ダンまちの世界に転生したら不死鳥になってしまった件 作:ヒキニックニク
準備を済ましてお世話になったゼウスの家の前に立つ。
「お世話になりました」
俺はゼウスたちに深々と頭を下げる。
「何を言う!儂らのほうが世話になった。ありがとう」
「また来いよ」
「ああ。また来るよザルド」
「オラリオでもしっかりと鍛えろ。今度あった時腑抜けていたらしばく」
「はっはいぃぃ!!」
アルフィアに怖いことを言われて俺はヘルメスとオラリオに向かった。
ここからオラリオまで5日ぐらいで行けるらしい。
この5日間は仕方なくヘルメスを守りながらオラリオに向かいやっとのことでオラリオについた。
1人だったら飛んでこれたのになぁ。
オラリオに入る前に門で検査されるらしい。
「次の者」
俺の番になったので門番のもとにいく。
「オラリオには何しに来た?」
「冒険者になりにきた」
「そうか。では背中を「ちょっとまってくれないか?」神ヘルメス!」
「すまないがガネーシャを呼んでくれないか?」
「はっはい!」
門番はガネーシャを呼びにいってしまった。
「どういうことだ?ヘルメス」
「忘れたのかい?ゼウスファミリアはオラリオから追放されているんだぜ?君の背中にあるのはゼウスの恩恵なんだからオラリオには入れてもらえないぜ」
そういえばそうだった!
オラリオに来れたことで浮かれていてそのことを忘れていた!!
しばらくすると変な仮面をつけた半裸の男がやってきた。
「俺がガネーシャだ!!」
うん。物凄くうるさい自己紹介だ。
「やあガネーシャ。呼び出してすまないね」
「気にするなヘルメス!それでなんのようだ?」
「この子をウラノスに合わせたいんだ」
「ん?不思議な気配の子だ!何かあるのか?」
「ここでは何だから場所を変えたい」
「わかった!こっちへ来い!そして俺がガネーシャだ!!!」
ガネーシャの案内で部屋に入る。
「それで?君は一体何者だ?俺はガネーシャだ!!」
「あっはい。俺はケンジと言います」
「ケンジ君!君は一体何者だ!君からは他の子供たちとは違った気配がする!!」
俺は話していいのかとヘルメスを見るとヘルメスは頷いたので包み隠さず話した。
「なるほど!!ヘルメスはガネーシャだったと言うことか!!」
何いってんだこいつ?ホントに話を理解してるのか??
「大丈夫だよ。こんなんでも理解してるから」
俺が不安そうにしていたのでヘルメスがそう言ってくる。
「話はわかった!!ウラノスのところに行ってくるといい!そして俺がガネーシャだ!!!」
もうこいつは意味がわからない。
なんでそんなに自分の名前連呼してんだろうか。
ガネーシャの所を出てギルドに来た俺達。
ヘルメスが太ったエルフと話をして俺達はウラノスのところにやってきた。
「やあウラノス元気だったかい?」
「ぼちぼちだヘルメス。それで?その不思議な気配がする子供はなんだ?」
「はじめまして神ウラノス。今回はお願いがあってヘルメスに頼み会いに来ました」
「願いの前にお前のことを全て話せ」
「俺の名前はケンジといいます。神ウラノスが感じた気配は
「まことか?ヘルメス」
「まぁはい。そうです」
「そんでこんな力があると他の神々に知られたら何されるかわからないので神ゼウスに恩恵をもらいました」
「ゼウスだと!?」
「ええ。あった神がゼウスだったので。それで恩恵をもらってLV4になりました」
「オラリオの外でLV4だと!」
もうさっきから驚きすぎでしょこの爺は。
ザルドとアルフィアなんてLV8になったよ?
