照合完了....
[アレが織斑千冬の乗っていた機体の
制御しきれてない上に、辺りを攻撃している。幸いこちらに箒が来てくれてたから守りやすいが...一夏?
「あの野郎!」
今すぐに飛び出しかけたためパーフェクトゼクターを前に出して止めた
[どこに行く気だ?]
「どこってアイツのとこにだよッ!!アレは...アレは千冬姉のものだ!」
姉も姉なら弟も弟か
[ならお前は紛い物とは言え姉に勝てるのか?]
「だからってこのまま見てろと!?」
[そうは言っていない。このまま放っておけばアリーナは破壊されるだろう。それに鎮圧に向かうであろう教師陣も無事では済まない]
「だったら」
さて、どうしたものか。向こうを殺す気でいいなら簡単だがそうはいかない。何より設備や観客席にいる人達を巻き添えにはできない
やはりもう一度マキシマムハイパータイフーンを当てるしかないか?それでも助けられるかどうか
「一夏の零落白夜はダメなのか?」
ふと、箒が尋ねてきた。そういえばそうだ。あれは対IS用の武器
助けられるとしたらそれしかないか。でも
「そうだ!俺なら[さっきも言ったが織斑千冬に勝てるのか?]でも!」
決断するならここ....か、本音泣くだろうなぁ。いや、シャルも泣くか。鈴は...傷口にタバスコふりかけてきそう...なんだかんだ見舞いに来てくれそうだが
[俺がお前の盾になる。だからお前は前だけ見て突き進め]
「「なっ」」
[という事だ。一夏の事は死んでも守るから安心しろ]
『...2人とも、ボーデヴィッヒを頼むぞ』
さて、行くか
「おい、死ぬ気かよ!?」
[バァカ。死ぬ気なんてねぇよ。なんたって不死身のクロちゃんだぜ?]
パーフェクトゼクターを手放し、振動剣とガトリングを持つ。思考まで織斑千冬になってる可能性はあるな、それにかかるGも例え装着者が死のうが無視して動くだろう。なら必要最低限な動きにして、ラウラを無事に助けるなら
[一点突破、小細工ナシだ。俺の後ろ真っ直ぐ着いてこいよ!]
合図し翔る。飛ぶ、真っ直ぐと向かってるのだが反応されたか、こちらの動きに合わせて飛び上がった。それを追いかけるように上へと向かう
「....」
不気味なぐらい黙ったままのラウラ、俺はガトリング砲を向けて放つが全ての弾を落とされガトリング砲のある左手を切り落とされた。んなのハナから承知の上
「く、クロ!?」
[黙ってろ!]
次は剣同士のぶつかり合い、性能だけならこっちが上なはずなのに弾かれ、右腕も斬られる。が
ここまでは想定通り。あとは
[持ってけダブルだ!ツインバレル!]
両手を二砲カノンバレルに変えて撃ち放つがそれも着弾する前に落とされる。ああ、分かってたさ。今の武装じゃ勝てないことぐらい...でもな
[掴んだぜ、両手!一夏ァ!やれ!]
斬られた両手がラウラの機体の手を掴んだ。遠隔操作ぐらいできらぁ
「おう...ハァァアアッ!!」
零落白夜の発動で機能停止に追い込んだ。これでなんとか...っ
[...]
コアが心層世界に引き込んだか
[腕がある...]
まぁそれはともかくここはどこだ?
アレは....ラウラ?なぜ培養機に...
「完成だ!」
かん...せい?何を言って、この研究員達は何を言ってるのか理解出来なかった...が、このあとの光景でどういう意味か痛いほど知った
「それでもデザイナーベビーか!なんの為に作ったと思っている!」
完成...それはつまり、ラウラを作ったという事がか。それもISを動かすための
確かに、確かに人為的にIS適合ランクの高い者を作ればその国は強く出れるだろう
だが作られたヤツの意思は?気持ちは?人権をあまりにも無視している
そして何より人が人を作るのに機械で作るのは...罪だ
俺のような存在はまだ許されるだろう。ただ単にISコアの意思がちゃんと表に出て体を動かしてる。それだけなんだから
でもラウラは違う。人だ
生まれこそ違うがその辺に歩いている少年少女となんら変わらない。人間だ
あの目はISに関係があるのか。そのために目を隠して...
[これを見せてなにがしたいんだ?お前は。レーゲン]
この光景を見せているラウラの愛機、レーゲンに問いかける
しばらくの沈黙のあと帰ってきた言葉が
[私のマイスターは不器用です]
[知ってる]
[きっとこれからも、不器用な所を見せ、そして...本当は語り合うべき友を作るのにも苦労するでしょう]
[...]
本音達のことか。俺の事も分かってて言ってるな
[だからお願いがあります]
[無理なお願いは聞かないぞ]
[....マイスターをお願いします]
黙って、元々レーゲンだった機体を見る。今は人の姿をしてるが
[....はぁ、分かったよ。背負うヤツが1人増える程度だ。それくらい受け止められなくてどうする]
本音、簪、鈴、シャル、そこにラウラが入るだけだ。本音は異常なぐらい執着心持ってるけど
[ありがとうございます...それと]
[まだ何かあるの]
かと問いかけようとしたら既にそこにはレーゲンだった人はおらず、コアだけが残っていた。レーゲンのコア...あれだけ無茶な動きや形態変化を行ったんだ。心層世界だったとしても保てただけ奇跡だ
[んあ?]
目が覚める。すると俺は病室というか保健室で寝かされていて、手足はなんとかくっついているみたいだが動かすのは控えた方がいいな
「起きたか」
[...なんとか守りましたよ。2人とも]
「それで貴様が死ねば悲しむ者がいることを忘れるな」
[キツイこって...]
沈黙が続くがそれを先に破ったのは千冬の方だった
「あのあとお前の事は大変だったんだぞ、その手足。布仏が今までお前が布仏に見せたデータを見ながら直したんだ。礼を言っておけよ。それに他の皆も心配していた。一夏なんか俺のせいでお前が死にかけたと言っていたが...」
[どうしたんだ?]
「殴って黙らせた」
ああ、容易に想像がつく。さて、聞くか
[ラウラは?]
「...ボーデヴィッヒは
[チッ、外道が...ラウラにあれだけしておいてまだするか]
「...何を見た?」
[...ラウラの過去を、コイツから]
パンドラの箱からレーゲンだったISコアを取り出す
「お前、それは...そうか。話したのだな。IS同士で」
[恐らくラウラも何か見てるはずだが]
「ああ、困ったらお前を頼れと言われたと言っていたな。最初はまた思い込みかと考えたがそうか。そんな事が...お前は拒むのか?受け入れるのか?」
[...コイツとまた飛んでもらうために受け入れる。俺はそう決めたよ。ラウラはもう、ひとりじゃない]
それからと言うもの、俺は病室で絶対安静になり、代わる代わるに見舞いが来て大変だったが常に俺の隣にいたのは...簪でもシャルでも鈴でも...ましてや本音でもない
「師匠を守るのは私の役目だ」
ど・う・し・て・こ・う・な・っ・た?
ラウラには蜂を担当してもらいます
サイボーグクロちゃんを知った上で見ているかどうか
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知った上で見て楽しんでる
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知らないけど楽しんでる