大変お久しぶりです
ネタが降りて来たため供養します
「フォウ君を新横浜に解き放ったらどういう成長を遂げるのか、楽しみになりません?」
「マーリンもドン引きしそうな人でなし通り越してド畜生で笑えないぜ」
「プライミッツマーダーに家族を殺された悲しき復讐モンスターの発想、人の心」
「ヌヌン」
そう言いながら、ロナルド吸血鬼退治事務所にカフェのお菓子を持って遊びに来た姫アルク、気が利く美女なのだが言ってる事がケリィもリンボもマッハでドン引きするド畜生の発想なのであった。
これにはにっぴきも「こんな馬鹿と変態の毎日カーニバルに巻き込まれるとかフォウ君が可哀想だろ!?」という感想しか持てない。
でも実際問題、美しいモノじゃなくてマリスちゃんも匙を投げてちいかわみてぇに泣き出すようなバカとアホと変態のカーニバルを見続けてしまったフォウ君がどう育つのか………それは原作者である菌糸類にしかわからない。
「それはともかく、今日はお話したい事があってやって来たんですよ。私もオータム書店で作家として筆を執る事になったんです!!」
「今からでも遅くない!!すぐに出版契約を撤回するんだ!!!」
「何で原作知っているのにあんな超ブラック企業に入るのかね?もしかしてバカかドM?」
「ヌーン」
「いやぁ、出版社という存在はね。血と異世界転生には目が無いものですよ、ロナルドさん、ドラルクさん」
そう言いながら空間をにょわんと捻じ曲げて現れたのは作者公認でご真祖様と並んで吸血鬼すぐ死ぬ最強キャラクターと言わしめる暗黒中小企業オータム書店の担当編集者、バトルアックスと眼鏡が今日もイカしてる男、フクマさんである。
その圧倒的なプレッシャーから放たれる、あまりの恐怖と狂気にロナルドは逃げの態勢になりドラルクは死んだ、ジョンも泣いている。
「姫アルクさんが実際に異世界転生なさったと聞いてお話を伺ったのですが、前世がまさか米花町だとは!!これはオータム書店員として囲い込んでぜひ作者となって頂きたいですね」
「私、小学生の図画工作並みに絵が描けないけれどエッセイ漫画の原作者になってみないかって誘われまして…」
「確かに今は何処の出版社でも異世界転生モノやってますよね、空前の異世界転生ブームって事なんでしょうか」
「チャンピオンクロスでもルパンや烈海王が異世界に行ってますしね………でも、米花町が前世で今世がチートありだとはいえ新横浜って人の心案件じゃないですか?」
「ヌヌン…」
「そういうキャッチーなところにも編集魂が疼きましてね、お話を伺ったところ「米花町の常識は世界の非常識」という感じで異世界転生して人気チートキャラクターになった者による抱腹絶倒スリリングコメディエッセイという感じでデビューして頂きたい、と思っています」
フクマさんの話を聞いてロナルドとドラルクもジョンも「確かにそれは面白そう、読んでみたい!」と思うのであった………米花町の常識は世界の非常識、そう言われた姫アルクはちょっと納得行かなさそうな感じで「新横浜の方が面白くてスリリングだと思いますけどねぇ…」と呟くのである。
「米花町なんて春先に爆弾と銃火器が旬を迎えて市場に出回るくらいですって。前世が消防士だったから忙しくなってたけれど銃火器の対処法とか爆弾の解体とかは全国みんな普通は小学生になったら習うでしょう?」
「ハイ!米花町の常識は世界の非常識〜!!普通の小学生は銃火器と爆弾の取り扱いなんて習わないのだよ!!!」
「というか、旬を迎えた爆弾と銃火器って何?米花町だとつくしとかタケノコみたいに生えるの?」
「ヌヌンヌン…」
「えっ、ロナルドさんもドラルクさんもジョン君も一面に広がる爆弾畑とか銃火器が木になってる光景を見たこと無いんですか!?てっきり新横浜にも爆弾魔いるし、畑もあるのかと思ってました!!!」
「「何それ怖い!!!」」
既に認識に大きな差異が出ている、フクマさんは早速眼鏡を光らせながら「素晴らしく良いネタですね!記念すべき第1話はそれを題材にしましょう!!」と並々ならぬ編集者魂を燃やしていた。
(なお、姫アルクの担当編集者を選ぶにあたってオータム書店では血を血で洗う血戦が繰り広げられた結果、クワバラ先輩やサンズちゃんを下したフクマさんに決まった。この話はエッセイ本第1巻の書き下ろしで触れられる事となる)
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そして、姫アルクの抱腹絶倒スリリングコメディエッセイ「米花町からシンヨコ転生」は漫画家を『アンドロメダイガコーガジャイアントバトル飯』(通称・『アイジャ飯』)でヒットしている神在月シンジ先生を作画担当に迎えてスタートしたのである。
(神在月先生は兄貴分担当編集者ことクワバラ先輩に仕事を増やされて泣いた、ただしこれはクワバラ先輩なりにちゃんと出来るかどうか見極めた結果であり、フォローも手厚くなされている)
フクマさん曰く、「某有名農業エッセイこと百◯貴族みたいな米花町から新横浜に転生した姫アルクさんのありのままの感想を面白おかしく描いたエッセイ」である。
あまりにキャッチー過ぎてタイトルとあらすじを読んだ者の感想は「嘘乙w」であったが、いざ中身が読まれると概ね好評であった。
というか、感想のほとんどが「米花町に産まれて死んで新横浜に転生するとか前前世でイエス・キリストでも殺したの?」「いや、ブッダの悟りの邪魔でもしたんだろう」という身も蓋も無い同情のお便りが多くを占めていた。
内容に関しても某犯沢さんと違って「米花町民の常識」を前提にしながら「いやぁ、シンヨコって怖いですね!」という現地民ならではのノリがかえって「米花町の常識は世界の非常識!!!」「シンヨコはもっとやばい!!!」いう独特のアトモスフィアを醸し出しており人気が出た。
第1話のテーマが「転生」だったため次回のテーマは「運転」である………米花町と神奈川県では道交法を守る奴から死んで行くのさby風の女神様
盆ノ木先生、吸血鬼すぐ死ぬ26巻をありがとうございました(今更)
先生の復活をお待ちしながら布教に励みます。
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