「お主のことはわかった。それで?儂になにを願うのだ?」
「俺はゼウスに恩恵をもらったのが半年前なので後半年たたないと改宗できないんです。なので神ウラノスの口添えでゼウスの恩恵持ちと言うことを隠してオラリオののファミリアに入りたいのですよ」
「ダッダンジョンのない所で半年でLV4だとぉぉぉぉ!!?」
「まぁあの環境ならなるよねぇ」
ヘルメスは遠い目をしている。
うん、そうだよね。
最強と最凶によるブートキャンプなんだから半年でLV4ぐらいにはなるよねぇ。
今思えばよく死ななかったと思うよ。
あのブートキャンプは不死鳥の力がある人しかやっちゃダメだと思う。
「どんな環境だヘルメス!!」
「暴食と静寂によるブートキャンプだよウラノス。はっきり言ってケンジ君がそれを受けて死ななかったのは不死鳥の力があったからで、他の人が受けたら確実に死ぬよ」
ウラノスはなんとも言えない顔をしていた。
「それで?俺の願いは聞いてもらえるので?」
「うっうむ。その前に不死鳥の力とやらを見せてくれぬか?」
「構いませんが、さっきから俺達の後ろにいる人物は信用できるので?もし出来ないのであれば話を聞かれたので排除しないといけないのですか?」
この部屋に入った時から見聞色の覇気でわかっていたがウラノスもヘルメスも何も言わなかったのであえて無視していだが、もし敵なら全力で倒す!。
俺は気配がある方に視線を向けて戦闘態勢をとるとローブを頭から被った人物が現れた。
たしかフェルズだったけか?
「まっまってほしい!隠れて聞いていたことは詫びる!だがこれも主神を守るためなのだ!」
「まぁ別にいいが、もしおかしなことしたら燃やすぜ?」
そう言って俺は不死鳥の姿になる。
「きれい」
アンドロメダがポツリとつぶやく。
「これでいいですか?神ウラノス」
「ああ。もう戻って良い」
俺は元の姿に戻る。
「お主のことはよくわかった。しかしその力は今のオラリオにさらなる混乱を呼び起こすであろう」
確かに今はただでさえ闇派閥の問題があるのに、こんな珍しい力を持った10才児が現れたら娯楽に飢えた神々が黙っておらずされなる争いが起こるだろう。
しかしそんな事はわかっている。
わかってる上で頼んでいるのだ!全ては推しであるアストレアファミリアを救うため!!
「そんな事はわかってます。だからオラリオを管理している貴方に頼んだんです」
「しかしのぉ」
めっちゃめんどくさそうな顔して渋ってるよこのじじい!
仕方ないから奥の手使うか。
「聞いてもらえないならオラリオの神々にアンタが去勢されたこと言いふらす」
「なっ!!?」
今日一番の驚きを見せるウラノス。
「何故お主がそれを知っている!!」
「流石に子供が醜いからって幽閉はやりすぎだろうよ。奥さんがブチギレるのも当たり前だわ」
去勢される原因を口にしたら見る見る顔色が悪くなっていき冷や汗が止まらないウラノス。
「しかもちょん切られたものに付いた泡からアフロディーテが生まれたんだろ?」
「やめてくれケンジ君!!ウラノスのライフはもう0だ!!」
今にも泣き出しそうな顔をしているウラノス。
ぶっちゃけじじいのそんな顔はキモいから見たくない。
「おっお主の言うことを信じる神などいるものか!!」
このじじい、精神的ダメージ受けすぎて頭がおかしくなり肝心なこと忘れてる。
「神々は下界の子供達の嘘がわかるんだろ?」
俺がそう言うとウラノスは絶望し、ヘルメスはドン引きしていた。
「で?どうする?」
「わかった。お主の願いを聞き届けよう」
よし!これでオラリオでの後ろ盾と衣食住を確保出来る!!
「さて、どこのファミリアにするか」
ウラノスが考えていると太ったエルフが慌てた様子で入ってきた。
「ウラノス様!!神ロキが面会を求めています!!」
「ふむ、ちょうどいい。ロイマン、ロキを通せ」
「はっはい!」
ロイマンと呼ばれた太ったエルフは急いでロキを呼びに行った。
しばらくして赤毛の本当に女神かと疑いたくなるようなスタイルのロキがやってきた。
「よぉっす!ウラノス。ってなんや?ヘルメスもおるんかいな」
「やあロキ、久しぶり」
「そんで?その子供はなんや?めっちゃ変な感じするんやけど?」
あんなんでも一様は神か。
「ロキよこの者を引き取ってはくれんか?」
「「はああああっ!!?」」
ウラノスの発言で俺とロキの声が重なった。