Battlefield of War Thunder 作:Огонь
ー仕事を探している新参者がインターノットで依頼を見ていた。
「この仕事とかどうだ?珍しい狐のシリオンの3姉妹を連れていくだけで1年は遊んで暮らせる金が手に入るらしい」
ーリーダーが血相を変え、その場が静まり返った。
「おいやめろ。ここじゃ狐のシリオンの3姉妹に関わるのはタブーだ。誰もブギーマンに襲われたくはないからな…」
「そんなビビるなんていったい何があったんすか?」
「その狐のシリオンの3姉妹が郊外にやってきてすぐの頃の話だ、あるチームがその3姉妹を連れ去る仕事を受けてな」
「ソイツらに何があったんです?」
「その3姉妹を連れ去るのに失敗してチームの大半を失ったうえ、残った面子も夜にブギーマンから報復を受けてその日のうちに文字通り全滅したのさ。」
「コレで全部か?」
「全部揃ってるわね。積み込んだら帰るわよ。」
「ああ…(前後から不審な車両が計4台、目標はおそらく妲己たちか…)」
ー買い物をして荷物を車に積んでいると突然計4台の車両がやってきて、停車すると武装した人物が降りてこちらに徒歩で向かってきていた。
「お客さんが来た、後ろを頼む。」
ーM4A1を受け取ったブギーマンがセーフティーを解除してチャンバーチェックをすると車の前方の武装した人物に向かって歩き出した。
「目標の確保を頼む!こっちは護衛をやる」
ー武装した人物が無線機で仲間に連絡するといきなり発砲してきた。
「マジかよ。こんな町中で無関係の通行人に構わず撃ってくるなんてどうかしてるぞ。」
ー駐車してあった車の影に隠れると弾が無関係の通行人に当たらないか確認してからブギーマンが襲撃者の頭に素早く狙いを付け、指切りで正確に3発ずつフラッシュコンペンセイターによる乾いた銃声を響かせた。
「そっちは無事か?」
「私は大丈夫よ」
「わたしも大丈夫です」
「ボクも無事だよ」
「帰ったら車を修理しないとな…」
「だね…」
ーフロントガラスとリアガラスが砕け散った車で妲己たちはその場から走り去った。
ー妲己たちが眠った後、戦闘服に着替えたブギーマン*1は19名のほぼ同じ装備をした部下*2と共に強襲輸送ヘリコプター*3で移動していた。
「目標は4名、昼間の襲撃者を運んでいたドライバー2名と妲己たちの反撃で負傷、そのまま撤退した2名だ。目標は4つのテントのうちのどれかに居る。周囲を見張るスナイパー分隊が展開したら残りは目標を捜索しろ。交戦規定は非武装の人物に対する発砲を禁止、それ以外に対する制限は無し。」
ー強襲輸送ヘリコプターが目標地点へ到着し、中の歩兵を展開する。
「スナイパー分隊の展開を確認。行くぞ。」
ー見張りがスナイパーに射殺されると、イビキや寝言が聞こえる中、各分隊が割り当てられたテントに入る。全てのテント内で軽量化済みサプレッサーによる静かな銃声が複数回響き、そして静かになった。
「目標排除、撤収する。」