黄金の獣は真なるヒーローを目指す   作:刹那

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遅めですが、この場を借りてコラボを許可してくださったニシンさんにお礼を言わせてもらいます。

無茶な相談をお許しくださり、ありがとうございました!


番外編 結局誰が強いの選手権大会 その4

 

 

 

 

『続いて、サイタマ選手vs風頼選手のバトルです!』

 

 

 

 

 

闘技場の改正が終わると、アナウンスの声が会場に響き渡った。

 

「次は卿の試合か。」

「ああ、そうだな。そんじゃ行ってくらぁ。」

 

そう言ってサイタマは席から立ち上がり、闘技場の方へと向かおうとする。するとその時、ラインハルトは振り返ってサイタマを呼び止めた。

 

「サイタマ」

「あ?どうした?」

「私は、決勝戦で卿と至高の決闘をしたい.....絶対に負けるでないぞ。」

 

そう期待の意思を乗せて、サイタマに向かって激励の言葉を送りつけた。それを受けたサイタマは....

 

「....おう、そうだな。」

 

クスリと笑い、拳をラインハルトに突きつけながら、その返事を返したのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして闘技場のにて

 

 

ザッ!

 

ザッ!

 

 

(紳士服のガキが相手かぁ....確か今朝ラインハルトと喋ってたよな?ラインハルトのお墨付きの相手ってことで解釈していいのかな?)

(この人の名は確か『サイタマさん』だっけ?無名だけど、S級ヒーローのプリズナーさんを倒した人....かなりの実力者だ!)

 

両者ともに沈黙。だが、互いに品定めするように見ており、鋭い眼光をしていた。すると、アナウンサーの声が、聞こえてきた。

 

「さあ準決勝第二試合の始まりです!さてキングさん、両者とも無名の選手ですが.....どのような試合の展開が予想されますか?」

「.....おそらく、早めにつくと思う。」

(サイタマ氏は、強い敵であろうが弱い敵であろうが結局は殴って終わりだから、最終的に相手の粘り具合が肝だろうなぁ.....あの執事の少年も例外じゃない。)

「な....成る程。両者ともイメージとは対照的に長期戦タイプでわないということでしょうか?」

「.....そうなるかな?」

「了解しました!さてそろそろ試合開始となります、審判の方は合図をお願いします!」

 

アナウンサーがそう言うと、審判が闘技場の中心へと駆け寄り、声高らかに叫ぶ。

 

 

 

 

 

『サイタマ選手vs風頼選手.....ファイッ!』

 

 

 

カァン!!

 

 

 

 

ワアァァァァァーーー!!!

 

 

 

ゴングと共に、風頼とサイタマのハドルの火蓋が、切って落とされた。

 

(サイタマさんはたしか、徒手空拳で闘うスタイルだ。まずはこれで様子を伺うか....)

「はぁっ!」

 

ヒュン!

 

風頼はブーメランを作り上げて、サイタマに向かって投げつけた。

 

「お?」

 

 

パシッ!

 

 

サイタマは回転し、曲線を描きながらこちらに向かってくるブーメランを、反射的に反応して掴んだ。すると....

 

 

バッ!

 

 

「ファーストアタック....いただきっ!」

 

 

ビュッ!

 

 

風頼はブーメランを囮にして、サイタマに気付かれないように、間合いを詰めていたのである。そして、獲物が掴まれたと同時に、形成した剣を振り上げなから、一気にサイタマの方へ剣を振り下ろす。

 

「初っ端から色々と.....騒がしいやつだな。」

 

 

ピュッ!

 

 

パキィィィィッ!!!!

 

 

ふりおろさせる剣のタイミングに合わせて、サイタマは左手に掴んでいたブーメランをそのまま剣に向かって振る。すると、剣とブーメランは音を立てて両方とも割れた。

 

「あ、砕けた。」

(ブーメランを直接剣にぶつけて相殺させたっ!?しかもこの人、棒立ちのままで!?)

「ふーん、少しは楽しくなってきたな。」

 

 

ギュッ.....!

 

 

驚愕する風頼を気にせず、殴る姿勢をとるサイタマ。風頼は自身の特殊能力『バリアを創造する程度の能力』で、自身の目の前にバリアを展開する。

 

「やべっ....バリア!」

 

 

カァッ!

 

 

「せーのっ!」

 

 

パキィィィィッ!!!!

 

「があぁぁぁっ!」

 

ズザアァァァァッ!!!!

 

(お構いなしかよぉぉぉ!?)

 

展開されたバリアを、サイタマはおかまないなしに殴りつける。殴られたバリアは音を立てて割れ、消滅した。風頼はその衝撃で弾け飛んだ。

 

 

「くそっ....バリアクラッカー!!」

 

 

コォォォ.....

 

 

パキャァァァッッ!!!!

 

 

 

体勢を立て直し、風頼の手の平から無数の細かいバリアの結晶を放った。風頼はそれを放出しながら、サイタマから数メートル距離を取ろうとした。

 

 

バババババババッ!!!!

 

 

「おー綺麗な結晶だなぁ。」

(は、早っ!)

 

しかしサイタマは、デタラメな動きをしながらも、バリアクラッカーの弾幕を一発も被弾せず振り返ってに向かって接近してきた。

 

(無数の結晶の隙間を、あんなスピードで潜り抜けるとかどんな化け物だよ!?)

 

バッ!

 

「今度こそ、ぶん殴ってやる。」

 

風頼との距離を詰め、再びサイタマはパンチを放つ構えを取り始めた。たが風頼もただ受けるだけではなく、再びバリアを展開する。

 

「これならどうだ!?『反射バリア!』」

 

 

パチィィッ!!!

 

 

「っ!」

 

 

だが次は特殊なバリアだった。なんと、バリアが砕かれると同時にサイタマの腕も反射されたのだ。これは、サイタマの攻撃がダイレクトに跳ね返されたということである。

 

「生憎だけど、このバリアは貴方の攻撃力が、直接返ってくるんだ!もうこれで、貴方は俺を殴ることはできない!」

(このバリアは一番脆い。だから本来なら何枚か重ねないといけない。けど、サイタマさんは何枚重ねようが問答無用てぶっ壊すかあまり関係ない。)

 

風頼がそう言うと、サイタマは衝撃を反射された腕を見ながら呟いた。

 

「おぉぉ....ちょっとビックリした。まだ腕が少し痺れてるわ。自分のパンチの衝撃って始めてダイレクトに感じたわ。」

(流石に予想外だったようだな....どうだ?ビビったか?戦意は少しは削がれたか?)

 

風頼がそう思っていると、サイタマは急に顔をこちらに向け、ニカっと笑いながら言った。

 

「いいね、楽しくなってきた。バリアって言ってたから、守り一辺倒かと思ったけど、色々工夫してんのな。次はどんなもんを見せてくれるんだ?」

(めっちゃワクワクしてるよこの人〜〜〜!!どうやったら倒せるんだ、このいろいろと理不尽な人!?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




余談ですが、気絶したベイはラインハルトに善戦したなと褒められてすぐに元気になりました。
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