そんな感じで、私はこのお店__フェスティーレとかいうすっごく名前がワンピースっぽくないお店でウエイトレスをすることになった。
動物たちもわたしと一緒に働いている。あの強面さんは、私が入っただけでいきなり人手が10倍になったと泣いて喜んでた。
あ、ちなみに強面さんはここの料理長 兼 副店長だったらしくて、わりとここでは上司。
ちなみに、ここでは強面さんが言ってくれたとおり、
3食おやつ付きで、このレストランの2階にも住まわせてもらっている。
ここで一番いいのは、
ここのトイレの下にあるのが、普通に水の流れみたいなやつであること!!!(ちなみに、そこら辺のホテルに言ったら、ただのボットン式だった。臭すぎて死ぬ!!)
流石に水洗式はないみたいだけど、匂いがなくなっただけでかなりマシになったと思う。
「おおー・・・」
そして、ある日初めて給料をもらった。
前世?を比べても、初めてだね。というか、ワンピースのお金ってガチで普通じゃん!!
日本とほぼ同じ。
いや、まー、慣れてるから逆にありがたいけどねー・・・
「・・んー?副店長さん、これ、言ってた分よりちょっと多くないっすか?」
「お前なぁ、渡された直後に見るんじゃねぇよこういうのは・・・
まぁ、お前さんとこの動物たちも働いてくれているしな、その分も込みだ。・・・お前が入ってくれたおかげだ、ありがとな。」
「ふへへへー、それほどでもありますけどね」
「そこは謙遜しろ!!」
というなんやかんやがありまして、私は早速給料を持ってお買い物に行くことにした。
うちが買うもの?そりゃあ、決まってるでしょ。
「・・・ま、下着だよね」
下着がないのは、女子にとっては結構な大問題。ただ、これは衣食住が揃いすぎている人間の話だ。
今までは、気にしなければ、そんなに問題はなかった。だけど、流石に今はお金はあるし、住むところも、美味しいご飯もある。流石の私も、日本人女性に戻る場面だ。
・・・いや、もともと私は「人に見えないなら別に良いじゃん」派だったんだけどね、そうも言えない問題があってさぁ・・・
・・・うん。・・・・セクハラが、ひどすぎる。
いやー、流石に暴力も震えない私だからさ、「次やったら投げますよー?」って笑いながら言っといたよ。うん、小学生の頃からやってたなー・・・
・・・まぁ、本当に次やったらフォーク投げるけどさ。私、結構狙い良いんだよ?
「というわけで服屋、服屋ー・・・あー、あった」
割と普通にあったし。というわけでー、下着を買いに来ましたぜー、お客様ですぜー
「あのー、お客様・・・『下着』とはどういったもののことでしょうか・・・?」
「うせやん」
うせやん(なお、関西人が『嘘やん』という時、それは高確率で『うせやん』となるのだ!!)
いや、下着がないとかあり??
ちょいと尾田さん、それは流石にやりすぎなんじゃねーかなー・・・??
「・・・うん、どうしよ」
下着がないのはわかった。・・・それはそれとしてどうすりゃいいんだよ!!
「えーっと・・・んじゃあ、とにかく薄くて水着みたいな露出の多い服ってありますか?」
「あ、はい。ありますけど・・・」
とりあえず、ただの布を巻き付けたみたいな服を着て、それから上に普通の男物の服をきる。
・・・う、うーん・・・まぁ、いっか。しょうがないしょうがない。いつかどっかの転生者が下着会社とか作ってくれるでしょ、しらんけど
んで、次は武器の問題。うん、ちょっとワンピースっぽくなってきた。
私の武器は一応鎖鎌ってことになってる。これがまあ使いにくいのなんの!!ほんとなにこれ、鬼滅の刃の岩柱が使ってた日輪刀並みに扱いづらいんだけど!!
て、訳で、私は新しい武器を探しに行った。
「はいはーい・・・うん、武器屋っぽい!!」
すっごい武器屋っぽい!なんかわかんない武器ばっかおいてる!
「おお、今日のお客様はお嬢ちゃんか!なんだ、何を買いに来た?」
「うーん、やっぱ、餅は餅屋だね!おっちゃーん、この鎖鎌って何円・・・何ベリーで売れ
る?」
家の鎖鎌を受け取った武器屋のおっちゃんは、なんか鑑定みたいなことを細かくして、それから真面目くさった顔で行った。
「・・・譲ちゃん、こりゃあ相当の業物だぞ、どこで手に入れた。」
「お、業物?ふへー、んじゃ、何ベリー?」
「ああ、これなら・・・まぁ、30万ベリー出してもいいな」
「100万」
「いや、譲ちゃん、それは欲張りすぎだろ!!最低でも、50ベリー!それ以上は出せねぇぞ!!」
「へぇー。それでいいんだ?隣の島のとこは、90万で買うって言ってくれたけど?ここはもっと高く買ってくれると思って、わざわざ来たのになー・・・残念残念。じゃあ、隣の島に・・・」
「・・・譲ちゃん、武器屋のおっちゃんを舐めんじゃねぇぞ。あの島に武器屋はねぇ。さぁ、60万だ」
うーん、実際これが嘘か本当かわかんない。けど、割とここまでの反応は想定内。
関西人を舐めるでないよー?
「んー、私一度も武器屋なんて言ってないけど?買うって言ってくれたのは街外れに住む武器マニアのおじいちゃんだよ。
なーに、おっちゃん。この私を罠にはめたつもりかなー・・・悲しいなぁ」
「わ、わかった・・・お前さん、商売上手だなぁ・・・」
ということで、結局あの鎖鎌は100万ベリーで売れることになった。
やっほい、お金いっぱーい。
「いやーさすがおじさん、いっけめーん。ところでさ、私でも楽に使える武器ないー?」
「心も何もこもってねぇ褒め言葉だなぁ・・・」
こういうときに素人が下手にやると失敗するってどこかの本に書いてあった気がする。
うちんとこの世界、っていうか日本は超平和社会だけど、空気にプロテイン含まれてますぜ世界なら、こういうことにも詳しいっしょ!
「うーむ。お嬢ちゃんの得意不得意にもよるが・・・お嬢ちゃん、投げるのは得意か?」
「ばっちぐー」
「なら、クナイが一番だろう。軽くて持ち運びも楽だし、何より使いやすい。」
「うーんなるほどー・・・じゃあ、あと銃とかってある?あの、遠くから打つタイプの」
うちは意外と射的がうまい。うちのパパがリアル「ハワイで銃を売ったことがある」タイプだったから、そのパパにコツ教えてもらったんだよね。
・・・まぁ、実際に人を撃ったことはないし、動く者を撃ったこともないから、役に立つかわかんないけどねー
「・・・?よくわかんねぇが、そんな銃は見たことがねぇな。普通のじゃだめか?」
「あー、オケマル。ないのね」
いやー、相変わらずこの世界ないもの多くない?
「ま、いっか、んでクナイのお値段はー?」
「なんと今なら、たったの2000ベリー!」
わぁ、安い!となるほど、私は甘くはないぜ?
「じゃあ、10個で?」
「・・・2万ベリーだな」
「わぁ、普通」
「しょうがねぇだろ!こっちも商売なんだよ!!」
なんやかんやで関西人らしくクナイを値切りして、私はホクホク笑顔で料理店に帰った。