家で寝ていたら百合8割の世界に飛ばされてたんですが~絶対に百合に挟まる男にはなりません~ 作:曇らせは志向の味
とある世に名前の届いてすらいない学園にて
生徒会室の机にて一人の女性が座っていた
「はぁ...アイル君ねぇ?」
一つの書類を眺めている女性は内容に目を通し溜息を吐く
原因は単純であり先日突如としてこの学園に入ってきた
「...珍しいですね生徒会長が此処まで静かだなんて」
そんな彼女の手についていない書類を現在押し付けられているのが副生徒会長であるサンドラである
「ええ...先日ここに来た少年がいたでしょう?」
「ああ、あの少年ですか...」
「あの子の経歴が...」
そこまで言って言葉を濁すとサンドラは彼女の持つ書類に目を通す
輝かしい太陽がベットを照らす
そんなベットの上で一人の青年が眠っていた
おはよう世界!!昨日は色々ありましたが私は元気です
青年はベットから降りると寝室の扉を開きリビングへと降りていく
リビングは豪勢なものではなく一般的なものである
良いですよね、この家あの学園に入るためだけに道端のダンジョンを改造したんですよ
青年が冷蔵庫からパンを出しレンジで焼くと飲み物を出して机に座る
朝はパンと牛乳ですよやっぱり
...
皆様言わずともわかります。
何で急に日常が始まっているのか、ですよね?
しょうがないじゃないですか!!絶対学園に行ったら命狙われますよ!?
俺だって命をこんな簡単に落とすつもりは無い!
~~一時間後~~
「はぁ...嫌だな...」
世界は無常でした
あの後急に学園側から連絡がスマホに届きました
「おーい!」
おいおいおい何故校門に生徒会長がいるんだ!?
俺のデータにないぞ!
そうは言いながら俺は校門へと小走りで走っていく
「時間通りに来ましたね少し見直しました」
「俺の評価どうなってんすか...」
「逆に聞くけど急に出てきた不審者を信用できると思う?」
「...」
無理でした。
そりゃそうだよね!傍から見たら俺ただの不審者だもん
彼らは校門を抜け校舎を横に校庭へと歩みを進める
...え?面接って校庭でやるんですか?いやぁ世界は広いなぁ
「あの...面接って...」
「ああ、言っていませんでしたね面接内容はーーー
彼女は微笑み、告げた
ダンジョン攻略です」
「????」
何を言っているんですか?この叔母はんは
「安心してください危険度は初心者用ですので死にはしないはずです」
「は、はぁ...」
なら安心だぁこれで都市クラスの奴だったら全力で逃げるしかないからな
生徒会長が何もない空間にて手を振るう
すると空間に歪みが生じ、黒い亀裂が迸る
彼女は振り返り言った
「さあ、準備はよろしいですか?」
その顔はこちらに有無を言わせぬ顔であった
辺りを静寂が包む
彼が歪みの中に入った後も、生徒会長は動かなかった
「あれで良かったのか?」
すると押し付けられた仕事を終わらせたのであろうサンドラが声を掛ける
「ええ先代も私たちにやったでしょう?それに...これにボロボロで帰ってきたらここでは通用しないですから」
「だけどよ...これでアイツが帰ってきたらどうするつもりなんだ?」
そう問われた生徒会長は顎に手を置き考える仕草をする
「その時は迎え入れますよ!」
「お前なぁ...」
サンドラは呆れた表情を浮かべ肩をすくめた
「と こ ろ で 今日はまだおはようのキスはしてませんよね♡」
「またか...」
私はナレーターなんですが何で見せつけられてるんですか??
辺り一帯の雰囲気が変化する
昼間の明るい雰囲気から一転しダンジョン特有の緊張感を孕んでいた
「はぁ...本当にここに放り込まれるとは...」
偽名を使用している彼はダンジョンの入り口にて愚痴を溢していた
その顔には面倒だ、という気持ちが全面が押し出されていた
「流石に学園に入るだけで死ぬことは無いでしょう!」
皆さんこれが慢心です。覚えて帰りましょう
彼はそのセリフを放った後、移動を始めた
コツン、コツンとリズムの良い床の音が辺りに響き反響する
ピチャ ペチャ
水音が突如として響く
するとダンジョンにはお決まりの魔物であるスライムが天井に張り付いていた
ベチャリ、と汚らしい音を出しスライムがアイルの前に落ちると淡く脈動する
「うわ出た、原作二次創作だと大体は官能的なイラストに使われているスライムだ(唐突な説明)」
大体ファンタジー系では使われるよねスライムって
....そんなことはどうでも良くて、ダンジョンは大体魔物は固まって動いているので
「うわ、足に絡みつこうとするな」
原作でもあった武器...ハルバードを軽く振るうとスライムは弾け飛ぶ
まって?これ多分だけど甲冑の時のステータス残ってるな?
