交流する恋太郎ファミリーとウマ娘たち   作:サイセンサイ

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毛樽井亜愛子衣とダイタクヘリオスが写メる話


笑うギャルと笑い顔のギャル

 

「内職するからしばらく一緒に遊べない」

 

「え?」

 

「「「「「!?」」」」」

 

それは少なくない衝撃をファミリーに与えた

 

彼女の名は『一二三数』

恋太郎ファミリーの中でも特殊な嗜好を持つ(他も大概だけど)彼女

そんな彼女の普段の行いを見ていればその衝撃の理由がわかるだろう

なにせ一二三数が内職するなどイメージが湧かないからだ

そして普段、一二三数の近くにいる毛樽井亜愛子衣こと『あー子』は特に驚いていた

最初の発言もあー子に向けたものだった

 

「どうしたのだ!数に薬なんて飲ませてないのだ!?」

 

「数がどうかしてると思ってるのか?」

 

何気に失礼な発言をするのは『薬膳楠莉』自作の薬で色々なトラブル(イベント)を引き起こす彼女を皮切りに多くの彼女達が質問する

 

「何かあったのですか?」

 

「何かに騙されて!?」

 

「排除しましょうか?」

 

「数字にでも釣られたの!?」

 

「金銭問題ならママに任せてちょうだい!!」

 

「そもそも内職が何なのか理解しているのだ?」

 

「そうか!何か別の何かと呼び間違えて!」

 

「なんかムカつくな!!」

 

自分を心配してくれてはいる。だが、なんだこのムカつきはと数は思った

 

「欲しいものがあるからそれを買うためだよ!」

 

「ちなみにそれに数字は?」

 

「勿論入ってる♡」

 

「でしょうね」

 

それは見る人によっては豹変とも言える表情の変化

数字に恋する女の子・一二三数のスタンダードスマイル

 

数は大雑把ながら経緯を説明した

それはとある場所で偶然見かけた数字だった。数は一目で気に入ったが何分値段が高かった。それはそうだった、数が欲しがったのは『本気グループ主催の商品だったからだ』

 

【世界中のカレンダー売りまくりイベント】

 

 そこには世界中のカレンダーが売られており世界中の数字がびっしりと並べられたカレンダーが多種多様に売られていたからだ

一つ二つならまだ買えたが数は全種類を欲しがった

しかし流石に金が足りない。ならば稼ぐしかない。

それが今回の経緯だった

 

「だから数はしばらく紹介された【数字ピックを袋に入れる内職】をするから早めに帰るじゃあな」

 

「内職まで数字を持ち込むあたり流石ですね」

 

「それくらいじゃないとモチベーションが上がらなかったとも言えるね」

 

「だけど、、、、」

 

ファミリーが心配するのはあー子だった

普段ずっと一緒にいるから寂しがるだろうと思ったからだ

しかし、そこは恋太郎ファミリー

寂しがらせないように尽くすのが彼女たちであり彼氏だった

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あれ?どこだっけ?」

 

あー子は迷子になった

 場所は大型ショッピングモールであり恋太郎ファミリー皆ときていたのだが、はぐれてしまった。仲良しの数がいないことでボーっとしてしまったらしい。キョロキョロと周りを見渡すが皆はいない

 

「は~〜まじヤバ〜い」

 

涙こそ流さなかったが心が沈んでうつむきかけたその時

 

「アオハルってるーーーーー!!」

 

「!?」

 

それは『太陽』のような声だった

 

「てか盛り下ってるーー!?んじゃアゲ必須じゃん!こっちこっちーーーーー!!」

 

「あっ」

 

そして突然現れたウマ娘に連れられてあー子は顔を上げた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「これどうよ!」

 

「かーいー」

 

「こっちはどうよ!」

 

「かーいーかーいー」

 

「ほんでもういっちょ!!」

 

「アハハまじヤバ〜い☆」

 

