【架空コミュ】極月Pが白草四音をプロデュースする話 作:ミーティオル
楽曲コミュ 第一話
*「四音さん、例の物がついに届きました」
四音「……例のもの?」
*「はい、こちらです」
四音「――『OVERCOME』の衣装!
そうですか、ついに!」
*「極月学園を代表する楽曲。
特にこの曲は勝負の大一番で歌うもの」
四音「えぇ。まさしく、N.I.Aのための衣装、と言えます。
……ついに私も袖を通す時が来ましたか」
*「はい、四音さんのための――『OVERCOME』衣装です」
四音「こうしてはいられません。
早速着替えに」
四音が着替える
四音「――おぉ」
四音がポーズを取る。
*「どうでしょうか、四音さん」
四音「――ふむ」
四音がさらにポーズを取る。
四音「――そう、こんな感じで」
*「あの、四音さん。
お楽しみのところ申し訳ないのですが――」
四音「写真」
*「はい?」
四音「この角度です。写真に取ってください」
*「え?」
四音「今すぐ! 角度が崩れる前に!」
*「わ、わかりました」
四音「……そう、この角度。
良かった、練習してきた通りにできてる」
*「これまで以上に気合が入っていますね。
……今までも、こうして練習を?」
四音「えぇ。いつか私もこれを着て歌う日が来ると思っていましたから。
いざ、これを着て立つ時――私ならどうするか。ずっと、研究を重ねてきました」
四音「この曲は極月学園でも特別な曲――。
歌うことが許されるのは、特別な舞台でのみ。
今までは、私はただ座って眺めるだけだった。
――けれど、今回は違う」
*「えぇ、今回『OVERCOME』を歌うのは四音さんです」
四音「つまり――私が『OVERCOME』で他学園の生徒を全員血祭りにすれば良い、そういうことですね?
例えば初星学園とか、初星学園とか、初星学園とか」
*(ブリーフィングの時は脱いでもらったほうが良いかもしれない……)
*「はい。ライバルとなりうる存在を各個撃破する――そういう作戦です。
しかし、この曲を最初に披露する場所は初星学園周辺ではありません。
なので、公式SNSで初星学園にカチこみに行く、などとは絶対書き込まないでください」
四音「そんなこと書いてません!! ……まだ」
*「最初に『OVERCOME』を歌う場所は、エリアIです」
四音「エリアI? ……見たところ、ただの公園のようですが」
*「はい。ただの公園です。
ただし――ここは961プロダクションのアイドルが初めて屋外ライブを行った公園です」
四音「なっ……!?」
*「ゲリラライブだったので、公式な記録は残っていませんが……。
そういった事情もあり、ここは伝統的に極月学園の熱心なファンが集まりやすい場所です。
そこで、『OVERCOME』を披露することは大きな意味を持つ」
四音「……なるほど」
*「――伝説を受け継ぎましょう。四音さん。
極月学園を牽引する、唯一のエースとして」
四音「……えぇ。
極月学園のアイドル、白草四音として――。
最高の舞台を必ず」