黄金の獣は真なるヒーローを目指す   作:刹那

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そろそろ戦神館の新作のマスターアップがしたようですね。とても楽しみです!しかし自分のノーパソじゃプレイできないので悲しいです....取り敢えず近いうちにCS化することに期待します!


第八撃 予言

 

 

 

突然の揺れの後、ヒーロー協会本部の周りの町は、一瞬にして壊滅されていた。

 

 

 

ヒュォォォォ.....

 

 

「ば....か....な....」

 

 

ドシャッ!

 

 

上空に飛んでいた一体の怪人はその一瞬のうちに体のほとんどを奪われ、絶命していた。

 

「何だ、今の?」

「知らん。」

「たぶん地球の生き物だろう。」

「俺もそう思う。」

「いいと思うよ。」

 

その怪人の背後には、5つの頭を持つ約3メートルほどの謎の生命体がいた。そして上空には....

 

 

オォォォォ......

 

 

 

人間の目を広げてみても、なお全体が見えないほどの、超巨大な宇宙船が漂っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒーロー協会本部の会議室

 

 

「ウワァァァァァッ!!嘘だ!一瞬にしてA市が壊滅だとぉぉぉっ!?」

 

異変に気付いたシッチは、急いで回部の状況を確認したら、あまりの絶望さに戦慄した。すると、バングはシッチを落ち着かせて質問する。

 

「おい、外はそんな状態なのに何故ここは無事なんじゃ!?」

「メタルナイトに頼んで特殊な素材で出来てる!怪人や核ミサイルががきても無傷で済むほどの素材でできてるんだ!」

 

そう聞くと、金属バットはバットを片手に席を外す。

 

「成る程な、通りで窓がねえわけか....早速予言の通りの地球滅亡させる敵が現れたってわけかよ。」

「取り敢えず、外に出て確認してみよう!」

 

ダダダダダダッ!!

 

金属バットの後を追うように、他のS級ヒーロー達も席を外し、各々現場へと向かおうとする。

 

「先生、ラインハルト!俺たちも直ぐに外に出...ま...しょう....」

 

ジェノスもサイタマとラインハルトと共に外に出ようとしたが、二人は元いた席に存在せず、代わりに二人の天井に大きな穴が開いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、協会本部屋上

 

 

オォォォォ......

 

サイタマとラインハルトはそこで大空を覆い隠すほどの巨大な宇宙船を見上げていた。

 

「でかっ!宇宙人かよ?」

「確かに巨大だな。たった一隻の船が数kmほどの大きさを....」

「取り敢えず、潜り込むか.....よっと!」

「ああ、興味が尽きぬな....ではその真偽を確かめるために、向かうとしよう.....っ!」

 

バッ!

 

そう言ってサイタマとラインハルトは宇宙船に向かって飛躍した。だがその時

 

「ん?」

 

 

 

ドドドゴォォォォォッ!!

 

 

「「!」」

 

 

宇宙船から衝撃波と思うほどの轟音が鳴り響いた。なんと宇宙船の中には無数の砲台が設置されており、そこから人間の5倍ほどの大きさを誇る巨大な砲弾が放たれた。砲弾は二人の間をすり抜け、地上へと向かっていった。それを見て、ラインハルトは納得した。

 

「どうやら、あれがA市を焼け野原にしたらしいな。」

「そうだな。しかし、レーザーや火炎放射器の類じゃなくて助かったぜ.....」

「服が燃えなくて済むからかね?」

「....なんでわかったんだよ、嫌味かよ。」

「フフ、卿の考えることは、なんとなくわかるからな.....」

 

クスリと笑いながら言い当てたラインハルトに、サイタマはげんなりとした表情を向けた。そして再び宇宙船から砲弾が放たれるが....

 

「とりあえず」

「卿らは」

「星へ....帰れ」

「私が愛(破壊)してやろう」

 

 

ドグシャァァァッ!!

 

 

サイタマは蹴りで、そしてラインハルトは拳撃で砲弾を元の場所へと打ち返したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方A市の方では....

 

「つ....強い!」

 

西洋の騎士のような鎧をまとったA級3位のヒーロー『イアイアン』は、先ほど上空を漂っていた宇宙人と戦っていた。その宇宙人の名は『メルザルガルド』

イアイアンの得意の剣撃が一向に効かず、逆にメルザルガルドの一撃で右腕を失ってしまった。

 

 

メキメキ....メキメキ....

 

「こいつ弱いな。」

「地球の生物はみんなこんなものかよ。」

「俺がこいつを仕留める。」

「じゃあ俺らが他にいないか探してくる。」

「いいと思うよ。」

 

そう言いながら、メルザルガルドは分裂をはじめ、地上の侵略を始めようとした。

 

「ま、待て!」

 

イアイアンは失った片手を抑えながらも、メルザルガルドの侵略を止めようとする。だがその時。

 

 

バリバリバリィィ!!

