最近ニコライを上手く表現出来ているのか不安で金網イヤイヤ期のモンゴルマンいやさラーメンマンになってる。
またランキングに乗れるとは……感謝のキワミアッーーー!!!
あれから数日後───
オレがオークを片付けている間に、ベルはギリギリのところでリリのところに間に合ったらしい。
そして地上に帰還した後、オレ達は改めてパーティーを組むことにした。
今はリリをヘスティアに紹介するため、本拠地へと向かっている。その道すがら、オレ達はリリの自分を取り巻く状況について説明を受けていた。
「─────とまぁ、これでしばらくは問題ないかと」
やはり、リリの所属していたファミリアは聞いている限りでも酷い状態だった。主神である【ソーマ】の醸造する
その神酒を求めるため、眷属達は違法な行為を繰り返したり素材を無理やりに高く売りつけたりなどの様々な問題が起こっているらしい。
正義超人として見逃す訳にはいかない、がやはりその不幸の循環はそう簡単に断ち切れるものではないだろう。もどかしいが、今は耐えるしかない。
「それじゃあ一先ず、ファミリアについては問題ないんだね」
「はい、リリに繋がる痕跡は全部消しましたし、時期に死んだことにされるでしょう。……まぁ、サポーターに刺されたなんて、何をしてでも消したいでしょからね」
「……リリ?」
「な、なんでもありません!それより───」
そう言うと、リリは問いかけるのを躊躇うように顔を伏せた。
「────本当に、ベル様達はリリの事を許すんですか?」
「それは……」
「リリは今まで他の冒険者にもひどいことをしてきました。……あの時だって、もしかしたらベル様達は死んでいたかもしれないんですよ?そんなリリに許される資格なんて───」
「ある」
「────え?」
「僕達は、リリを許すよ。ですよね、クロエさん」
「あぁ、これはベルとオレの総意だ」
そしてオレは手を差し出した。
「これからも、大切な仲間としてよろしく頼む。どうだ?」
「───はいっ、よろしくお願いします!」
オレ達三人は、改めて大切な仲間となった。
─────昼、冒険者ギルドにて。
あの後、ヘスティアにリリルカを紹介して暫く。
オレ達は、ベルのアドバイザーであるエイナにリリルカのことを報告する為、ここに訪れていた。
元々、少し前からベルはエイナにリリルカのことを相談していたらしい。
────その途中の事だった。
「おいベル、何処に行くつもりだ。報告しにいくんじゃなかったのか?」
「あ、いや、ちょっと、このままだと───」
急に入口付近でベルが引き返そうとしてきた。
唐突な行動に少し戸惑いながら引き止めるが、やはり入口で揉めているせいか周囲からの視線が突き刺さる。
「………見つけた」
「っ!クロエさんちょっ「待て」ぐえっ!」
首元を掴み、持ち上げながら無理やり引き止める。
するといつの間にか目の前に件の人物は立っていた。
オレ達の目の前に居たのは、最近ベルの件で世話になったあの金髪の少女だった。
「………あの、少しいいですか?」
「勿論良いが……おいベル、暴れるな」
「だ、だって!まだ心の準備が!」
持ち上げられたままジタバタするので少し持ちずらい。
「少し前に助けて貰っただろう。お前の口から礼くらい言ってやれ」
「…………」
ベルは突然動きを止め、壊れたブリキの玩具のようにぎこちなく首を動かした。そして急に脱力した。
「ハァ………ここじゃ迷惑だ。あっちで話さないか?」
オレは遠くにあるテーブル席を指さした。
