名も無き傭兵達の戦場   作:狐狐

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AC6本編前、こういう事があったかもしれませんね


赤い光の噂

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遠い星にて、無限の資源を発見か!?

 

我らの暮らす星よりはるか遠くの星にて、無限のエネルギーを発見したようだ。

 

現在このエネルギーの存在を認知し、密かに確保しようと準備している企業がある。

 

それがアーキバスとベイラムだ。

 

現在この2社はなにやら怪しい動きを取っているという情報が我々の間で流れているが、詳細は不明。誰もが動向を掴めていないが、偶然にも動向を掴むことが出来た。

 

驚くべきことに、ある傭兵からのリーク情報を信じてその準備を行っているのだ。

 

通常考えれば余りにも愚かと呼べる行為であり、間違いなく信頼を失うようなものだろう。

 

しかし私は、これを裏付けるような情報を得た。

 

なんとこのエネルギーのことを惑星封鎖機構が隠していたのだ。

 

何故惑星封鎖機構はこの無限のエネルギーを持つ物質を隠していたのか。

 

それは間違いなく、どの企業にも負けぬ有利性を得るためだろう。

 

現在様々な企業が力をつけている現状を危惧してが故に今まで隠してきたのだろう。

 

惑星封鎖機構は我々市民の味方のように謳ってきていたが、このような物を発見してなぜ民間へと役立てようと考えないのか、理解に苦しむ。

 

是非ともアーキバスやベイラムはこの物質を手に入れ、我々の生活向上のための道具を生み出してもらいたいものである。

 

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記事を書き終え、広大なネットの海に流す。

 

確かにアーキバスやベイラムが何かを隠しているのは間違いなく、我々の間でよく議論されている。だが、こんな馬鹿な理由なわけがないだろう。

 

9割がでっち上げと言っても間違いではない。だがこれでも、馬鹿なヤツらは吊れるのだ。

 

適当に嘘を連ねて、封鎖機構へとヘイトを向ける。我ながら完璧な出来だろう。

 

常々味方面をしてくるあそこは気に入らないのだ。それに、こんな嘘を向こうが相手をするわけが無い。

 

だが記事というものの影響力は強い。これで馬鹿な市民は封鎖機構を弾圧する。

 

正義ぶっているやつが最も損をする、それがこの世の中なのだ。

 

自尊心も満たされ、不快なヤツに地味でも損害を出せる。余りにも気持ちよく、これだけで酒を1杯飲み干せる。

 

そうして満足し、適当な店で酒を飲み。

 

記事についたコメントを見て、嘲笑う。

 

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その記事を投稿してしばらく経ったある日の帰り道。

 

酒を飲んで、軽く酔っ払いながら帰宅していた。

 

いつものやかましい物乞いの声も聞こえない中、帰宅すると。

 

パスン、という小さな音が聞こえて───

 

───────────────────

 

遠い星にて、無限の資源を発見か!?

 

《この記事は存在しません》

 

…ある星での、出来事の前

 

無用な火を持ち出したのだった。




読んで頂き感謝感激雨霰
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