 

 

「!」

 

メルザルガルドの背後から、雷撃をまとった剣撃が走り抜いた。それを喰らったメルザルガルドの分身は全てバラバラと崩れ落ちる。そしてその雷撃を放った者は、金髪にポニーテル、そして軍服をまとった可憐な少女だった。その少女は、剣先を突きつけながら名乗りを上げた。

 

「そこの怪人、大人しく縛につきなさい!私はA級2位のヒーロー、ラインハルト・ハイドリヒが率いる聖槍十三騎士団・黒円卓第7位『ベアトリス・ヴァルトルート・フォン・キルヒアイゼン』

抵抗するなら、手足の1・2本は覚悟なさい!」

「なっ、君は.....あの男の部下なのか!?」

 

騎士の少女、ベアトリスの名乗りに、イアイアンは戦慄が走った。自分と同じクラスのヒーローが、まさかこれほどの実力を誇る部下を引き連れているとは思ってもいなかったのだ。

 

「イアイアンさん....でしたっけ?可哀想に、右腕を吹き飛ばされてしまったのですね....すぐに手当てしましょう。」

「あ.....済まない。」

 

ベアトリスがそう言って携帯してきた包帯を出しながら、イアイアンに手当てを施そうとした。イアイアンは照れ隠しにベアトリスから目線をそらしながらも感謝の意を示した。

 

 

 

サァァァァァ.....

 

 

 

『ヴフ....ヴフフフフ』

 

 

 

 

 

だが、粉微塵になったはずのメルザルガルドの笑い声が響き渡り、砂嵐のように切り刻まれた肉体を巻き上げなから、蘇生を始めたのだ。そして、分裂したはずの体が一体化し、ベアトリスへと接近する。

 

「ヴフフフフフ.....小娘やるな、この星に俺と戦える生命体がいたとはな。いいだろう、我々の侵攻を阻止してみろ!」

「....大人しく縛につきなさいと言ったはずです。あなた達がなぜ侵略しに来たかは知りません。ですが、あなた達の勝手な侵略のために、何も知らず死んでいった、A市の人々のために罪を償いなさい!」

 

ベアトリスは剣を構えながら、メルザルガルドにそう言い放った。すると、ベアトリスの背後からS級ヒーロー達が姿を現した。

 

「ベアトリスちゃん、加勢するぜ。ラインハルト君の部下と聞いたら頼りになるわい。」

「テメエがこの町を殺ったのかコラァ....」

「安心しろイアイ、お前の右腕の仇、取ってやるからな。お前の剣の道を終わらせるわけにはいかねえ。」

「はい、ありがとうございます......師匠。」

「皆さん....助かります。」

 

シルバーファング、金属バット、アトミックサムライが姿を現した。だがメルザルガルドはこの劣勢の中、不敵な笑みを絶やさなかった。

 

「ヴフフフフフ、地球人が何人集まろうとも、脅威には感じないなぁ。」

 

 

バッ!

 

 

「死んでいった男子の恨みは俺が晴らす!」

「!?」

 

 

 

ーダーク☆エンジェルラッシュ!!

 

 

 

ドドドドドドドッ!!!!

 

 

 

突如メルザルガルドの背後から現れたプリズナーは背中に黒い羽を生やし一発一発に殺意を込めながら怪力のラッシュを放った。それを見たベアトリスは.....

 

(凄い....まるでベイ中尉のように一発一発ドス黒い殺意を込めながら殴ってる....アレを常人が食らったら、精神と肉体が壊され、再起不能になってしまう....けど、それ以上に....)

 

そう感じた。だが次の瞬間、ベアトリスは顔を耳まで真っ赤に染め上げながら、プリズナーから視線を逸らした。

 

 

スッ....

 

 

(プリズナーさん、次からはハイドリヒ卿やバングさんみたいに、自分の戦闘力に見合った服を着てください。毎回服が破れると、すごく、目のやり場に困ります.....)

その出来事に、一瞬だけ戦意と集中力が緩くなってしまったベアトリスであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、サイタマとラインハルトは.....

