栄逢凪乃とミホノブルボンが『トーク』する話
ブシュウウウウウウウウウ!!!
目の前の自動販売機が音と煙を立てて壊れた
「なぜ?」
栄逢凪乃がつい声を上げてしまう
目の前で起こった漫画ではよくあるけど非現実的な機械の壊れ方に少し動揺してしまう
何が起こったのか
それは前にいるウマ娘が関係している
「自動販売機の破壊を確認、後ろの方、申し訳ありません」
ミホノブルボンというウマ娘が自分より前に自販機の前にいて終わるのを待っていたのだが自販機が壊れて飲み物が買えなくなってしまった
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「私は機械音痴で一度触ったら高確率で壊れます。しかし運動後の水分補給を計算に入れていなかったので自動販売機で買おうと思ったのですがやはりだめでした。ステイタス『ネガティブ』を発動」
「なんて非効率な能力」
ミホノブルボンはトレーニング後の水分補給の為に自動販売機を使った
そして栄逢凪乃は好本静が前から飲みたいと思っていた飲み物が自動販売機で売っていたため買おうとしたら壊れたので買えなかった
栄逢凪乃の目にはミホノブルボンの顔は特に変化はないが頭のアホ毛がシュンと垂れていたため落ち込んでいるのはわかった
二人は今、公園のベンチに座って話している人気はなく二人だけちなみに座っていたのはミホノブルボンが謝罪のために凪乃を誘ったのだ
謝罪は終わったのだがお互いに口数が多い方ではないので会話が続かない
その時だったブブッと凪乃のスマホから音がした
スマホを確認するとその相手は自分が彼氏の愛城恋太郎と共に愛してやまない彼女仲間である好本静だった
静からのメールだった凪乃は一瞬嬉しさで止まった後効率的にすぐさま返信した
そして再びミホノブルボンに向き合うと
「友達なのですか?」
とっさに聞いてしまった
ミホノブルボンはメールを見た後凪乃が笑顔になっていたことに気づいた
初めて彼女の顔が変化したので気になったのだ
「えぇ、大切な友達・・・いや親友・・・いや保護対象?」
好本静との関係を明確に表すのは思いの外難しく無駄を嫌う凪乃には珍しいことだった
時々その可愛さで自らの脳をバグらせる彼女との関係をどう言おうか彼女との関係を簡単な言葉で説明したくはないと彼女の静大好きな心がいっている
その様子を見たミホノブルボンは口を開いた
「私にも一言の言葉では言い表せない関係の子がいます」
栄逢凪乃がキョトンとして反応を示す
ミホノブルボンがいっているそれは友達で同士で仲間でライバルな関係のライスシャワーの事だった
「小柄で消極的な子ではありますがとても強いウマ娘です」
そしてミホノブルボンの顔も初めて変わった
嬉しそうな笑みに
ソレを見た凪乃は一瞬考える
「小柄で消極的、、、」
それは好本静にも通ずる物だったからだ
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「今日も素晴らしい彼女との日々だったな〜この後は彼女たちを守る護身術の修行を」
愛城恋太郎
栄逢凪乃改め100人の彼女の運命の人
今日も今日とて彼女達の為に魂をかけて己を高め全身全霊全力で日常を謳歌していると
「ん?」
愛する彼女の声が聞こえてきた恋太郎が彼女の声を聞き間違うはずもなく耳に神経を集中させる
そして気づくもう一人誰か知らない人と話していることに
気になって声のする公園に入ってそして見つけたのは
