呪術廻戦〜青の魔弾〜 作:華々
こんにちは、蒼也です。
本日は久しぶりに、じーちゃんと二人で外出することになりました。
俺は任務のある日以外、ほとんど家の外に出ることができません。外界と切り離されたような生活を送っているため、こうして出かけるだけでも胸が弾みます。
行き先は京都。じーちゃんの古い友人が住んでいる場所らしい。
「ここだ」
じーちゃんに連れられて辿り着いたのは、年季の入った日本家屋だった。
門前の標識には、はっきりとこう書かれている。
――禪院。
え、あの御三家の禪院家!?
じーちゃんの友達って、一体誰なんだろう……。
「青崎蒼一郎様ですね。当主がお待ちです。こちらへどうぞ」
門が開くと、そこには二人の女の子が並んで頭を下げていた。年頃は俺と同じくらいだろうか。どうやら当主のいる部屋まで案内してくれるらしい。
敷地内を進んでしばらくした時、双子の片方がぴたりと足を止めた。
「真依、何してんだよ」
「……お姉ちゃん、いる……」
「またかよ」
怯えた様子で指差す先を見ると、四級程度だろう、頭の長い呪霊が縁側に座り込んでいた。
なるほど。
この子たちには、呪霊を祓えるほどの力はまだないらしい。
俺は指先に呪力を集中させ、魔弾を生成する。そのまま呪霊の頭部へと撃ち込んだ。
霧散する呪霊。
「あれ?」
「どうした、真依」
「……お化けいなくなった」
「いない方がいいと思って、祓っちゃったけど……大丈夫?」
声をかけると、二人は驚いたように目を見開き、こちらを凝視した。警戒するように一瞬身構えたものの、すぐに頭を下げて礼をすると、そのまま何も言わず歩き出してしまう。
その様子に首を傾げていると、じーちゃんが堪えきれないといった様子で笑い始めた。
「くくっ、残念だったな蒼也。ここはな、うちとは違う。女ってのは最底辺の存在だ。お前の行動も、裏があるんじゃないかと勘繰られたんだろうよ」
……ああ、なるほど。
そんな話をしているうちに長い廊下を渡りきり、禪院家当主の待つ部屋へと辿り着いた。
「当主様、青崎蒼一郎様御一行が到着されました」
「……入れ」
襖が開かれ、中に入ると、ツンと鼻を刺すアルコールの匂いが広がった。
顔をしかめて視線を向けると、酒の入った瓢箪を傾ける和装の中年男が座っている。
――何だこの、見るからにダメそうなオッサンは。
内心で驚いている間に、じーちゃんとその男は旧知の仲らしく会話を始めていた。
「久しいな、蒼一郎。壮健そうで何よりだ」
「ああ、十年ぶりか?」
「もうそんなになるか。どうりでお前の顔に皺が増えている」
「まったくだ」
二人は笑い合い、じーちゃんが持参した酒を開けて昔話に花を咲かせ始めた。
(……つまらない)
部屋の端で、酔っぱらい二人に絡まれないよう大人しく座っている。俺を完全に放置して盛り上がる二人を見ていると、だんだんイライラしてきた。
「そうだ蒼一郎。そこの小童が、準一級を祓ったと噂の小童か?」
「ああ。家の相伝を継いでいてな。日に日に腕を上げている。素質だけなら、オレを超えているかもしれん」
「ほう……」
えへへ。
じーちゃんに褒められて、内心かなり嬉しい。
そのせいで、直毘人が“面白い玩具を見つけた”ような目を向けていることに気づけなかった。
「小童、名は?」
「……っ、蒼也です」
「蒼也か。ふむ……嫁はいらんか?」
「……は?」
よめ? 嫁? 嫁って、あの嫁!?
「ちょうどお前と同い年の女が二人いる。家の繋がりを深めるためにくれてやるが、どうだ?」
「……えっと……」
断りづらい。
視線でじーちゃんに助けを求めるが、面白そうに酒を煽っているだけだった。
「どんな人かも知らないのに、そういう話は……」
「そうか。なら――真依、真希。来い」
襖が開き、そこに立っていたのは先ほどの双子だった。
「こいつらだ。どちらも呪術師としては使えんが、好きな方を選べ」
「……真希だ」
「……真依です」
真希は切れ長の目にポニーテール。気の強さが滲み出ている。
真依は同じく切れ長の目だが、肩までの髪を下ろし、どこか気弱そうな印象だ。
同い年――つまり十二歳。
それでも、将来美人になることは容易に想像できる。
「……少し、考える時間をもらってもいいですか」
「構わん。二人に敷地を案内させる。話してみるといい」
(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚Д゚)…?!
(つд⊂)ゴシゴシゴシゴシ
(;゚Д゚)色ついてる!
皆さんありがとうございます!
拙い文ではありますが皆さんの期待に応えられるよう頑張って書いていきます
小説の続き、時間が飛んで原作行くかオリジナルストーリーをいれるか
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乙骨編入編から
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高専入学編から