呪術廻戦〜青の魔弾〜   作:華々

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特級仮想呪霊 トイレの花子さん後半

「ってなわけで彼のことが大好きなリカちゃんに呪われてる乙骨優太くんでーす!みんな仲良くしてねー!」

 

「「「「………」」」」

 

そう言って五条先生が紹介する先には頭にたんこぶを作った真希達とそれを見て爆笑して写真を撮っている真依。

 

「まあこの子ら思春期だから僕が紹介してあげるよ。」

 

「呪具使い禪院真希。

呪いを祓える特殊な武器を扱うよ。」

 

「ふん」

 

「近代兵器使い禪院真依

兵器に呪力を纏わせて呪いを祓う戦い方をする珍しい戦い方をするよ。」

 

「よろしく」

 

真希と真衣では乙骨に対しての初対面での印象が違いすぎるのか、真希は鼻を鳴らして目を逸らすのに対して真依は手をヒラヒラさせて軽く挨拶をする

 

「呪言師狗巻棘

おにぎりの具しか語彙がないから会話頑張って。」

 

「しゃけ」

 

「パンダ」

 

「パンダだよろしく頼む。」

 

「こんな感じかな。あと一人いるんだけどその子は今任務に行ってるから今いないんだよね。」

 

(一番欲しい説明がなかった…)

 

パンダに対しての説明がなくそれに愕然としていると真希が真衣と言い争っていた。

 

「何でお前だけ殴られてねえんだ。」

 

「だってさっき蒼也から連絡が来て乙骨くんの状態とか知ったのよ。」

 

「はぁ?!何で私には来てないんだ!」

 

「あなたがそうやって直ぐに怒るからじゃない?」

 

「何だと!?」

 

「なによ、図星?」

 

「まあまあそこまでにしておけ2人とも。」

 

「高菜」

 

2人が取っ組み合いになりそうなほど睨み合っているとパンダが体を2人の間に滑り込ませブロックする。狗巻も真希を煽るなと言いたげな顔をして真依の肩を叩く。

 

「「ふん!」」

 

「…まあ、いいや。それより悟、蒼也は何の任務してるんだ」

 

「しゃけ」

 

パンダはため息をつきやれやれと肩を竦めながら自分達に何も聞かされていない蒼也の任務について悟に聞いてみる。

 

「ああそれ、花子さんって知ってるでしょ?」

 

「花子さんって特級呪霊のですか?」

 

「そう。前に払われたんだけど復活したみたいでねそれの対処を任せてるんだ。」

 

「おいおい悟。幾ら強いていっても一人でそれは厳しいんじゃないか。」

 

「しゃけ。」

 

悟から聞かされたパンダは任務の内容に眉をひそめて狗巻と一緒に苦言を訂するがそれを真希と真依は一蹴した。

 

「大丈夫よそんなやつあの人だけでなんとかなるわ。」

 

「まあそれは僕も同感かな。何せ特級呪霊花子さんと蒼也は相当相性がいいからね。」

 

 

 

 

 

蒼也Side

▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲

 

〇〇県☓☓市△△町にあるとある小学校に夜間の間に侵入した子供5名が行方不明になった。

 

術師数名が探索を行い3階の女子トイレの3番目の個室に子供と思われる肉塊が発見された。その際赤い吊りスカートとおかっぱ頭をした少女の姿をした呪霊をトイレ内に発見。

 

これを特級仮想呪霊 花子さんとして祓除を急速に求められたし。

 

▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲

 

資料から目を上げ目の前にある学校に目を向ける。学校からは濃密な呪いの気配が漂って来ている。何しろトイレの花子さんは都市伝説やら学校の七不思議やらで有名だ。ここまで濃密な呪いが放たれているのも頷ける。

 

「伊地知さん。学校には誰もいないんでしたよね?」

 

「はい。3日前呪霊が発見されたと同時に閉鎖し一般人がはいらないように監視を行っています。」

 

(じゃあ巻き込む危険性もないから思いっきりやっても大丈夫だな。)

伊地知さんに礼を言うと学校に入る。伊地知さんが帳を下ろしてくれたようで学校の周りが夜になっていく。

 

帳が下ろされ本来は呪霊がいるはずなのだが見当たらない。不気味に思いながらも花子さんがいるであろう。3階の女子トイレに向かう。

 

女子トイレに入るのは任務とはいえ抵抗感があるがそれを無視して入り3番目の個室の前に立つ。

恐らく花子さんは縛りを行い正しい手順で儀式を行うことを条件に何かしらの方法で相手を殺す事ができる呪いを使う事が出来るのだろう。

 

だから、

 

トントントン

 

「花〜子さん。あーそびましょっ。」

 

[はア゙〜ぃ゙]

 

声が返っくるとギィーと鈍い音を出しながらトイレの開く音が響く。扉が開くも誰もおらず残穢の一つも無い。

 

(どういうことだ…)

 

困惑して中を調べるため個室に入る。その瞬間、

 

バタンッ!

