名も無き傭兵達の戦場   作:狐狐

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ツバサ

空を駆ける。自由に飛び回る。誰も邪魔ができない、誰も操ることができない場所を自由に飛ぶ。

 

景色はいつも変わりなく、だけど空はいつも綺麗で。見惚れながら、飛んでいく。

 

綺麗だけど、人工的な青。不気味なまでに、青い空。どこからも見え、どこまでも広がる無数の星々。

 

とても綺麗で、みんなに見ようといつも言う。だけど誰からも答えが返ってくることはなく。まぁ、分かってたことだし。それに、返ってきてもどうせ指示範囲外という言葉しか返ってこない。

 

この美しさを、素晴らしさを。

 

どうすれば皆に、分かってもらえるのかな。

 

─────────────────────

 

最近、虫が多い。あまりにも不愉快だ。

 

私が空を飛んでいる時に気持ち悪く群がっている虫がいる。

 

この前なんて、すごい数の虫がいた。自由に空を飛んでいただけなのに、まるで私を探すかのように。

 

不愉快だったから大体殺した。一撃で死んでる?虫だからそんなものでしょ。

 

私の呟きがあいつらに拾われててもどうでもいい。私は自由に空を飛ぶ。

 

それに、みんなの場所に行かれるのもただただ面倒だし。そもそもそこまで行けるかは知らないけど。

 

みんな仕事熱心だから気づいたら殺すとは思うけど。みんなの邪魔をしたくない。

 

でも結局は。私は私の邪魔をされたくないから。

 

うっとおしい虫を殺す。

 

これから何度も同じことが起こるのかと考えると、気が滅入る。

 

やらない訳には行かないんだけども。

 

─────────────────────

 

また、別の日。空を飛んでいたら1匹の虫を見つけた。

 

また虫か。めんどくさいな。まぁ1匹だしなぁ、なんて考えてると。

 

全然違う方向に進んでいる。私のいつものルートでもないし、そもそも庭の中に入ってない。

 

気になったから、更に空へと上がってそれを見る。

 

どうやら、あのガラクタの溜まり場に向かうようだ。

 

なんであんなところに行くんだろう、あそこは意味不明なことしか言わないうるさいやつらばかりの場所なんだけど。

 

そう考えながら、観察を続ける。

 

目的地に到着して、キョロキョロと辺りを見回している。何もない場所って訳じゃないけど持ち帰れるようなものなんてないはずなのに。

 

そうしたら、何かを見つけたのか動き出す。

 

そこにあったのは、過去の戦士が残したもの。あそこまで形が残っているのは、ありえない。そう考えていると作業を終えたのか、離れていく。

 

そして、揃った音で、こう聞こえた。

 

《ありがとう、依頼を受けてくれた君》

 

それ以降ここはパタリと、静かになった。

 

そうか、彼らは探してたんだ。託せる人を。人類を。

 

ようやく気づいた。彼は虫なんかじゃないんだ。

 

彼は、人類なんだ。

 

青く光る羽を残し、

 

私は一度、久しぶりの家へ帰る。

 

人類は、復活していると。

 

みんなに伝えるために。




読んで頂き感謝感激雨霰ぇ!
ここすき、感想、書いて欲しいなぁ!

企業名や傭兵等のまとめいる?

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  • そんなことより話を書け
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