TS従魔のダンジョン攻略記!   作:おにっく

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師と英雄

 突如としてダンジョンぶち破り出てきたソラ。

 彼女を見て、イリオスはわずかな逡巡を見せる。

 

「退け」

 

 だが、その一言で。全てを理解させられた。

 自分はこれからここで起こる戦いで、ただ邪魔にしかならないのだと。

 

「ソラさ、っ……!」

「ヌシはよくやった。よくぞ妾が来るまで数秒、この場を保たせたな。サンの元へ向かってやれ」

「ぐっ……!」

 

 ソラは手を動かした。

 

 ほんの少しの予備動作もない魔法の行使。無属性魔法による斥力は、正確にイリオスをサンの元へと運び始める。

 

「……!!」

 

 何か叫ぶ声が聞こえた気もするが、それも瞬時に雑音で打ち消された。

 

「ったく、馬鹿弟子が……私を殺すつもりかよ?」

「悪いが、妾がここにいるのはあやつの策ではないからのぉ。安心して死ねぃ」

「救国の英雄サマが何の用だかは知らないが」

 

 ウェイラは短剣を取り出す。

 櫛状の峰が一部破壊された、ソードブレイカー。刃渡から、短剣というよりナイフに近い。

 

 ナイフを握ったまま銃を握る。極めて一般的で、そして完成された構えである。

 

「舐められるのは性に合わねェな」

「あいにく、妾にとって自分以外の他者は警戒するほどのものでなくてのぉ。じゃが……」

 

 ソラは構えない。必要がないから。

 武器を持たない。必要がないから。

 警戒さえしない。必要がないから。

 

「貴様は少ししゃぶり甲斐がありそうじゃな、のぉ?」

「キヒッ」

 

 瞬時に、互いの体がブレた。

 

 力と力のぶつかり合い。それらはダンジョンを大きく揺るがし、ラヴァ・イーターはその余波で死亡する。

 

 主を失ったダンジョンはもはやその形を保つことさえままならず、地面は果てる。

 

「ぬ」

「く、ハハッ……バケモンが」

 

 だが、この二人にはあまり関係のない話だった。

 ソラは己の翼で。ウェイラは自身の筋力、あるいは魔法で。空中に留まる。

 

「氷の魔法で自らを浮かすとは、器用な奴じゃのぉ。自分で自分を持ち上げているようなものじゃ」

「テメェも同じだろうがよ」

 

 ソラと打ち付けあったのは拳。

 取り出した短剣は無視かと指摘したくなるが、この怪物が相手では砕かれかねないと、それがウェイラの判断である。

 

「……」

 

───力だけなら、妾よりも上かのぉ。

 

 二人の筋力は拮抗状態。

 しかしソラは、過剰なまでの身体強化魔法によって押し負けそうなところをなんとかカバーしている状態。

 

「面白い。人の子にもかのような筋肉馬鹿がおったとは」

「馬鹿は余計だ。うちの弟子に言ってやれ」

 

 再び打ち合って、距離を取る。本格的な戦闘が始まる。

 

 ソラにとって銃は脅威ではなく、刀を扱わないためソードブレイカーも恐ろしくはない。

 それがわかっているから、ウェイラは距離を詰めて殴り合うしかできない。

 

「貴様を嫌い始めていそうなあの弟子か」

 

 だからこそ、このような口撃も受けてしまう。

 

「……」

 

 おや、存外にして効いていそうではないか。

 雑な煽りに見せた動揺を、ソラは意外に感じた。

 

「ったくあの年頃の男子(おのこ)は複雑じゃというに。思春期とその心映え程度理解してやらなくてはな」

「やかましい、万年思春期のロリババアが。なんだ、その年でその露出。巫女みてェな服しやがって、テメェは未婚だろうがよ」

「な、め、めっちゃ言うな貴様!? そんなに癪に触ったか!? というか貴様も割とババアじゃろうが!!」

「私はまだ二十七だ」

 

───うわ、妾の年齢、高すぎ……?

