【架空コミュ】極月Pが白草四音をプロデュースする話   作:ミーティオル

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第5話

 場所は教室

 

四音「いいニュースと、急なニュース――」

 

四音「普通、そういうのはいいニュースと悪いニュースなのでは?

   いえまぁ、悪いニュースがないに越したことはありませんが」

 

*「どちらもいいニュースではあります。

  ただ、同じ性質ではないだけで」

 

四音「いまいち要領を得ませんが、まぁいいでしょう。

   それで、どういうニュースなのですか?」

 

*「では、まずいいニュースから。

  100プロダクションのスタジオでレッスンができるようになりました」

 

四音「なっ、100プロダクションの……!?」

 

*「極月学園も設備は最新鋭。

  しかし、機材自体の数や広さはやはり、スタジオには劣る。

 

  四音さんには、もっと実戦的な練習が必要だと思ったので」

 

四音「……どういう魔法を使ったんです?」

 

*「961式の頭の下げ方を。

  一応、961プロと100プロは一部提携はしていますが……。

  それでも、話を取り付けるのはかなり、その、苦労しました」

 

四音「……では、残りの急なニュースというのは?」

 

*「テレビ番組で四音さんが歌うことになりました。

  コーナー丸々一つ使って」

 

四音「……はぁっ!?」

 

*「事前にちょっとしたインタビューもあります」

 

四音「い、いやいやいや! 

   何を言っているんですか!? どういう経緯で!?

   何が起こって!?」

 

*「100プロのスタジオはプロが使うもの。

  ですので、その資格を見せろ、という話になりまして」

 

四音「……急ですね、本当に急ですね」

 

*「はい。ということで、明日から四音さんは100プロで練習ができます」

 

四音「それでいつごろ収録を?」

 

*「1週間後です」

 

四音「1週間後ぉッ!?」

 

*「はい。一週間は、100プロのスタジオで練習できる時間があります」

 

四音「私は親切なので教えてあげますが、

   一週間しかないっていうんですよ、そういうの」

 

*「正直、かなり急な話ではあります。

  しかし、四音さんならきっと成し遂げられると僕は考えています」

 

四音「それ言えば済む話だと思ってますか?

   ボクの『素敵な』プロデューサーさん」

 

*「……四音さんの言うことを一つ聞きます」

 

四音「なんでも、ということでよろしいですね?」

 

*「プロデューサーとして可能な範疇――」

 

四音「プロデューサーはボクの言うことをなんでも一つ聞く。

   そうですね?」

 

*「……はい」

 

四音「わかればよろしい。えぇ、そう考えると俄然やる気が出てきました。

   いったい、プロデューサーに何をしてもらいましょうか。

   ふふふ……」

 

*(え、笑顔が、こわい――)

 

 場所は100プロスタジオ、レッスン室

 

四音(……これは、広い。

  鏡の映るボクが、あんなにも遠い――)

 

 ステップを踏み始める四音

 

四音「……こうみると、自分がいかに小さい舞台に立っていたかわかりますね」

 

四音(いつか、この広さがボクの『基準』になる――。

  最強の白草四音とはきっと、そういうこと)

 

四音「……テレビ出演まで1週間。

   そして、その後はTHE-MOON」

 

四音(――時間はない)

 

四音(アレに勝つために。

  ……ボクが、その先に立つために)

 

 レッスン室でひたすら四音は踊り続け――外は暗くなる。

 

四音「……はぁ、はぁ。

   悪くない、悪くないが――」

 

四音(何か――何かが足りない。

  きっと、必要なピースが何か、一つ――)

 

四音「100%じゃない。

   120%――いや、200%の私には、何かが――」

 

 レッスン室の外から四音を見る人物が一人。

 

月花「…………」

 

 そこに現れるプロデューサー。

 

*「――白草月花」

 

月花「何か用か?」

 

*「……それはこちらのセリフです。四音さんを見ていたんですか?」

 

月花「たまたま通りかかっただけだ」

   

*「…………」

月花「…………」

 

月花「では」

 

 月花はそのままどこかへと消える。

 

*(……本当に行ってしまった)

 

 そして、プロデューサーがレッスン室に入り。

 

*「お疲れ様です、四音さん。

  飲み物と、タオルをお持ちしました」

 

四音「プロデューサー……」

 

*「どうしました?」

 

四音「――プロデューサーはボクのお願いをなんでも一つ聞く、という話でしたね」

 

*「え、えぇ。まぁ」

 

四音「でしたら、さっそく」

 

 

四音「――プロデューサーには、一つボクのお願いを聞いてもらいます」

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