名も無き傭兵達の戦場 作:狐狐
人の心は大切に!
壁に閉ざされ
穢れに堕ちて。
打ちのめされて
どれだけの涙を流しても。
加速を続ける。
どれだけ血に塗れても。
危険の中へと。
──賽は既に、投げられたのだから。
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…微睡みから、目を覚ます。何を見たのか、何があったのか。変な詩が聞こえたような気がするが、いつもの幻聴だろう。
この身体になってから、自分の体を不便に感じる。
身体能力が上がった──だからなんだ、どこでこれを活かせる。
食事が必要なくなった──代わりに、人間性を失った。
闘争本能が、増した。これだけは、利点だろうか。
もはやそんなことも判断できないが、それでも今日も生きなければならない。
私の半身は、常に私の傍にあり。私は、それがないと私たり得ない
誰が使っても、同じなんだろうけども。それでも私は、今日も半身に縋り付く。
祈る先なんて、もうどこにもありはしないのに。
差し伸べられた手は、自ら砕いてきたのに。
何者も、信用ができないからこそ。
敵対者は必ず殺す。己の手で、全て殺す。
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今日も私は戦場に立つ。生きる為にと、自分に言い聞かせてここに立つ。
──自身の体が、飛び込まずにはいられないのは分かっている。私の身体は、戦いの中でしか生きられない。生きる価値がない。
その事実から目を逸らして、半身と共に戦場を走る。
依頼の内容は、敵の殲滅。
おあつらえ向きで、私にあったもの。
依頼者がなにか言っているが、要するに全て殺せばいい。
全てを、殺して。殺して。その先に、私を楽しませる相手はいるのかな。
…思考が変わったことに、気づかない。いつも気づくのは全てが終わったあと。
闘いは、嫌いだ。いつ死ぬか分からない
闘いは、好きだ。いつ死ぬかがたまらない
戦場は、嫌いだ。理不尽に襲われるから
戦場は、好きだ。自身が理不尽になれるから
ACは、好きだ。私はこれがないと生きていない。
ACは、大好きだ。敵を全て殺す兵器だから。
祈りを捧げる。こんな世界でも、空へと返った人々は幸せであれますようにと。意味がないのは分かってて祈る。
祈りを捧げる。これだけの敵を殺せることに悦びを覚えるから。敵を殺す許可を神様がくれたから。無価値であっても祈りを捧げる。
どうあっても、私の魂はココにしか無いんだ。
…あぁ、神様。
自分の道は、自分で開けと言うのですか。
このボロボロの身体で、できるのですか
ここは、名も無き傭兵達の戦場。
火に巻かれたものが、また一人。
そこが在処と見間違う。
読んで頂き感謝感激雨霰ぇ!
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企業名や傭兵等のまとめいる?
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いらない
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そんなことより話を書け