H社8区 黎明事務所
「はあ〜...私本当に特色になったんだ〜...」
スペシャルウィークは特色フィクサーに個別に与えられるロゴと称号が書かれた専用の身分証を見ながら嬉しそうにしていた
「もう、スペシャルウィークさんったら。それもらってもう3日目よ」
「でも嬉しい気持ちは分かりますよ。だって、都市の頂点に立つフィクサーの1人になれたんですから。私も早く1級になってスペちゃんに追いつかないとね」
「スズカさんなら大丈夫よ、都市悪夢に単独で挑めるようになればきっとすぐね」
「はい、所長。」
そんな時
コンコン ガチャ
「邪魔するわ」
緋色の髪をした白いコートのウマ娘が入ってくる
「...あれ、お客さんですか?」
「...って!あ、あなたはハナ協会北部支部長のエクリプスさん!?」
「ほ、本物だ...!ハナ協会の広報誌に載ってた写真と一緒...!」
「ふふ、初めまして皆さん。私はハナ協会北部支部長で特色フィクサーのエクリプスよ」
「特色!?は、初めまして!スペシャルウィークです!」
「ふふ聞いたわよ、東部十剣を倒して特色になったそうじゃない。それで...貴方がここの所長かしら?」
「は、はい!黎明事務所所長のキングヘイローです!エクリプスさんのことはもちろん存じています!伝説の特色フィクサーの1人で緋色の日蝕と!」
「ふふ、そう緊張しなくても大丈夫よ。今日は貴方に話があってきたの」
「話ですか...?」
「ええ、この黎明事務所、ハナ協会の「協会指定事務所」に認定したいのだけど、どうかしら?」
「協会指定事務所!?」
「ええ、今よりさらに仕事が入るようになるし、それなりに高額報酬の任務を来るようになるけどどうかしら?特色に認定されたスペシャルウィークがいるし、事務所としてもう一段階上のステップに上がるのもいいと思うの」
「もちろんお受けしますわ!」
「それは良かった。じゃあハナ協会本部にも報告しておくわね。とりあえず、正式な契約は後日しましょうか。今日は帰るわ、じゃあまたね3人とも」
エクリプスが退室する
「協会指定事務所...!やったわ!これで黎明事務所もさらに大きくなるわよー!」
「おめでとうございます所長!」
「ええ!これもスペシャルウィークさんのおかげよ!感謝するわ!」
「そ、そうですか?えへへ!」
「今日はお祝いよ!スズカさん!ありったけの食材を買ってきなさい!せっかくだしまだしていなかったスペシャルウィークさんの特色昇格を兼ねて盛大なパーティをするわよー!」
「はい!」
その後宴は数時間続き、午前1時
「うーん...あれ、スペちゃん?」
寝てしまっていたサイレンススズカが起きるとスペシャルウィークの姿が見当たらない
キングヘイローは疲れて寝てしまっている
サイレンススズカが探すと、スペシャルウィークは自室の窓辺で外を見ていた
「スペちゃん、ここにいたのね」
「あっ、スズカさん」
「どうしたのスペちゃん?」
「その...お母ちゃんのことを思い出して」
「お母さんのこと?」
「はい、故郷を出る時に約束した、「二人のお母ちゃんに誇れるウマ娘になる」約束...やっと叶えられたかなって...」
「...そうね、あの失敗ばかりだったスペちゃんが今や特色フィクサー。ふふ、本当に夢みたい」
「正直自分でもまだ信じられなくて...本当に私、特色になれたんだなって...」
「でもね、スペちゃん、特色になれたといってもそれで終わりじゃないのよ。特色になったということはこれからは都市の星クラスの案件をたくさん引き受けることになるのだから。一つだけ約束して、無茶はしないって」
「スズカさん...はい!私、絶対に死にませんから!」
部屋の外
「ふふ、あの子たちももう立派なフィクサーね。さて、気づかれないうちに退散しましょうか。キングヘイローはクールに去るわ」
少女は赤く輝く流星として、仲間たちを守り、母への誇りを胸に、この都市で生き続ける
特色フィクサーの身分証はLeviathanで赤い視線が持っていたものをイメージしてます