心優しき戦争男inダンジョン   作:鮭ノ神

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ふと思ったんだが超人って半分神みたいなもんだよな?


……( ゚д゚)ハッ!


家族、驚愕、そして…

「さあ、ここが僕のファミリアの本拠(ホーム)だ!」

 

そう言ったヘスティアの目の前には寂れた廃教会が建ってる。

…聞き間違いか…?

 

「…なぁ、ヘスティア。もしかしてだが…」

 

「?ここが本拠だぞ?」

 

 

 

背景、親愛なる友人たちへ

 

俺は今、この女神様についてきたことを少し後悔しています。

 

 


 

 

「それじゃあ、まずは恩恵の授与からしようか!」

 

「あぁ、頼む」

 

(恩恵か…超人になるための試練のようなものか?)

ウォーズマンはある友人を思い出す

 

「じゃあベッドに仰向けになってね。…よし、それじゃあ始めるよ」

 

そう言うとヘスティアは自身の手にはりで少しの傷をつける。

そして血の出ている指で背中に触れようとして

 

バチッ!!

 

「……ッ!!」

 

静電気のような火花が発生した。

それに弾かれるようにヘスティアは指を退ける。

 

「ッ!?大丈夫か!?」

 

「ッゥ……!心配ないよ、大丈夫さ!」

 

そう言うヘスティアだが弾かれた指を見つめるその顔には驚愕の表情が確かに浮かんでいた。

 

(恩恵が刻めない…?いや、()()()()…!?それに今のも…)

 

ヘスティアはその頭で必死に思考する。

が、下界に降り全知全能で無くなった自身の頭ではどう考えても原因は分からなかった。

 

「すまない…取り合えず降りてくれないか?」

 

「え?あ、ごめんね!」

 

ヘスティアはその声を聞き、慌てて背中から降りる。

 

「指は大丈夫か?」

 

「うん、もう大丈夫だよ!」

 

ウォーズマンはヘスティアのことを労わるが、何も無かったかのように答える。

 

「ごめん、まず君に伝えなきゃいけないことが「いや、分かってるさ」ッ…!」

 

 

 

 

「俺に恩恵は刻めなかった。…そうだろ?」

 

「……うん…そうだよ」

 

「そうか…」

 

そう呟いたウォーズマンと名乗った目の前の子は寂しそうに俯いている。

まるでそうなるのが分かっていたかのようで…どう声をかけていいのか分からなかった。

 

「ウォーズマン君……だ、大丈夫さ!恩恵が全てじゃない!」

 

そんなこと、フォローになんてならない。そう自分でも思ってる。だけど…

僕にはそんな言葉しか思いつかなかった。

 

こんな時にベル君がいればなぁ…そういえばまだ帰って来ないけど大丈夫かな…?

…ちょっと頼んでみようかな

 

「…あー実はね、もう一人団員がいるんだけど…‟豊穣の女主人”ってとこに出かけてから帰って来ないんだ。だから少し様子を見てきてくれないかい?」

 

「…分かった。特徴などはあるか?」

 

「えーっとね、白髪で赤い目の男の子だよ」

 

「なるほど、把握した。様子を見てこよう」

 

そう言ってウォーズマン君は外へと出て行った。

 

 

 


 

 

 

そうして道行く人達に尋ねながらもウォーズマンは豊穣の女主人へとたどり着いた。

随分とにぎわっているようで、外にいても店の中の騒ぎ声が聞こえてくる。

 

「ここがそうか…」

 

早速ウォーズマンは件の人物がいないか店内を確認しようと店を覗くと…

 

灰色の狼のような青年が海老責めを受けていた。

 

(なんだこの状況は!?)

 

すぐさま顔を引っ込め、もう一度覗き込む。

 

だが依然としてその青年は海老責めを受けていた。

そんな光景に困惑していると、不意に店内から声をかけられた。

 

「あ、いらっしゃいませ!」

 

その言葉を聞いた数人の客がこちらを見てくる。

こうなっては仕方がない、そう思って店内へと足を踏み入れる。

 

「お一人ですか?それならカウンター席に「いや、客じゃないんだ。ちょっと人探しをしてるんだが…」人探し…ですか」

 

翡翠色の髪をした女性店員に案内されそうになるが、何とか事情を説明する。

 

