【架空コミュ】極月Pが白草四音をプロデュースする話   作:ミーティオル

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プロデューサーコミュが単体で投下できない長さでしたので、第四話とセットでの投下となります。ちょっと読みづらいかもです。スミマセン!


第4話&プロデューサーコミュ

プロデューサーコミュ

「気になる様子」

 

 

*(四音さんの様子はどうだろうか……)

 

四音「ワン、ツー……!」

 

*(……ダンスが以前と変わっている)

 

四音「……さっきから見ていたようですが。

   何か、感想はありますか?」

 

*「以前より少しペースを落としましたね」

 

四音「観客を見ろ、というので。

   少し、ダンス全体のテンポを落としました。

   とはいえ、どこでどう観客を見るかは決まっていませんが」

 

*「手を伸ばす動作に絡めても良さそうです。

  指自体にも表情はありますが、そこに更に情報を付加する感じで」

 

四音「……ダンスの全体の表情付けに影響しますね。

  では、今から7パターンをお見せしますので、どれがいいか教えて下さい」

 

*(な、7パターン……!? 

 これはなかなか見応えがありそうだ……) 

 

 

 

-第四話-

 

 

 

 どこまでも続く、一本の道。

 道の先では、一人の女が悠々と歩いていた。

 

 ――あれは。

 

 その女に追いつこうと、走り出す。

 

 足の速さには自信があった。

 きっと、自分ならばすぐに女に追いつけると思った。

 

 しかし。

 

 ――はぁ……はぁ……!

 

 いくら走っても、なかなか女には追いつけない。

 

 ――もっと、早く! もっと早く走らないと……!

 

 一気に走る速度を上げていく。

 やがて、その速度は自分が出せる最高速へと到達する。

 

 だというのに。

 

 ――追い、つけない……!

 

 走っても走っても、女には追いつけない。

 こちらが全速力で走っているというのに、女は道の先で悠々と歩いている。

 

 ――おかしい。

 

 周囲に、自分の急いた靴の音が耳に響く。

 

 ――こんなに、遠いはずはない……!

 

 もっと早く。もっと早く。

 力のかぎり、足を動かす。意地のかぎり、腕を振るう。

 限界を超えた走りに、体中が悲鳴を上げ始める。

 

 ――違う。違う……ッ! こんな、遠いはずは……!

   追いつける! 追いつけるはずだ、ボクなら……ッ!

 

 調子の乱れた靴の音が、耳に刺さってひどくうるさい。

 

 ――くそ……! くそっ……!

 

 道の先では、女は変わらず歩いている。

 こちらのけたたましい靴の音にも、まったく動じず。

 ただ、女は歩く。

 

 まるで、後ろを追いかける自分のことなど、存在しないかのように。

 

 ――ボクを。

 

 ――ボクを見ろ。

 

 

 

 ――ボクを見ろッ! 白草月花!

 

 

四音「……あたっ」

 

 四音の頭上に、スマホが落下する。

 

四音「何……? なんか、鳴って。あ、あぁ。スマホ……」

 

 スマホを手に取り、ぼんやりとした意識のまま、通話ボタンをスワイプする。

 

四音「撫子……? 問3なら、答えは6だけど……」

 

 

*「おはようございます、四音さん。もうそろそろレッスンの時間になります」

 

 

四音「……なぜ電話番号を知ってるんですか?」

 

*「撫子さんから教えてもらいました」

 

四音「後ほど撫子とお話する時間をいただきます」

 

*「そういえば、数学の宿題を教えて欲しいと撫子さんから伝言を預かっています」

 

四音「……問3なら6です。伝えておいてください」

 

*「わかりました。

 朝食についてなのですが、昨日渡した赤いクーラーボックスが朝食です。

 昼食については四音さんが学園に到着次第、こちらでおわたしします」

 

四音「……わざわざどうも」

 

*「何か、味などで気になった事があれば、言ってください。

  味付け、品目を変更いたしますので。

  それでは、レッスン室でお待ちしています」

 

 

四音「食べる時間は――ある。

   それも加味して、この時間にかけてきた、と。

   ……見透かされてるようで、なんだか気に食わない」

 

四音(――それにしても、本当に。

   嫌な夢だった)

 

 

 その後、時間が過ぎ、場所はレッスン室。

 

四音「……ワン、エン、ツー、エン――フィニッシュ!」

 

*(……日増しに、ダンスの完成度が上がっていく。

 それも、急激に)

 

四音「非公式プロデューサー」

 

*「はい、なんでしょうか」

 

四音「……気にしないんですね。非公式」

 

*「まぁ、非公式も非公式で面白いので。

  きっと、そうそう非公式と呼ばれる経験もないでしょうから」

 

四音「……何をありがたがってるんですか。

   それで、感想はありますか?」

 

*「ダンスの上達は凄まじいものがあります。

  そちらについてはほぼ現状問題ないといっていい。

  ……問題は」

 

四音「……め、目線、ですか」

 

*「はい。とはいえ改善傾向にはあります。

  以前からは伸びました。1秒ほど」

 

四音「……ど、どうしても、人の目を見るのは慣れなくて。

   意識すると、気恥ずかしさが」

 

*「おそらく、四音さんなら一度慣れてしまえば問題はないはずです。

  とはいえ、その一歩が今は重い。

  

  少し、置き換えてやってみましょう」

 

四音「……置き換える?」

 

*「はい。四音さん。

  僕は今からカボチャです」

 

四音「……はい? 何を言って――。

   な、なんですか、それ?」

 

*「ジャック・オー・ランタンの被り物です。

  去年のハロウィンイベントで使われたものをお借りしました」

 

四音「……それ、見えてます?」

 

*「かろうじて。

  では、四音さん。僕と目を合わせてみてください」

 

四音「その……黒い目の部分を見ればいいんですか?」

 

*「はい。では10秒計ります」

 

 沈黙の10秒が流れる。

 

*「……10秒。クリアです! 

  やりましたね! 快挙ですよ、四音さん!! 素晴らしい!」

 

四音「……達成感がまるでないんですが」

 

*「どうやらこの被り物をしていれば大丈夫だということがわかりました。

  なので、しばらくは僕はこの被り物をしてレッスンに立ち会いますね」

 

四音「……一応聞いておきますが、気は確かですか?」

 

*「バッチリです。

  いずれにしても、これはあくまで慣れるためのもの。

  さすがに、時期を見計らって外す予定です」

 

四音「ぜひ、そうしていただけると。

   非公式とはいえプロデューサーが不審者というのは私の評判に響きます」

 

*「ともかく、これで問題の解決に足がかりができました。

  ここからどんどん、『白草四音』としての魅力を表現していきましょう!」

 

四音「……まったく、おかしなプロデューサーをつけてしまったものです」

 

 

 学年 1年生 

 ランク-「A」

 

 姓名 白草 四音(しらくさ しおん)

 

 歌唱力-A

 表現力-A

 ダンス力-A  

 観客意識-C ←改善中。ここから慣れてくれれば。

 ???-?

 

 一年生にして、黒井理事長からAランク評価を受けた優等生。

 ダンス、ボーカル、ビジュアルすべてでA評価のトリプルエーの保有者であり、その実力は学内でもトップクラスと言える。

 更に、アイドルとしての才能のみならず、プロデューサー科の人間を上回るほどの高い分析能力も備える。姉である白草月花と並び、現在の極月学園を牽引するエース的存在。

 

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少しずつだが、前に進んでいる。

高いステータスと、四音さんのキャラクター。

それがうまく噛み合わさったとき、きっと……!

 

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