白竜は、一緒にいられるならそれでいい   作:面相ゆつ

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おまけ

 

・シロ

 女神が現世における抑止力として産み出した白竜。成体になるまで竜の住処で育てられるはずだったが、想定外の出来事によって肉体的、精神的に未熟な状態で一匹となった。そこからずっと、自分以外の生き物が世代を繋いでいく姿を物欲しそうに眺めていた。そのため家族や同族という存在に執着する。

 

 行動の基本スタンスは傍観者。進んで善行をするわけでもないが、一方で悪行をするわけでもない。自分の周囲が居心地の良い場所ならばそれでよく、世界がどうなろうと知ったことではない。極論、リューと竜の住処にいる動物が無事なら他はどうでもいい。

  

 空も飛べない程幼い頃に一匹になったため、他者との交流が不十分で精神的には未熟。そもそも竜の寿命を考えると成体ですらない。人間換算としても精々十代。

 人化した姿は精神の成熟度が反映された姿であり、精神が未熟なシロは少女のまま。精神的な成長に伴って、人化した外見も成長していくことになる。リューと旅をしていく間に世界について身をもって知り、着ている服が小さくなる程度には成長する予定。

 

 まだまだ発展途上ではあるので、今後はもっと超常的な力を身に着ける可能性がある。例えば他人の精神に干渉して夢に入り込むことも。

 

 寂しがりやで甘えん坊。リューのことが大好き。 

 

 

 

・リュー

 元々は大学に通っていた学生。不慮の事故で死に至り、女神によって異世界に転生してきた。が、赤子として送られた先が雨の降る山か森かよくわからない場所かつ、目の前には白竜がいる状況であり、いきなり死を覚悟する羽目に陥った。白竜が人間に変化してもっと驚いた。

 

 黒髪、黒目。旅に出た時点では年齢の割に背の高い美少年である。シロと並ぶと、どこからどう見ても親子には見えない。兄妹にも見えない。ギリギリ恋人に見えないこともない。それくらいには見た目の共通点はない。

 女神からの恩恵で、勇者と呼んで差し支えない最上級の身体能力と魔力を授けられている。加えて竜の血を常習的に摂取したおかげで、さらに飛躍的に能力が上昇することになった。代わりに竜に近づいたが。

 

 親愛か恋愛かは別として、シロに抱き着かれると普通にドキドキする。しかも見た目がめちゃくちゃに好みだからか『義理とはいえ、自分を育ててくれた親だぞ……!』と十代に入った頃には内心悶々としていた。

 シロの洞窟での感情の吐露を聞いてからは、自分がシロを支えられるように決意を新たにし、共に旅に出ることを決めた。しかしそれ以降、今まで以上にシロからのスキンシップが激しくなり、理性との戦いも激しくなる。

 

 責任感が強く、進んで人助けをするお人好し。シロと女神のことが大好き。

 

 

 

 

・女神

 異世界、ゴールディアにおける女神の一柱。現世に直接手出しは出来ないが、間接的にはあの手この手を使って手助けをしたがる。そのため人々からの信仰は厚い。邪魔だてされるのを嫌った魔王によって封印される前に、最後の力を振り絞ってリューを勇者としてこの世界に呼び込んだ。

 

 シロに対しては負い目がある。抑止力の役割で産み出した一方で、その成長を陰ながら眺めているのが日課であり、楽しみの一つであった。竜の住処で皆に囲まれて愛される姿を見ては心癒されていた。シロがひとりぼっちになってからは、ずっと何も出来ずに眺めていた。

 

 リューをシロの下へ送ったのはほぼ賭けであった。魔王の力は強大で恐らくリューだけではどうにもならないと踏んでいた。しかし、シロを動かすことが出来さえすれば問題はない。ひとりぼっちになってしまったシロにとって、たった一人で現れた人間の赤子がどう見えるか。シロがリューを保護することに賭けて送り込んだのである。

 世界が救われるための打算とシロをひとりぼっちでなくする打算で成り立つ、ある意味リューを生贄にした賭けは成功した。成功したから良かったものの、リューに対しても負い目はある。

 

 過保護であり、生命を平等に扱おうとするが割と依怙贔屓。ゴールディアに住む全てが基本的には大好き。

 

 

 

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