 

 これが紛れもない強者同士の戦い。互いに一進一退の攻防である。主にメンタルに与えるダメージ的な意味合いで。

 所詮これは煽り合い。相手の動揺を誘うための戦いだ。

 

「ほれほれ、避けてみよ」

「っ……!」

 

 肉体での戦いは、依然ソラが制している。

 

 ソラは一定の距離を取りながら魔法を行使。それをやられると、ウェイラは後手に回らざるを得ない。

 

「《サンダーボルト》。《ショックヒート》。《断絶》。《フラッディング・スフィア》」

 

 直線上に撃ち放たれる雷。痛みと苦しみを倍増させる炎。見えない斬撃。触れた相手を溺水させる特殊な球体。

 

 これらはほんの一部だが、このような魔法が全て間を開けず襲いかかってくるというのだから、やられる方としてはたまったものではない。

 徐々に、徐々に追い詰められていく。

 

「オラァッ!!」

「はずじゃというに」

 

 存外にして長く、しぶとい。

 いや、それどころか。

 

「高みの見物かましてんじゃねェぞ」

「おォ、すまんのぉ。矮小すぎて見えなかったわ」

 

 一手一手での読み合いでは、ソラを上回っている。

 

「……妙じゃのぉ」

 

 フェイントやブラフも入れているというのに、その割に反応が良すぎる。

 もちろん、読み負けていると言えばそれまで。

 

「固有魔法か、あるいは魔道具じゃな」

 

 だが「己が読み合いに負けるはずがない」という絶対の自身により、ソラはカラクリがあると看破していた。

 

「未来予知。といったところか?」

「っ……早ェよ」

 

 ウェイラは不敵に笑って見せるが、内心穏やかではない。

 知られていないというアドバンテージが今、消え去ったも同然。

 

「ったく、クソッタレめ」

 

 だがその詳細についてはまだ詰められていない、だから。

 

「こっからはフルスロットルだ」

 

 己のこめかみに銃を当て、引き金を引く。

 

「ほぉ……ならば妾も見せてやるとしよう」

 

 呼応するように、ソラは。

 

「妾の固有魔法を」

 

 この戦闘で、初めて構えた。

 

 

 

 

 ベキベキ、ボキボキボキィ。さっき胸から伝わった感触を口で説明するなら、きっとそんな感じだと思う。

 

「ゲホっ……! ぐ、ぶ……オェッ……!」

 

 口から無限に血が出てくる。身体中が痛い。苦しい、息が、息をしたくない。

 

「ヒュッ……! ヒュッ……!」

 

 痛い。痛い、痛い痛い痛い痛い痛い辛い。

 お腹の中が熱い。いや、ちょっと寒い。寒気がする。

 

「……ぁ……ン……!」

 

 体の中が冷たい。息が。

 

「サン!!」

「っ、う……えほっ! ゲホ、ケホッ……!」

「もっとだ! 吐き出せ!」

「う……おぇっ……!」

 

 この、声。

 

「ごしゅじん……?」

「っ、ああ……! よかった……!!」

 

 身体中の痛みは相変わらずだけど……少し、マシになった?

 

「わたくしの方で鎮痛剤を打たせていただきました。急速に治すことはできませんが、回復魔法で応急処置だけはしておきましょう」

「え……?」

「サン、大丈夫か? どこが痛む?」

「……あたま……あと、せなか……むね……全部」

 

 なんでアニスがここにいるんだろ。というか俺、何してたっけ。

 わかんないけど、二人ともすごく焦ってる。なんか、怖いな。

 

「というか……どこ、触ってんだよご主人……」

「悪い、冷やさないと。これが一番効率がいいんだ」

「……あとでご飯奢ってもらうからな」

 