すると彼女は頷いて了承してくれた。
*
「そ、それでヴァレンシュタインさんは、どうして僕達を探してたんですか?」
場所を移したところで、ベルはやっといつもの調子に戻った。
「───あの日、私たちがミノタウロスを逃がしたせいで……しかもその後もひどいことを言ったせいで、君のことをいっぱい傷つけてしまったから。ずっと謝りたくて……ごめんなさい」
「ち、違います!ヴァレンシュタインさんは僕の命の恩人です!というか、あれは助けてもらったのに逃げ出した僕の方で!それに少し前にも助けてくれたし!だから、ごめんなさい!」
ベルは、深く深く頭を下げていた。
「オレからも、あの時は本当に助けられた。お前がいなければベルは今頃ここには居ないかもしれん。改めて礼を言わせてくれ───ありがとう」
そう言ってオレは彼女に頭を下げた。
「出来ることなら、何か礼をさせて欲しいんだが……」
「!それなら」
そう言うとベルを真っ直ぐ見つめながら口を開いた。
「じゃあ、一つ聞かせて。───君は、どうやってそんなに強くなったの?」
「強いだなんて……そんなことないです。クロエさんに教えて貰ってますけど……まだ実直過ぎるって言われますし」
「………そうなの?」
「あぁ、オレが教えてはいるが…まだ駆け引きと、特に場数が圧倒的に足りない。とは言っても……ここだけの話、如何せん相手がいなくてな……」
すると、彼女は少し考えるように視線を落とした後、やがてベルを再び見つめて口を開いた。
「…………よかったら、相手になってあげようか?」
*
─────翌朝、オラリオ市壁上にて。
いつもの特訓場所とは違うこの城壁の上に三つの人影が並んでいた。
向かい合うように立つベルとアイズ、そしてベルの後ろで少し不安そうに様子を眺めるウォーズマン、いやさクロエ。
「ヴァレンシュタインさん……よろしくお願いします!」
ベルの勢いよく頭を下げるその様子から、いつもの朝の特訓とはまた違った様子であるということは充分に理解できた。
心なしかいつもよりやる気に満ちている気がする。
そんな彼に、さらなる幸運が降りてきた。
「────アイズ」
「え?」
「アイズでいいよ、みんなそう呼ぶから」
────なんと、名前で呼ぶ許可が下りた。
憧れの人からのその言葉に、ベルの心臓のトルクは一気に急上昇し、体温は上がり、脳はボイルされ、言葉が喉に張り付いたように出てこなくなる。
それでも意を決して、口を開いた。
「じゃ、じゃあアイズさん……
改めて、きょ今日は、よよよよろしくお願いしままま」
「落ち着けベル」
「ぁだっ!?」
頭に振り下ろされた軽い手刀にバグりかけていた脳がリセットされた。
「……それで、いつもはどんな風にやってるの?」
「それに関しては、オレ達で先にやった方が分かりやすいかもな。
それじゃあベル、やるぞ。いつも通りにな」
「は、はいっ!」
(……すごい)
幾度となく繰り返される攻防。
アイズは目の前で繰り広げられる攻防に目を奪われていた。
振るわれるナイフを難なく避けながら繰り出されるクロエの強烈な拳を、ベルは何とか避けていく。
だが最小限の動きで攻撃を躱すクロエに対し、攻撃を文字通り全身を使って躱している体力が削られていくのはベルの方である。
「シィッ────!」
ベルが勝負を決めようと勢いよく地面を踏み込み、そのまま一気に間合いを詰めた。
Lv1にしてはあまりにも速いその
そのまま縦にナイフを切り上げる
だが────
「──甘い!」
バシィッ!