「ここに白髪で赤い目の少年が来なかったか?」

その言葉に、騒いでいたテーブル席の客数人がこちらをはっとした表情で見てきた。

「うーん…もしベルさんのことを言ってるならあっちのダンジョンのある方に走って行っちゃいましたけど…」

そう、塔のある方向を指差しながらその店員は答えた。

「そうか、ありがとう」

そう聞くと、ウォーズマンはすぐさま指をさしていた方向へと駆けて行った。

 

 

 

 

「なっ、どうしたアイズ!」

 

背後からそんな声が聞えた気がした。

 

 

ーーー

 

アイズはあの男がダンジョンに向かうのを見て、店を飛び出し追いかけ始めた。

こちらはLv.5、すぐ追いかけたから難なく追いつくことが出来る。

 

そう、思っていた。

 

(おかしい…!いくらなんでも速すぎる…!)

 

アイズは困惑していた。

いくら走ろうとも距離は縮まらず、むしろどんどん離されていく。

もしかしたらLvが自分よりも上かも知れない、そうも考えたが自分より上のLv.6はいくらオラリオといっても数人しかいない。

もし仮にLv.6だとしてもあんな冒険者は見たこともないし噂ですら聞いたことがない。

 

そんなことを考えていると、不意に走っていた男がジャンプし…()()()()()()()()()

 

(と、飛んだ…!?)

 

またもや困惑する。それもそのはず、空を飛ぶ者なんて、あのヘルメス・ファミリアの団長

くらいしか聞いたことがない。しかもあちらは道具を使うらしいのに対して、目の前の男はそんな道具を使う動きすらなかった。

 

アイズはひたすら困惑し、飛んで行った男を眺めることしかできなかった…

 

 

ーーーーーー

 

 

ダンジョン六階層、そこに一人の少年がいた。

その体に防具もろくにつけずに、手に持っているナイフを振り回しモンスターを斬っていく。

彼の名は「ベル・クラネル」先ほどまでいた酒場で起こったある出来事により自身の不甲斐なさを痛感し、今まで踏み入れたことのない

六階層までやってきた冒険者である。

 

そしていま初心者殺しと名高いウォーシャドウを倒していた。

しかし、度重なる戦いによる疲労で、うつぶせに倒れてしまった。

 

だが突然後方から聞きなれない声がかけられた

 

「大丈夫か!?」

 

そこにいたのは、頭を黒い仮面と被り物?のようなものでおおった、褐色の偉丈夫だった。

 

「立てるか?」

 

そう言って手を差し伸べてくるが、それに頼らずにベルはなんとか立ち上がった。

 

「あ、あなたは…?」

 

「…ヘスティアに先輩の様子を見てくるように言われた、まあ所謂新入団員みたいなものだ」

 

ベルは驚いた。自身のことを先輩と言っていた、つまり自分と主神二人のみだったファミリアに目の前の男の人が新たに入った

という事に。しかも目の前の人物はまるで一級冒険者のように思ってしまうほどの雰囲気も纏っているのである。

 

「ヘスティアも心配していたし、今日の所は帰ってまた明日に…」

 

「…すみません…でもまだ戻れません」

 

その言葉に目の前の人物は驚いたような様子を見せる。

 

それと同時にベルの背後から新たにウォーシャドウが壁から生まれる。

 

「ぼくは、強くなりたいんです!あの人にふさわしくなれるように!」

 

反転し、ウォーシャドウと戦いながらベルは泣きながら言葉をつむいだ。

 

 

 

ウォーズマンはその姿を見てかつての自分の姿を思い浮かべていた。

かつて貪欲に力を求め、そして強いものが絶対だと信じてやまなかった頃の…

 

そんなこと考えていると背後の壁から新たにウォーシャドウが生まれてきた。

 

「あ、あぶない!」

 

ベルは慌てて駆けだした…が

 

ザンッ!!

 

ベアクローによって一撃でウォーシャドウが切り裂かれ、灰と化した。

そして驚き立ち止まるベルに声をかけてきた。

 

「ベル・クラネル、お前はなぜ強くなりたい」

 

「っ!僕は、あの人のようになりたい!だから…!強くなりたい!」

 

その言葉を聞き決心したようにベルへと向き合う。

 

 

「分かった。俺がお前を鍛えよう!それが俺の使命だ!」

 

「はい!よろしくお願いします!」

 

 

それは、かつての自分が師であるロビンマスクと出会ったあの日のようだった。

 

 

 




駄文ですわ…



ありがとう2025!!
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