 野郎のモンなんて、触ったところで嬉しかないだろうけどさ。

 ……ああ、でも。体は今、女なんだっけ。気持ち悪。

 

「サン殿。こちらを吸ってください」

「え、なにそれ」

「問答無用でございます」

 

 アニスが口に押し付けてきたのは、何かの袋だった。

 ヒュッと吸うと、口の中にいっぱいに苦味が広がるし、肺の中は息が苦しい。しかもなんだか、滲みる。

 

「ゲホッ、う……!」

「こらえてください。そのまま吸うのです。死にたくなければ」

「サン、大丈夫。今だけ、耐えろ」

 

 手を握られた。落ち着かせるためと、暴れさせないため。

 

「スゥー……フゥー……」

「……もう、よろしいでしょう」

「はぁあああ……よかった。よく耐えたな、サン」

 

 なんだろ、肺が……じんわり、あったかい?

 

「サン殿は再生力が高い。人造の魔道具でも、充分効果は発揮するはずでございます」

「ありがとう、アニス……お前には、本当助けられるよ」

「……いえ。お礼はお題で結構でございます!」

「はいはい」

 

 包帯……サポーター? が、胸についてる。

 ……待った。誰か服脱がしたか?

 

「緊急事態だったから、あんまり覚えてないよ。というか、それどころじゃなかった」

「あ、そう……」

 

 まだ誰も何も聞いてないんだけどな。

 

「肋骨が六本骨折、全身余すところなく打撲。流血は激しく、内臓も一部は無事ではございません。弾丸も取り除きましたが、銃創の延長線上にも太い血管が通っております。確実に殺しにきていましたね」

「師匠……」

 

 というか、ここどこだろ。どっかの森に見える。

 俺は、えっと……なんか……なんだっけ?

 

「サン?」

「なぁ。俺何してたっけ?」

「記憶障害。頭部での衝撃で、記憶が混濁しているようですね」

「……大丈夫。今は、とにかく体を休めて」

 

 そう言ってご主人は、どこかへと立ち去ろうとする。

 

「ま、待って」

「……どうした?」

 

 嫌だ、そんなの。

 

「置いてくなよ……」

 

 もしご主人がいなくなっちゃったら。この世界で、どうすればいいかわかんない。

 俺が他に頼れるのなんて、ニィナくらいだ。

 

「意識の方も、はっきりはしておりませんね」

「……大丈夫、サン。必ず戻る」

「……約束か?」

「約束」

 

 指切り。この世界にはないはずのサインなのに、なんで知ってるんだろう。

 ……でも、約束だっていうんだから。信じるか。

 

「イリオス殿、よろしいのですか? はっきり言って、あなたが向かう理由はございません。それならば、サン殿のそばに」

「ある」

 

 アニスは、ご主人を引き留めた。

 

 けれどご主人は、一瞥さえせずに。

 

「師匠にはいくつもの切り札がある……特に、あの短剣を使われるのはまずい」

 

 ……師匠?

 

「相手は英雄。勝ち目などないのでは?」

 

 ウェイラ。

 

「ある。僕の師匠は、必ずソラさんに勝つ」

「おや、随分美しい師弟愛ですね」

 

 ダンジョン。そうだ。あいつのミッションで潜って、それで。

 

「……それだったら、まだいくらかマシだったよ」

 

 全部、思い出した。

 

「っ……!」

 

 殺され、かけた。また。今度は、人間に。

 

「サン?」

「っ、大丈夫! 状況はよくわかんねぇけど、行ってくれ! 必要なんだろ!」

「……ああ」

 

 なんなんだよ、一体。意味わかんねぇよ。

 

「……」

 

 なんで俺ばっかり、こんな目に。

 

「ちくしょう……!」

 

 帰りたい。

 

 

 

 

 互いのエンジンが起動し、攻防はさらに激しく、そして周囲を巻き込んでいく。

 

「《ヴォイド・ストリーム》!!」

「オラァアアアアアッ!!」

 

