【架空コミュ】極月Pが白草四音をプロデュースする話 作:ミーティオル
-TrueEND-
四音「……ライブも終わり、片付けも終わりますね」
*「はい。
あれだけ濃密だった時間も、こうして片付けが終わると。
なんだか、あっという間だったように感じますね」
四音「少し、散歩に出ませんか?
夜風に当たって火照った体を冷ましたいなと」
*「そうですね。
会場の熱気はかなりのものでしたから。僕も涼みたい気分でした」
四音「……この辺だと、人もいなくて落ち着けますね。
あなたには一つ、言っておくべき事があった事を思い出したんです」
*「……言っておくべき事?」
四音「非公式プロデューサー、という呼び方についてです」
*「――あぁ、そういえば。
たしか、いつの間にか、非公式がつかなくなっていた気がします」
四音「……ここで、それをハッキリさせておこうと思いまして」
*「ハッキリというと――非公式に戻るとか?」
四音「……は? まさか、非公式に戻りたいんですか?」
*「あ、いえ。
僕としては、すでに公式――のつもりだったので。
そうじゃない、とかなのかな、と」
四音「……なんだ。
じゃない、こういうのは互いに一度はっきりと言葉にしておくべきだと思うのです」
*「わかりました。そういうことなら」
四音「……今だから言いますが。
――ボクは。ずっと諦めかけていた。
初めて会ったあの時も、ボクは自分を信じきれなかった。
月花姉さまに勝ちたい、そういう気持ちはあった。
けれど――敗北を重ねる中で、口にすることも怖くなった。
負け続けるボクが、そう話す資格はあるのか、と」
四音「けど、あなたは違った。
本気で、月花姉さまに勝つために常に作戦を考えてくれた。
ボクが抱くみじめで黒い感情も、受け止めてくれた。
感謝してもしきれません」
*「……僕も、四音さんと一緒に色々な夢をみさせてもらいました」
四音「――あなたは、ボクに言った。
ボクが良かった、と。
ボクも、あなたがいい」
四音「白草四音のプロデューサーとして。
――正式にプロデューサーになっていただけませんか?」
*「はい、喜んで」
四音「……それでは。今日からあなたは正式な私のプロデューサーです。
確かに、今日ここに契約は結ばれました」
四音「――言っておきますが、今後はボク以外のアイドルとは契約させませんので。
あなたは、この白草四音の物です。いいですね」
*「はい」
四音「……いやにあっさりしているのが気に食わないですが。
まぁ、いいでしょう。もう逃がしやしませんから」
四音「よろしく。ボクの『公式』プロデューサー?」