勿論、筆者も大好きなので外伝はビグボ兄さんで書くかもです!
ヘルズ・ベアーズって言われてハッとしましたよ、正直失念してました。
ちなみに筆者がyoutubeでよく観るのはタマちゃん寝るさんです本当にありがとうございます。
筆者のキン肉マンの原点はこの方だと言っても過言では無い
────ウォーズマンが剣姫の差し出すじゃが丸くん小豆クリーム味を何とか拒否しようと足掻いていた時と同時刻
ベルは豊穣の女主人に立ち寄っていた。
「こんにちはー!シルさん、いますか?」
「あ、ベルさん!来てくれたんですね!私になにか御用ですか?」
ドアを開け、顔を出すとそこには店の床を箒で掃くシルの姿があった。
「えっと、実は──休みの日に何したらいいか分からなくって……それでシルさんに聞いてみようと」
そう、明日はサポーターとして契約しているリリルカ・アーデがファミリアの会合に行かなれけばならない、ということで「それならいっそのこと、明日はダンジョンに潜るのは一先ず休みにしよう」と決めた、が。ほぼ毎日ダンジョン踏破&特訓のせいか休みの日に何をすれば良いか分からなかった。
すると話を聞いたシルはふむ、と少し考えるような仕草を見せたあと、その話をまるで待っていたかのように小さく微笑んだ。
「休みの日ですか──それなら読書なんていかがですか?」
「読書、ですか……でも僕、本なんて──」
「あっ、これとかどうですか!ちょっと前にお客さんが置いてったものなんですけど、取りに来る様子もなさそうなので」
そう言って差し出されたのは、何の変哲もないただのありふれた一冊の本だった。
「このまま店に置いててもただの置物みたいになるだけですし、それに読んでもらった方が本も喜ぶと思うんです!」
「そう、ですかね。それじゃあ帰って読んでみます」
ベルはそう言って店から出ていった。
「あ、ベルさん!良かったらその本の感想、教えてくださいねー!」
なんの違和感も抱かずにベルはその店を後にした。
それをシルは、いつも通りの明るい笑顔で見送った……
*
ベルが本拠地に帰った時には、まだウォーズマンは帰ってきていないらしかった。
ヘスティアも居なかったが、おそらく何時ものバイトだろう。
ベルはソファーに腰を下ろし、シルから渡された本を読もうと表紙をめくり───
「すやぁ……」
瞬きの間に眠りに落ちた。その間凡そ0.9秒だった。
辺りは真っ暗な闇の中だった。
僕はただ、そこに寝転がっている。
『ベルよ…ベル・クラネルよ…』
不意にお腹の底まで響くような声が聞こえて、僕は目を覚ました。
すると、そこにはある一人の男の人がいた。
顔は何故かよく見えないけれど、まるで一流冒険者のような鍛え抜かれた肉体を持っているのは分かった。
『問おう。ベル・クラネル、お前にとっての"魔法"とはなんだ?』
そう、口を開いた。
僕は、とっさに答えることが出来ず、少し黙り込んでしまった。
『ふむ……言い方を変えよう。お前にとって、"攻撃"とはなんだ?』
その言葉に、僕はあの時のことを思い出した。
『よく聞け、攻撃の極意とは"天使のように細心に"、"悪魔のように大胆に"だ!』
あの人との初めての特訓の時に言われたこと。
天使のように細心に、悪魔のように大胆に。
そして、あの人が戦う時に見せる"炎のような苛烈さ"と"稲妻のような俊敏さ"
僕は無意識に、あの強さにも憧れていったのかもしれない。
『ふ……そうか。一見すれば身の丈にあっていないが……それが"お前"なのだな』
その言葉と共に、目の前の男の人は満足そうに微笑んだ。
すると、足元から段々と光が溢れてきた。
『あぁ───言い忘れていたな……良いか、もし勝利の手応えを感じたならば這いつくばってでも勝利を掴むのだ!
───だが、忘れてはならぬ。
力というものはいつでも暴走の危険性を孕んでいる。
ゆめゆめ……忘れぬように…な…』
そして、僕は眩い光に包まれた。
最後に見えたその表情は少し、悲しそうだった。
────翌朝
「おはよう」
ウォーズマンが目を覚まし、居間に顔を出すとそこには……
「あ…おはようウォーズマンくん」
「僕のバカ……ウグ〜〜っ」
ソファーのクッションに顔を埋めながら悶えるベルとそれを眺めるヘスティアが居た。
「……どういう状況だ?」
ウォーズマンの思考が、ほんの少し停止した。
今回ちょっと短めです。
実は筆者は二世がちょっと苦手です。
マンモスマンがすごい裏切ったりテリー・ザ・キッドがあのテリーの息子なのにあんまりパッとしなかったりするのがちょっと受け入れられなくて……
感想と評価もお待ちしておりますぜ!!