名も無き傭兵達の戦場   作:狐狐

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コラボ、コラボです!
抹茶とコーヒー様(https://syosetu.org/user/503434/)とのコラボです!後に出てくる子の前日譚!お楽しみください!


コラボ
紅の旅立ち


数多の戦場を駆け抜けて、全ての強敵に打ち勝って。

 

今日、彼女は。

 

新天地へ向かう決意を抱いた。

 

─────────────────────

 

ネストに未登録の傭兵。他の傭兵からは、災害のように扱われ、気づけば深紅の悪魔と呼ばれるように。

 

そんなこと、何も気にせず。いや、むしろ誇りを持って。堂々と、相対した者にその名を名乗った。

 

「あたしはランブルだ!テメーらの言う深紅の悪魔とか言うやつだよ!」

 

しかし、その名が残ることはない。なぜなら全て、殺してきたから。

 

帰るものも、何も残らず。全てを杭で打ち抜いた。

 

後に残るは火薬の炎と、血のように吹き出すオイルのみ。

 

紅は、何を思うのか。その後静かに去るのみである。

 

─────────────────────

 

ある日のことである。彼女は気まぐれに、アリーナに潜る。ランクのかからない、フリーの場。相手のランクも隠れている。

 

戦場のような緊迫感は存在しないが、まぁ暇つぶしにはなるような場所。

 

そんな場所で、白い機体に出会った。

 

彼女は知っている、この辺りで知らないやつは居ない。彼を象徴する、ブレードを模したような青と白のエンブレム。

 

「ペイルグレア…!」

 

ランク1が、そこにいた。

 

彼女は、一方的に通信を繋いで。

 

「よぉ、最強(ナインブレイカー)!俺と遊ぼうぜ!」

 

通信が帰ってくることはない。だが、間違いなく向こうの意識はこちらに向いた。

 

そこから、何戦も何戦も行った。

 

レーザーショットガンのチャージで撃ち抜いた。

 

堅実な盾で守られ撃ち抜かれた。

 

ショットガンで撃ち抜き蹴り抜いた。

 

負荷限界に合わせられチャージショットで貫かれた。

 

肩のキャノンで撃ち抜き、撃ち抜かれた。

 

パイルで全力でぶち抜いた。

 

パルスブレードで切り裂かれた。

 

楽しい時間。素晴らしい時間。記憶のない自分が、唯一満たされる瞬間。

 

結果は、勝ち越している。だが、最後のあの一戦。

 

向こうから、通信が飛んでくる。

 

「…負け越すのは、仕方がない。」

 

「だが負け続けるのは不愉快だ…!」

 

強烈な殺意が飛んできた。

 

これだ、これを求めていたんだ!

 

「それをもっと俺に向けろ!」

 

この試合は、完敗だった。勝負じゃない、処理のようなものだった。

 

最後なんて、テンションが上がりすぎてパイルを狙いすぎて。

 

「焦りすぎだ。パイル屋」

 

なんて言われて負ける始末。

 

だけど、殺意が心地よくて。最も楽しい瞬間だった。

 

その後少し話す機会があって、自身が知られていることも知った。

 

深紅の悪魔。俺を示す名前。

 

これだけじゃ足りない。もっと強いヤツと戦いたい。

 

そういえば、今騒がれてる星があったっけか。

 

なら、そこに向かって。

 

強い奴と戦って、勝ち抜いてやる。

 

名も無き傭兵の戦場から、誰がための戦場へ。

 

深紅の悪魔は、戦地を移していく。




読んで頂き感謝感激雨霰ぇ!
明日は休ませていただきます!
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