スライムを撃破した後ダンジョンを進んでいくと、広々とした部屋に出る
「へぇこんな広いダンジョンなんか有るのか」
ふと遠くの壁を眺めるとナニカが付着している
.....いや、その一部ではない、そこから広がったように辺り一面が真っ赤に染まっていた
その血の海の元凶は壁の前に積みあがった魔物の死体の山であった
「なんだ...ありゃ?」
その山の中にはゴブリンと言った魔物や、体の半分が馬と合体したような人の形をした者、それ以外にも多種多様な種類が見受けられる
辺りには死体が長らく放置されていたのであろう、キツイ匂いが辺りに充満していた
「これは酷いな...本編にはこんな描写は無かったぞ?」
確か一度主人公達のサブクエストで受けることが出来たからな、知っている筈なんだけどな
こんな描写があったらグロすぎるからな
「あー...誰かいるのかー?」
アイルが不思議そうに声を出すと死体の山がゴソリと動く
場の空気が少し下がる、少しの間まるでその少しが一時間のように、またはそれ以上に長く感じた
ズボォォォ
屍の山から腕が飛び出す
その腕は多くの死体に触れたのだろう、真っ赤に染まっていた
するとその腕を振り回し始めた、それはまるで何かを探すようだった
「ちょっと~?すみませーんそこに居るんですよね?出れなくなったんで助けてください~」
・
・
・
はい?
「ちょっと!?居ますよね?声は聞こえたんですよ!!」
「いるけどこんな変人には話しかけたくないです。本当に」
当たり前である、こんな死体の山から出てきた変人に話しかける人は流石にいないであろう...俺はなんでこんな冷静なんだ?
「居るんだったら助けてください!!ここら一帯の魔物は殺しつくしたので!!」
「それが原因だよ」
「ひどい!?頑張ったのに!」
そういうとこじゃないんですよ
でも流石にこのままにすると面倒そうなので助けますか
「面倒くさいんでさっさとしますよー掴むんで頑張ってください」
「ありがとう!恩に着るよ!」
俺は目の前の人?の手を掴んで山から引っ張り上げる
その手は多くの血に塗れていた、シンプルに汚い
「うぐぐぐぐぐ」
自分の腕に力を入れて引き抜く、案外スルスルと引き抜くことが出来た
「ぷはーー!!ようやく出れた!!」
屍の山から出てきたのは現状を作り出した張本人とは思えないような、長身な細身の美少女であった
全身を魔物の血で染めており、その細い手にはその風格に似合った剣が収められていた
彼女がこの現状を本当に作り出したのか?人は見た目で判断してはいけないとはよく言うが...正直言ってしまえば目の前の彼女にそんなことが出来るとは思えない
別に性別云々の話をしているのではない、彼女の見た目は細いのである
その為俺はその疑問を彼女にぶつけることにした
「あーっと確認何だがこの惨状は貴方が作り出したんだよな?」
「?そうだよ!さっき言ったと通り私が自ら殺したよ!貴方はなんでこんな所にいるの?」
「それは俺が聞きたいくらいなんだがなぁ...」
目の前の少女に確認のため問いかけると彼女は当たり前このごとく言ってのける
随分と倫理観が欠如しているみたいだ
「なんで俺が居るのかについてはこのダンジョンを管理している今の学園に入学するための最終試験らしいからな...今ここにいるんだ」
「あれ?貴方ハイルド高校の受験者だったの?奇遇だね私もよ!」
「え?」
え?
ーーーーーーーー
唐突な回想
俺が家で現実逃避していた時のこと
「あ~こんなにも学園に行きたくなかったことはあるだろうか?いや無い」
ピロン
突如として俺のスマホが鳴る
俺は恐る恐る覗いてみる
メールには急遽新たな受験者が増えたとあった
ーーーーーーーー
あー確かに書いてったな多分きっとそんなことも
あの時の俺は色々と考えてたからなまともに見てなかったんだろう
「取り敢えず私たちはここから出るだけで良いんですね!ここは協力しましょう!」
彼女は手を差し出す
「ここで会ったのも何かの縁だ協力しよう」
俺は手を取り握手をする
今ここに奇妙な共闘が始まった
駄文です
めちゃめちゃ時間が空いてしまいました。反省はしてます(迫真)
高評価とコメントお願いします