[たく...人様が、いや、猫様が寝てるってのに電話かけてくるやつがいるかよ...]
そう言って織斑千冬のいる部屋まで行く、今回は織斑先生としてではなく織斑千冬としての頼みだそうだ。電話、通信越しではなく対面しての話
「クロ、お前に頼みがある」
[要件なら手短に頼むぞ、本音に抱き枕にされてて抜け出して来てるんで起きられたらまずい]
そう言うとなぜか怪訝な顔を、いや、やってしまったという顔になった
どういう事だ?
「はぁ、更識。いるんだろう?入ってこい」
「失礼します。こんばんわ、クロ"ちゃん"?」
[なんだ、やっぱりお前だったのか。更識さんよ]
「あら、分かってたのね。流石は話せるIS」
別にIS全員が分かるってんじゃなく、気配やらにおいやらで俺は分かるんだよな
っと、変なこと考える前に
[要件はこのプライベート度外視さんに知られちゃまずい事なのか?]
千冬とは教師関連でなければこうしてタメで話せるぐらいにはなってる。あとプライベート度外視さんはこれでも譲歩した方だ
「そんな言い方してたら女の子にモテないわよ?」
[別にモテたくてやってるんじゃないって...てか顔近い...わざわざ座るな!]
「クロちゃんのスケベ♪」
だーれがスケベだ...それを聞けばキレそうな女の子を1人部屋に置いてけぼりにしてるんだ。早く帰りたい
「クロ、部屋の件ならもう問題はないと思うぞ。更識と布仏は繋がってる」
それで漸くこの女の行動先にいつも見え隠れしてたもんがあったのが理解できた。ん?
[まさか今日の昼飯の時も俺にISを見させるためにか!?]
「え?ISを?昼ごはんの時は私、生徒会室で執務をしてたわよ」
[お前じゃねぇ!髪色からしてお前の血縁者だろ!]
「っ、簪ちゃんに何かしたの?」
血縁者、そう発言した時。この更識楯無という女から溢れんばかりの殺気が発生した
1歩バックステップを取ってガトリングか剣か悩んだがこのリーチなら剣かと思うが
[待て、お前関係ないのか?]
「...私と簪ちゃんとでは今は繋がってないわよ?本音とは繋がってるかもだけど」
[ふむ、まぁいい。なら明日にでも聞きに行きゃあいい。それより要件は?]
「お前達は争いたいのか話し合いたいのかどっちかにしてくれ。要件は--」
そして翌日に至る。なるほど、セシリア・オルコット以外はほとんどが日本人ばかり、そして幼なじみの篠ノ之箒が入っている。
そういや俺と違って人としての尊厳があるはずなのにそれを無視して今織斑一夏はここ、IS学園にいる。それは守られてるという事か
試合うと聞いてオルコットと一夏が戦うのに、鍛えるのは2年か3年が普通だろうがそこに篠ノ之箒が入ったのはつまり一夏に言い寄る女共を跳ね飛ばす為、またその力が箒にはある。そう、篠ノ之束の妹だから
俺らと違って血筋は何分抗えないからな
それに、隣りの昼寝している本音を見る。うん、コレが裏方の仕事を支え続けてた人とは思えない性格
まぁでもあの怒り様やあの時みんながいいよって来た時止めた本音はいつもののほほんとした雰囲気ではなかった
やればできる子なんだろう
そう考えながらも授業は終わり昼飯時
[一夏、テキトーにパンか握り飯頼んできてくれねぇか?テイクアウトな]
「ん?クロ一緒に食べないのか?」
[いや、俺はISだから食事は基本要らないんだよ。その場の気分で食べる程度だ。他にあげたいやつがいてな]
ふーんと、一夏はテイクアウトしてくれたやつを俺に渡してくれて俺はそれを持って整備室に向かう
[やっぱりいたか]
昨日と同じ水色の髪色、メガネをかけた少女が
[少しは食え。見たところ必要最低限の食事だろ?]
そう言っておにぎりを渡そうとする
「...どうして私に?まさかお姉ちゃんが」
[ま、あのプライベート度外視さんをどうにかしてくれるならアンタでもいいから言ってやって欲しいんだがな。言ってたぜ、「簪ちゃんに何かしたの?」ってな、殺気も撒き散らしながら。それも織斑先生の前でだぜ?]
カラカラと笑って見せる。その反応に驚いたのか簪と思われる少女はキョトンとしてる
「お姉ちゃんが?」
[あぁ、恐らく俺がアンタに危害を加えてたらスクラップにする気でいただろうな]
「...もう一度聞きたい、どうして私に?」
[...ただ俺は笑って欲しいって思ったんだよ。そんな目の下隈ばっかり作って美人が台無しだぜ?俺も手伝うぜ、IS作り]
「ダメ、私一人じゃなきゃ...」
[姉のようにはなれない、か?そりゃ永遠に無理だな]
「あなたに私の何が」
叩こうとしていた手を、片手で受け止め言ってやる
[わからないね、分かりたくもない。お互いすれ違いなはずだ。あとは歩み寄ればいい。困ったことがあれば本音や俺に頼ればいい。一人、なんてこの世界では無理があるんだよ]
簪に手を差し伸べた
[俺が手を貸してやる。完成させような、このIS]
この時、簪は目の前で本物のヒーローが現れたように感じて...切なさと同時に喜びも感じたのだ。織斑一夏とは関係ない、姉との関係を修復させようとしてくれてる黒猫が黙って着いてこいと
ロボットもののヒーローで、主人公のようだと。自分に救いがきたのだと少し涙を流しながら
なお今頃一夏は
「こんなものか!」
「キツすぎるぜ箒!」
と、剣道の修行をしていた。もちろんその様子は更識楯無が見ていたが
(うふふ、これはクロちゃんと話合わせしなきゃね)
「どうしたの?」
[今怖気が走った気が...気の所為か?]
「それより本音に話しなきゃ...」
[そうしとけ、仲良いんだろ?]
「うん...」
どうしてか放っておけないんだよな...助けてやりたい、そう、感じたから
同情とか関係無しに、このISもそう望んでる。ひとりで完成させるんじゃなくて、仲間を作って完成させてくれって頼まれたしな。頼まれた以上は完成させないとな!!
そう、意気込むクロちゃんであった。
待て!次回!
アニキ肌があるクロちゃん
熱血漢も少し出し始めた方がいいかなと。この1週間乗り切るのに一夏の方を見るとかだったら書いてたら直ぐに終わってセシリア戦になりそうなので簪との関係を深めました
ヒロインというかなんというかのアンケート
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本音
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簪
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本音と簪
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一夏ヒロインズの誰かも
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本音と簪とシャル
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本音簪シャルラウラ
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本音簪ラウラ