呪術廻戦〜青の魔弾〜   作:華々

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ゴロゴロ〜

ゴロゴロ〜

 

畳の上で寝転がりながら、俺は天井のシミを数えていた。一つ、二つ、三つ……

 

「……暇だ」

 

今日の訓練はとっくに終わった。体を動かすこともなく、ただ時間だけが過ぎていく。

 

ぼんやりと視線を泳がせていると、ふと先日のことを思い出した。分家の術師たちが集まったときのことだ。

 

(そういえば、みんな腹が出てたな)

 

体を張って呪霊と戦う術師が、あんなに太ってていいのか? 素朴な疑問が頭に浮かんだ。

 

試しに祖父に聞いてみると、意外な答えが返ってきた。

 

「ああ、簡単な話だ。うちの家系でデブな奴はな、全員術式持ちなんだよ」

 

じーちゃんはけらけらと笑いながら説明してくれた。

 

青崎家では、遠距離攻撃ができる術式を持って生まれる者が多い。便利な術式に頼りすぎて体術を疎かにする――それが、あの体型の理由らしい。

 

「でも、じーちゃんも遠距離系じゃん」

 

俺は不思議に思って尋ねた。じーちゃんの蒼嵐呪法も、遠距離攻撃の術式のはずだ。なのにじーちゃんの体は引き締まっている。

 

「あん? 俺は違うんだな、それが」

 

ガシガシと頭を撫でながらそう言うじーちゃんは説明してくれた。

 

何でもじーちゃんは術式の解釈を広げた先にある拡張術式を用いて自身が呪力を纏うことで呪力を圧縮し物理的な威力を持った呪力弾〝魔弾〟として定義する。

そうすることで魔弾となったじーちゃんが一時的にとはいえ超スピードでの高速移動ができるようになる。

 

「そんな訳でな体は鍛えておいて損はない。」

 

「なるほど。」

 

じーちゃんの術式の使い方のうまさに素直に感心していると気を良くしたじーちゃんが立ち上がり書庫に向かうとそこから一冊の本を取り出し渡してきた。

 

「それには歴代の蒼嵐呪法の使い手たちの残した手引きが書いてある。よく読んで参考にしろ。」

 

「ありがとじーちゃん。」

 

礼を言うと直ぐに自分の部屋に戻り本を開いた

 

最初のページには蒼嵐呪法の名前の由来と術式の仕組みが載っていた。

呪力圧縮、弾道制御、加速補助。

 

呪力を極限まで圧縮して密度と硬度を高め、自動計算によって目標への命中率を最大化する。そうして生み出された呪力弾を〝魔弾〟と呼ぶ。それを術式で打ち出す時の速度を補正する。

これが術式の基本的な効果らしい。

 

この術式を持った初代は魔弾をばら撒き襲いかかる呪霊を薙ぎ払い、その光景が蒼い嵐の如くだったらしくそこから蒼嵐呪法と名付けたらしい。

 

「なるほどね〜」

 

なかなか参考になった。風を使わないのに嵐って漢字がついてる理由も知れたし。

うん、スッキリ。

術式の使い方も詳しく書いてあるし、おっこれとか使いやすそう

 

「お試ししてみよっと。」

 

ぴょんっと起き上がると広い庭に出る。庭には訓練用の的の固い板がありいつでも試し撃ちができるようになっている。

俺は呪力操作を行い圧縮して複数の小さい玉にするようなイメージをする。玉を五十個ほど作ると的めがけて魔弾を撃ちまくる

 

「蒼嵐呪法・零式!」

 

ズガガガガガガガカ!

 

青白く光る魔弾が的を襲う。硬い木材が砕け、破片が宙を舞う。数秒後、そこには無残な残骸だけが残っていた。

 

「うん。使いやすくていいね」

 

今使ったのは蒼嵐呪法・零式と呼ばれるもので蒼嵐呪法を使う上では一番ポピュラーな術だ。小さな魔弾を乱射するというもので呪力を込めるほど威力が上がる。簡単に言えば威力可変式のマシンガンといったところだ。

 

蒼嵐呪法で生み出した魔弾は術者の呪力量と術式練度、呪力操作練度に大きく依存する。そのため術を思いついたり習ったのなら試し打ちをするのが一番なのだ。

 

「よーし。頑張って術を覚えよー!」




わからない点などがあればいつでも言ってください

小説の続き、時間が飛んで原作行くかオリジナルストーリーをいれるか

  • 乙骨編入編から
  • 高専入学編から
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