場所はショッピングモールの洋服店

まだ名前すらわからないウマ娘に突然連れられて突然始まった着せ替えショー

試着室の前でそのウマ娘がポーズを決めあー子に感想を求めるそれがすごい速さで実行される

もはやうつむく暇などなかった

 

「アガってきたじゃーーーん!!!」

 

「アハハまじそれ〜」

 

ギャル同士通じ合うものがあるのかこのあとも2人はノリと勢いのままに楽しんだ写メを撮りまくった

ちなみにまだお互いの名前すら知らない状態で

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あーしはねぇー可愛いものが好きでー将来ファンシーショップ開くのぉ〜」

 

「え!人生設計パーフェクトじゃん!すげぇ〜!!」

 

ふたりは今、ショッピングモール内のハンバーガー屋で座り込んで喋っていた

 

(この子元気だなぁ〜祭李っちみたい〜でも、薬莉先輩みたい〜後はナディー先生かな〜)

 

あー子はすっかりいつもの調子を取り戻していた

 

すると

 

「あれぇ〜そういや名前はぁ〜」

 

今更名前を知らないことに気づいた

 

「名前?、、、あ!そっか!」

 

そしてその『太陽』のようなウマ娘は胸に手を当てて名乗った

 

「うちはダイタクヘリオス!よろで!!」

 

「あーしは毛樽井亜愛子衣、あー子って呼んでくれてよろでぇ〜」

 

出会って遊んで苦節一時間、ようやくお互いの名前が知れた

 

(あっお礼言わないとー)

 

そしてあー子は励ましてくれたお礼を言ったのだがヘリオスにとってはよく分からないものだったようで疑問を覚えたがヘリオスはいつも通りだった

 

「アガったほうがいいっしょーーー!!あー子も楽しかったっしょーーー!!ずっと笑ってっし!!」

 

「!」

 

悪意がまるでなく何気ないその言葉はあー子のコンプレックスを刺激してしまった

 彼女は低血圧の為、大きなリアクションは滅多にしないそしてそれにより常に表情と口調が変わらず思っている事が相手に伝わらない事が多く、相手によっては良くない印象を与えてしまうことがある。かつてはそれにより孤立していたが今は、大大大好きな恋太郎、そして同じ気持ちを共有する恋太郎ファミリーがいるので問題はないが気にしているところはやはり気にしてしまう

 

「ずっと笑ってるわけじゃないんだよー」

 

「ん?」

 

だからついつい口にしてしまった

 

「うちー低血圧だからー口調とかー顔とかー全然変わんなくてーだからずっとこのままでー」

 

あー子の心が再び沈み始めたその時

 

「なにそれ最強じゃん!!」

 

「え?」

 

「ずっと笑顔とか最強じゃん!笑ったらみんなも笑うっしょー!そしたらみんな笑顔!みんなアガって自分もアガる!だから最強!そーれーにー!顔変わんない子はすごいんだよ!お嬢もそうだし!!あー子すげぇ!選ばれしもんじゃん!!あっウマスタ教えてー!」

 

「ーーーーーーーー」

 

最強とかお嬢とかウマスタとか色々言いたいことはあったがダイタクヘリオスの嘘偽りない賛辞はあー子の心を秒で明るくした恋太郎ファミリー以外でここまで明るくなったのは初めてだった

まさしく太陽のように

 

「すごいよねこの子」

 

「!」

 

そしていつの間にか近くに3人のウマ娘が来ていた

 

「ヘリオスの周りにはいつも笑顔があるんだ。何故なら彼女がずっと心から笑っているから」

 

メジロパーマー

 

「マジ元気すぎてびっくりすぎるところあるけどすんげぇ楽しいがエンドレスで来るんだよねぇー」

 

トーセンジョーダン

 

「だから気軽に考えてくれたらお互いに楽だよ」

 

ゴールドシチー

 

「お!集合じゃん!写メよ撮ろ~!!」

 

