【架空コミュ】極月Pが白草四音をプロデュースする話   作:ミーティオル

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定期公演-CRESCENT-編
第1話


 学年 1年生 

 ランク-「A」

 

 姓名 白草 四音(しらくさ しおん)

 

 歌唱力-A

 表現力-A

 ダンス力-A

 ???-?

 ???-?

 

 一年生にして、黒井理事長からAランク評価を受けた優等生。

 ダンス、ボーカル、ビジュアルすべてでA評価のトリプルエーの保有者であり、その実力は学内でもトップクラスと言える。

 姉である白草月花と並び、現在の極月学園を牽引するエース的存在。

 

 

-----

 

 ――事前情報はこんなところか。

 よし、そしたらスカウトに向かおう。

 

----

 

 

 

-第一話-

 

 

 ――たしか、四音さんがいるのはここの校舎だったはず。

 

 そう思い、あたりを見渡していると。

 黒山の人だかりがあった。

 

ピンク髪の子「さっすがは四音お姉様! 

       今日もすごいパフォーマンスでしたわ!」

 

黒髪の子「これくらいはどうということもないでしょう。

     日々のレッスンの成果が出ただけです」

     

 人だかりの中心には、二人の女生徒の姿。

 一人は、たしか藍井撫子。そしてもうそのもう一人が――。

 

*(……あの子が白草四音)

 

 見た感じ、クラスメイトとダンスの対決か何かをしていたようだ。

 肝心のダンスこそ見ることは出来なかったが、結果は明らか。

 四音さんは、周囲の人から驚きと尊敬の眼差しをその一身に受けている。

 

「これがAランクアイドル……!」

「オーラが違う……」

「なんてダンスのキレ……すごかった」

 

 しかし、彼女はその周囲の眼差しを顧みることなく、ツカツカと足取りを進める。

 ……さて、僕も行かないと。

 

*「白草四音さん、ですね?」

 

四音「……どちら様ですか?」

 

*「はい、僕はこういうもので――」

 

撫子「きっと他校のお姉様のファンですわ! 

   まったく! いくらお姉様が魅力的だからって学園内に侵入するのは、ルール違反でしてよー?」

 

四音「……あら、そうでしたか。他校から遥々こちらへ。

   ですが――申し訳ありません。

   私、こういう場ではサインは書かないことにしているのです」

   

 何か、色々誤解をされている。

 おかしいな、名刺を見せれば――。

 

 ……ん?

 しまった、名刺が裏だ――!

 

四音「とはいえ、せっかく他校からいらして何も無いのも虚しいでしょう。

   今日は少しだけ気分が良いので、今回だけ特別に。

   ――撫子?」

   

撫子「はい! サインペンはこちらですわ!

   ふっふーん、お姉様のサインはレア中のレアでしてよ!」

 

*(あぁっ、取り上げられてしまった……!)

 

四音「まったく、撫子ったら。

 

   ……せっま」

 

*「えっ?」

 

四音「あら、何か聞こえました?

   ……それでは、お返しします」

   

 名刺の裏には、四音さんのサインが窮屈さに悲鳴を上げつつもなんとか収まっている。

 サインの機会は制限しているようだが、かなりサインは書き慣れているようだ。

 さすがトリプルエーアイドル――。

 

*「あ、ありがとうございます……。

  えっと、すみません。実は僕はこういうものでして」

  

 四音さんからもらった名刺を裏返して見せる。

 

四音「……え? プ、プロデューサー科?」

 

 

*「――あなたをプロデュースさせてください、白草四音さん」

 

 我ながら、ちょっとしまらない。

 

四音「……お断りします」

 

*「まぁ……ムードがダメなスカウトだったのは認めます」

 

四音「そういうことではなく。

   いえ、それも多少はありますが……。

 

   ――私に、プロデューサーは必要ありません」

 

*「プロデューサーが、必要ない……?」

 

四音「アイドルは孤高たれ。極月学園の方針は基本セルフプロデュース。

   アイドルたるもの、自分で自分の売り方は培わなければならない。

   ……そして、実際に私は私だけの力でAランクまで上り詰めた。

 

   あなたもプロデューサーを名乗るのであれば。

   このAランクというものが、どういうものなのかはわかっているでしょう。

   この結果を見ても、あなたに私にプロデューサーが必要だと思いますか?」

 

*「――はい。あなたにはプロデューサーが必要だと思います」

 

撫子「なっ!? な、なんと生意気な……!」

 

四音「下がって、撫子。

   ……では、その理由を聞かせなさい。

   なぜ、私にプロデューサーが必要なのか」

 

*「――あなたがAランクより上のアイドルを目指しているからです」

 

四音「――ッ!!」

 

 四音さんの顔に動揺の色が浮き上がる。

 

四音「……あなた、自分が何を言っているのか、わかっているんですか?」

 

*「はい。

  僕は、四音さんを『そこ』へ連れて行くためにここに来ました」

 

四音「――ふぅん。

   そう。わかりました」

 

撫子「お姉様っ!?」

 

四音「……あなたを私のプロデューサーとは認めません。

   ですが、あなたのやる『プロデュース』がどのようなものか、興味はあります。

   少しの間、私に『実際にやって』見せてください」

 

*「ありがとうございます。

  四音さんを全力でサポートさせていただきます」

 

四音「……えぇ、まぁ。では、短い期間でしょうけどよろしく。

 

   ――『非公式』プロデューサーさん」

 

 

 

 

 学年 1年生 

 ランク-「A」

 

 姓名 白草 四音(しらくさ しおん)

 

 歌唱力-A

 表現力-A

 ダンス力-A

 ???-?

 ???-?

 

 一年生にして、黒井理事長からAランク評価を受けた優等生。

 ダンス、ボーカル、ビジュアルすべてでA評価のトリプルエーの保有者であり、その実力は学内でもトップクラスと言える。

 姉である白草月花と並び、現在の極月学園を牽引するエース的存在。

 

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 なんとかとりあえずプロデュースする段階まで行くことが出来た。

 『非公式』という但し書きこそついているが……。

 四音さんにもらったチャンスを不意にするわけには行かない。

 全力でプロデュースしていこう。

 

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