皮膚同士が打ち合う乾いた音が空気を裂く。
切り上げられたナイフは、難なく右腕で横から薙ぎ払うように受け止められていた。そしてバックステップでベルとの距離を取る。
だが、怯むことなく
ベルは突撃しながら刺突を繰り出した。
すると、クロエは敢えて構えていた腕を下ろし、ガードを解いた。
明らかな誘いにベルは勢いの乗った体に急ブレーキをかける。
そして、一度仕切り直そうと考え、後ろに下がる為に体重を踵へと移動させた。
それに対しクロエは一気に距離を詰め、手刀の形で右腕を振り上げた。
ベルは反射的に腕を交差させ防ごうとする。が───
その振り下ろされた手刀は
まるで、相手が腕を交差し攻撃を防ごうとするのを待っていたかのように、正確にナイフを持つ方の手首へと吸い込まれていった。
「あぐっ…!」
強烈な衝撃が腕に響くが、何とか半ば気合いでナイフを取り落とすのは阻止できた、が。
それは目の前の相手にとっては余りにも隙だらけ過ぎた。
ピタリ、と首筋で止められる手刀。
数秒間の沈黙があった後、ゆっくりと腕を戻し、そして構えを解いた。
その直後、ベルは疲労困憊と言った様子で地面に崩れ落ちる。
「……とまぁ、こんな感じだ」
「……想像以上、あの子ほんとにLv1?」
「その疑問に関してはオレも普段から抱いていることだ」
「でも、今ので特訓は充分じゃないの?」
「オレがあいつに教えられるのは基本的には1体1の対人戦、つまり冒険者としての戦い方ではないと思ってる。今後、もし大量のモンスター相手に戦う時が来るとするなら、オレのやり方じゃない冒険者のやり方ってのが必要になるだろうからな。つまり、お前の「アイズって呼んで」……アイズの冒険者としてのやり方も教えておいた方がいいって事だ」
「……うん。それなら理解できた」
「そうか、それならベルの休憩が終わった後に「でもその前に」どうした?」
アイズは真っ直ぐクロエを見つめ、口を開いた。
「貴方と本気で戦ってみたい」
その言葉を聞いた瞬間、クロエの目が一気に冷たいものへと変化した。
「駄目だ」
「っ!?ど、どうし「本気でやるというのは、こいつを使うということだ」
そう言いながら拳に力を込めると……
ジャキン、と一瞬の金属の無機質な音を出しながら、拳から鋼鉄の爪が飛び出した。
アイズは、
「オレは生半可な気持ちで真剣勝負をやるつもりは無い。手加減も、姑息な手段も使わない、それが真剣勝負というものの意味だからだ」
「………っ!」
「だが……」
そう言いながら、クロエはベアークローをまた拳へと格納した。
「組手くらいなら、オレは相手になってやれるがな」
「!!……お願いします」
「あぁ、よろしくな」
真っ直ぐ差し出されたその手を、アイズはしっかりと握りしめた。
「そう言えば、今日の
「…………あ」
「……まずはそれからだな……」
クロエは再び、頭を抱えた。
─────暗い暗い、ダンジョンのとある階層
『ブモォォォォオ!!!』
「……遅い!」
一人の男と、一匹の獣がそこに居た。
その男には数々の死線をくぐり抜けてきたであろう傷痕が、その獣にはへし折られ、残り一本となった雄牛のごとき角があった。
岩をも砕く獣の拳を、男は片手で難なく受け止め──そのまま遠くへと放り投げた。
ダンジョンの壁はその獣の激突する衝撃によってクレーターのように凹み、その瓦礫と粉塵がパラパラと空中へと舞う。
『ヴォォオ……!』
だが、並大抵のモンスターでは絶命するであろうその衝撃から、それをものともせずに、ユラリと立ち上がる。
そして赤い双眸で男を睨みつけた。
「いいぞ……来い…!!」
男は狂気に飲まれかけたその表情で、その獣の挑みを待ち構えるのだった。
そういやアルテミスっていつだっけ?と公式様からお出しされている年表を確認してみたら、戦争遊戯の前だったんだね。
プロットが崩れる音ォ〜!(戦争遊戯とイシュタルファミリアの間だと思ってた筆者)
これアルテミスどうしよう……触れるのやめとこかな……
評価と感想お待ちしてるぜ!!
オリオンの矢、どうしよう?
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やってくれっ!!
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やらなくていい!触れずにそのまま!