 

大きな音が鳴り扉が閉められた。

(まずい!この状況はまずい!)

 

昔経験した状況にとても似ている状況に頭のなかでは危険を知らせる警報が大きな音を出している。

 

領域展開 学怪終譚

 

 

花子さんの領域が展開された。領域内には無数に便器があり俺の目の前には目元が窪み落ち赤い吊りスカートにおかっぱ頭をした女の子、花子さんがたたずんでいた。

 

「まったく俺が任される特級は皆領域を展開する奴しかいねぇな!」

 

彌虚葛籠

 

掌印を組み領域対策の結界を展開する。

 

3年前の姦姦蛇螺戦から俺は領域対策について勉強を始めた。領域対策として有名なのは簡易領域だがこれは門外不出の縛りがあるため流派で無い俺が使うには入門するしかないがそれ以上に入門すると同時に結ばれる縛りが重いため入門することはなかった。

 

代わりに実家の書庫で調べ見つけた簡易領域の元になった結界術…彌虚葛籠を習得することにした。

しかし彌虚葛籠の詳細な使用方法は調べる限りでは失伝してしまったようで知ることができなかったが代わりに縛りを結ぶことで実戦で使える段階に引き上げた。

 

[ギ、ギギィ?]

 

領域に付与されている術式を中和する。花子さんは何かしらの術を使おうとしたようだが発動しなかったことに困惑したが直ぐに気を取り直すと頬を引き裂きながら残虐的に笑った。

 

[ギギヤ!]

 

ガタ、ガタガタ、ガタガタガタガタガタガタガタガタガタ!

 

領域内の全てのトイレがガタガタと振動したかと思うとズルリッと便器の中から複数の花子さんが現れる。

 

(式神?いやどちらかというと分霊に近いのか?)

 

無数の花子さんが、出現した前と後では本体と思われる花子さんの呪力量が大幅に減った。分霊の花子さん達一体一体が一級呪霊程の呪力量を持っているようだ。

 

(流石に今の状態だときついかな…)

 

彌虚葛籠を実用化させるにあたり結んだ縛りは彌虚葛籠使用中は俺の術式を使うことを封じるというもの。

 

故に彌虚葛籠を解いて花子さんの必中の術式に殺されるか解かずに無数の花子さんの数の暴力によって殺されるか2つに一つ。

 

本来だったら、

 

「白夜一番から四番、全機起動。」

 

(そんなことは想定済みだ。俺が術式を使えないなら使えるやつを作り出すだけ。簡単な話だ!)

 

魔弾装填式神白夜

呪力放出により飛ぶことができ形状は某アニメのビットを参考にしている。こいつには蒼嵐呪法が組み込まれており、それぞれが俺の約7割ほどの出力を持たせている。

 

そいつらが俺から飛び出しそれぞれの砲口を花子さんに向け一斉に蒼嵐呪法・烈光を放つ。

 

ズガガガガガガガガ!

 

縦横無尽に飛び回り膨大な数の花子さんを消し飛ばす。

避けようとしたり違う自分を捕まえ盾にする者もいたがそれごと消し飛ばし圧倒的な弾幕で一体残らず祓い尽くす。

 

[ギィ、ギィヤァッー!!]

 

絶叫を放ち花子さんが払われると領域が崩壊する。

 

「ふう、疲れた。」

 

彌虚葛籠を解き白夜を回収すると身体を伸ばしストレッチをする。スマホを取り出し覗くと真希からの大量の着信が届いていた。

 

(何だろ…)

 

心当たりはないが怒らせてしまったのかもしれない。高めのお土産を買って機嫌を取ろう。

 

スマホをしまうと伊地知さんに報告するため帳の外に向かった。

小説の続き、時間が飛んで原作行くかオリジナルストーリーをいれるか

  • 乙骨編入編から
  • 高専入学編から
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