そしてダイタクヘリオス

本来この四人は待ち合わせをしていたのだがヘリオスが一足早く着いたためあー子と出会うことができた

 

「んじゃいっちゃう!ポテパーーー!!!」

 

「あんまり頼みすぎたらお金なくなっちゃうよ」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「それでヘリオスからギャル語教えてもらって」

 

「てか、デコレーションエグくね!総勢何個!?」

 

「キレイなマニキュア」

 

「爆逃げコンビなんて呼ばれるようになって」

 

「あーしも最近コンビって言われる子がいてぇー」

 

「髪グラデーションになってんだー」

 

「チーズ増しで!」

 

「私も朝は苦手で」

 

「今は無二の親友みたいな////」

 

「あたしも漫画とあんま字のない本が好きかな〜」

 

「よく見たらー雑誌の表紙の人じゃーんマジすごーい」

 

「今気づいたの?ふふっありがとう」

 

「そんでお嬢はもうとにかくすっごく可愛くてーー!!」

 

「あーしもお嬢様の友達が何人かいてぇー」

 

「そうなのスゴない!?」

 

「ちなみにパーマーもお嬢様ね」

 

「やめてよシチー、それにトレセン学園でお嬢様って珍しくないし」

 

「最初はーアイドルグループだと思っててー」

 

「トレセン学園にもアイドルグループあるわよ」

 

「逃げ切り☆逃げ切れ☆」

 

「お嬢様のお母さんとも友達でー」

 

「なんか交友関係広くない!?」

 

「ジョーダンも似たようなものでしょ」

 

「ウルトラ塩くてもちゅ〜き〜で!!」

 

「わかるぅーーあーしもーツンデレの友達がぁー3人〜?くらいいて〜」

 

「多くない!?」

 

「いやでもトレセン学園にもツンデレの子が結構いるような」

 

「トレセン学園マジヤバ〜い」

 

「うん、マジヤバいやつがいてハイキック食らわせてくるやつとか居て」

 

「ケツバット好き子いるよぉー」

 

「アハハ!愉快な友達だね!」

 

「されるほぅー」

 

「え?」

 

「てか塩とツンデレは同じではなくない?」

 

それはなんてことのないギャルたちのダベリ空間

さっきであったばかりの子がいるとは思えないほど慣れ親しんだ空気がそこにあった

 

そしてそれを見つめるのは

 

「なんか友達が出来てる」

 

「やっと見つけたと思ったら」

 

「なんて個性豊かな可愛い子達!!(フゥーフゥ‐)」

 

「お母様死んでも前に出ないでください」

 

「あー子、、、よかったね」

 

恋太郎ファミリーの面々が角に隠れて顔だけ出してトーテムポール状態でそれを見守っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(だけど一つ気になることがある)

 

それは愛城恋太郎の脳裏をよぎった

 

(数の内職、、、、誰が紹介したんだろう?)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「大丈夫だよー♡優しく袋に入れてあげるからねー♡傷一つつけないからねぇー♡はぁ~このまま部屋に飾りたい〜♡」

 

数は自分の部屋で『数字ピックを袋に入れる内職』をしていた

この世に同じ数字など無いと豪語する数からしたらチマチマしたストレスよりも数字を部屋に飾りたい欲求を抑える方が大変だった

しかし、数字以外興味のない数が集中出来る内職などこれくらいだった

 

ブーーーーーーブーーーーーー

 

「あ」

 

そして数の電話がなった

 

「もしもし、、、あぁ出来てる、今、可愛がってる、、、心配で掛けてきた?大丈夫、数字達は何があっても守る」

 

それは『内職を紹介したものからの電話』だった

 

「本当はこの子たちも部屋に置いておきたいけどいつかまた会えることを夢みて我慢する、、、あ、そうだ言ってなかったか」

 

それは数的には『素晴らしい数字たちを出会わせてくれた+素晴らしい内職を紹介してくれた』純粋なお礼

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとな【124(アイネス)】」

 

 

 

 

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