 

「うーん、複雑な内部構造してるな.....」

「その上、随分と兵士が多いな。一体一体を一々相手していると、面倒になってしまうな。そろそろ解放するか.....」

 

サイタマとラインハルトは白の内部構造に頓着をし、少し気持ちが萎え始めてきていた。するとラインハルトが、何かをぼそりといった。それにサイタマが首をかしげる。

 

「何をだ?」

「....私の『創造』をだ。」

「!」

 

サイタマは雰囲気が一変し、口の端をあげながらニヤリと笑ったラインハルトに戦慄が走った。そしてラインハルトは黄金の波動を聖槍が放ち、詠唱を始めた。

 

『その男は墓に住み あらゆる者も あらゆる鎖も

(Dieser Mann wohnte in den Gruften, und niemand konnte ihm keine mehr, )

あらゆる総てをもってしても繋ぎ止めることが出来ない

(nicht sogar mit einer Kette, binden. )

彼は縛鎖を千切り 枷を壊し 狂い泣き叫ぶ墓の主

(Er ris die Ketten auseinander und brach die Eisen auf seinen Fusen. )

この世のありとあらゆるモノ総て 彼を抑える力を持たない

(Niemand war stark genug, um ihn zu unterwerfen. )

ゆえ 神は問われた 貴様は何者か

(Dann fragte ihn Jesus. Was ist Ihr Name? )

愚問なり 無知蒙昧 知らぬならば答えよう

(Es ist eine dumme Frage. Ich antworte. )

我が名はレギオン

(Mein Name ist Legion― )』

 

『創造

(Briah― )

至高天・黄金冠す第五宇宙

(Gladsheimr―Gullinkambi fünfte Weltall)』

 

ラインハルトの創造、それは即ちラインハルトが全力を出せる魔城『ヴェヴェヴルブルグ城を現世へ具現化し、城の中にいる戦奴を操る能力である。

 

 

 

ゴオォォォォォォォ.....

 

 

 

「何だ....コレは!」

 

ジェノスや他のS級ヒーロー、それだけならず、宇宙人達は驚愕した。宇宙船の遥か上空に魔城が出現し、辺りの景色はまるで戦場のように赤暗く染まり上がっていた。

 

「な、貴様らか!あの謎の髑髏の城を出現させたのは!ならばこのグロリバース様の『アシッドブレス』で溶けて無くな『第九ーSS装甲師団(ホーエンシュタウフェン)』.....え?」

 

 

 

ボカボカボカァァァン!!!!

 

 

 

宇宙人の幹部と思われる『グロリバース』がサイタマを発見し、始末しようとした瞬間、ラインハルトの背後から数本の砲身が魔法陣から出現し、集中放火され消滅した。

 

「ヒィィィ!!グロリバース様がやられたァァァ!!!」

「早く、早くゲリュガンシュブ様に報告しろぉ!」

 

それを見ていた宇宙人達は慌てながら逃げていった。

 

「お前スゲェな、おばけの城を出現させたり、巨大な戦車を操ったり、なんかカッコいいぜ!」

 

サイタマは目を子供のように輝かせながらラインハルトに視線を向けた。

 

「取り敢えず宇宙人の兵士共はわたしが師団を操りながら払っていこう。目指すは本丸だ。」

「おう、そこに多分インベーダー共のボスがいるかもな。」

 

そしてラインハルトとサイタマは敵を押しのけながら宇宙人の奥へと駆け出していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宇宙船動力室

 

 

 

 

 

 

 

「バッ馬鹿な!最上位戦士グロリバースが一瞬で!と言うか一体どうやって侵入してきたと言うのだ!?.....くそ、見張り役のメルザルガルドは何をしてる?もう最高戦力は俺とあいつしかいないぞ....」

 

全監視カメラが写してるモニターを見ながらタコ足の宇宙人は冷や汗をかきながら、そう独り言を言っていた。

 

 

ザッ....

 

 

「ゲリュガンシュブ、何をしてるいる?」

 

すると動力室に、一つ目をした宇宙人が入ってきた。ゲリュガンシュブはその宇宙人の姿を見ると、さらに焦り始めた。

 

「......申し訳ございません、この星の原住民に侵入を許してしまいました。

『ボロス様』侵入者は、わずか4分で船内の4分の1まで進行してきました。ものすごいスピードでこちらに向かってきてます。」

 

なんとこの一つ目の宇宙人は、この船のボス『ボロス』だったのだ。ボロスは表情を変える事無く冷静にゲリュガンシュブに指示を出した。

 

「動力球が破壊されない限り船は落ちる事はありえない。しかし雑魚共ではこの侵入者は止めれないようだな。最上位三戦士で相手して止めろ。」

「グロリバースは先ほど殺されました。」

「.....何?」

「メ....メルザルガルドを呼んできます!必ずや侵入者共を止めますので....」

 

グロリバースの死亡報告を聞いた瞬間、ボロスの表情が少し凍りついた。そしてボロスはモニターに映ったサイタマとラインハルトに視線を移した。

 

「.....白い軍服、金色に輝く運命の槍....そしてマントをまといし戦士.....まさかあのペテン師の予言を暗示したアレか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ベイ「あんな男色野郎と比較された.....おのれヴァルキュリア」
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