応援乙女のヒーロー生活   作:バァーン・トロスト

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書き続けてないといつエタるかわからない恐怖と格闘しながら書いてます。体育祭観ながら2人がイチャイチャしてるだけです


体育祭を見ようの会

「なぁコーラってどこある?」

「えっと…確か冷蔵庫だったはず」

「さんきゅ。てか(さかえ)は何してんの?キョロキョロしてさ」

「え?あ、いやね?指名のためにも目についた人をメモっとこうと思ったんだけど…そのためのノートがないって感じ」

「あぁノートね。じゃあ私のいる?最近使ってないのあるし」

「ホント!?ありがと闘子(とうこ)!今度ジュース奢る!」

「マジ?貰い物のノートだから得したな(笑)」

「そういうの言わない方がいいと思うな…てかやば!もう始まる!」

「もうチャンネルは合わせてるぜ?」

「よく有能って言われるでしょ」

 

完全休暇を取ったスペシャルマーチヒーロー事務所で、お互いなにも考えてないような中身のない会話が繰り広げられる。

警戒を強めようなどと言ったそのすぐ後に完全休暇とは矛盾が凄いが、流石に今日ばかりは許して欲しかった。

「体育祭ちゃんと見るのって確か4年ぶりか?どんなやついるんだろうな」

「普通に忙しくて見てる暇無かったもんね。どうしよう…なんかこっちがドキドキしてきた…」

小さい頃は憧れで、在校中は結果を出すことに必死だった。プロヒーローになってから1.2年は心に余裕が出たからか純粋に応援として見れた。そして初めて選ぶ立場になったことで、今までに無かった緊張が出てきた...

「緊張してんのか?安心しろって。別にこれ観て指名したからといって来てくれるとは限らねぇんだからさ」

「何てことを言うんだよ…」

そんなことを話しているとテレビから壮大なオープニングと共に、聞き覚えのありすぎる声が響く

『雄英体育祭‼ヒーローの卵達が我こそはとシノギを削る年に1度の大バトル‼』

「相変わらず響くなぁこの人の声」

「流石はボイスヒーロー」

今年の1年の実況はプレゼントマイク先輩のようだ。余談だが私は声が武器にしている関係上、マイク先輩をかなり尊敬している。そんな思考をしているとマイク先輩はどんどん進行していく。

『どうせてめーらあれだろコイツらだろ!!?(ヴィラン)の襲撃を受けたにも拘わらず鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!!』

「見事に読まれてんな?」

「止めてよちょっと恥ずかしくなってきたんだから...」

『ヒーロー科‼1年!!!A組だろぉぉぉ!!?』

マイク先輩の言葉を合図にゲートから続々と出てくる1年A組の面々。

「そいや今年の1-Aってエンデヴァーの息子さんがいるんだったっけ」

「うん、それにインゲニウムの弟さんいるんだって。」

「ヒュ~♪もう既に粒揃いじゃん」

そんな話をしているうちに経営科までの入場が済んでいた。

「相変わらずヒーロー科以外は流れだなぁ」

「体育祭はヒーロー科のためのイベントって感じだからね。あとサポート科」

「そういや1人はいるよな。割りと最後の方まで残ってるサポート科。実戦での動きがわかりやすいから意外とサポート会社としてもいてくれると嬉しいらしいぜ。あれ」

と、どこで聞いてきたかわからない小話を聞き流して、テレビを向き直る。

『選手宣誓!!!』

そう言ったのは壇上に立った際どいコスチュームのヒーロー、ミッドナイトだ

「相変わらずのコスチューム…その方が個性を活かしやすいとはいえよく着れるなぁ…」

私も闘子もコスチュームの露出はかなり控えめなので、ミッドナイト先輩のコスチュームを見ると毎度ヒヤヒヤしてしまう

『選手代表1-A 爆豪勝己‼』

「あれ?爆豪ってどっかで聞いたな…?」

「あれだよ。(ヴィラン)が中学生を人質にとって、人質が抵抗して大暴れしたって事件。あれの人質が爆豪って名前だったはず」

記憶の片隅をつつきながらなんとか思い出して闘子に伝える。

「あぁ~それかぁ。それがこの子ねぇ。ずいぶんやんちゃそうだな」

「こら、思っても言わない」

『せんせー』

変なことを言う闘子を嗜めながらお茶を飲む

『俺が一位になる』

吹き出した。

アッハハハハハハハハハハハハハハwwwwwwwww!?おいマジかよ!やんちゃどころの話じゃ無かったわ‼ハハハハハハハ!!!

ツボに入って椅子から転げ落ちても大爆笑している親友と気管にお茶が入って大惨事となった私のお手軽地獄絵図が展開された。

「ゴッホ…ゲホッゲホ…不遜すぎない…?あまりにも...」

例の爆豪くんはブーイングの嵐にもケロッとし、挙げ句の果てには『せめて跳ねのいい踏み台になってくれ』などと追加で言い放ち、親友の腹筋をさらに吹き飛ばして見せた。今の雄英…怖すぎない…?

「おいもうコイツ指名しようぜ!おもろすぎる!」

「嫌だよ!私じゃ絶対に手綱を握れないもん!」

いまだにツボから抜け出せない親友のとんでもない案を放り投げつつ、惨事の後を掃除する。

『さーてそれじゃあ早速第一種目行きましょう。いわゆる予選よ。毎年ここで多くの者が涙を飲むわ(ティアドリンク)

まずいもう進んでしまっている…!

「闘子!闘子!早く起きて!もう始まる!」

だいぶ収まってもなお「ヒーwwヒーww」と余韻が抜けきっていない親友を座らせテレビを見る。

『運命の第一種目!今年は……これ!!!』

ミッドナイトの合図によりでかでかと映し出された第一種目を2人して読み上げる。

「「障害物競走…!」」

「私ら一回やったよな?」

「2年の時にやったね。ほぼ運で突破出来ちゃったやつ」

『11クラスでの総当たりレースよ!コースはこのスタジアムの外周約4km!』

『我が校は自由さが売り文句!ウフフフ…コースを守れば、()()()()()()構わないわ』

「さぁ…今年はどんなスタートになる?」

冗談抜きで血で血を洗う雄英体育祭

『さぁさぁ位置につきまくりなさい…』

それが遂に…

『スタート!!!』

始まった!

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