「あの小柄な身体の中には目には見えない膨大なエネルギーが溢れていると思っています。普段は消極的で自信のないと自らいっていますが大切なものや譲れない気持ちが関わると想像できない力を発揮します。どれだけ怖い思いをしても勇気を出して進んでいく姿は見る人の心を熱くするとよく言われています。私もライスシャワーを見ていると内部メモリが発火すると思うほど熱くなります。私はその姿にヒーローの面影を見ましたそして強さだけではなく彼女が短所と思っている部分にも私は魅力を感じます控えめな姿勢は彼女が他者を思っている証、慎重な姿勢はより良いことをしようとしている証拠、そして人との会話が苦手ながらも懸命に喋ろうとしてくれるその姿は本気でレースをする時の姿と相まってよりよく可愛いと思いますいわゆる『ギャップ萌え』というものです。それだけではなくライスはとても良く食べてアスリートの体を作る資質も兼ね備えています。そして自分自信も料理がとても上手で積み重ねてきた優しい思いを感じるのです、彼女の魅力は言葉では語り尽くせませんがもっと沢山の人に彼女の魅力を感じてもらいたいと思っています。何故なら彼女は世界を平和にするほどの素晴らしいウマ娘だと確信していますから」
「好本静もその小柄からは想像もつかない影響を与える事が多くある。好本静の可愛さは時に生き物の本能すら刺激して正確無比の完璧にすらエラーを与える、それは非効率かもしれないけれどそれを許してしまうほどの可愛さがある。そして彼女は可愛さだけではなく心の強さも持っている彼女は我々が傷つけられた時、その小さくも確かにあるスペックで涙を流しながらも定めた目標の為に走るその姿はあなたのいった通りヒーローというものを私も感じているのかもしれないきっと貴方と私の感覚は違うけどその尊敬されるべき思いは同じだと思う。私も貴方もきっとその魅力に価値を見出してもっとその価値を知りたいと思っている。だから近くにいる私達がその魅力を守り磨き大きくして行くことに協力していくのが効率的、何故なら私達はもっといろんな物を知りたいと思ってあるからそして、その全てを集約して余りある好本静の可愛さは毎日眠りから覚めてすぐに彼女に会えることを喜びに感じて世界に感謝するという前の私からは考えられない生き方をさせてくれるその衝撃は非効率と思いながらも心地良いと感じさせる。結論素晴らしいの一言に尽きるそれだけ言えば効率的だけどそれでも語りたいと思ってしまうのはそれもまた素晴らしいものだから」
かたりあ
長対話推ってる!!!!!
二人を知るものからは想像つかないほどの長文の思いがこもった語り合いにあの愛城恋太郎ですら気圧されてしまう
横にいるウマ娘の事はよくわからないが凪乃がいっていることは彼女の事なので一文一句一文字全て理解できる
なんかものすごく楽しそうだった
「愛城恋太郎?」
そして凪乃が恋太郎に気づいた
「知り合いですか?栄逢さん?」
同じく恋太郎を見つけたミホノブルボンの質問に凪乃は簡潔に答えた
「私の彼氏、愛城恋太郎」
「彼氏でしたか始めましてウマ娘のミホノブルボンです」
「は!始めまして!愛城恋太郎です!」
たどたどしくも返事をした恋太郎は気になっていた事を聞いてみる
「えっと・・・凪乃の友達ですか?」
「・・・・友達?」
なんと答えれば良いんでしょう?
さっきあったばかりで名前を知ったのもついさっきでそしたらいつの間にか意気投合していつの間にか語り合っていてそれで・・・
ミホノブルボンがなんと言おうか迷っていると横からはっきりとした声でその言葉が響いた
「友達」
「「!」」
恋太郎もミホノブルボンも反応する
「友達になりたいと思ったらその場で友達になったほうが効率的」
栄逢凪乃は口元を柔らかく笑顔を浮かべながらそういった
それは愛城恋太郎と出会って知ったからこその選択
彼女になって知った他者と喜びを分かち合う嬉しさゆえだった
そしてミホノブルボンはキョトンとした顔を浮かべた後に
「はい、私は栄逢凪乃さんの友達ミホノブルボンです」
笑顔を浮かべながらそういった
その日、栄逢凪乃に新しい友達が出来た
それは好きなものを語り合うトーク友達
自らの推しを語り合う彼女と似た者同士のウマ娘だった