パクりんちょ   作:かりん2022

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思いの外お気に入り多くてびっくりしてます。
ありがとうございます!やはりデスノートは人気……!


小学校入学とアニメ化

アニメ放映

小学一年生になった。

 

この世界では、小学校に通いつつ、塾や師匠を探し、中学生時点でもう進路を決定してそれに即した学校なり塾なりの組織に入る。

これは申し訳ないことに、弟子→塾→学校の順で作って整備しなかったからで、それが受け継がれているらしい。教育制度ちゃんと整備して。

 

 なので一番メジャーなのは徒弟制度だったりする。

個人の名が前世でのちょっとした組織に匹敵するほど大きいし、徒弟制度>超えられない壁>塾>超えられない壁>学校だったりする。

 

 そんな制度の利点は義務教育の小学校が週5日の午前だけで終わることくらいである。いや、これだって午後をどうするかで個人差が大きくなってしまうし、学べる事が限定されるしで大問題である。一応、普通科中学校という救済措置もあるが、コネもなく小学校で師匠が見つけられないとマジでやばい。中学校になってもまだ塾に行けないとかなりやばい。軽いバイトとかこっちの世界にないのだ。接客業にも塾があるので。

 

 また、人脈で成り立っていて資格制度がない。ないの。はっきり言って推薦で回している。

そりゃ、俺はなんかいい感じに適当にやってたよ? でも頭のいい人とか偉い人、あの後、整備してくれなかったん……?

俺はコミュ力は普通かやや少なめぐらいだと思うけど、コミュ障だと死ぬ社会制度の原型を作ってしまったのは本当に心が痛い。

 

 塾はオンライン制度の導入もあり、複数通えるけど、人の評価が元なのでこれさえやっておけば大丈夫的な資格はない。しつこいがもう一回。資格がない。小学校の読み書き足し算引き算くらいなのだ。資格試験は。

 

 俺が前世でみんな違ってみんな良いとか言ったばっかりに……。それはそれこれはこれって言わなかったばっかりに……。

 

 小学校に上がって、いろいろ社会制度を見て気づいてしまったらもうダメだった。

 

 ラノベ作家にもなるけど、魔術師としても偉くなって資格制度を作ってあげるね……。

 

 後、高校大学の高等教育。

 よくこんな精度でここまで文明発展できたよ、マジで。

 商会とサロンと貴族のお遊びだけでネットを成し遂げたってまじか。逆に偉大すぎるだろ。

 

 ということで、俺は午前は小学校、午後は週2日、マッスル師の塾に通うことになったのだった。

 1日は交流会、1日は学年別の講義ということだ。

 ただ、初めの週はフルで出る事になった。これは塾に入った人は共通で、後で塾を変えますというのは大変なので、初めのうちに何をやる塾なのか把握してもらう為らしい。大抵の塾が見学を受け入れ、もしくはこの制度をとっている。

 

1日目。意外にも一番最初は実技だった。

 

「さて、小さな見習い君達。君達にはまずシールドを覚えてもらう。魔力が暴走しそうな時はシールド。怖い事があったらシールド。むかっと来てもシールド。とにかく、無意識でもシールドを張れるようにしよう」

「「「はーい」」」

 

 指輪部分に小さな盾をあしらった、指輪のついた腕輪……フィンガーブレスレットが配られる。

 さて、ここで魔術について説明しよう。

 

 魔術とは、魔力というなんかよくわからんエネルギーを、回路を通して変換して奇跡を起こすことだ。俺はそう定義した。

 人間の回路は千差万別。だが、大自然、風や水、炎や土を回路として使えば、同じような感覚で術が使えるのではないか。

 それが俺が前世でやった研究で、これにより、一人が爆発的に多様性があり、かつ標準的な魔法が使えるようになったのだ。

 

 なので俺の時代、魔法使いは水筒(水)やライター(火)、指輪(土)を使っていた。風は口笛とかでOKだ。

 今の時代は、回路を封じ込めたカードやこのようなアクセサリーが使われるようになったらしい。それがこれだ。中々お洒落じゃないか。

 魔力を通して、シールドを作る。素直に回路に魔力を通せば、眼前で体がすっぽり庇われるくらいの盾が生成される。

 

