荒れ果てた大地―――。
どす黒く染まり、焼け焦げたそこには、屍が累々と転がる。
汚れた天空の雲から漏れたわずかな光が、血に突き立つ幾本もの刃に反射し、鈍い光を辺りに放ち続けている。
そこはまるで、地獄だ。
その中心に、とある二つの影があった。
一人は、銀の髪に、白い装束をまとった
もう一人は、真っ白な髪に、三角の耳と長い尾を持った
二人は互いに背中を合わせ、刀を杖代わりにしながら、荒い息をついている。
「……ここまでか」
見渡せば、周囲は不揃いな武器や鎧で武装した兵士たちに取り囲まれ、隙間も見いだせないでいる。
よく見れば、兵士たちの顔や体は、
魚の顔であったり、昆虫の四肢を持っていたり、竜のような体であったり…。
「とんだ貧乏クジを引かせたな…。奴ら、裏切者を徹底的に許す気はないと見える」
唯一生き残り、この
「………私について、間違いだったか…」
「バカ言ってんじゃねーよ」
「人間、そうそう明日なんざ選べやしねーよ。どっちに転んで泣こうが喚こうが、いちいち気にしてられっかよ」
立てていた刀を抜き、柄を握りなおす。
その時、ふとした風が吹いて、
「てめーの泣き顔なんざ見たかねぇ。…こっから先、どんな道を選ぼうが」
「お前は、俺たちの隣で笑ってろ」
「…今言った事は、忘れてくれ。一時の気の迷いだ」
「さ~て、お前なんか言ったっけ?」
おとぼけた口調で、
思わずふっと笑みがこぼれる。これだから、こいつらの傍は離れがたいんだ。
その時、ピクリと
遠くから、広く響く怒号が聞こえてくる。
「ゆけェェェ!! 奴らを死なせるなぁぁぁ!!」
黒い長髪をなびかせた侍が、天人の壁を薙ぎ払った。
「ヅラ……」
「ヅラじゃない、桂だ!!」
頼もしい声は、一つではなかった。
「突撃じゃぁぁぁぁぁ!!」
黒いもじゃもじゃの髪を携えた青年が、低い声を轟かせて吠える。
その後ろから、武装した侍たちが一斉に進撃した。
「鬼兵隊、俺に続けェ!!」
白い鉢巻を巻いた青年が雄叫びを上げ、数十人の兵を引き連れ、異形の集団に突っ込んでいく。
聞きなれた、仲間たちの声。
「行くぜ、伏」
「言われるまでもない……!!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
戦場に、怒号が轟く。
いろいろコラボ作ってると、案外共通点が多い漫画と仮面ライダー。
作ってて楽しいです。