獣種フェニックス>
・炎とともに再生可能。ただし再生速度は耐久に依存
・人型、獣型、獣人型への変更可能
「ケンジよ、ランクアップできるぞ!」
やはりザルドに一撃いれたのが偉業とみなされたのだろう。
「ランクアップおねがいします」
「発展アビリティーはどうする?」
「何が出ているんですか?」
「狩人と精癒じゃな。狩人は今回しか出てこん。精癒はまた出てくる可能性はある」
「では精癒でおねがいします」
「狩人ではなくてよのか?」
「少しでもザルドさんたちを治す可能性をあげておきたいので」
「ありがとうケンジ」
そういってゼウスが更新してくれたステータスがこれ。
オオトリ・ケンジ LV 2
力:0
耐久:0
器用:0
俊敏:0
魔力:0
覇気:S
再生:S
精癒:H
魔法
<不死鳥の炎>
・治癒魔法
怪我、呪い、病を焼き尽くし治す炎。
治す規模と範囲はLVに依存
【不死なる鳥の炎よ彼の者を蝕む厄災を燃やし尽くし彼の者にやすらぎを与えたまえ】
スキル
<覇気>
・武装色の覇気
体や武器に纏わせて攻撃力を上げる
・見聞色の覇気
周囲を感知する 数秒先の未来が見える
<トリトリの実幻獣種フェニックス>
・炎とともに再生可能。ただし再生速度は耐久に依存
・人型、獣型、獣人型への変更可能
更新が終わった次の日、ザルドに感覚のずれを治すために軽く訓練に付き合ってもらい、その後でザルドの治療をしてみる。
しかしLVが1つ上がった程度ではやはりベヒモスの呪いは治せなかった。
アルフィアの病も無理で、できたのは体調を整えるぐらいだった。
「1つではこんなものだろう。これからはもっと厳しくして一気にLVを上げるぞ」
アルフィアはら死刑宣告されました。
これ以上厳しくなったら俺死んでしまうのではないでしょうか?
え?死なないギリギリのラインならわかるから安心しろ?
あっはい。
ランクアップした日から地獄と言うのも生ぬるい日々を送っています。
何があったって?
アルフィアとザルドによるブートキャンプですよ。
内容はひたすら2人との模擬戦に加えて、村周辺のモンスター退治にモンスターがはびこる谷に落とされ、月の女神が見張っていた封印されたモンスターの討伐などLV2である俺にやらせることではないと思ったが、強制的にやらされた。
まぁおかげで半年でLV4までいったし、流桜も出来るようになったから良いけどさぁ。
LV4になった事によりアルフィアの病とザルドの呪いを治すことに成功した。
ザルドとゼウスは涙を流しながら喜んでいたが、アルフィアは複雑そうな顔をしながら「お前ともう少し早く出会っていればメーテリアも」とつぶやいていた。
二人を治してしばらくたったある日。
もはや日課になったザルドとの模擬戦をしていると。誰かが近づいてくるのが見聞色でわかった。
1人は神でもう1人は人間。
ザルドにそのことを知らせて2人で警戒していると、胡散臭い笑みを浮かべたヘルメスと眼鏡をかけた少女がやってきた。
2人は俺を見て驚いた顔をしていた。
「こいつは驚いた!生きていたんだね!少年」
「あんたのおかげでなっ!!」
俺はヘルメスに向かって走り出すと眼鏡少女がヘルメスを守るように前にでるがあまい。
「剃」
俺は『剃』を使いヘルメスの背後に回り込む。
眼鏡少女は俺を探すようにあたりを見回すがもう遅い!
ゼウスに送還だけはしないでやってくれと頼まれたので送還はしない。
足に覇気をまといヘルメスのケツめがけてタイキックをはなつ。
スパーンッ!!
「うぎゃあああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ヘルメスの叫び声にビックリしながら俺を見つけて更に驚く眼鏡少女。
「尻がっ!尻が割れたぁ!!」
うつ伏せで尻を天に突き出すようにして倒れているヘルメス。
そんなヘルメスを見てザルドは腹を抱えて笑い眼鏡少女は未だ警戒態勢。
ヘルメスの叫び声とザルドの笑い声で何事かと家から出てきたゼウスはヘルメスを見て怒り狂っていた。
「こんの馬鹿者が!!!こっちへ来い!説教してやる!!」
「まって!引きずらないで!!尻がっ!尻がやばいんだぁぁぁ!!」
ヘルメスの言葉を聞かず引きずって家の中に入っていくゼウス。
さぁてこれから色々とお話をしようじゃないか?。