「お! 流石だね! こんな風に、盾を作るんだよ」

「僕の小さーい」

「発動できてるだけ上出来上出来! まずは盾だ。倫理も魔力量の測定も全部後回し! とにかく盾が一回できれば花丸だ!」

「僕、花丸?」

「もちろんさ!」

 

 かなり実践的なんだな。回路を見る。とにかく、無属性の盾で体をすっぽり覆うように導いている。

 ナーロッパが現代になるほど時が経っていれば当然だが、回路を作る技術、かなり発達してるな。

 

 盾の練習をして、半数ほどが魔力が尽きて出来る子の見取り稽古になったあたりで、座学へと移った。

 絵本を配り、プロジェクターに絵本を大写しにして、文字を一文字ずつ指し示しながら読む。

 一年生だからね。読めない子もいるのでね……。

 大体、小学校の1年間で文字を読み書きできるようになる。小学2年生からテストを受けられるようになり、読み書き足し算引き算ができると認められれば小学校卒業資格を得る。

 うごご元日本人が整備したとは思えない教育制度……! 誰がやったんだよ! 俺だよ!!

 

  幼稚園クラスの授業(日本の小学生は入学前に7割が文字読める。こっちの世界では2割)で、大きなお友達がマッスル師にあたたかく迎え入れられているのを見ると尚更胸が痛い。俺がちゃんと教育制度整えなかったからドロップアウト組が出るんだよな……。多分、あの子達は読み書き算数試験を合格できなかった子達だと思う。午前中だけだと大変だよね。

 マッスル師はそういう子の支援をしているのだが、怖いこと言っていい? マッスル師の塾魔法使いの塾だから、魔力ないと来れないの。

 そう! 魔力持たない子にはセーフティネットが激減するの!!

 

 小学校で、文字の読み書き、足し算引き算、ざっくばらんな法律、知っておいた方がいい常識、国の名前とかどの国と戦争中か戦争してないか、簡単な運動、畑作業、護身術、ごく僅かに日本語を学んで生徒たちは巣立っていく。本当に生きて行く為の最低限なので、塾は必須だ。

 一応、どうしてもどうしてもダメで魔力もない奴のセーフティネットとして冒険者がある。

 卒業時に希望者にゴブリンは倒せる程度の棍棒とナイフを渡して、放逐するのだ。もうちょっとなんとかならなかったのか俺。

 

  給食は食わせるようにした事だけは自画自賛だが、酷いな、この教育制度! 俺の馬鹿馬鹿! なんで改善されてねーの!?

  抜本的改革しようぜ!

 

 話がそれた。絵本の内容は、力を咄嗟に使ってお友達を傷つけちゃわないように、咄嗟の行動が防御呪文になるまでは攻撃魔法は覚えちゃダメだよ! というものだった。咄嗟に攻撃呪文を使っちゃったら大事故だからね。納得だった。

 宿題は、この絵本を一人で読めるようになること。丸暗記してもいいし、字が読めるようになってもいい。

 滑らかに読めるように多少は練習しておこう。ラノベ作家が読めませんとかあまりにも恥ずかしすぎる。そうだアドリブ入れよう。

 

 二日目。

 ちびちゃんたちと一緒にお兄ちゃんお姉ちゃんを見学である。小学校2〜3年生くらい。あと、高校生までくらいの子がちらほら。

 シールドの魔法と石投げだけで、競技や戦闘訓練。

 座学はまだ道徳。

 その日は、咄嗟のとき自分を庇うか、お友達を庇うか、的な話だった。

 咄嗟にどう最適な行動を取るか。最適な行動とは何か。

 普段しっかり考えておき、実際の場合は迷うな、直感で動け、とのこと。

 いや、本当に実践的だな。

 

 三日目。

 お兄さんお姉さんを見学。小学校3〜6年生くらい。それと大学生くらいまでの子がちらほら。

 驚いたのは、まだシールドを使っているという事。ただ、かなり盾の使い方が上手い。

 ようやく道徳も終わり、座学で回路について学んでいた。

 

 四日目。

 中学校一年生くらい。この日は年齢が大体揃っていた。補修は小学校までの範囲までということだろう。

 いろんな回路の適性検査をしていた。

 簡単な魔法を試している。

 道徳の授業に戻っている。

 