───なんじゃ、それは。

 

 嘘偽りない、ソラの本音である。

 それもそのはず。魔法を殴って、弾き飛ばしてくるのだ。風や炎を殴れるか、と聞けばわかりやすいかもしれない。

 

 その拳は、もはや概念の領域にカチコミをかけている。

 

「クハハハハハッ!!」

「悪魔のような笑い声をしおって!!」

「シルエット的にはテメェの方が悪魔だろうが!!」

 

 ヴォイド・ストリーム。瞬間的に真空を発生させ、鎌鼬のように相手を切り裂く。

 規模が大きく威力も高い、故に消費魔力も激しい魔法だが、それを拳一つで撃ち倒すのだからたまらない。

 

「せめて銃くらい使わんか!!」

「こいつは護身用でなァ!!」

 

 明らかに、先程よりも圧倒的な筋力を手にしている。ギアが一つ上がっている。

 恐らく自らに撃ったあの銃弾が原因だろうとソラは予想していたが、それ以上踏み込むことはなかった。

 

「そんなに欲しけりゃ使ってやるよ」

「っ……!」

 

 どこからかウェイラは、サブマシンガンを取り出す。収納の魔道具から取り出した一品。

 

「今更その程度が、っ!」

 

 それも、ただの銃ではない。

 魔道具によって改造に改造を重ねられ、そして何よりここではない機械文明によって作られたものである。

 

 その威力は、ソラの予想を遥かに超えていた。

 

「邪魔くせぇのぉ」

 

 だが、そんなものは彼女にとってなんら問題にならなかった。

 己の堅甲でただ、弾けばいい。

 

「ちょうどいいマッサージじゃ」

「そうかい」

「っ!」

 

 だがだからと言って、ウェイラの動きについていけるわけではない。

 一段階()()()()彼女の肉体は、ソラの筋力をゆうに凌ぐ。それがわかっているから、ソラは魔法を主体に戦い始め。

 

「……厄介じゃのぉ」

「テメェこそ、いい加減武器を使いやがれ」

「後悔するぞ?」

 

 そしてそれは。ソラに、一つの切り札を使わせるにまで至った。

 

「誇れ人間。貴様はこの技の元に名を刻まれる」

 

 背後に構えるは、嵐。天候が変わったわけではない。今彼女が、この場に作り出したのだ。

 

「この程度」

 

 無論、彼女の切り札はこんなちんけなものではなく。

 

「……《万象集え、掌中へ》」

 

 彼女の()()が始まる。

 

「くっ……!」

「《横溢せし降魔の力よ、この身を包みて兵具を成せ》」

 

 ウェイラは当然妨害へと走るが、それを見逃すソラでもない。

 

 本来詠唱中に魔法を行使するためには凄まじい集中力が必要となるが、ソラには容易。彼女だからこそ成せる御業である。

 

「《永久(とこしえ)なる戦火の元へ》!!」

 

 そして、顕現する。

 

「《刮目せよ》!! 《我こそが英雄である》!!」

「チッ……」

()()()()!!」

 

 固有魔法。その力の一端が。

 

「《デヴィジョン》!!!」

 

 宣言。のちに、彼女の体を中心に大量の武具が溢れ出す。

 

「っ……!」

 

 それら一つ一つ全てが殺意を持って形を成し、ウェイラの命を穿たんと発射された。

 

 固有魔法。魔法と違い詠唱と呼ばれるキーワードを必要とする、人類の到達地点。

 本来ダンジョン産の魔道具以外で成せない超常の現象。

 

 例えば、瞬間的な肉体の再生。たとえば、絶対不可侵の結界。例えば、全てを未来をその目に映す力。例えば、無限の魔力。エトセトラ、エトセトラ。

 

「ック、ハハハハッ!!」

 

 ソラの固有魔法は、無制限の武具の生成。

 文字通り魔力を「分ける」ことにより、魔力が続く限りあらゆるものを作り続け、ある程度なら操ることも可能とする。

 

