【架空コミュ】極月Pが白草四音をプロデュースする話 作:ミーティオル
四音「――プロデューサー。
今後のあなたの方針を教えて下さい」
*「今後の方針、ですか」
四音「はい。
私がアイドルとして更に成長するために、何が必要だと考えますか?」
*「……そうですね。
そろそろライバルが欲しい、と考えていたところです」
四音「ライバル……」
*「月花さんは、あくまで宿敵であってライバルではない。
そもそも何より、今後いつ来るかもわからない。
四音さんと実力が近く、それでいてぶつかろうと思えばぶつかれる距離。
欲しいライバルとしては、そんなところですね」
四音「……その言い方だと、極月学園の生徒ではない、と」
*「はい。
学内だと、ある程度特徴もわかっていて、結果もすぐに出てしまう。
成長具合が推測不能――ブラックボックスな相手が欲しい」
四音「となると――『N.I.A』ですか」
*「さすがです。
――ネクスト・アイドル・オーディション。
極月学園主導による複数のアイドル養成校を交えた一大イベント。
四音さんには、そちらに出ていただこうかな、と」
四音「ぜひ、出場させていただきます。
実はプロデューサーからお話がなければ、私から話すつもりでした」
*「話が早くて助かります。
今年は極月学園もかなり力を入れているようでして。
なんでも、外部から強力な『傭兵』が来たんだとか」
四音「よ、傭兵?
なんですか、そのおおよそアイドルに似つかわしくない単語は」
*「もちろん、あくまで傭兵とはたとえに過ぎませんが。
【実戦(プロ)】レベルの強力なアイドルだそうです。
ただ、情報が統制されていまして、詳細についてはこちらも掴めていません」
四音「……まぁ、どうせ仲良しこよしをやるわけでもありませんし。
私には関係ない話ですね」
*「僕もそこは同意見です。
さて、話を戻しますが――。四音さんのライバルですが。
四音さんに近いアイドルがいいですね」
四音「私に近い……というと」
*「まず、とんでもない負けず嫌い。
そして、プライドも果てしない。
血気盛んで、我が道を行くと言わんばかりの、唯我独尊な――」
四音「ちょ、ちょっと待ちなさい!
ボクがそんな人間だと!?」
*「……それでいて、負けられない相手(ヒト)がいる。そんなアイドルです」
四音「よく続けましたね。いい度胸です、プロデューサー。
後で覚えておくように」
四音「……けれど、そうですね。
仮にもしそんな相手がいたなら。
――全力で血祭りにしてさしあげます」
邦夫「フフフ……。
ハーッハッハッ!」
邦夫「まったく、黒井の小僧めが。
ワシをハブってこーんな面白そうなイベントを企画しおって。
だが、ついに一泡吹かせる時が来たぞ」
邦夫「咲季君、準備はもちろん出来ておるな!」
咲季「もっちろん! 私が、極月学園のアイドルを蹴散らせばいいのよね!
任せて、学園長!」
邦夫「此度は、初星学園アイドル総出で殴り込みじゃ。
くっくっく、あの悪餓鬼めが泡を食う様が目に浮かぶわい!」
咲季「ん、あれ、総出ってことは……まさか一番星も出るの!?」
邦夫「いや、星南は今回はプロデューサーに専念する。
今のところ、参加しない予定じゃ。……今のところな」
咲季「むぅ……せっかく一番星とも勝負できるかと思ったのに。
まぁ、それは別の機会ね」
邦夫「ふっふっふ、今回の初星学園は粒ぞろい。
あの小僧の小賢しい策なんぞ、正面から打ち破ってくれる。
今まで散々好き勝手しおってからに。
ワシ、結構根に持つタイプなんじゃよね。
咲季君。あの極月学園の高飛車どもに、思い知らせてやれぃ!」
咲季「ふっふっふ……極月学園だかなんだか知らないけど。
この超天才美少女アイドル花海咲季が!
――全員まとめて、ぶっ潰して上げるっ!」