 五日目。

 少年から青年までいて、それぞれ魔法の練習をしている。

 

 土曜日。

 午前は大人の研究会で、午後に小さい子が混ざって和やかな交流会。

 一年生組は見学の感想の発表もした。

 

「シールドってすごかったー!」

「ぼくもはやく こうげきまほーを つかいたいです」

「シールドをまず体に染み付かせるのは合理的だと思います。とても実践的で驚きました。ですが小学校卒業程度までずっとシールドのみを教えるといのは意外でした。二、三年程度で十分ではないかと思いました。咄嗟に使ってしまわないか心配という事でしたら、回路作成など別の課題をするのもいいと思います」

「HAHAHA! 皆同じ事を言うね! でもそれに、僕はいつもこう答えるんだ。君へのシールド講習は6年きっちりするし、それを終えるまで攻撃呪文は禁止だ。使ったらわかるよう処置も行う。これは君の安全の為でもあり、周囲の安全の為でもあり、周囲の安心の為でもあり、君がそれを成し遂げられる人間性を持っているという信頼を積み重ねるチャンスを与える為だ。君は頭がいいから、言っている意味がわかるよね?」

「OH……」

「シールドさえ使えれば、ピンチに陥っても助けを待つぐらいはできる。逆に、どんなにカッとなっても、相手に一時の感情で怪我をさせずに済む。そして、シールドでもちゃんと魔力を練れば威圧もできる。逆に言えば、基礎の積み上げも応用もちゃんと出来る。働くのでなければ、普段の生活はシールドひとつで十分なんだよ」

「問題児ほどちゃんとシールドしとけー」

 

 先輩魔術師がヤジを飛ばす。

 

「デスノート書いただけでそんなに問題!?」

「君、独学で炎弾を無数に撃って水のトルネードを使ったそうだね。小さい子にもバンバン攻撃呪文を教える魔術師もいるけど、私は違うんだよ。小学生までは全ての子供が感情をコントロールできないと思っている。発達段階の問題だね。私は全ての小学生が覚える呪文はシールドひとつでいいと思ってる。ついカッとなってお友達を傷つけてしまう事件はそれだけ多い。癒せばいいってもんじゃない。取り返しのつかないこともある。それに、大人でもカッとなってついで攻撃してしまう人はいるからね。咄嗟に出るのがシールドなら、不幸な事故はかなり減る」

「はい」

「君からはまず攻撃呪文の使い方を抜いてシールドだけインストールする必要がある。君に後悔して欲しくないんだよ。君がたったの6歳でデスノートを書いたことで、倫理観を疑われてるのもあるしね」

「はい……」

 

 あー。前世だったら絶対我慢できなかったが、俺は今世ではライトノベル作家だしな……。

 逆にやる事少なくて助かったかもしれん。教育論をぶち上げるのは大人になってからでいいだろう……。

 今度こそ後悔しないように教育計画はよく練らないとだしな。

 

 

 

 待ちに待った日曜日。

 うおおおおおおお! ライトノベルとコミックが同時発売、アニメとドラマが同時放送始まったぜ〜! ヒャッハー!

 ちなみに、頑張ってシナリオはライトノベル、コミック、アニメ、ドラマの四種類。やっぱりプロの編集者と脚本家は頼りになるぅ!

 ライトノベルはデスノートのお題で思いっきり自由にやらせていただいたVer。

 コミックはデスノートの短編集からネタを持ってきて、お題デスノートでいろんな作家に描いてもらった超豪華Ver。

 一番受けたのがエルフ無双。そうだねデスノート年齢制限あるから長命種無双なんだよね。

 アニメはスタイリッシュな感じにたまにコミカルなネタを入れて、原作のコミック版デスノートのこの世界版アレンジVer。

 ドラマはいくつかルールを定めて、脚本家に思い切って全面的に任せて、リュークのデザインとかの譲れない部分だけ修正を。

 

 はしゃぎにはしゃいで月曜日。

 学校でデスノートごっことデスノートいじめが発生した。

 あなや。

 




マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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https://odaibako.net/u/karin2022v
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