 生物、あるいはダンジョン産の魔道具は生成することができないという制約はあるが、それでもこれが発動した時点で、勝敗は決したも同然。

 

「上等ォオ!!」

 

 だが、ウェイラは焦らない。この未来は、見えていた。

 未だ来らず? 否。ウェイラにとってはすでに訪れていた事象。彼女にとって未来は、未来と呼べない代物だ。

 

「固有魔法ばかりが強力なわけじゃねェぞ」

「うむ。知っておるよ」

「っ!」

 

 暴れ続ける武器の嵐の中から、ソラが現れる。

 

「なぜ」

「何も武器を作るばかりが妾の固有魔法ではない。ほれ、王手じゃ」

 

 生物は作れないが、生物そっくりなものは作れる。頭上に見えているソラは、ただの人形だ。

 ソラの鋭い爪は、そのままウェイラの体へと突き刺さり絶命し。

 

「っ、ラァっ!」

「なっ……かかかっ! もはや隠す気もなくなってきたか!!」

 

 という、未来を見た。

 武器を銃で散らしながらも、自らの拳で積極的にソラを殴りに行く。それでも、届かない。

 

「ダリィな」

 

 ウェイラとて、魔法が使えないわけではない。むしろ先程から積極手に使っている。

 武具を凍らせ、溶かし、あるいは散らす。だが結局のところ、その程度だったら筋肉で解決する。

 

 脳筋ではない。考えた末に、「殴った方が早い」という結論を出力しているだけである。

 

「……チッ」

 

 だが今回ばかりは、彼女も。

 

「何も固有魔法ばかりが強ェわけじゃねェぞ」

「おォ、知っておるよ。ふふ、なんじゃ? 魔法の強さ比べか?」

 

 銃を構えた。中に銃弾は込められない。代わりに、彼女自身の魔力を目一杯に込めて。

 

「よかろう。貴様に力とは何かを教えてやる」

 

 固有魔法に対して、魔法という下剋上を果たそうとするのなら。こちらは、「魔法ですらないなにか」を使うのみ。

 

「……この魔法は、私のオリジナルだ」

 

 激鉄が穿たれ、瞬間。

 

「《零華》」

「《ドラゴンブレス》ッ!!!」

 

 冷気と熱気。二つがぶつかり合い、奔流し、爆発を起こす。

 

「な」

 

 その爆発の隙間を縫うように、ウェイラは距離を詰めた。自分自身も巻き込まれながら。

 

「……!」

 

 動揺の後、瞬時に冷静に戻るソラ。同じタイミングで、ウェイラは銃を撃った。

 

 銃弾は問題がない。この後何をしでかすか。いずれにせよ、起こりはある。そこを《ディヴィジョン》で刈る。

 

「っ……!」

 

 しかし、弾丸は深々とソラの肉体へと突き刺さり、魔力を乱す。それを気にする間も無く、ウェイラの短剣が突き刺さり。

 

 直後、その場所には跡形も残らず全てが消え果てた。

 

「……」

 

───報告。

 

 探索者連盟シーカスケイヴ支部長、レインには、以下の内容が告げられることとなる。

 

 ダンジョン群「魔窟」において、正体不明の爆発が連続で発生。

 

 三つの巨大ダンジョンが消滅。二十を超えるダンジョンが完全攻略。一部ダンジョンが極めて高温、あるいは零点下まで変化。

 

 魔窟の外観が変化。今までは楕円形に近い形を保っていたそれが、その一部を削られることとなる。地下ダンジョンにも影響あり。

 

 原因は未だ不明。被害規模は未知数。

 

 死者ゼロ名。重軽傷者、現時点で五十名以上。行方不明者多数、発信機の信号はあり。早急な救助が求められる。

 

 ソラ・シーカー。行方不明。信号も検出できず。

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